三菱・アウトランダー

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三菱・アウトランダー
CW5W/6W型
07-Mitsubishi-Outlander.jpg
Mitsubishi Outlander Facelift rear.jpg
Outlanderinterior.jpg
販売期間 2005年10月 -
乗車定員 5-7人
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
エンジン 4B11型 直4 2.0L MIVEC DOHCエンジン
4B12型 直4 2.4L MIVEC DOHCエンジン
6B31型 V6 MIVEC SOHCエンジン
駆動方式 FF/4WD
全長 4,640mm
全幅 1,800mm
全高 1,680mm
ホイールベース 2,670mm
車両重量 1,530-1,620kg
先代 三菱・エアトレック
-自動車のスペック表-

アウトランダー (OUTLANDER) は三菱自動車工業が製造・販売するクロスオーバーSUVである。

アウトランダーという名は元々エアトレックの輸出名であり、名をアウトランダーに統一することとなった。エアトレックの後継車種(エアトレックがモデルチェンジの際に車名をアウトランダーに変更)だが、サイズは一回り程大柄となる。先代アウトランダー(=エアトレック)が販売継続となっていた日本国外ではアウトランダーEXとして販売される。

また、プジョー及びシトロエンへもOEM供給していて、それぞれ「プジョー・4007」、「シトロエン・Cクロッサー」という名で発売されている。

目次

[編集] 概要

ダイムラー・クライスラー現代自動車との共同開発のワールドエンジンをベースに新開発された直列4気筒2.4L、125kW (170PS) の4B12V型6気筒 3.0L、162kW (220PS) の6B31 MIVEC(マイベック)エンジンが搭載され、駆動方式は4WDのみ設定であったが、新たに2WDも加わった。なお2010年以降、欧州仕様には2.2L 130kw(174PS)の 4N14 直噴ディーゼル(DI-D)MIVECエンジンも搭載される。

新開発のミッションは2.4L車にはINVECS-III6速マニュアルモード付CVT、3.0L車にはINVECS-IIマニュアルモード付6速ATが組み合わされる。

車内のスイッチでFF(前輪駆動)/4WD-AUTO(四輪駆動)/4WD-LOCK(四輪駆動センターデフロック)の切り替えが可能な電子制御4WDはグランディスデリカD:5ギャランフォルティスジープ・コンパスジープ・パトリオットダッジ・キャリバー[1]にも搭載されている。10・15モード燃費は2.4Lが12.2km/L。

プラットフォームもダイムラー・クライスラーとの共同開発のGSプラットフォームを採用する。翌年以降に発売されるデリカD:5ギャランフォルティスと共通のCセグメント用の新しいプラットフォームである。

また、シートは、5人乗りと7人乗り仕様が設定される。テールゲートはこのクラスの車としては珍しく上下開き式。またオーディオはアメリカの音響メーカー「ロックフォード・フォズゲート」との共同開発である「プレミアムサウンドシステム」を標準およびオプションで用意した。

2008年パリ・ダカールラリーに三菱チームのサポートカーとして参加している。

クロスオーバーSUVでは珍しく道路パトロールカーに何台かが採用されており、さらに、福島県警パトロールカーとして採用されている。

[編集] 歴史

2005年10月17日、日本国内で発売開始。目標月間販売台数は2000台と発表されている。

北米仕様は2006年4月ニューヨーク国際オートショーで発表。新開発の3.0L V6MIVECエンジンに6速ATを組み合わせたモデル(こちらはFFと4WDの2つの駆動方式を選べる)。2007年秋に日本にも導入されたが、2009年8月で廃止。

欧州仕様は2006年9月パリサロンにコンセプトモデルを出展。欧州向けコルトL200と同様に、富士山型のフロントグリル(いわゆるブーレイ顔)を採用する点が日本仕様や北米仕様とは異なる。コンセプトモデルではフォルクスワーゲン製2.0Lディーゼルエンジン+6速MTが搭載されていたが、市販モデルでは2.4Lと3.0L V6ガソリンも用意される。

2006年10月24日にマイナーチェンジ。

2007年7月から、フランスPSAへOEM供給し、プジョー・4007及びシトロエン・Cクロッサーとして欧州で発売開始。エンジンは、三菱製2.4Lガソリンと、PSA&フォード製2.2L DW12 TED4 コモンレールディーゼルが用意される。組立は水島製作所。(一時期は名古屋製作所岡崎工場でも生産された)

2007年10月17日、3.0L V6 (6B31) のMIVEC SOHC24バルブ・アルミブロックエンジンとスポーツモード付き6速ATを搭載した新グレード「30G」「30MS」を追加。既存グレードについてもマイナーチェンジを実施。

2008年5月28日、「ROADEST(ローデスト)」を追加

2008年8月28日 、マイナーチェンジ。「24M」「24G」「RODEST 24G」に2WDモデルを追加。また、「24MS」と「30MS」は7人乗りのみの設定とした。エクステリアに関しては「RODEST 24G」を除く2.4Lモデルについてはドア下部のサイドガーニッシュが大型化された。いっぽう3L・V6エンジン搭載の「30M」と「30G」にはサイドウインドウの周囲やテールゲートの一部にクローム加飾を施して質感を向上させた。

2008年10月、韓国・ソウルの総輸入販売代理店であるMMSKコーポレーション[2]を通じて韓国国内での販売を開始した(V6・3.0Lモデルのみ)。

2009年2月4日、「24MS」をベースに、装備を厳選しながらCDプレイヤーを標準装備した廉価2WDグレード「24E」を追加。

2009年4月9日、「24E」と「24MS」、「24G」の2WD車の燃費を向上。これにより、「平成22年度燃費基準+15%」を達成。環境対応車普及促進税制の対象車となった。

2009年4月、ニューヨーク国際オートショーにて「アウトランダーGT」のプロトタイプを公開。フロントセクションにランサーエボリューションX同様の「ジェットファイター・グリル」を採用している。その後、同年秋に発売された北米向け2010年モデルから「ジェットファイター・グリル」が採用された。

2009年9月3日、マイナーチェンジ。燃費向上でCVT制御の見直しや走行抵抗を低減させることで、2.4Lエンジン搭載車の10・15モード燃料消費率(国土交通省審査値)を、4WD車は11.6km/Lから12.2km/Lに、2WD車は12.2km/Lから12.6km/Lに向上させた。これにより、従来からエコカー減税(50%軽減)に適合していた2WD車に加え、今回あらたに4WD車がエコカー減税(50%軽減)に適合した。 グレードの見直しではステッチ付合皮貼りソフトパッドの内装や、メッキを多用した外観など、上質な内外観とした最上級グレード「24G Premium」を設定した。その代わり3Lエンジン搭載の「30G」「30MS」グレードを廃止した。エクステリアでは新デザインのメッキフロントグリル(「24G Premium」を除く。「24G Premium」は従来3L車で採用していたメッキフロントグリルを採用)とワイド感を強調したリヤバンパーを採用した。さらに「24G Premium」グレードにはメッキサイドシルガーニッシュを採用した。「24MS」「24G」「24G Premium」グレードに、新デザインの18インチアルミホイールを採用した。新デザインのウィンカー付電動格納式リモコンドアミラーを採用した。ボディカラーは、クォーツブラウンメタリック、コズミックブルーマイカの2色を追加し、合計7色とした(ユーログリーンメタリック、プラチナベージュメタリック、ディープブルーマイカは廃止)。インテリアでは「24G」「24G Premium」グレードのドアトリム、メーター上部、グローブボックス上面にステッチ付合皮貼りソフトパッドを採用し、上質な内装とした。シート生地を、質感の高いスエード調ベロア&メッシュファブリックに変更した。新デザインのハイコントラストメーターとカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用した(「24E」「24M」を除く)。「24E」「24M」グレードに新デザインのメーターを採用した。 運転席と助手席のバニティミラーに照明を追加した。機能・装備では坂道でのスムーズな車両発進を実現する、ヒルスタートアシストを4WD車に採用した。急減速時、またはABS作動時に、ハザードランプを通常の2倍の周期で点滅させることで後続車に緊急制動を伝え危険を促す、ESS(緊急制動信号システム)を採用した。ウォッシャーレバーをワンタッチ操作するだけで、一定時間ウォッシャー噴霧とワイパーが作動する、コンフォートウォッシャーを採用した。「24MS」「24G」「24G Premium」グレードに、乗降時にポジションランプやヘッドライトを30秒間点灯させ、夜間の乗降に安心感をあたえる、ウェルカムライト、カミングホームライト機能を追加した。

2009年12月24日、マイナーチェンジ。従来の「24E」・「24MS」をベースに、エンジンを4B11型 2.0L MIVEC DOHCエンジンに変更した新グレード「20E」・「20MS」を追加。これらのグレードは2WD車で「平成22年度燃費基準+25%」を、4WD車で「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成しており、環境対応車普及促進税制に適合。新グレードの追加に伴って「24E」・「24M」・「24MS」・「24G(2WD車)」を廃止し、2.4L車は4WDのみの設定で、「24G」と「24G Premium」に整理された。「ROADEST」も従来の「24G(2WD車)」に替わって「20MS(2WD/4WD)」を追加すると共に、ヘッドライトやバンパー、グリルといったフロント周りを一新(欧州仕様をベースとしている)するとともにリアバンパーのデザインも変更し、ドアアウターハンドルとテールゲートガーニッシュをメッキ仕様にした(ROADESTは、2010年1月13日販売開始)。

2010年4月7日、韓国仕様をマイナーチェンジ。北米仕様と同じジェットファイターグリルを採用。2.4Lも追加された。

2010年7月8日、「ROADEST 20MS」をベースに装備内容を厳選して求め易い価格設定にした特別仕様車「ROADEST Limited Edition」を発表(7月15日販売開始)。

2010年7月から、欧州仕様に2.3Lコモンレールディーゼルターボエンジン(4N14)を追加。6速MTのみ。TC-SST搭載車はPSA&フォード製2.2L DW12 TED4 コモンレールディーゼルターボエンジン(4HK1)のまま継続。

2010年9月2日、一部改良(9月16日販売開始)。減速エネルギー回生システムの制御変更を行って最適化し、エンジン内部の摺動抵抗も低減。さらに、2.0L車はCVT制御も変更されたことで、全てのグレードで燃費を向上。このため、2.0L・4WD車は「平成22年度燃費基準+25%」を達成し、既に適合されている環境対応車普及促進税制における自動車取得税自動車重量税の減税額が50%から75%に引き上げられた。グレード展開の見直しを行い、「20E」をベースにスエード調ベロア&メッシュファブリックのシート生地、本革巻ステアリングホイール/シフトノブ、メッキパーキングブレーキレバーノブ等を追加装備し、インテリアの質感を重視した「20M」と「20MS」・「ROADEST 20MS」をベースにディスチャージヘッドライト、合成革貼りインテリア、キーレスオペレーションシステム、ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステム等を追加装備した「20G」・「ROADEST 20G」を新設。入れ替えで「20E」・「20MS」・「ROADEST 20MS」を廃止。また、「24G」の5人乗り仕様も廃止されたため、全グレード7人乗り仕様となった。装備面も強化されており、ブレーキアシスト機構をペダル踏力・踏込み速度感応型に変更し安全性を向上すると共に、フロントドア周りの遮音を改善したことで静粛性も向上。シフトノブのデザインも変更された。さらに、既に一部のグレードに装備されているウェルカムライト、カミングホームライト機能やECOランプを「20M」と「ROADEST Limited Edition」にも装備された。「20G」にはオプションパッケージとして、「24G Premium」と同一外観にするための装備品を揃えた「プレミアムエクステリアパッケージ」を設定した。なお、今回の一部改良モデルより、5年目以降の車検入庫時に保証延長点検(24か月定期点検相当)を受けることを条件に適用される「最長10年10万km特別保証延長」の対象車種となった。

2010年9月17日、ロシアカルーガ州にあるPSAとの合弁会社「PCMA Rus(ピーシーエムエー・ルス)」において4007、Cクロッサーとともに生産を開始[3]

2010年12月20日、「20G」・「ROADEST 20G」・「24G」・「ROADEST 24G」をベースに、リアビューカメラ付7インチワイドディスプレイHDDナビゲーションシステム(MMCS)とクルーズコントロールを装備した特別仕様車「Navi Collection」を発表(2011年1月21日販売開始)。

2011年10月13日、一部改良。走行中、アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合にブレーキを優先するブレーキオーバーライド制御を新たに標準装備。また、後続車のヘッドライトの光を感知し、光の反射を調整する自動防眩機能を備え、シフトポジションを「R」にすると、内蔵された3.3インチカラー液晶モニターが後方の様子を映し出し、安全な後退・駐車をサポートするリアビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)をメーカーオプションとして設定。「20M」はホイールカバーのデザインも変更した。グレード体系を見直し、「20M」の4WD車及び最上級グレードの「24G Premium」を廃止。これに伴って、「24G」には「24G Premium」で標準装備していたプレミアム内装をメーカーオプションとして新たに設定した。

[編集] グレード

  • 24G
  • 20G
  • 20M(2WD専用)
  • ROADEST 24G
  • ROADEST 20G
20M以外の全ての車種に、ロックフォード・フォズゲート社と共同開発したアウトランダー専用オーディオとパドルシフト(ステアリングに装着されたギアチェンジ用のスイッチ)が標準装備されている。

[編集] 特別仕様車

[編集] 車名の由来

  • 「outland(遠隔の地、辺地)」+ 「er」。「遠く未知なる地へ向かう冒険者」の意味。なお、エアロバージョンの「ROADEST」とは“道”を意味する「Road」と“最上級”を意味する「 - est」の掛け合わせで、オンロードでの走りの良さを予感させるスタイリッシュなエアロ仕様を纏った上級モデルをイメージしている。

[編集] 生産工場

[編集] 過去

[編集] 脚注

  1. ^ その後、2009年モデルからは2WDのみの生産となったために廃止された。
  2. ^ その関係で、GM大宇のディーラーに三菱車のカタログが置かれていることも多い。
  3. ^ ロシアで『アウトランダー』、『プジョー 4007』、『シトロエンCクロッサー』生産開始 三菱自動車工業プレスリリース 2010年9月17日

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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