フランダースの犬 (アニメ)
| 世界名作劇場 | ||
| 通番 | 題名 | 放映期間 |
| 第1作 | フランダースの犬 | 1975年1月 〜1975年12月 |
| 第2作 | 母をたずねて三千里 | 1976年1月 〜1976年12月 |
『フランダースの犬』(フランダースのいぬ)は、1975年1月5日から同年12月28日までにフジテレビ系列の「世界名作劇場」枠で放映されたテレビアニメシリーズ。原作はウィーダの同名の小説『フランダースの犬』。オープニングでの原作のクレジットはウィーダの本名ルイス・ド・ラ・ラメー(但し、マリ・ルイーズ・ド・ラ・ラメーの誤記)。制作は日本アニメーション。
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[編集] 概要
その救われない物語から、本放送から30年以上を経た現在でも広く知られている。特にラストシーンは悲劇の代表格として語られ、「なつかしのアニメ名場面特集」などの特番では定番シーンとなっている。本放送時も、テレビ放送に合わせて出版されていた絵本や児童書で先に結末を知ってしまった視聴者が多かったこともあり、ストーリーが終盤に近づくにつれ、主人公ネロが助かるよう嘆願する手紙がテレビ局に殺到した。その話題性もあって最終回の視聴率はビデオリサーチ・関東地区調べで30.1%を記録。これは「世界名作劇場」枠内アニメの視聴率の最高記録である。
原作とアニメにはかなりの相違点がある。
- 原作には副題があり「クリスマスの話」と付いている。
- 大きく異なるのは、原作は風車小屋の火災前くらいからスタートしているため、シリーズの大半(第42・43話まで)がアニメオリジナルのストーリーで占められている点。終盤に出る火災の話も、原作では大火事ではなく風車自体も無事で、しかも保険金が支払われている。
- パトラッシュの犬種については、原作ではブービエ・デ・フランダースだが、子供向けという事で親しみやすいオリジナルのデザインに変更された。リメイク作品の「フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ」では原作通りの設定になった。
- ネロやアロアの年齢設定にも差異があり、原作ではネロは15歳、アロアは12歳だった。物語内の年代ではネロは自活が充分可能な年齢であり、原作では選択の余地があった中で、天に召されることを選んだが、アニメでは選択肢が次々と閉ざされていく状況で推移し召天に向かう展開となっていた。
- アニメの最終回でネロとパトラッシュが天使にかかえられて召天するシーンをイメージし実現させたのは、スポンサーのカルピスの当時の社長の土倉冨士雄である。土倉は熱心なクリスチャンであり、死は終わりではなく、天国への凱旋だという考えを持っていたためである[1]。
- ジェハンじいさんについて、原作ではネロが小さいころにもうすでに動ける状態ではなかった模様である。パトラッシュを拾ってきた経緯は変わらないものの、拾ってきた年代が異なり、原作ではパトラッシュはネロが2歳のころにジェハンじいさんが金物屋から譲ってもらったものである。
- 下記でも説明しているが、この金物屋の処遇も異なり、原作では酔っ払った勢いで起こした喧嘩によって殺されているようである。
- アニメオリジナルのキャラクターが多数登場している。
このように、世界名作劇場でオリジナルストーリーが多数を占め、オリジナルキャラクターが多数登場する展開は、次作品の「母をたずねて三千里」でも行われている。
現在は「世界名作劇場」の第一作目として認知されているが実際は「カルピスこども劇場」である。初回放送では第26話までは「カルピスまんが劇場」として放送されていた。(※第21話-第23話は、すでにカルピスこども劇場になっているが第24話-第26話は、カルピスまんが劇場に戻っている)これはズイヨー映像から日本アニメーション制作に切り替わった際にタイトルも変更されたが、DVD等では日本アニメーション表記のオープニング映像を使用している関係で全話、「カルピスこども劇場」に統一されている。 「カルピスまんが劇場」版のオープニング映像はお蔵入りで未ソフト化である。
舞台であるベルギーでは、原作が日本に比べて全く評価されていなかった(フランダースの犬#各国での評価を参照)事もあり放送されなかった。しかし、テレビ朝日系バラエティー番組『大胆MAP』2008年6月29日分の放送にてベルギー人に最終回のラストシーンを見せたところ、その人達が感動していたシーンが番組内で流れた。このアニメがきっかけでベルギーに銅像が建てられた。
[編集] 登場人物
- ネロ・ダース
- 声 - 喜多道枝
- 両親を幼くして亡くし、祖父のジェハンと2人で生活している10歳の少年。ジェハンに似て心が優しく素直で正直な働き者である。死にかけのパトラッシュを助け、以後一緒に生活する。絵を描く事が好きで才能もあるが、芸術に理解の乏しい一部の村人からは「絵ばかり描いて仕事をサボる怠け者」と思われている。不運に不運がかさなり、最終回にてアントワープの大聖堂でパトラッシュと凍死し、共に天に召される。
- ネロ(Nello)はニコラ(Nicolas)の愛称形であり、古い本では「ネルロ・ダース」と表記されていることがあるが、発音上はネロの方が適切である。アニメでは第49話で本人が「ネロ・ダース」と発言した。
- 文字の読み書きが出来たかどうかは、設定が一貫しておらずシーンごとに異なるが、最終話ではアロア達に向けて手紙を書いている。
- ジェハン・ダース
- 声 - 及川広夫
- ネロの祖父。ネロの両親が亡くなった後、ネロを引き取って共に生活している。帰還兵なので復員後の仕事がなく、村の人の善意で牛乳運びをしてわずかな収入で生活を営んでいる。ネロの良き理解者。第44話で死去し、その際の遺言は「ネロ、良い絵を描くんだぞ」というものだった。
- パトラッシュ
- 金物屋で酷使されていた大型犬。死にかけていたところをネロに助けられ、以後ネロやジェハンと一緒に毎朝荷車を引いて牛乳缶をアントワープまで運んでいた。助けられてからその最期の時まで、主人であるネロに寄り添っていた。
- 一般にこの犬は、当時実際に荷運びに従事していた「ブーヴィエ・デ・フランドル(Bouvier des Flandres)」という大きい頭と狼の様な耳の、通常黒い毛並みを持つ労働犬であると言われている(しかし原作では犬種は明示されず、毛並みは黄色となっている為、同地方の別の犬種であるとの説もある)。フランドル犬とは大きくイメージの異なる外見に変更したのは子供になじみやすくするためであり、デザインはセントバーナードや和犬を参考にしたこの作品のオリジナルである。この変更は黒田昌郎監督の独断だったと「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」に出演した際に語っている。
- アロア・コゼツ
- 声 - 麻上洋子→桂玲子(#12のみ松尾佳子)
- 常に白い三角巾を被った姿が愛らしい8歳の少女。勝ち気で天真爛漫な性格をしている。とてもネロを信頼しており、仲が良くいつも一緒に遊んでいる。ネロの死を知った瞬間の悲鳴「ネーロー!!」は名シーンを構成する要素のひとつとなっている。
- トレードマークである三角巾にエプロン姿は、フランダース地方の習俗に馴染みが薄い日本人の為に、オランダの民族衣装を元にデザインされた。
- コゼツ
- 声 - 大木民夫
- アロアの父親。村一番の金持ち。悪い人ではないのだが、娘がネロと付き合うのを好ましく思っていないため、ネロに対して冷たくあたる。アロアを溺愛しているが、躾には厳しく、しかる時は怖い。フルネームは不明(“コゼツのだんな”としか呼ばれない)。貧しい家に生まれながらも苦学して一代で財をなした努力家。ネロに対しては、自分の少年時代の生い立ちとの違いから誤解し、”絵ばかり描いて真面目に働かない怠け者”と考えて辛く当たり、結果として、ゴマすり男のハンスがネロを苛める事になってしまった。ラストでは、それが誤解であり、ネロは正直で、優しい心を持った立派な少年で、絵の才能も素晴らしい物を持っている事を知り、引き取って、絵の勉強をさせようと改心するが、全ては手遅れだった。
- エリーナ・コゼツ
- 声 - 中西妙子
- アロアの母親。非常に思いやりがあり、両親のいないネロに対しても親切を惜しまない。が、その親切をいつも夫のコゼツにとがめられるため、こっそりとネロを支援する。
- ハンス
- 声 - 村松康雄
- ネロの家の大家。靴屋の店主でもある。村で2番目に金持ちだが、いつもコゼツにはペコペコし、その他の村人には威張りちらしている。息子のアンドレを将来アロアと一緒にさせたいと企んでおり、アロアと仲良くしているネロを気に入らず、村で悪い事が起きる度にネロの仕業だと言い回っている。風車小屋の火事の真の原因は彼の過失。
- グレタ
- ハンスの妻。24話のアロアの誕生日のみ登場している。ごく普通の性格。息子であるアンドレに対するあたりは厳しく、人前でも「愚図」と怒鳴りつけていた。
- ジョルジュ
- 声 - 駒村クリ子
- アニメオリジナルキャラクター。12歳。アントワープで知り合ったネロの親友。牛乳運びの仕事が減ったネロに仕事を探してくるなど、とても面倒見がよくネロの良きアドバイザーでもある。後に鍛冶屋の見習いとして働きに出る。
- ポール
- 声 - 菅谷政子
- ジョルジュの弟で、同じくアニメオリジナルキャラクター。6歳。ネロの友達で、いつもジョルジュにぴったりくっついている。元気で明るく、頑張りやだが、張り切りすぎて失敗することもある。
- アンドレ
- 声 - 白川澄子
- ハンスの1人息子。太い眉とたれ目が特徴。内気でおどおどしており、窮地に追い込まれると泣き出したり、他人に責任をかぶせてしまうところがある。父のハンスは風車小屋の家事の原因はネロと考えているため、ネロと話すことを禁止する。が、父親に見つからぬようこっそりネロを慰めてくれたりパトラッシュに肉をあげたりと心根は優しい。
- ノエル
- 声 - 永井一郎
- 風車直しの老人。頑固でたいそう変わり者だがネロには理解を示す。
- ミシェル
- 声 - 雨森雅司
- 森の中で一人で生活している木こり。ジェハンの古き友人でネロの数少ない理解者の一人。ジェハンの死後1人ぼっちになったネロを心配し引き取ろうとする。字幕や台詞ではミシェルになっていたり、ミッシェルになっていたりと統一されていない。
- ヌレット
- 声 - 遠藤晴
- ネロの家の隣に一人で住んでいるおばさん。非常に人がよく、ネロに対しても母親代わりとなるが、娘夫婦に引きとられて遠くに引っ越してしまう。
- 金物屋
- 声 - 飯塚昭三
- パトラッシュをこき使っていた前の飼い主。パトラッシュが死にそうになると捨ててしまったが、後にネロがパトラッシュを元気に回復させた事を知ると、パトラッシュの所有権を主張し、パトラッシュを譲る代わりに3フランもの大金を奪い取ってしまう。しかも金を奪っておきながらパトラッシュを盗もうともした。第21話以降登場せず、その後の関わり合いや状況については描かれておらず、話中でも登場人物が触れていない。
- 原作では、酔った勢いで起こした喧嘩が原因で死亡している。
- ミレーヌ
- 声 - 藤田淑子
- ヌレットの娘。クロードと結婚し、今は馬車で3日もかかる遠方に住んでいる。母親思い。
- クロード
- 声 - 富山敬
- ミレーヌの主人。優しそうな人だが何となく頼りなさそうに見える。
- ソフィア
- コゼツの妹でイギリスに住んでいる。立ち振る舞いの優雅な美人。名門学園出身(貧しいコゼツの両親が娘の学費を出したとは考えにくく、コゼツの援助で入学した可能性がある)。
- アニー
- 声 - 岡本茉利
- ソフィアの娘でアロアの従姉妹。知的な雰囲気の美少女。名門女子学園に通っており、礼儀正しい。傲慢ともとれる勝ち気な性格で、ネロの絵を見て「遠近法がなっていない」と否定する。
- ダントン
- アントワープに住む商人。コゼツと取引をしている模様で、アロアの誕生日に大きな人形を送り届けている。第24話のみ登場。
- バートランド
- 声 - 田村錦人
- アロアが病気になった時の主治医。アロアの病気が薬や医者の力ではなく、ネロが力づける事で治ると見抜いていた。
- セルジオ
- 声 - 矢田耕司
- ヌレットおばさんが引っ越した後、隣の家に引っ越して来る。野菜の商人で、仕入れ取引した村人向けに牛乳運びを無料で行い、結果的にネロの仕事を奪ってしまう。
- ジェスタス
- 声 - 水鳥鉄夫
- ネロの村に住む農夫。生活は決して楽ではないが、牛乳を無料でアントワープまで運んでくれるというセルジオの話を断り、ネロに牛乳運びの仕事をお願いし続けた。字幕では最初に登場した時にはジェフタフと表示されていたが、次に登場したときはジェスタスに修正されている。
- イザベル
- 声 - 鈴木れい子
- ジェスタスの妻。ジェスタスと同様にとても親切な人。
- ヘンドリック・レイ
- 声 - 家弓家正
- ネロがおじいさんの絵を応募したコンクールの審査員。彼だけはネロの絵を一等に薦めた。他の審査員の反対に会い落選させざるを得なくなるものの、ネロの才能に期待し引き取って絵の勉強をさせようとするが…。
- クロ
- ヌレットの家で飼われているイタズラ好きなアヒル。いつもヌレットに迷惑ばかりかけている。ヌレットが引っ越してからはネロが引き取り、後にジョルジュがネロに頼んだことで、ポールが所有することになった。
- ダックス
- アンドレの飼っている犬。ハンスがアンドレにプレゼントしたらしい。人懐っこいが落ち着きがなく、時々騒動を巻き起こす。
- ロバ公
- ノエルの飼っているロバ。
[編集] スタッフ
- 原作 - ルイス・ド・ラ・ラメー(マリ・ルイーズ・ド・ラ・ラメーの誤記、アニメ版では筆名のウィーダの名を出していないが理由は不明)
- 演出(監督) - 黒田昌郎
- 脚本 - 中西隆三、加瀬高之、伊東恒久、雪室俊一、佐藤道雄、安藤豊弘、高山由紀子、松島昭、吉田義昭
- キャラクターデザイン - 森康二
- 作画監督 - 羽根章悦、岡田敏靖
- 場面設定 - 坂井俊一
- 美術監督 - 伊藤主計
- 編集 - 瀬山武司
- 仕上検査 - 保田道世
- 音響監督 - 佐藤敏夫
- 音楽 - 渡辺岳夫
- プロデューサー - 中島順三、松土隆二
- 製作 - ズイヨー映像、日本アニメーション
[編集] 主題歌・挿入歌
オープニングテーマ、エンディングテーマ、挿入歌などが合計6曲作られ、前作の『アルプスの少女ハイジ』同様、岸田衿子が作詞、渡辺岳夫が作曲、松山祐士が編曲を、ぞれぞれ担当した。
なお、1975年3月発売のシングル盤(SCS-248)のB面には、正規エンディングテーマの「どこまでもあるこうね」ではなく、歌詞が似ている「パトラッシュぼくの友達」が収録された。そのため、後年CDで発売された「テレビまんが懐かしのB面コレクション」シリーズに収録されているのも後者である。
また、これらとは別に、賛美歌調のコーラス曲も製作された。
1975年6月発売のLPレコード(CW-7020)には、全6曲の歌とともに「(おはなし)フランダースの犬」も収録された[2]。その他、カセット絵本も発売された。
- オープニングテーマ「よあけのみち」
- 歌:大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス
- 歌い出しの"Zingen Zingen Kleine Vlinders"はフラマン語で「歌え 歌え 小さな蝶々」の意味。
- 第1話から第8話まではエンディングテーマとしても使用された。
- エンディングテーマ「どこまでもあるこうね」
- 歌:大杉久美子
- 第9話から最終回まで使用。
- 挿入歌「まどをあけて」
- 歌:大杉久美子
- 挿入歌「あおいひとみで」
- 歌:大杉久美子
- 挿入歌「パトラッシュぼくの友達」
- 歌:大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス
- イメージソング「手をつないで」
- 歌:大杉久美子、コロムビアゆりかご会
- 「(おはなし)フランダースの犬」劇中音楽[3]
- 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:増田順平 / 歌(コーラス):サニー・シンガーズ / 伴奏:コロムビア・オーケストラ
[編集] 各話タイトル
- 少年ネロ
- アロアと森へ
- アントワープの町で
- 新しい友達
- パトラッシュ
- がんばれパトラッシュ
- スープをおのみ
- ほえたよおじいさん
- おもいでの鈴
- アロアのブローチ
- エリーナの花畑
- おじいさんの小さな壺
- ナポレオン時代の風車
- 夜空に描いた絵
- 古い帳簿
- 10サンチームの写生帳
- 丘の上の木の下で
- いたずらっ子のクロ
- 金物屋が村に
- どこまでも
- 船で来たお客さま
- イギリスからの贈物
- アロアの誕生日
- アロアの絵
- アロアがいない
- さようならアロア
- アロアのいないクリスマス
- 親切な貴婦人
- ルーベンスの2枚の絵
- 雪の中の約束
- ネロの決意
- 大きなカシの木
- こころの手紙
- ヌレットおばさん
- お帰りアロア
- アロアのくすり
- うれしい知らせ
- ネロの大きな夢
- 心をつなぐ二つの旗
- おじいさんの口笛
- なつかしい長い道
- となりに来た人
- アロアのおてつだい
- おじいさんへのおみやげ
- ひとりぼっちのネロ
- おじいさんの顔
- 風車小屋の火事
- なくなった仕事
- 描けたよおじいさん
- 発表の日
- 二千フランの金貨
- 天使たちの絵
[編集] 日本以外での放送
- 韓国では、TBCでは1976年8月13日から同年11月5日に、KBS 1TVでは1981年9月13日から翌年1月24日、放送曜日が日曜から月曜が変更され1982年1月25日から同年4月26日に、EBSでは2007年8月27日から同年11月22日にそれぞれ放送された。SBSでは放送期間が不明だが、1990年頃だと推定される。ポン・ジュノ監督の映画『ほえる犬は噛まない』(2001年)の原題は『フランダースの犬』で、主人公がカラオケで主題歌を歌うシーンが有る。
[編集] 劇場映画版
1997年3月に「THE DOG OF FLANDERS(劇場版 フランダースの犬)」として、日本アニメーション制作により松竹系で全国公開された。松竹主導のテレビアニメの映画化リメイク企画の一環でもあり、BLACK JACKに次ぐ公開作であった。
テレビ版とはキャストが世代交代されており、ストーリーとしては、成長したアロアの回想録としてのエピソードで構成している。一部シーンでCGが使用されている。アニメーション制作よりも宣伝広告費などに多額な金額を費やしたが客の入りは少なかった。
1999年には「MARCO 母を訪ねて三千里」が同じ製作陣で公開されている。
[編集] キャスト
- ネロ - 津村まこと
- ジェハン - 八木光生
- アロア(少女期) - 丹下桜
- アロア(成人期) - 鈴木保奈美
- コゼツ - 山本圭
- エリーナ - 岡江久美子
- ハンス - 村松康雄
- ジョルジュ(少年期) - 亀井芳子
- ジョルジュ(青年期) - 森川智之
- ポール(少年期) - 渕崎ゆり子
- ポール(青年期) - 鳥海勝美
- アンソール(金物屋) - 富田耕生
- ヌレットおばさん - 中西妙子
- ミレーヌ - 八木亜希子
- アイク - 露木茂
- ステファン - 安達忍
- ジェスタフ - 峰恵研
- ジェスタフ夫人 - 竹口安芸子
- ホランド - 名取幸政
- ヘルモンド - 城山堅
- ネロの母 - 佐々木優子
- 審査員 - 大山高男、松尾貴史、伊集院光
- 画材店店主 - 緒方賢一
[編集] スタッフ
- 製作 - 松竹、日本アニメーション、三井物産、フジテレビジョン
- 企画 - 佐藤昭司、本田慶充
- 監督 - 黒田昌郎
- 脚本 - 丸尾みほ
- キャラクターデザイン、作画監督 - 佐藤好春
- オリジナルキャラクター - 森康二
- 作画監督補佐 - 諸橋伸司
- レイアウトチェック - 田辺修
- 原画 - 山口明子、石川哲也、尾崎和孝、山川浩臣、入好さとる、鈴木博文、中村裕之、林浩一、坪内克幸、西村貴世、大久保富彦、立石良子、入江篤、真庭秀明、宮本英子、大森幸夫、遠藤靖裕、榎本綾子、坂井俊一、香月邦夫、鷲田敏弥、吉野高夫、新山歌子、山崎登志樹、平松禎史、加瀬政広、水畑健二、田野光男、黒沢守、金田伊功
- 美術設定 - 伊藤主計
- 美術監督 - 石橋建一
- 撮影監督 - 森下成一
- 音響監督 - 藤野貞義
- 色彩設計 - 古里久代
- 編集 - 名取信一
- ネガ編集 - 上遠野英俊
- エンディングテーマ曲 - 「When I Cry」 ダイアン・リーヴス
- 音楽 - 岩代太郎
- キーアートデザイン- ウォーレン・ナン、ジョニー・クワァン
- 製作者 - 奥山和由、本橋寿一、小浜廉太郎、重村一
- 制作担当 - 田中伸明
- プロデューサー - 中島順三
[編集] パロディ
- 同じフジテレビ系で放映された「ヤッターマン」では、本作のパロディ「フラダースの猫だコロン」(第23話、1977年6月4日放送)が作られた。奇しくも初代アロア役だった麻上洋子が同役のパロディ、ラロアを演じている。麻上の後を継いだ桂玲子は同作のレギュラーメンバーでもある。尚、このエピソードは本家と異なり、ハッピーエンドな結末となっている。
- また、他局テレビ朝日系で放映されている「クレヨンしんちゃん」でも、本作のパロディ「世界迷作?フラダンスの犬だゾ」(第187話Aパート、1996年5月17日放送)が作られた(原作では単行本第16巻に、「スペシャルしんのすけ!オラのむかし話大全集」枠内で「フランダースの子犬」というタイトルで掲載されている)。ネロのパロディ、オキロは風間トオル役の真柴摩利が演じている。パトラッシュのパロディは、しんのすけが犬に変装した形で出演しており、当然名前は「しんのすけ」となっている(おじいさんは最初、「パトラッシュ」と名づけられていたが、犬の希望によって「しんのすけ」となった)。また、ハンスの該当する人物、イジワールは亀井三郎が演じている。なお、最終的にはフランダースの名犬コンテストで優勝して賞金をもらったが、ハッピーエンドかどうかは謎の結末となっている。
- 「のだめカンタービレ」の中で千秋が「俺だって貧乏は知ってるぞ」と連想したのが「フランダースの犬」の最終話だった。
- 映画「まほろ駅前多田便利軒」にて主人公達が最終回を見て涙ぐんでいる。
- 漫画「史上最強の弟子ケンイチ」にて、主人公に打ち負かされた不良が、弱いものいじめへの反省を迫られるも一笑に付したため、激怒した主人公は不良の鼻ピアスを掴み、「よあけのみち」のメロディを口ずさみながら校舎内を引き回した結果、不良は他の生徒達からパトラッシュ呼ばわりされる屈辱を味わう羽目になった。
- アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」第8話では、主人公(じんたん)が感極まって涙を流したのを「フランダースの犬のことを思い出した」と言ってごまかした。作品中のヒロイン(めんま)が思いを遂げたシーンでもある。
[編集] メディア
- 世界名作劇場メモリアル音楽館 フランダースの犬 SoundTrack
- フランダースの犬 イメージ音楽集
- フランダースの犬 オリジナル・サウンドトラック
[編集] 映像ソフト化
- 本編のDVDは1999年8月25日~同年11月25日発売。全13巻。
[編集] アンコール名作劇場 フランダースの犬
- 放送終了して半年後の1976年7月〜1978年6月に、フジテレビで再放送された。この際のタイトルは、アンコール名作劇場とオープニング前に表示されていた。
- 放送時間は、1976年7月から同年12月までは金曜19:00 - 19:30、1978年1月から同年6月までは土曜18:00 - 18:30だった。なお双方の放送枠ともローカルセールス枠だったので、本放送時とは違って、一部では遅れネットや未放送の地域が有った。
[編集] その他
- 2008年3月よりパチンコ『CRフランダースの犬と世界名作劇場』(銀座)が導入された。絵柄に世界名作劇場のアニメキャラクターが用いられたほか、「昇天予告」などアニメのシークエンスを再現したムービーが挿入された(なお、厳密には「昇天」は誤用)。
- 2008年9月に、Lil'Bが「キミに歌ったラブソング」のPVでコラボレーションを果たした。
- 2010年、韓国の人気歌手イ・スンファンが自身のヒットソング「フランダースの犬」(1992年発売のアルバム『25共感』収録)は本作の主題歌「よあけのみち」を盗作したものだったと語った。その後、日本側に著作権の費用を支払ったという[4]。
- 2011年10月、森永乳業とクラフトフーヅジャパンで、本作とのコラボレーションキャンペーン「クラフト おうちで幸せ カルボナーラキャンペーン」を実施し、新作アニメ「幸せのカルボナーラ」(脚本: 真保裕一)をホームページ上で公開した[5]。
[編集] 脚注
- ^ 世界名作劇場大全
- ^ LPレコードは1995年に「フランダース うたとおはなし」というタイトルでCDとして復刻された。なお、「おはなし」(約26分)は、第1話から最終話までのダイジェスト版ストーリーになっている。
- ^ クレジットはCD「フランダースの犬 うたとおはなし」付属パンフレットによる。アニメ本編の最終回で使用されたコーラス曲と同音源かどうかは不明。
- ^ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0710&f=entertainment_0710_005.shtml韓国人歌手が過去の盗作を暴露『フランダースの犬』は日本の曲…
- ^ http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000001874.htmlあの名作“フランダースの犬”の新作アニメが限定公開!! クラフトパルメザンチーズ×フランダースの犬 「幸せのカルボナーラ」公開開始!世界名作劇場とクラフトパルメザンチーズのコラボ第二弾
[編集] 関連項目
- フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ - 1992年に三井不動産アニメワールドの一作として放送された。
[編集] 外部リンク
- 日本アニメーション版テレビアニメ紹介(バンダイビジュアル)
- PATRASCHE.NET
- テレビアニメ紹介(日本アニメーション)
- アニメ映画版紹介(日本アニメーション)
- TOKYO MX アニメ番組情報HP(TOKYO MX)
- ベルギー・フランダース政府観光局
- パトラッシュ基金公式サイト
| フジテレビ系 カルピスまんが劇場→カルピスこども劇場 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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フランダースの犬
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| フジテレビ 金曜19時台前半枠 【当番組までアニメ】 |
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アンコール名作劇場
フランダースの犬 (1976年7月~12月) |
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| フジテレビ 土曜18時台前半枠 【当番組よりアニメ】 |
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名馬フリッカ(再)
※ここまで海外ドラマ |
アンコール名作劇場
フランダースの犬 (1977年1月~6月) |
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