三菱・ランサーエボリューション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ランサーエボリューション (Lancer Evolution, LanEvo)は、三菱自動車工業が生産・販売する自動車である。

目次

[編集] 解説

ランサーをベースに、2000ccハイパワーターボエンジンを搭載したスポーツモデルであり、公道走行を前提に快適装備を備えたGSRと、競技用ベースモデルの RS の2グレードで展開されている(VII及びワゴンではオートマチックのGT-A、IXではGTを追加でラインナップ)。通称ランエボ。ただ単にエボと呼ばれたり、モデルを識別するためにエボ○(○は数字が入る)と呼ばれることもある。エボI〜III、エボIV〜VI、エボVII〜IX、エボXでそれぞれベースモデルが切り替わっているため、前から第1世代、第2世代、第3世代、第4世代という言われ方をする。

ライバルはスバル・インプレッサWRX

現行のランサーエボリューションはWRCとの関係が次第に希薄化しているものの、他のモータースポーツカテゴリーではその存在感は健在である。また、VIIIからは海外市場に正式に輸出が開始されるなど、国内外における三菱のイメージリーダーとして位置付けられている。

[編集] 歴史

[編集] ランサーエボリューション

三菱・ランサーエボリューション
E-CD9A
Evolution GSR
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1992年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ 250ps/6000rpm 31.5kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4310mm x 1695mm x 1395mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2500mm
車両重量 GSR1240kg/RS1170kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1992年9月発売。型式名"E-CD9A"。通称"エボI"。

ギャランVR-4の4G63ターボエンジンをランサーに移植した、ランサーエボリューションシリーズ初代モデルで、エンジン出力はギャランに搭載されているものより10ps高い250ps。車重はギャランVR-4に比べ150キロ以上も軽く、戦闘力の向上が図られた。

WRCの出場資格を取得するため、ランサーGSR1800をベースにギャランに搭載されていた4G63ターボエンジンとドライブトレインを、半ば強引に移植されて開発された。(ランサーの中でも車体強度が高めに生産されていた中東向けランサーのシャシーを基に開発された)しかし、ホモロゲーション取得のため間に合わせで開発されたため、4WDに見られるアンダーステア傾向が強く、コーナーが曲がれないと不評だった。ホモロゲーション取得のために生産されたモデルであったため、テレビCMや店頭での告知などは一切無かった。2500台の限定車で、弱気な販売姿勢だったにもかかわらずわずか2日で完売した。それを受けて、更に2500台が追加販売された。

[編集] ランサーエボリューションII

三菱・ランサーエボリューションII
E-CE9A
Evolution II ラリー仕様
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1993年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ 260ps/6000rpm 31.5kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4310mm x 1695mm x 1420mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1250kg/RS1180kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1994年1月発売。型式名"E-CE9A"。通称"エボII"。

前モデルと同じく台数限定での販売。前モデルの問題点を徹底的に洗い出し改良したモデル。不評を買った足回りの見直し、ボディ剛性の向上、ギヤ比のローギアード化、タイヤサイズの拡大(エボI 195/55R15→エボII 205/60R15)、ホイールベース及びトレッドの拡大、エンジン内部と吸排気の改良などが行われ、出力は260psに向上した。外観は前モデルからあまり変更は無いが、走行性能は大幅に改善された。 しかし、出力に対しブレーキやタイヤの容量が不足しており、耐フェード性やタイヤのグリップの持続性に欠ける。エボIIIとエボIVでも同様の傾向が見られる。エボVで大幅なタイヤサイズの拡大とブレーキの強化が行われ、ようやくこの問題は解消された。

[編集] ランサーエボリューションIII

三菱・ランサーエボリューションIII
E-CE9A
[[ファイル:|250px]]
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1995年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
270ps/6250rpm
31.5kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4310mm x 1695mm x 1420mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1260kg/RS1190kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1995年1月発売。型式名"E-CE9A"。通称"エボIII"。

エボIIで完成された基本構造を引き継ぎ、エンジンの冷却性能や空力性能の向上を目的に開発された。市販車でも異例の大型のリアスポイラーや、開口部の大きいフロントバンパーを備える。外装だけでなくエンジンにも改良が加えられ、出力を270psまで向上させた。

しかし、大幅な出力向上のため比較的高い圧縮比(ターボエンジンの平均的な圧縮比が8〜8.5、エボIIIの圧縮比は9)を採用した結果、少し加給圧を上昇させるだけでもトラブルが発生しやすくなった。対策として、エボIIのピストン(後にエボIX用ピストン)を流用したりカムシャフトを交換することで圧縮比を下げ、オーバーラップを大きく取って圧縮圧力を逃がす、などの方法がある。

エボIやエボIIと比べ、派手なエアロパーツや高性能な機構を搭載するため、歴代ランエボの中でも人気がある。また、WRCでも好成績を残し、他のWRC参戦メーカーからも開発の参考とされた。

また、ターボラグの解消を目的として2次エア供給システムが搭載されている。しかし、WRCでの使用を目的としたシステムであり、WRCの規定上、市販車にも同様の機構を搭載する必要があるため搭載されたもので市販車では動作しないように設定されている。大径タービンを搭載するエボIIIには、特に有効なシステムであった。

[編集] ランサーエボリューションIV

三菱・ランサーエボリューションIV
E-CN9A
Evolution IV GSR(右)
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1996年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
36.0kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4330mm x 1690mm x 1415mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1350kg/RS1260kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1996年8月発売。型式名"E-CN9A"。通称"エボIV"。

ベースモデルのランサーが前年にフルモデルチェンジしたため、ボディを新型に刷新した。同時に、第一世代に対しエンジン搭載方向を左右反転させ、トランスミッション内部に設けられていたカウンターシャフトを廃止した。それにより駆動ロスを軽減し、全く違う車に進化した。本モデル最大の特徴はGSRに搭載された、左右の後輪への駆動力を変化させ、旋回性の向上させるアクティブ・ヨー・コントロールである。AYCの採用により、エボIIIに比べて大幅に旋回性能を向上させた。

しかし、エボIVに搭載されたAYCは比較的完成度が低く、異音が発生するトラブルが多発した。対策として、AYCの作動油の交換や、AYCの調整を行うことで一時的に異音を無くす事ができたが、根本的な解決にはならなかった。そのため、HKS関西サービスが発売したコンパクトLSDに交換することが多く見られた。サーキットやジムカーナ等の競技用途では、フロントにヘリカルLSD、リアに1.5WAY機械式LSDが装着された、競技用グレードのRSが用いられた。フロントデフはGSRではオープンデフが採用されている。

エンジンは鍛造ピストン、ツインスクロールターボの採用、二次エア供給システム及びタービンのノズル面積アップ、ブースト圧のアップにより、出力を280psまで向上させた。しかし、本モデルで採用された鍛造ピストンは加給圧の上昇に弱く、エボVでは再び鋳造ピストンが採用された。対策のため、エボV以降のピストンに交換する、などの方法がある。エアロパーツは、エボIIIでリアスポイラーを大型化した結果、前後の揚力バランスが取れなくなったため、バランスを見直して設計されている。これによりフロントゼロリフト、空気抵抗係数(Cd値)0.30を実現した。

歴代のエボ同様に限定生産という形を取ったが、ライバルであるインプレッサにも注目が集まった事と、タイヤなどの容量不足、価格の上昇などの要因で、歴代モデルのような売れ行きは見られなかった。しかし、歴代モデルの中でも比較的おとなしいデザインであることや、5ナンバーで開発された最終モデルであることなどを好むオーナーも少なくない。

[編集] ランサーエボリューションV

三菱・ランサーエボリューションV
GF-CP9A
Evolution V GSR
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1998年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
38.0kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4350mm x 1770mm x 1415mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1360kg/RS1260kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1998年1月発売。型式名"GF-CP9A"。通称"エボV"。

エボIV以前のモデルの欠点である、ブレーキやタイヤ容量の不足を改善するため、又WRCにおいてWRカーに対抗すべく3ナンバーサイズとなる車幅1770mmのワイドボディを初めて採用し、タイヤサイズの拡大(エボIV 205/50R16→エボV 225/45R17)、フロント17インチ4ポット・リア16インチ2ポット対向のブレンボ社製キャリパーが採用された。さらに、フロントヘリカルLSD(RSはオプション)したことにより、制動力や走行性能、旋回性能などが大幅に改善された。 その他、フロント倒立式ストラット、アルミ鍛造ロワアーム、角度調整式リアスポイラー、ノズル面積アップさせたタービン(エボIV 9cm²→エボV 10.5cm²)、16ビットECUなどが採用された。 馬力はエボIVと変わらず280馬力であるが、タービンノズル面積アップ及びブースト圧のアップによりトルクがエボIV比で+2kgmの38.0kgmに向上した。

本モデルは、WRCやサーキットにおいても好成績を残した。WRCでは、改造範囲の狭いグループA規定の車両でありながら、比較的改造範囲の広いWRカー規定の車両を圧倒して、マニュファクチャラーズチャンピオン、ドライバーズチャンピオン、GrN優勝という偉業を成し遂げた。筑波サーキットで開催されたチューニングカーのタイムアタックでは、スカイラインGT-RNSXなど、車格が上の大排気量スポーツカーの記録を上回ることも多かった。

本モデルは、歴代ランサーエボリューションの中でも比較的人気が高い。

[編集] ランサーエボリューションVI

三菱・ランサーエボリューションVI
GF-CP9A
EvoVI ラリー仕様
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1999年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
38.0kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4350mm x 1770mm x 1415mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1360kg/RS1260kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1999年1月発売。型式名"GF-CP9A"。通称"エボVI"。

空気抵抗及び冷却性能、またフロントリフトの改善を目的として、ナンバープレート位置のオフセット、フォグランプの小径化などによる前面開口部形状の拡大、リアスポイラーの2段ウイング化などで、空力が改善された。しかし、WRCでは2段ウィングがレギュレーション違反(WRカー規定では2段ウイングが禁止であるため)と認定され、実戦投入はなされなかった。(下段とトランクの間にある隙間をカーボン板で塞いでいる。)前モデルのエボVで、硬めにセッティングされた足回りが街乗りには向かない事が不評であったため、フロントサスのロールセンター軸をエボV比で30mm低く設定することで、多少ソフトなセッティングに変更された。しかし、競技目的には向かず、全日本ラリー等ではエボVに勝つことが出来ないという、ある種の「退化」を起こしている。そのため、競技用グレードのRSではエボVと同セッティングの足回りをオプションで選択可能となっている。

エンジンの馬力・トルクはエボVと変わらないが、冷却オイル路内蔵のクーリングチャンネル式ピストンの採用や冷却水レイアウトの変更、オイルクーラーの大型化など、エンジンの耐久性と信頼性を向上させている。また、RSには純正でチタン合金製タービンが採用され、タービンブレードの慣性力を50%低減している。

[編集] ランサーエボリューションVI トミ・マキネンエディション(Tommi.Makinen Edition)

三菱・ランサーエボリューションVI TME
GF-CP9A
EvoVI TME GrA仕様
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2000年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
38.0kg-m/2750rpm(GSR)3000rpm(RS)
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4350mm x 1770mm x 1415mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2510mm
車両重量 GSR1360kg/RS1260kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

1999年12月発売。型式名"GF-CP9A"。通称"エボ6.5"または"エボVI T.M.E"。

当時の三菱のWRCワークスドライバー、トミ・マキネンの4年連続ドライバーズ・チャンピオン獲得を記念して、同選手の名前を冠したモデル。比較的高速なターマック(舗装路)ラリーを意識して前部のバンパー形状を見直し、フォグランプ設置部の廃止により空力を改善した。

足回りは従来より10mmダウンしたサスペンションを採用。また、標準型エボVIの足回りの替わりに、ターマックでの競技と相性が良いエボVの硬い足回りが標準採用された。(注文により標準エボVIの物に変更可能だった)その他、クイックステアリングギアが採用され、競技で運転しやすい仕様となっている。イリジウムプラグや、プラスチック製クーリングパネルも採用された。タービンが標準でチタンアルミ合金製になった事と、コンプレッサーホイール径の縮小により、最大トルクの発生回転数がエボV、エボVIよりも低くなった(エボV、エボVI 3000rpm→エボVITME 2750rpm)。マフラーもVIまでの楕円のテールから真円の大口径マフラーへ変更されている。出力などの動力性能での大きな変更点は無かったが、完成度は確実に上がっていた。

赤を基調とした、ラリーカー仕様のカラーリングパッケージがオプションで設定され、シフトノブとステアリングはレッドステッチが施されたものを採用、計器類も赤い文字盤となり、"TOMMI MAKINEN"と書かれた赤いレカロ社製シートも採用された。ホイールは、OZ社製のメッシュホイールからENKEI社製の五本スポークホイールに変更された。

WRC仕様車はフロントバンパーの形状は似ているものの、サイドのカナード形状部分が削られている。グラベルでの使用に対してはリップ部分も最初から外されていたため、比較的おとなしい外観となっていた。

[編集] ランサーエボリューションVII

三菱・ランサーエボリューションVII
GH-CT9A
EvoVII GrN仕様
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2001年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
39.0kg-m/3500rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GSR1400kg/RS1320kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2001年2月発売。型式名"GH-CT9A"。通称"エボVII"

ベースモデルは前年にフルモデルチェンジしたランサーセディアになり、エボVI以前のモデルと比べ、おとなしい外観となった。新開発のボディは、サスペンション取付部やボディフレーム結合部の補強や、専用リーンフォースメントの追加、スポット溶接の追加、ストラットタワーパーの採用などにより、エボVI比1.5倍の曲げ剛性を実現した。ベースモデルのランサーセディアのボディが大型化したことや、ACDの新規採用による重量増から、「大型ボディと重さで運動性が悪くなる」「エボの進化はVIまで」という前評判が囁かれていたが、実際にはそのような問題は杞憂であった。

前後輪の差動制限を電子制御するACDActive Center Differential/アクティブセンターデフ)【電子制御可変多板クラッチ機構】をエボVIIを新規採用した。道路のコンデションに合わせて、『ターマック(舗装路)』・『グラベル(未舗装路)』・『スノー(雪道)』の3モードを車内のスイッチで切り替え、センターデフをコントロール可能で、パーキングブレーキ作動時に作動制限をフリーにする機能も採用された。この機能により、ラリーやジムカーナ等の競技での急旋回が容易になり、前モデルにも増して、旋回性能を高めた。ギア比もエボVI比で、1速がローギアード化され、5速はハイギアード化された。また、これだけの変更点を持ちながら車両本体価格はGSRで299万円と、エボVIよりも安価になり、バーゲンプライスとも取れる程の価格設定となった。

なお、このモデルより三菱はWRCでの活動をグループAからCS2A・ランサーセディアをベースとしたWRカーに移行(ネーミングのみエボリューションを継承)するが、実際にはエボとセディアで全長などの違いから、セディアのファミリーだと認められず、WRカー規定のホロモゲーションが取得できなかった。そのためエボはグループN及び全日本ラリーやスーパー耐久等の国内レース向けのモデルに特化していくことになる。

[編集] ランサーエボリューションVII GT-A

三菱・ランサーエボリューションVII GT-A
GH-CT9A
{{{1枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2002年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
272ps/6500rpm
35.0kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 INVECS-II 5速AT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 1480kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2002年1月発売。型式名"GH-CT9A"。通称"エボVII GT-A"。

ランエボ初のオートマチックトランスミッション採用モデルとして追加販売された。「INVECS-II」と呼ばれるスポーツモード(MT)付きオートマチックトランスミッション採用によりスポーツセダン需要の取り込みを図ったが、ランエボの進化の過程とオートマチックトランスミッションは両立しがたいものがあり、歴代エボシリーズと比較した場合の評価は賛否両論であった。しかし、AT車の中でトップレベルの性能であることに変わりはない。

オートマチックトランスミッションの特性を考慮し、エンジン出力を272psに落としてピークパワーよりも中・低回転域のトルクを重視したセッティングを採用した。また、競技車輌としてのホモロゲを取得していなかった(現在はJAF認定済み)ためにアンチラグシステムは不要として2次エア供給用パイピングは省かれている。内装は、ランエボ初の本革シートをオプションで用意し、スポーツ性一辺倒であった性格を転換させた。外観はシティユースを重視した仕様とし、リアウイングを専用設計の小型のものを標準で装備した(GSRと同じ大型リアウイング、並びにウイングレス仕様をオプションで選択可能とした)。また、GT-AからヘッドライトにHIDが採用され、以降のエボシリーズはGSRグレードにHIDが標準装備されている。

フロント周りは、ATクーラーの装備に伴ってバンパー左側に通風口が設けられたため、ナンバープレートをバンパー中央部にマウントした。その他、無骨なイメージの転換を目的として、ボンネット上のエアアウトレット・エアインテークも廃している。

[編集] ランサーエボリューションVIII

三菱・ランサーエボリューションVIII
GH-CT9A
{{{1枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2003年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
40.0kg-m/3500rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速MT/5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GSR1410kg/RS[6MT]1350kg/RS[5MT]1320kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2003年1月発売。型式名"GH-CT9A"。通称"エボVIII"。

スバルより移籍したデザイナー「オリヴィエ・ブーレイ (Olivier Boulay) 」が三菱車共通のアイデンティティとして提唱した、富士山型のグリルが採用された。コンサバティブな長方形グリルから先述の富士山型グリルへの変更は、発売当時は不評を買い、ラジエターの冷却性低下や空気抵抗の増大を招いた。そのため、性能一辺倒を貫いてきたランエボらしくない“退化”てある、と見る向きもある。 もっとも、メカニズムにおいては先代のエボⅦより、着実に進化を果たしており、特にトランスミッションは6速化(愛知機械工業製)されている(RSには5速仕様も設定)。

AYCの内部構造を見直し、制御トルク量を増加させたスーパーAYCを採用(RSは純正で1.5WAY機械式LSD、スーパーAYCはオプション)。リアスポイラーが量産セダン世界初のカーボン製になった。またこのモデルから海外市場への輸出が正式に開始された。スーパーAYCの性能と評価は高く、操縦性でライバルのインプレッサを超えたと言われた。ただし、輸出モデルにはACDは搭載されていない。また、年々増加している盗難対策に、本モデルからはイモビライザーが全グレード標準装備となった。

[編集] ランサーエボリューションVIII MR

三菱・ランサーエボリューションVIII MR
GH-CT9A
EvoVIII MR
[[ファイル:|250px]]
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー 三菱自動車工業
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2004年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
40.8kg-m/3500rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速MT/5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GSR1400kg/RS[6MT]1360kg/RS[5MT]1320kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2004年2月発売。型式名"GH-CT9A"。通称"エボVIII MR"。

ギャランGTOから続くMitsubishi Racingを意味するMRのネーミングを冠した、エボVIIIの熟成型モデル。その変更箇所は数多く、新たに「エボIX」を名乗っても不思議ではないほどの改良が加えられていた。

ビルシュタイン社製ダンパーを採用し、ドア内部のサイドインパクトバーをアルミ化、量産車で初となるアルミルーフの採用により、約10kgの軽量化を達成した。アルミホイールはエボVIIIのエンケイ社製の17インチ6本スポークに加え、BBSの17インチ鍛造軽量アルミホイールがメーカーオプションとなった(エボIX、エボワゴンにもメーカーオプションで設定される)。外見上のエボVIIIとの相違点は、ヘッドライトリアコンビランプがブラックアウト、ウイング翼端板のガンメタリック(アイゼングレー)塗色化に留まる。また、このモデルではタービンがエボVおよびエボVIと同じ大容量タービンが採用され(GSRとRS6速MT車のみ。RS5速MT車はエボVII、エボVIIIと同じタービン)、カムプロフィールもVIIIに比べ高回転向きに変更されている。また、CT系(いわゆる第3世代エボ)中で一番、車体重量が軽量である。

[編集] ランサーエボリューションIX

三菱・ランサーエボリューションIX
GH-CT9A
EvoIX ラリー仕様
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2005年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
GSR 40.8kg-m/3000rpm
GT・RS 41.5kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速MT/5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GSR 1410kg/GT 1390kg/RS[6MT] 1360kg/RS[5MT] 1320kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2005年3月発売。型式名"GH-CT9A"。通称"エボIX"。

ランエボに搭載されるエンジンとして初の連続可変バルブタイミング機構MIVECを採用、最大トルク(GSR=40.8kgm、RS&GT=41.5kgm)発生回転数がエボVIII MRの3500rpmから3000rpmに下がり、また今回からターボのコンプレッサーハウジングを変更、コンプレッサーホイールにマグネシウム合金を(GSRではオプションとして)採用し、従来のアルミニウム合金よりもレスポンス向上を図った。その結果、低回転域のトルクアップ及びトルクバンド幅の増大と高回転域でのレスポンスが向上した(ただし、エボIXに搭載されているMIVECは、CJ4A・CA4A型ミラージュやDE3A型FTO等に装着されていた、低回転と高回転用のカムシャフトを切り替え、吸排気バルブの開閉量とタイミングを変えるMIVECとは違い、リフト量の変化は行わず、吸気側のみの連続可変バルブタイミングとなる)。

初期のマグネシウムタービン搭載車は、ブースト圧を上昇させるとコンプレッサーブレードが割れやすいことが報告されている。GSR用のチタンまたは通常のインコネルタービンに交換する事により解消が可能であるが、高額な部品であるためユーザーの負担は大きい。2005年12月以降生産分については対策品がつけられており、部品番号の末尾が0から1に変更されている。

本モデルから、GSRとRSの中間グレードとしてGTがラインナップに加えられた。GTはリアデフにRSの機械式1.5WAY、5MT、リア薄板ガラス、マグネシウム合金ターボを標準装備し、その他のボディーカラーの選択、オートエアコン・キーレスエントリー等の快適装備、ビルシュタインサスペンション、ブレンボブレーキ等の足回りなどはGSRと同じである。車両本体価格はGSRより抑えらており、車重もGSRより約20kg軽い。なお、本モデルからは、グレードに関係なくスペアタイヤを載せず、パンク修理キットでの対応に変更され、更なる軽量化が図られている。

その他、エボVIII MRから基本コンポーネンツ(スーパーAYC(RS及びGTでは機械式LSDだが、RSはオプションで選択可能)、ACD、ビルシュタイン社製ダンパー採用、ルーフやドア内部のサイドインパクトバーをアルミ化、ルーフのアルミ化等)は変わらないものの、フロントバンパーの富士山型のグリルデザインが廃止されスーパー耐久仕様のフロントバンパーに近似したデザインのものとなった。またリアバンパー中央部にディフューザーを装備し空力を向上させ、リアの車高を5mm落し接地性向上を図った(これはGSRのみで、GT及びRSの車高変更はなされていない)。

[編集] ランサーエボリューションワゴン

三菱・ランサーエボリューションワゴン
GH-CT9W
{{{1枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2005年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア スポーツワゴン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
GT 280ps/6500rpm 40.0kg-m/3000rpm
GT-A 272ps/6500rpm 35.0kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速MT/INVECS-II 5速AT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1450mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GT 1500kg/GT-A 1540kg/
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2005年9月発売。型式名"GH-CT9W"。通称"エボワゴン"。

ランエボ初のステーションワゴン形状として登場、エボIXのシャーシをベースとし、ランサーワゴンの「上半分」を溶接して製造された。6速MT搭載のGTと5速AT搭載のGT-Aをラインナップした。

GTはエボIXのエンジンと同じMIVECを搭載し、280ps/6500rpm・40.0kgm/3000rpmの出力を発揮する。GT-AはエボVIIGT-Aと同じエンジンを搭載し、272ps/6500rpm・35.0kgm/3000rpmと、GTに比べ抑え目の出力を発揮する。ランサーワゴンとは外観こそ似ているものの、ボディの骨格構造からして異なる。外観にも、フロントマスクを初めとして、リアブリスターフェンダーなどランエボ譲りの相違点を持つ。

一般的にワゴン車は、同設計のセダンと比較してボディ剛性面で劣るとされるが、エボワゴンの場合、それを補うためのバックドア開口部への重点的なスポット溶接等により、280psを発揮するエンジンパワーに負けないよう、十分な剛性を持って設計されている。そのため、リアの車重が増加する事となったが、FFベースで開発されたランエボが元々フロントヘビーであったことにより、前後の重量配分が改善された。その結果、リアのトラクションの向上が見られたという。(自動車評論家の中には、ベースのセダンと比較して、操縦性についてはむしろ好ましいとする意見もある)。また、スーパー耐久に参戦した際、空力特性に優れるワゴンボディ形状が作用して、ストレートでの最高速がセダンよりも伸び、適正な重量配分によりコーナリング中の挙動も安定の安定が見られた。しかし、絶対的な重量はセダン比で増加しているため、ブレーキングポイントがセダンよりも手前になってしまう、コーナリング中の速度が上げられないなどの弱点を持つため、セダンの牙城を崩すには至らなかった。

シャーシやパワートレインはエボIXやエボVIII MRのキャリーオーバーであるが、リアデファレンシャルギアはAYCではなく、1.5WAY機械式LSDがGT・GT-A共に採用された。これは、重量化した車重や、荷物を積載した際の負荷に対して、耐久性を確保するためであると思われる。もっとも、セダンでもAYCはGSRグレードにのみ搭載される機構であり、ワゴンにGSRが設定されなかったことが理由である可能性もあるため、あくまで推測の域を出ない。 その他、ワゴンとしての使い勝手を考慮し、リアシート収納によるシートアレンジ(2〜3名乗車)により、フラットで大容量なラゲッジスペースを確保できる。ユーティリティ面ではラゲッジスペースに12Vのアクセサリーソケットを装備する等、走行性能に関わる装備以外も充実している。

[編集] ランサーエボリューションIX MR・ランサーエボリューションワゴン MR

三菱・ランサーエボリューションIX MR
GH-CT9A
EvoIX RALLIART
{{{2枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2006年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4G63型 2.0L 直4ターボ
280ps/6500rpm
GSR 40.8kg-m/3000rpm
RS 41.5kg-m/3000rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速MT/5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4455mm x 1770mm x 1440mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2625mm
車両重量 GSR 1410kg/RS[6MT] 1360kg/RS[5MT] 1320kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2006年8月29日発売。ランサーエボリューションIX MRの型式名は"GH-CT9A"。通称"エボIX MR"。ランサーエボリューションワゴン MRの型式名は"GH-CT9W"。通称"エボワゴン MR"。

Mitsubishi Racingを意味するMRのネーミングを冠したエボIX及びエボワゴンの熟成型であり、同時にランエボとしては、4G63ターボエンジンを搭載する最後のモデルになっている。セダンがGSRとRS、ワゴンがGTとGT-Aという、それぞれ2グレードずつ、合計4グレードが発売される。

エボIX、ワゴンからの大きな変化は成されず、フロントエアダム下部の形状変更、揚力の低減と気流の制御により、更なる空力特性の向上を図っている。アイバッハ製コイルスプリングが、GSRでは標準、RSではセットオプションで設定される。このスプリングを装着することで、フロントで-10mm、リアで-5mm車高が変更され、より低重心化を図っている。最大出力とトルク、また発生回転数などはエボIXから変化しないが、MIVECターボのセッティングや制御の最適化・ファインチューニングが成され、更にレスポンスを向上させている。ACD・スーパーAYCのセッティングも変更され、旋回性を向上させている。

正式発表前より、「4グレード総計で1500台限定の希少性」として、希少性を重視した予約販売が行われたが、人気車種であるため例に漏れず、追加生産が行われた。(RSは予約の時点で既に生産割当台数をオーバーしていた)追加生産分のバックオーダーを含めると総生産台数としては、2500台程度と噂される。

ターボチャージャーは、コンプレッサーホイール入口径を縮小することでレスポンス重視のセッティングになり、材質は、標準装備品がチタンアルミ合金製タービンホイールとアルミ合金製コンプレッサーホイールに変更された(GSR/RS)。標準装備品はハウジングを再設計することで、小型化が図られている。マグネシウムターボについては、標準装備品と同様コンプレッサーホイール入口径が縮小されているが、エボIXと同様の寸法で、コンプレッサホイールの肉厚をIXの対策品より更に増し、マグネシウム合金の材質を変更した。これにより、当初の懸案事項であったタービンブレード破損のリスクを低減した。

メーカーオプションのマグネシウム合金ターボチャージャーは、エボIXの初期型で不良が多発したことで敬遠され、エボIX MRでは予約分の時点で標準のアルミ合金が欠品した。そのため、メーカーオプションのマグネシウムタービン仕様なら即納、標準仕様なら3か月待ちという奇妙な事態となった。前述の通り、エボIX MRのマグネシウム合金はエボIXのそれとは別物である。

[編集] ランサーエボリューションMIEV

ランサーエボリューションMIEV

エボIXをベースに改造が施され、四輪すべてのタイヤ内に独立したモーターを搭載する電気自動車MIEVとは Mitsubishi In-wheel motor Electric Vehicle のこと(詳細はMIEVを参照)。 「ランエボ MIEV」はインホイールモーター("I"n-wheel)式であることに注意。「i MiEV」のようなインホイールモーター式でない種類も含む総称にては「MiEV(Mitsubishi innovative Electric Vehicle)」となる。

四輪全てにモーターを搭載する四輪駆動車で、エンジンやトランスミッションを搭載しないためボンネット中には何も搭載されていない。電池にはジーエス・ユアサコーポレーションリチウムイオン二次電池を使用し、モーターは東洋電機製造と三菱自動車の共同開発したもの。このモーターはアウターローター方式を採用しており、通常のモーターとは違ってドーナツ型をしている。電池の発生する直流インバーター交流にして電源にする。

内装は一般的なオートマチックトランスミッション車とほぼ変わりはない。シフトレバーもエボVII GT-Aと同様のものが採用されている。リアウイングは、ランサーWRC05仕様と同形状のものを採用。

2005年の発表以来、ナンバープレートを取得して公道での走行を含め、実用化に向けて実験中である。しかし、インホイールモーターの軽量化が難しく、開発は難航している。

[編集] 性能

  • モーター - 50kWインホイールモーター×4基
  • 最高出力 - 200kW(50kW×4、270馬力
  • 最高トルク - 517Nm(52.8kgm)
  • 最高速度 - 180km/h(速度リミッターがかかるため)

(参考:東京モーターショー2005 事前情報 三菱 ランサーエボリューション MIEV

[編集] ランサーエボリューションX

三菱・ランサーエボリューションX
CBA-CZ4A
EvolutionX GSR
EvolutionX GSR(リア)
{{{3枚目画像の説明}}}
[[ファイル:|250px]]
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 2007年-
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
エンジン 4B11型 2.0L 直4ターボ
MC前 280ps/6500rpm 43.0kg-m/3500rpm
MC後 300ps/6500rpm 43.0kg-m/3500rpm
モーター {{{モーター}}}
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 6速TC-SST/5速MT
駆動方式 AWD
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 4495mm x 1810mm x 1480mm
全長 {{{全長}}}
全幅 {{{全幅}}}
全高 {{{全高}}}
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 2650mm
車両重量 GSR[TC-SST] 1540kg/GSR[5MT] 1520kg/RS 1420kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
{{{自由項目1(項目名)}}} {{{自由項目1(内容)}}}
{{{自由項目2(項目名)}}} {{{自由項目2(内容)}}}
別名 {{{別名}}}
先代 {{{先代}}}
後継 {{{後継}}}
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 {{{同車台}}}
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

2007年4月26日発表、同年10月1日に発売されたモデル。型式名“CBA-CZ4A”、通称“エボX”。価格は2,997,750円から3,750,600円。

2005年東京モーターショーでこれの原型となるコンセプトカー『Concept-X』を発表。その後2007年デトロイトモーターショーでConcept-Xをより製品版に近くした新型ランサーエボリューションおよび次期ランサーのプロトタイプとなるコンセプトカー『Prototype-X』を展示していた。エボXはそれを市販化したものである。

7代目ランサーの国内向け標準モデルが「ギャランフォルティス」の名称で発売されたため(6代目ランサーが1.5Lモデルに限り併売中)、国内的に言えばエボXはギャランフォルティスベースということになるが、あくまで国内向け標準モデルが名称を変更しただけであり、海外向け標準モデルは「ランサー」、そして、スポーツモデルは「ランサーエボリューション」を名乗る。

ギャランフォルティスとシャーシは共有しているものの、エボXの方が前輪を15mm前に出した分ホイールベースが長くなっているほか、ボディは前後オーバーハングを切り詰めて全長を75mm短くして旋回能力を高めている。また全高も10mm低くし、逆にトレッドと全幅を長くして走行安定性を高めている。ボディフレームには最高で980MPa級の高張力鋼を使用し、ねじり剛性や曲げ剛性を高めても重量増を抑えている。

トランスミッションにはトルクコンバーターを使わない新開発の6速Twin Clutch SSTとオーソドックスな5速マニュアルトランスミッションが搭載される。

エンジンはこれまでの4G63ではなく、新開発のオールアルミブロックエンジンの4B11を搭載している。4B11は4G63より軽量化されており、トルクはMIVECと組み合わせにより422Nm(43.0kgm)に増強、レスポンスが強化されている。なお、自動車馬力規制が解除された後もエボXは206kW(280馬力)にとどまったが、その理由として「無駄な出力競争を避けるため」と三菱は説明している[1]。エンジンについての詳細は三菱・4B1型エンジンを参照。 なお、後の改良でエンジン出力は300馬力に高められた。

4WDシステムは新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載される。ジェット戦闘機をモチーフにデザインされた大きく開いたフロントグリル「ジェットファイターグリル」が特徴的である。

モデルは街乗りに主眼を置いたGSRと、競技ベース車となるRSの2モデル。GSRはSST搭載6ATと5MT、RSは5MTのみがラインナップされる。競技ベース車のRSは、GSRには標準装備されている助手席エアバッグやフルオートエアコンと言ったものが搭載されず、ヘッドライトもGSRのディスチャージヘッドランプに対し、安価なハロゲンランプになっているなどして価格と重量を抑えている。また、これまでは装備されていたリアスポイラーでさえオプション化されている。

2008年7月3日、同年10月より韓国ソウルの総輸入販売代理店であるMMSKコーポレーション(三菱商事、韓国三菱商事、大宇自動車販売の合弁会社)を通じて韓国国内で販売すると発表(韓国名「ランサーエボリューション」)。販売されるのはツインクラッチSST搭載モデルのみ。

2008年10月9日マイナーチェンジ リアコンビランプのエクステンション部をブラック塗装とし、エンジンは280psから300psに出力アップされた。その他、RS以外のインテリアや機能性もいくつか向上された。またBBSのホイールや本革レカロシート、HDDナビゲーションを標準装備し静寂性や運動性能を高めた新グレード「GSR-Premium」を追加した。また、コンセプトは"To The Premium Driving"となり、全体的に高級感が高まった。


[編集] ラリー活動

三菱はWRC(世界ラリー選手権)にミドルクラスセダンのギャランVR-4で参戦していたが、モデルチェンジを迎えて7代目となったギャランのボディが大型化してしまった。

またVR-4に搭載されるエンジンがV6ツインターボで、FISAのレギュレーションによるリストリクター径の制限が直4シングルターボに比べて厳しい(Ø38に対しØ26.9)こともあり、より小型軽量なベース車を求め、コンパクトセダンのランサーに6代目ギャランVR-4のコンポーネントを押し込んで作り上げたのがランエボである、とされてきた。

しかし、事実は、ギャランのリヤサスペンションの機構が複雑なため整備性の面でラリーに向かなかったのが最大の理由で、「より小型軽量なベース車を求め」というのは後から付けた理屈であると三菱のラリーカー開発者の稲垣秋介が語っている[2]

1993年のモンテカルロラリーからWRCに参戦した「エボI」は、当初苦戦を強いられたものの、毎年のように改良を重ねたエボリューションモデルを投入して進化を重ねた結果、トップレベルの競争力を発揮していく。

そして、1995年のスウェディッシュラリーにてケネス・エリクソンがドライブする「エボII」でランエボシリーズ初のWRC総合優勝を飾る。

1996年、三菱独自の電子制御アクティブディファレンシャルシステムの熟成により、急速に戦闘力が高まりつつあった「エボIII」にてトミ・マキネンが5度の優勝を飾り、年間ドライバーズチャンピオンを獲得し快進撃が始まる。

その後フルモデルチェンジを行いシーケンシャルシフトなどを導入した「エボIV」、WRカーに対抗すべくトレッド幅を拡大し戦闘力を高めた「エボV」、「エボV」を更に熟成した「エボVI」を駆ったトミ・マキネンにより1996年-1999年にWRCドライバーズタイトルを4連覇、1998年にはトミ・マキネンとリチャード・バーンズのコンビで悲願のWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得した(1998年はグループNもランエボが優勝を納めているのでWRC完全制覇を成し遂げた)。

しかし、WRCは1997年にグループAより改造範囲の広いワールドラリーカー(WRカー)規定が導入され、各社がWRカー規定に移行する中、三菱は「市販車をベースにWRCに参戦する」という当初からの目的もあり、グループA規定にこだわりを見せていたが、改造範囲がより幅広いWRカーが競争力を獲得すると次第にグループAの枠内では抗しきれなくなっていってしまう。

ランサーエボリューションWRC2

2000年はマニュファクチャラーズ4位、ドライバーズ5位に終わる。

2001年、シーズン途中よりWRカーへ移行するため、FIAの措置により半WRカーとなった「エボVI」(通称エボ6.5)が開幕戦のモンテカルロラリーで優勝。そして、シーズン後半に三菱初のWRカー「ランサーエボリューションWRC」へと移行した。サンレモラリーから「ランサーエボリューションWRC」が投入されるが、その年のマニュファクチャラーズ、ドライバーズランキングは3位で2001年シーズンを終える。この三菱のWRカー、「ランサーエボリューションWRC」はランサーセディア(現:ランサー)をベースに改造を施したもので、見た目はエボVIIに似ているが全く関係がない。

2002年シーズン、トミ・マキネンが三菱を離籍し、新しくフランソワ・デルクールアリスター・マクレーを新たなドライバーとして迎え「ランサーエボリューションWRC2」を投入するが熟成された他メーカーのWRカーに歯が立たず、三菱初のWRカーは1度も表彰台に立つことも無く2003年にニューマシン開発のために一旦活動を休止する。

ランサーWRC'04

そして、2004年に「ランサーWRC04」でWRCへの参加を再開する。この年から三菱に移籍したジル・パニッツィが初戦で5位入賞に入り、所々でSSトップタイムを刻むなど速さをみせたが、ラリードイチュランドで2004年度の活動を休止する。

2005年には「ランサーWRC05」にマシンをスイッチし、ジル・パニッツィがモンテカルロラリーで3位表彰台、今シーズンから新たに移籍したハリ・ロバンペラが最終戦ラリーオーストラリアで2位表彰台に立つなど復活の兆しを見せた。

しかし、2005年12月、三菱は2006年のWRCワークス活動休止を発表。理由は、リコール隠し等により業績が悪化した三菱自動車工業の経営を立て直すべく、自社の再生計画を優先的に行うためとなっている。WRC復帰時期は、再生計画が終了する2008年以降を目処とする予定であった。しかし、08年下半期に起こった世界的経済後退やレギュレーション改定の影響があってか、2009年2月時点でも、WRC復帰の噂は上がっていない。また、一時次期ランサーのボディが大型化されるためコルトベースの車両通称コルトエボリューションが登場するという情報もあった。結局この案は取りやめとなり、代わりにコルトRALLIART Version-Rが登場した。

ただし、ワークス活動を休止した2006年シーズンにもプライベーターが「ランサーWRC05」をレンタルして出場し、ポイントを獲得するなどの活躍を見せている他、グループNマシンで競われるプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)でもエボIXを駆る奴田原文雄選手がラリー・モンテカルロで日本人初優勝を成し遂げ、同年のラリージャパンではエントリー数の約3割がランエボで占めており、ラリーでの人気が衰えていないことを証明している。

2008年は特にランサーエボリューションIXの年となる。開幕戦のラリー・モンテカルロから第15戦のラリージャパンまで、プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)を含むグループNクラスにおいて、スバル・インプレッサやプジョー・207Super2000を差し置いて優勝している。特に、PCWRCが併催されていないモンテカルロやドイツ等でも優勝しているのが特徴で、12月にイギリスで行われるウェールズ・ラリー・GBではライバルのスバル・インプレッサWRX STI(GRB)に優勝を許してしまい、全戦全勝は適わなかった。

フォードシトロエン等の4WDターボ車がラインナップに存在しないメーカーがレッキを行う際、三菱自動車から購入した(もしくは使用料を支払った上で借用した)ランサー・エボリューションを使用することが多い。

[編集] 国内レース活動

スーパー耐久に参戦していることはよく知られている。このためか、全日本GT選手権(現・SUPER GT)に参戦するという噂もある。

スーパー耐久では、RSをベースにエンジンノーマルながら純正タービンに予選ではMAXブースト2.3k掛け、決勝では耐久性を考え1.7k掛けで走行している(ちなみに1.8KPaまでは常用可能というのが大半のチューナーの意見)。今まで、AYCなどのデバイスは耐久性などがレースでの使用に疑問視されていたが、スーパーAYCになってからはこれはドライバーの負担軽減なども含め雨の日のトラクション性能やアンダーステア対策には非常に有効なことからACD+スーパーAYC+スポーツABSを付け走行している。もちろん、ACDとAYCの油温上昇も避けられないので冷却用のオイルクーラーが必要になる。

なお、2006年スーパー耐久シリーズ(通称:S耐)でも第3戦にあたる十勝24時間レースでは、エボワゴンがスーパー耐久シリーズでは初のステーションワゴンとして参戦し、デビュー戦でクラス5位という実力を見せた。また同レースでは、黒いラリーアート仕様のエボワゴンがペースカー (マーシャルカー)に用いられている。

また、2007年はランサーエボリューションIX MRを駆る木下隆之中谷明彦組が開幕戦から最終戦までの全戦で優勝した。そして、開幕戦の仙台ハイランドでは、雨と霧の影響で日産・フェアレディZBMW・Z4と言った2WDのST1勢よりも速く、全体を通した総合優勝を飾った。

JAF主催の全日本ジムカーナ選手権では4WDターボクラスであるN4・SA3の両クラスでは約8-9割ランサー勢が占め、同じく全日本ダートトライアル選手権においても4WDターボクラスであるN3・SA2両クラスの約8-9割がランサー勢で占めており、競技車両としての人気が高いことを証明している。

また、2007年よりD1GP熊久保信重選手がFR化したエボIXで出場を開始した。

2008年は、前年発売のランサーエボリューションXが初出場し、スーパー耐久、全日本ラリー選手権共に第2戦で初優勝を遂げたものの、ラリーでは先に国際デビューし、トラブル潰しが始まったスバル・インプレッサや、熟成され、しかも車体重量が軽いエボIXに圧倒され、最終戦でライバルのミス(スタートを早発)して逆転優勝したものの、総合チャンピオンにはなれなかった。優勝者は2回とも奴田原文雄選手。

スーパー耐久では第3戦でも優勝したものの、以後エボIXの優勝が続いた。この年はインプレッサはスポット参戦に留まり、ST2の全戦参加は全車がランサーエボリューションというワンメーカー状態となった。

2009年東京オートサロンにおいて、D1GPの熊久保信重選手がランサーエボリューションXの初走行を行った。

[編集] インプレッサの存在

ランエボの歴史の中で常にライバルとされてきたのが富士重工業インプレッサWRX STIである。

インプレッサはWRX STIレガシィのコンポーネントを受け継いで誕生した。ギャランを継承したランエボと類似した成り立ちを持ち、登場時期やボディサイズもほぼ同じであったこともあり、両者は宿命のライバルと目されるようになった。毎年のように行われた改良は、ラリーベース車両としての性能向上はもちろんではあるが、眼前のライバルを凌駕するという明確な目標を持っていた。 現在はランエボのボディサイズが拡大したことや、インプレッサWRX STIがハッチバックボディに転換したことから、直接的なライバルとしての関係は薄れたとする見方もある。

[編集] 日本国外での評価

WRCでの活躍などで、海外でも高い人気を得ている。そのため、エボⅧ以降は正規に輸出が行われている。 右ハンドル車が認可されているイギリスオーストラリアニュージーランドマレーシアシンガポール香港などには、日本で使用されてきた中古のランエボが並行輸出されることもある。これは、日本国内より国外の方が圧倒的に高値で取り引きされるためで、特に関税が高いシンガポールなどでは日本での新車価格が1台約350万円のところ、1台約1000万円で取引されるとも言われるほど。また、WRCでの常連であるシトロエンプジョーも、自社の市販車に四輪駆動車を持たない関係から、ラリーステージの下見(レッキ)に行く際の車としてランエボを使用している。

性能の高さが買われて、イギリスサウス・ヨークシャー州の警察にⅧ、Ⅸ、Xがパトカーとして導入されている。

[編集] チューニングのベースとしてのランエボ

インプレッサWRX STIやスカイラインGT-Rと同じくメーカーの手でチューニングされた車であるため、チューニングのベースとしても人気車種の一つに数えられる。

軽量+コンパクト+ハイパワー+4WDという基本コンポネートの高さが活き、テクニカルコースを中心にスーパーラップで大活躍している。特に筑波サーキットではHKSサイバーエボJUN AutoMechanicの各チューニングマシンが歴代レコード記録を樹立している。

軽量なハイパワー4WDというメリットを生かして、ドラッグレースに使用される事も多い。FFベースであるためフロントドライブシャフト長が左右で異なり、スタート直後にトルクステアが発生する。

チューニングを施した場合に発生する問題として、夏場での走行及び競技等で激しい走行をした場合の油温・水温上昇が挙げられる。対策として、ラジエター・オイルクーラー等を社外品に交換する事が望ましい。

[編集] 脚注

  1. ^ モーターファン別冊・ランサーエボリューションXのすべて p44 三栄書房 ISBN 978-4-7796-0308-2
  2. ^ WRC PLUS '06 vol.6 ラリージャパン速報号、72ページ参照。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク