三菱・レグナム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レグナムは、8代目三菱・ギャランをベースとして三菱自動車工業が1996年8月から2002年8月まで製造・販売していたステーションワゴンである。
| 三菱・レグナム | |
|---|---|
| メーカー | 三菱自動車工業 |
| 親会社 | |
| 製造国 | |
| 製造期間 | 1996年 - 2002年 |
| 設計統括 | {{{設計統括}}} |
| デザイナー | {{{デザイナー}}} |
| 乗車定員 | 5人 |
| ボディタイプ | 5ドアステーションワゴン |
| ハイブリッド | {{{ハイブリッドシステム}}} |
| エンジン | 6A13型V6・2500ツインターボ・4G93型直4・1800ツインカムGDI他 |
| モーター | {{{モーター}}} |
| 最高出力/トルク | {{{最高出力/トルク}}} |
| 最高出力 | {{{最高出力}}} |
| 最大トルク | {{{最大トルク}}} |
| 変速機 | 4速AT/5速AT/5速MT |
| 駆動方式 | 4WD・FF |
| サスペンション | 前後5リンク・ダブルウィッシュボーン |
| 全長x全幅x全高 | {{{全長x全幅x全高}}} |
| 全長 | 4670mm |
| 全幅 | 1740〜1790mm |
| 全高 | 1450〜1480mm |
| 最低地上高 | {{{最低地上高}}} |
| ホイールベース | {{{ホイールベース}}} |
| 車両重量 | |
| 乾燥重量 | {{{乾燥重量}}} |
| 総重量 | {{{総重量}}} |
| 最大積載量 | {{{最大積載量}}} |
| 燃料タンク容量 | {{{燃料タンク容量}}} |
| 燃費 | {{{燃費}}} |
| 別名 | {{{別名}}} |
| 先代 | |
| 後継 | |
| 姉妹車/OEM | {{{姉妹車}}} |
| 車台共有車 | 三菱・ギャラン 三菱・アスパイア |
| 同クラスの車 | {{{同クラス}}} |
| -自動車のスペック表- | |
目次 |
[編集] 概要
1996年にフルモデルチェンジしたギャランのステーションワゴン版。ルーフレール装着車はギャランより30mm車高を高め、またリヤオーバーハングも延長され余裕の有効ラゲージスペースを確保している。
海外では北米ではギャラン・エステート、欧州ではギャラン・コンビとして輸出され、特にフルサイズワゴンの好まれる豪州(並行輸入のみ)や北米である一定の人気が出た。 しかし、日本国内では三菱自動車販売の2つのチャンネルであるギャラン店・カープラザ店で並売する関係上、あえて一方の冠名となる「ギャラン」の名称を使わなかった。
4輪全てにマルチリンク5リンク式サスペンションを採用し、優れた直進安定性、旋回性能を発揮した。リヤにもセダン同様、横剛性に優れるハイマウント式アッパーアームのダブルウィッシュボーンにリンクを追加したサスペンション形式を採用した。そのため、競合他車よりラゲッジの横方向が狭くなったり、リアシートアレンジができない(ラゲッジのフラットは可能)などの不都合は生じたものの、他車には見られない乗り心地や操縦性を達成した。
ボディはボンネット・グリル・リアエクステリアで大まかに前期型と後期型に分けられ、グレードによりエアロなどの外装や本皮仕様などの内装で差分化をしている。(ST・ST-R・VIENTO・VR-4) 最上位モデルのVR-4では、ランサーエボリューションシリーズに積載されたリアデフ(差動装置)の駆動配分を電気的に強制配分するシステムのAYC(アクティブ・ヨー・コントロール・システム)を標準で搭載し、VR-4 TYPE-Sには、さらに加えてASC(アクティブ・スタビリティー・コントロールシステム)&TCL(トラクション・コントロール)を標準装備し、先々代ギャラン(4WS・4ABS・4WD)で提唱したオールホイールコントロールをより高度に電子的に制御するトータルシステムを採用し、2500CCツインターボエンジンの高性能さと相まってスポーティーワゴンとして人気を博した。 また、特徴のある実用的な装備としては、リアの貨物が重くても車高を維持しようとする機構セルフレベリングサスペンションや当時国内初だったサイドエアバッグなどがオプションで用意されていた。
- 1996-97年日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(GDI1800モデルに対して)。
[編集] 歴史
- 1996年9月 - ギャランのフルモデルチェンジと同時に登場。エンジンは直4・1.8LGDI.V6・2.0L.2.5L.2.5Lターボの4種類。
- 1997年9月 - V6・2.0Lが廃止。VR-4のエクステリアを纏ったスポーティ仕様の1.8Lヴィエント追加。
- 1998年9月 - マイナーチェンジ。前後のデザインをリニューアル。2.0、2.5のエンジンは廃止されV6エンジン搭載車はターボ車のみに。
- 2000年5月 - GDIエンジン搭載車はエンジンの変更で2.0Lへ。
- 2002年8月 - 後発となった同社のランサーセディアワゴン(→ランサーワゴン)が販売好調だったのと対照的にレグナムは販売不振のため製造打ち切り。なお、ベースとなったギャランは2005年12月まで製造。
[編集] エンジン
搭載エンジンは直列4気筒1800ccの4G93(GDI)、V型6気筒2000ccの6A12そのボアアップ版であるV型6気筒2500ccの6A13と幅広い。後に前述の3種にかわって直列4気筒2000ccの4G94(GDI)と直列4気筒2400ccの4G64(GDI)となった。そのほか6A13型エンジンをツインカムヘッド&ツインターボチャージャー化(後期型ATで280ps)した高性能型エンジンをフラッグシップモデルのVR-4に搭載する。 レグナム/ギャランの4G93型エンジンは世界初の超希薄燃焼を可能にしたガソリン直噴GDIとして華々しくデビュー。テクノロジーオフザイヤーを受賞している。
GDIは燃料消費-35%、パワー+10%、CO2排出量-35%を実現する革新的なエンジンとして大々的にデビュー。 実用域での低燃費(ハイオク仕様ではあるが)は多くの人に体感された。 ただし、さすがに先進技術であり、エンジン自体の消耗に伴い、設計どおりの性能を発揮することができなくなる傾向も強く、 不完全燃焼を起こしながら走る車も多く見受けられるようになった。 三菱自身も、改善箇所として、CPUのマッピングの見直しや噴射装置の清掃などを使用者に呼びかけたりもしていた。
[編集] 車名の由来
- ラテン語で王権・王位を意味するLEGNUM。
[編集] その他
- 逆スラントノーズが特徴のフロントマスク形状から、しばしば『ガンダムルック』などと呼ばれる(これはベースとなったギャラン/アスパイアも同様)。VR-4の爆発的な加速性能やこのルックスから一部マニアには絶大な支持を得ていた。
- 前期モデル末期には、スノーバードという、特別仕様車が設定されていた。(グレードとしてはST)かつて日産・ブルーバードが、スノーバードという名前にされるはずが、英語のスラング(俗語)で、麻薬中毒者を示すということで、ブルーバードに変更された経緯があるのだが、三菱関係者はそのことを知らなかったらしい。

