「ギャラクシアン」の版間の差分

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2020年11月3日 (火) 14:16時点における版

ギャラクシアン
Galaxian
ギャラクシアン
ジャンル 固定画面シューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 ナムコ
運営元 日本 ナムコ
アメリカ合衆国 ミッドウェイ
デザイナー 沢野和則
石村繁一
プログラマー 田城幸一
シリーズ UGSFシリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(14.03キロバイト
稼働時期 日本 1979111979年11月
アメリカ合衆国 1979121979年12月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 2方向レバー
1ボタン
CPU Z80 (@ 3.072 Mhz)
サウンド NE555
LM324
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
224×256ピクセル
60.61Hz
パレット16色
テンプレートを表示

ギャラクシアン』(Galaxian)は、1979年11月に発表されたナムコ(現バンダイナムコアミューズメント)のビデオゲーム。同社の3作目にして同社初のシューティングゲームゲームデザイナーは、沢野和則。

概要

ハードウェア技術として、日本では初めてスプライトを利用しており、ソフトウェア面ではそれが活用され、シューティングゲームの基礎を築いた[1]。技術的源流はAtariであり、ナムコはAtariが使用していた『オブジェクト』という用語を踏襲している[2]

タイトルの『ギャラクシアン』とは銀河系の住人である人類、つまりプレイヤー側のことを指す言葉である[1]。この設定は他のUGSFシリーズでも使われている。

人気作となった事からライセンス生産も行われ、「タイトルは『ギャラクシアン』のまま」「国内ではテーブル筐体のみとする」等の条件により国内ではセガ(後のセガ・インタラクティブ)、タイトー、シグマ(後のKeyHolder)、アイレム(後のアピエス)、コナミ(後のコナミアミューズメント)、サミー日本物産、海外ではミッドウェイ(後のミッドウェイゲームズ)等にライセンスされた。ナムコ純正のテーブル筐体の定価は58万円、アップライト筐体の定価は64万円であった[3]

アーケード版の修理サポートは、セガとサミーがライセンス生産した製品は2017年3月[4]に、オリジナルは続編も含めて2017年10月にそれぞれ終了した[5]

ゲーム内容

ゲーム進行

エイリアンは、『スペースインベーダー』同様、砲台から離れた上空で編隊を組んで待機しており、1匹ずつミサイルを放ちながら降下・攻撃してくる。待機中のエイリアンはミサイルを撃ってこない。降下してきたエイリアンを撃墜できなかった場合、画面上部から再度現れ編隊へ復帰する。エイリアンの数が少なくなると編隊を崩して一斉に攻撃を仕掛けてくる。全てのエイリアンを打ち落とせば面クリアとなる。

アーケード版では、面ごとに旗が1本ずつ増えていき、10面クリアすると大きな旗が一本出る。

最終的には48面まであり、以降は48面の表示のまま延々ゲームは進んでいく。自機が全滅しない限りゲーム終了にはならない。

キャラクター

  配置数 得点 動きのパターン
待機時 飛行時
旗艦 2

(最大4)

60点 下記参照
  • 待機時に隣接したレッドが残っていれば、レッドと編隊を組んで飛行する。
  • 1度単独で飛行した後、次の面に逃げる事がある。
  • 旗艦が逃げた次の面は、通常2機である旗艦が3機以上に増えている。
レッド 6 50点 100点 旗艦がいない状態や総攻撃以外では、旗艦と編隊を組んで飛行するのが原則。単独時の動きはグリーンと大差ない。
パープル 8 40点 80点 グリーンよりカーブの描き方が大きいので、飛行時の撃墜の難易度が高い。
グリーン 30 30点 60点 砲台へまっすぐ向かってくるので、飛行時も比較的撃墜しやすい。
飛行時の旗艦とレッドの得点関係[1]
  • 単独飛行 - 150点
  • レッド1機との編隊 - 200点
  • レッド2機との編隊
    • レッドを残した状態で旗艦撃墜 - 300点
    • レッド2機とも撃墜後に旗艦撃墜 - 800点

他機種版

最初に家庭用ゲーム機で「ギャラクシアン」の名前を冠してリリースされたのは下に表したカセットビジョン版だが、これは結果的にナムコに版権料を払ってこそいる[6]ものの、内容は原典とはだいぶ異なっている(『ムーンクレスタ[6]ギャラクシーウォーズ[要出典]に近い)。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 ギャラクシアン 日本 198108101981年8月10日
カセットビジョン エポック社 エポック社 ロムカセット - -

移植版

これ以降が一般的な他機種への移植版となる。下記表における発売元「バンナム」は、バンダイナムコエンターテインメント(当時の社名はバンダイナムコゲームス)の略称。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 Galaxian アメリカ合衆国 1982年
Atari 5200
Atari 8ビット・コンピュータ
アタリ アタリ ロムカセット
フロッピーディスク
- -
2 Galaxian アメリカ合衆国 1983年
Apple II
Atari 2600
コレコビジョン
コモドール64
PC/AT互換機
ZX Spectrum
アタリ アタリ フロッピーディスク - -
3 ギャラクシアン 日本 1983021983年2月
PC-8801 電波新聞社 マイコンソフト フロッピーディスク - -
4 ギャラクシアン 日本 198401311984年1月31日
MSX ナムコ 日本 ナムコ
ヨーロッパ BUG BYTE
16キロバイトロムカセット - -
5 ギャラクシアン 日本 198409071984年9月7日
ファミリーコンピュータ ナムコ ナムコ 128キロビットロムカセット[7] NGX-4500 - ナムコットブランドによるファミコン参入第1弾。
6 ギャラクシアン 日本 1984年
X1 電波新聞社 マイコンソフト フロッピーディスク - -
7 ギャラクシアン 日本 1985年
FM-7 電波新聞社 マイコンソフト フロッピーディスク - -
8 ギャラクシアン 日本 199011291990年11月29日
ディスクシステム ナムコ ナムコ ディスクカード片面 NDS-GXN - 書き換え専用で、ディスクカードのパッケージ版発売なし。
9 ギャラガ&ギャラクシアン 日本 199507141995年7月14日
ヨーロッパ 1995年
ゲームボーイ ナムコ ナムコ ロムカセット 日本 DMG-AGCJ-JPN
ヨーロッパ DMG-AGCP-NOE
-
10 ナムコミュージアム Vol.3 日本 199606211996年6月21日
ヨーロッパ 1997021997年2月
PlayStation ナウプロダクション ナムコ CD-ROM 日本 SLPS 00390
ヨーロッパ SCES 00268
- アーケード版の移植
11 ナムコギャラリー VOL.2 日本 199611291996年11月29日
ゲームボーイ ナムコ ナムコ ロムカセット - -
12 ナムコヒストリー VOL.4 日本 199812241998年12月24日
Windows ナムコ ナムコ CD-ROM - -
13 Namco Museum 64 アメリカ合衆国 199910311999年10月31日
NINTENDO64 マスメディア ナムコ ロムカセット NUS-NNME-USA - アーケード版の移植。日本では未発売。
14 Namco Museum アメリカ合衆国 200006252000年6月25日
ドリームキャスト マスメディア ナムコ GD-ROM - - アーケード版の移植。日本では未発売。
15 ギャラクシアン 日本 2001年3月[8]
iアプリ ナムコ ナムコ ダウンロード
(アプリキャロット)
- -
16 ナムコミュージアム 日本 200112072001年12月7日
ヨーロッパ 200112072001年12月7日
ゲームボーイアドバンス マスメディア ナムコ ロムカセット 日本 AGB-ANMJ-JPN
ヨーロッパ AGB-ANMP
-
17 ナムコミュージアム 日本 200502242005年2月24日
ヨーロッパ 200512092005年12月9日
PlayStation Portable マスメディア ナムコ UMD 日本 ULJS 00012
ヨーロッパ UCES 00116
- アーケード版の移植
18 ナムコミュージアム アーケードHITS! 日本 200601262006年1月26日
PlayStation 2 マスメディア ナムコ DVD-ROM SLPS-25590 - アーケード版の移植
19 Namco Museum - 50th Anniversary ヨーロッパ 200508302005年8月30日
PlayStation 2
Xbox
ゲームキューブ
デジタル・エクリプス ナムコ PS2:SLES-53957
GC:DOL-G5NP-EUR
-
20 ナムコミュージアムDS 日本 200710112007年10月11日
ヨーロッパ 200802292008年2月29日
ニンテンドーDS エムツー バンナム DSカード 日本 NTR-YNMJ-JPN
ヨーロッパ NTR-YNMP
-
21 日本 みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル
アメリカ合衆国 Namco Museum Remix
ヨーロッパ Namco Museum Remix
アメリカ合衆国 200710232007年10月23日
日本 200712062007年12月6日
ヨーロッパ 200804082008年4月8日
Wii バンナム バンナム Wii用12センチ光ディスク 日本 RVL-RNWJ-JPN
ヨーロッパ RVL-RN2P
-
22 ギャラクシアン 日本 200909292009年9月29日
Wii バンナム バンナム ダウンロード
バーチャルコンソールアーケード
- - アーケード版の移植。2019年1月31日配信・販売終了。
23 ナムコミュージアム バーチャルアーケード アメリカ合衆国 200811042008年11月4日
ヨーロッパ 200905152009年5月15日
日本 200911052009年11月5日
Xbox 360 バンナム バンナム DVD-ROM - - アーケード版の移植
24 NAMCO MUSEUM ARCHIVES Vol.1 INT 202006182020年6月18日
Nintendo Switch(日本国外)
PlayStation 4
Xbox One
Windows(Steam)
B.B.スタジオ
エムツー
バンナム ダウンロード - ファミリーコンピュータ版の後期ロット版を収録
25 ナムコットコレクション 日本 202008202020年8月20日
Nintendo Switch B.B.スタジオ
エムツー
バンナム Switch専用ゲームカード
ダウンロード
- ファミリーコンピュータ版を収録
MSX版
ナムコットゲームセンターシリーズ第3弾として発売。後に1990年4月26日フロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 2』にも、このMSX版が収録されている。
ファミリーコンピュータ版
ファミコン版の初期ロットでは、リセットボタンの押下を内部でカウントしており、45回リセットボタンを押した後、2コントローラ側のABボタンを押しながらリセットボタンを押すという操作する度に、ゲームとはまったく関係のない、ミシェル・ローランフランス語版の『サバの女王』、『風の谷のナウシカ』の『ナウシカ・レクイエム』のメロディが流れる隠し音楽モードがある。ここでのサウンドドライバはゲーム本体のものとは別に実装されており、画面には音程やステップなどをテキストで簡易的に表示される。なお、リセットボタンの押下回数は、ABを押されていなかった場合、46回目にカウンタがゼロにもどる。ただ、ABを押した状態でもリセットボタンの押下は全てカウントされるため、裏技としては、2コントローラのABを押下したままリセットボタンを連打するという方法も伝播している。
この裏技を紹介した『ファミリーコンピュータMagazine』(徳間書店、1985年10月号)に対し、ナムコが「掲載許諾を出していない画面を掲載した」としてクレームを入れたものの、これらの曲のうち、『風の谷のナウシカ』の楽曲版権所有者である徳間書店に無断でデータが収録されていることから、音楽著作権の侵害に当たり、形勢が逆転し不問となったというエピソードがある[9][10]
ファミコン版のROMに含まれるデータの先頭部分に、社名とプログラマの署名テキストが入っている。なお、ゲーム中では使用されていない。

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games15/20点 (A26)[11]
Eurogamer9/10点 (AC)[12]
Your Sinclair11.5/15点 (ZX)[13]
Electronic Fun with Computers & Games2/4点 (A52)[14]
アーケード版
1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「エイリアンたちは単に整列しているだけでなく、なめらかな動きで攻撃してくるのが当時は非常に美しかった。インベーダーブームが去り、ゲーム界に活気がなくなりかけてきての大ヒットだけに、その業界に与えた功績は大きい」、「ラウンドが表示されるという点もプレイヤーを熱く燃えさせた。しかも単純に数字ではなく、1面ごとに赤い旗が立っていき、10面で数字付きのビックな赤旗になる。この旗をいくつ並べられるかをみんなで競い合うのが楽しかった」と紹介されている[15]
ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌ファミリーコンピュータMagazine1991年5月10日号特別付録の『ファミコンロムカセット オールカタログ』では、「シューティングの原点だ」、「さすがに古さを感じさせる、ナムコのファミコンソフト第1号。『撃つ』『かわす』の繰り返しだがそれでも、一度始めると夢中になってしまうのは、敵機の飛行アルゴリズムの面白さとゲームバランスの良さによるものだろう。現在の主流であるパワーアップ型シューティングと比べると、古さよりもむしろ新鮮さを感じる不思議なゲームでマニアのコレクションに欠かせない」と紹介されている[7]

関連作品

続編

詳細はリンク先を参照。

亜流・コピーなど

ライセンスを取得せずに亜流を製造した西日本販売の『ギャラクシーX』[16]ユニバーサルの『コスミックエイリアン』[17]、ライセンスを取得したものの製造許諾契約に違反し亜流を製造した日本物産の『ムーンエイリアン』[18]に対して損害賠償請求訴訟が起きた。

アストロファイターデータイースト
5種類の異なる動きをする敵を順番に倒していくゲーム。
アンドロメダSSアイレム
中央にいる白いボスを打ち落とすため、周囲にいるザコキャラを撃ちまくる。
オズマウォーズ(新日本企画、後のSNK
スクロールしてくる多数の敵を撃破し、最後にボスキャラを倒す。ステージクリアすると燃料が補給される。
銀河帝国の逆襲(アイレム)
途中から登場する敵が、画面の下から槍で自機を突くというアイデアが目新しい。当時のゲームには珍しい漢字タイトル。
キング&バルーンナムコ
気球が襲ってきて、王様を連れ出すのを阻止する内容。砲台(兵士)は何度撃たれてもかまわないが、王様が連れ去られるとミス。
コスミックエイリアン(ユニバーサル、後のユニバーサルエンターテインメント
敵が宙返りして自陣に戻って来る。ナムコから著作権侵害で訴えられている。
THE END(コナミ、後のコナミアミューズメント
敵がパーツを拾い、ENDの文字を作ろうとする。作られたらゲームオーバー。
スパイダー(シグマ、後のKeyHolder
名前通りクモのような敵が襲ってくる。
スピーク&レスキューサン電子
初の「しゃべるゲーム」。UFOに連れ去られた時、ステージクリア時にしゃべるのが印象的。
スペーシアン(タイトー)
『インベーダー』基板で『ギャラクシアン』を動かした改造もの。
スペースゲリラ(大森電機)
トーチカ、横移動する敵の集団、画面上部を横切る高得点キャラなど、『インベーダー』の影響が残るゲーム。
スペースファイヤーバード任天堂
連射機能や、短時間のパワーアップ、1発では撃墜できない敵など、当時としては珍しい機能を持っていた。
トマホーク777(データイースト)
ギャラクシアンの舞台をそのまま海底と潜水艦にしたようなゲーム。
ニューヨーク・ニューヨークわが青春のアルカディア(シグマ)
自由の女神を背景に、UFOやしゃべるUFO守護神を倒す。『アルカディア』は背景とBGMを差し替えたもの。
フェニックス(AMSTAR、タイトーよりライセンス)、プレアデス(テーカン、後のテクモ
宇宙空間を舞台に鳥が攻撃してくる内容。BGMで『禁じられた遊び』が流れる。『プレアデス』はテーカン初のゲームで『フェニックス』の改造。
マッドライダー / ハイウェイチェイス(データイースト)
暴走族対パトカーの設定となり、カーレースの要素が組み込まれている。基板によりタイトル等が異なる。
ムーンエイリアン日本物産
自機と面クリアの旗が異なる。前述のライセンス品のはずだったが、契約に違反するコピーゲームまで作られた。続編としてキャラが変更され、自弾が曲がって飛ぶ『ムーンエイリアンII』も存在する。また、ムーンエイリアンのアーケードフライヤー[19]にはロジャー・ディーンが描いたモータウンレーベルのコンピレーション・アルバムVol.6[20]のイラストが無断で使用されている。1980年に発行された企業案内パンフレットには日本物産のオリジナル作品として京都の製造工場とともにムーンエイリアンが写真付きで紹介されていた[21]
ムーンクレスタ(日本物産)
自機が3機編成になっていて、ステージの途中にドッキングステージが設けられている。ギャラクシアンの基板を使ったゲームであり、ギャラクシアンのゲーム背景の星空と全く同じである[22]
レーダースコープ(任天堂)
3次元に見える空間でUFOを撃つ。ROM交換で作ったのが『ドンキーコング』。
レッドUFOウコーエンタープライズ
UFOが襲ってくる。『ギャラクシアン』基板の改造。

アレンジ作品

SDガンダム OVER GALAXIAN
バンダイより発売のPlayStation用ソフト。ギャラクシアンの敵をSDガンダムのモビルスーツに置き換えたアレンジ作。

パロディ作品

本作のパロディが収録されたゲームも存在する。

その他

  • 初代『リッジレーサー』(PlayStation)では起動時のローディング中に本作をプレイできる。ロード時間、つまりプレイ可能な時間もわずかなものであるが、この間に敵を全滅させると敵車として登場している8台のマシンが自車として選択可能になる。
  • FLビームギャラクシアン - バンダイLSIゲーム。1980年発売、8800円。背景に星が輝く宇宙空間で1匹から2匹のエイリアンが曲線を描いて飛来。一度撃ち逃した敵が速度を増して攻撃してくる仕様である。ちなみに、テレビCMには『じゃりン子チエ』の主人公・竹本チエと飼い猫の小鉄が登場し、ポケットインベーダーで遊んでいたチエに小鉄が「今はギャラクシアンの時代やで」と言い放っていた[23]
  • スーパーギャラクシアン - エポック社のLSIゲーム。1981年発売、8800円。アーケード版よりも敵数は少ないが、動きは多彩で、オリジナルの特徴でもある敵機が編隊から離れて攻撃する動きも滑らか。敵のデザインはアーケード版に忠実。ドッキングステージもある。アーケード版に近づけようと、アップライト型で独立したレバーやボタンを装備し、宇宙を連想させる丸い画面にレンズを採用した[24]
  • ポケットギャラクシアン - トミーポケットメイト』シリーズの一作。400円。同シリーズの「ヌギヌギゲーム」の仕様変更版であり、8つの球を打ち出し、4つある穴に狙って入れるパチンコ状のゲームである。旗艦やエイリアンを模した絵が使われているものの、"GALAXIAN"の文字は本作のロゴではなく、本体にもパッケージにもナムコのコピーライト表記はされていない。
  • すがやみつるのゲーム漫画『ゲームセンターあらし』にも度々登場している。なお当時の世相を反映して、あらしたち小学生はゲームセンター立ち入り禁止になっていたために、裕福な友人の家でのプレイ時が初登場であり、「夢にまで見たギャラクシアンとこんな所で会えるとは」と感激のあまり涙を流している。
  • 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦 - 作中にギャラクシアンガシャットが登場する。
  • 韓国SBSで放送されたアニメ『おはよう ジャドゥちゃん』(原題:안녕 자두야)の第1シーズンの第23話「ゲーム中毒」で、主人公のジャドゥがアーケードゲームを始める際に本作のイントロBGMが使用されている。

脚注

  1. ^ a b c マイコンBASICマガジン編集部 『All about NAMCO』電波新聞社 1986年12月 ISBN 978-4885541070
  2. ^ http://d.hatena.ne.jp/hally/20041010 を参照。
  3. ^ ゲームマシン no.137 p.22” (PDF). アミューズメント通信社. 2019年6月7日閲覧。
  4. ^ 弊社製品保守対応の終了についてセガ・インタラクティブ、セガ・ロジスティクスサービス 2016年11月
  5. ^ 保守終了一覧バンダイナムコテクニカ 2017年10月1日
  6. ^ a b 先駆者に聞く創世の時代 Game Frontiers 株式会社エポック社 堀江正幸氏”. CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY. 2019年7月3日閲覧。
  7. ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、211頁。 
  8. ^ 「パックマン」「ギャラクシアン」が携帯電話に登場!”. SOFTBANK GAMES NEWS INDEX. ITmedia (2001年1月18日). 2018年12月22日閲覧。
  9. ^ 山本直人「超実録裏話ファミマガ」アンビット/徳間書店、2011年7月 ISBN 978-4198632250、pp.85
  10. ^ 山本直人 (2011年5月9日). “ふぁみこん雑誌業界昔話 ガチンコゆえに生じた『ギャラクシアン』事件【1985】ファミマガ10月号”. ジーパラドットコム. 2014年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月31日閲覧。
  11. ^ Galaxian for Atari 2600 (1983)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
  12. ^ Galaxian for Arcade (1979)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
  13. ^ Galaxian for ZX Spectrum (1984)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
  14. ^ Galaxian for Atari 5200 (1982)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
  15. ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、71頁、ISBN 9784881994290 
  16. ^ ゲームマシン 2000年1月15日号 20年前の主なニュース - アミューズメント通信社
  17. ^ ゲームマシン 2000年7月15日号 20年前の主なニュース - アミューズメント通信社
  18. ^ ゲームマシン 2001年6月15日号 20年前の主なニュース - アミューズメント通信社
  19. ^ ムーンエイリアン・アーケードフライヤー
  20. ^ モータウンレーベルコンピレーション・アルバムVol.6
  21. ^ 1980年発行の企業案内パンフレッド「Frontier Spirit of Amusement Nichibutsu」より
  22. ^ 「BEEP!メガドライブ」連載「バイナリ・アナリシス」1993年9月号および書籍「それは『ポン』から始まった」225Pより
  23. ^ 『電子ゲーム なつかしブック』コアマガジン〈コアムックシリーズNO.682〉、2016年、p. 19。ISBN 9784864369619
  24. ^ 『電子ゲーム なつかしブック』コアマガジン〈コアムックシリーズNO.682〉、2016年、p. 21。ISBN 9784864369619

外部リンク