山ねずみロッキーチャック

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山ねずみロッキーチャック』(やまねずみロッキーチャック)は、1973年1月7日-12月30日フジテレビ系で放送されたテレビアニメ作品。ズイヨー映像制作。アメリカの作家ソーントン・バージェス(Thornton Burgess)の子供向け連作動物小説を原作とする作品。ウッドチャックGroundhog)のジョニー・チャックをロッキーチャックと名前を変えて全ストーリーの主人公格に据え、統一ストーリーを描き出す形の再構成が施されている。英題は『Fables of the Green Forest』。

ストーリー[編集]

家族と離れ、緑が森に来た山ねずみのロッキーチャック(ロッキー)と、ロッキーのガールフレンドのポリー達の生活を描いた物語。ロッキーが冤罪で森を追い出されそうになったり、ビーバーのダム建設をめぐって水利権でもめたりとシリアスな話が多い。おそらく、社会人になりたての人間をロッキーに例えた物語と思われる。

声の出演[編集]

アニメ版スタッフ[編集]

主題歌[編集]

EP[編集]

オープニングテーマ - 緑の陽だまり
作詞 - 中山千夏 / 作曲・編曲 - 宇野誠一郎 / 歌 - ミッチーとチャタラーズ
エンディングテーマ - ロッキーとポリー
作詞 - 山元護久 / 作曲・編曲 - 宇野誠一郎 / 歌 - ミッチーとチャタラーズ
「ミッチー」とは堀江美都子であり、チャタラーズは氏名不詳の男性3人組。『堀江美都子 歌のあゆみ1』の資料によれば、チャタラーズの3人組は「杉並児童合唱団OBの男の子三人に協力してもらって」と堀江美都子の談話があり、その口調から(録音当時16歳の)堀江よりも年下と思われる。またCD解説書に掲載されている写真からも年齢の若さが見て取れ、声優との関係はないものと思われる。
1973年日本コロムビアより発売(型番 SCS-188)。なお1994年バンプレストUFOキャッチャー用にCDをプレスしている。

LP[編集]

収録曲

  1. 緑の陽だまり
  2. けっけけっけ
  3. 何ていうのかな
  4. いい感じ
  5. 腹ヘリのタンゴ
  6. とろろん
  7. お願いおせーて
  8. つくづく
  9. あれ
  10. よかった
作詞 - 中山千夏 / 作曲・編曲 - 宇野誠一郎 / 歌 - ミッチーとチャタラーズ
「ロッキーとポリー」は収録されなかった。
1973年7月、日本コロムビアより発売。

CD[編集]

LPの収録曲12曲に加え、「ロッキーとポリー」、オープニングとエンディングのTV放送用音源を収録した全15曲。

1996年3月6日東芝EMIから「懐かしのミュージック・クリップ」シリーズの1枚として発売(型番 TOCT-9357)。

各話リスト[編集]

  1. 緑が森に春がきた
  2. 森がぼくを呼んでいる
  3. ロッキーとポリー
  4. 森のおおきな足あと
  5. ざわざわ川のひと騒動
  6. ポプラの丘の怪物
  7. いたずらチャタラー
  8. ビーバーが森にやってきた
  9. いじわる四人組
  10. うずらのボブ
  11. かけすのサミーのしかえし
  12. ロッキーの楽しい家
  13. きつねのレッドの大失敗
  14. いばらやしきのピーターうさぎ
  15. 森のみんながきらいなもの
  16. ボビーは森へかえりたい
  17. パディーは敗けない
  18. カモのクワックおくさん
  19. うるわしい仲間たち
  20. グラニーばあさんとレッド
  21. 森の眠りを覚ます声
  22. ものまね鳥のモッカー
  23. バスターは森の英雄
  24. みどりが森・危機一髪
  25. スカンクジミーが大変
  26. 麦わら帽子にゃかなわない
  1. 森へ来た黒い大きな烏
  2. コンドルおやじの秘密
  3. レッドのお留守番
  4. コヨーテは森一番のりこうもの
  5. 青さぎのロングレッグ
  6. マスクラットのジェリー
  7. あらいぐまボビーの失敗
  8. じいさまがえるの旅
  9. グラニーばあさんとコヨーテ
  10. 野ねずみダニーの冒険
  11. みどりが森のまいご
  12. 子ぎつねレッドと羊
  13. がんばれチャタラー
  14. ロッキーの冒険
  15. ビリーおじさん後悔する
  16. つかまったリスのチャタラー
  17. ピーターうさぎ名前を変える
  18. トムとうずらのボブ
  19. 月夜のパーティーの大事件
  20. かけすのサミーはスマートだ
  21. バスターのおきみやげ
  22. まねっこピーター
  23. 雪の中のダニー
  24. ピーターうさぎと桃の木
  25. もうひとつの足跡は誰だ
  26. ロッキーたちは冬ごもり

映画[編集]

書籍[編集]

映像ソフト[編集]

2011年11月5日12月21日に、全52話を上巻(26話)及び下巻(26話)の2BOXに分けて、初のDVD-BOXがデジタルリマスター版(35ミリネガフィルムよりHDネガテレシネを行い、HDデジタルリマスターを作成)として発売。これまで再放送、ビデオ化ではカットされていた「カルピスまんが劇場」の冠映像も収録されている。また、冠映像、オープニング、本編、予告編、エンディングのすべてを収録した完全版となっている。

備考[編集]

  • ロッキーら、擬人化された動物達は、ベストや帽子など何かしら衣服類を身に着けている。
  • 赤白の横縞シャツを着たトム少年をはじめとした人間も登場するが、大抵は動物達の敵として描かれ、多くのエピソードでは顔が描かれていない。ただし、トムに関しては、いくつかのエピソードでワナにかかった森の動物をペットとしてかわいがったり、ハンターを非難したりする動物寄りのキャラクターとして描かれている。
  • 森にはキツネのレッドとその祖母のグラニーばあさん、コヨーテのだんななど、肉食の動物も住んでいるが、シリーズ全体を通じて、動物同士の本気の捕食シーンは描かれていない。が、主要キャラクターが卵を食べているシーンは頻繁に描かれていたり、かぶと虫や蜂蜜、および魚の捕食シーンはごく普通に見られる。
  • コミュニケーションに関しては、森の動物同士は基本的に共通言語を用いているが、犬のバウザーや猫のブラックなど、牧場の人間に飼われている動物たちは、いわゆる動物語を話さない存在として描かれている。人間たちの言語は音声で表現されているが、その意味も、森の動物たちには理解できないものとして扱われている。
  • 当初、主人公ロッキーとガールフレンドのポリーは一つの巣穴に同居しているものとして描かれていたが、回をおってロッキーの家はひとり住まいの家として扱われるようになった。
  • 同時期に放送されたテレビドラマ「ありがとう」の第3シリーズに於いて、当時ソーセージの商品化権をライセンスされていた高崎ハムとドラマ側がタイアップしていた関係で、TBS系列のドラマにロッキーチャックソーセージのポスターが写り込んでいた。
  • この作品は「カルピスまんが劇場」として放送されていた。本来、オープニング映像の前に5秒間の冠映像が挿入されていたが再放送、ビデオ化ではカットされている。
  • ズイヨー映像(現:日本アニメーション)のアニメーション制作、第1作品目の作品になる。
  • 放送開始日の1973年1月7日付けの「産経新聞」や「毎日新聞」には、21:30の『川端康成名作シリーズ 雪国』(関西テレビ制作『白雪劇場』)と共に、本作の広告が掲載されており、「じゃあネ、ムーミンちゃん。こんどはボクはりきるヨ。」と、前作『ムーミン』(第2作)からバトンを受けた様なキャッチフレーズが載せられていた。


フジテレビ カルピスまんが劇場
前番組 番組名 次番組
ムーミン(第2作)
山ねずみロッキーチャック