フェリオス

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フェリオス
PHELIOS
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
音楽 川元義徳
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(5.16メガバイト
稼働時期
  • 日本 1989年2月 (1989-02)
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
暴力
デバイス 8方向レバー
3ボタン
システム基板 SYSTEM II
CPU MC68000 (@ 12.288 MHz)×2
MC6809 (@ 3.072 MHz)
HD63705 (@ 2.048 MHz)
サウンド C140 (@ 21.390 kHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット8192色
テンプレートを表示

フェリオス』 (PHELIOS) は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)より1989年に発売されたアーケードゲーム。縦スクロールシューティングゲームである。

概要[編集]

ギリシャ神話をモチーフとしており、デュポンに捕らわれた王女アルテミスを、恋人である騎士・アポロンペガサスを駆って助けに行くストーリー。

各ステージの前後にはデモが挿入される。クリア後のデモはアルテミスがデュポンから執拗な拷問を加えられるという過激なもので、画面に大きくアルテミスその他登場人物のグラフィックが表示され、フルボイスで台詞が流れる。ヒロインを前面に押し出した演出や、美麗なグラフィックとアニメーションの出来も合いまってギャルゲーの先駆け的存在として評され、当時の雑誌『ゲーメスト』増刊の「ギャルズアイランド」などでもこの点が大きく取り上げられた。

なお、当時のナムコの開発陣曰く「あくまでベースとしてギリシャ神話の設定を借りただけで特に(ギリシャ神話との)関連は無い」との事。

ゲーム内容[編集]

操作方法[編集]

8方向レバーと攻撃ボタンで主人公を操作する。ボタンを一定時間押しっぱなしにして溜めた後に離すことで強力なショットを放つ。画面下に剣の形をした溜めゲージが存在する。

ライフ制とストック制を併用。敵弾や敵本体に接触した場合はライフを1つ失う。ライフが0になるとミスとなり、ストックを1つ失う。また、地形に接触した際はライフによらず、ストックを1つ失う。ライフはハート、ストックは盾のアイコンで画面下に表示される。ゲーム開始時のストックは3でライフは2で、設定で変更可能。

当たり判定はアポロンのみ。

ゲーム開始時には2つのモードを選択する。オプション設定で難易度選択を無効に選択した場合はHARDのみをプレイすることになる。双方ともエンディングは共通。

EASY
難易度は低いが、4面終了時にスキップデモが入り最終ボス戦となる。
HARD
全てのステージをプレイすることが出来る。EASYでは登場しないデュポンの正体が明らかになる。

アイテム[編集]

黄色いふくろう、ブーボーを倒すと様々なアイテムバードが出てくる。カッコはアイテムバードに書いてあるアルファベット。ブーボーは、打ってアイテムバードに変えるまでは、触れるとダメージになる。

  • スピードアップ(S)
    自機のスピードが1段階アップする。
  • オプション(O)
    プレイヤー機のオプションが装着される。最大3個。
  • ビーム(B)
    自動連射。一度にたくさんの弾をとばせる。この武器がある間は溜め打ちができない。
  • アクロス(A)
    地形により跳ね返るショット。
  • ホーミング(H)
    敵に向かって多数の弾がとんでいく。自動連射。
  • ライフ(L)
    主人公のライフが1つ回復する。
  • フェリオス(P、H、E、L、I、O、S)
    文字を7つ揃えると最強の剣『フェリオス』が完成し、溜め撃ちにより前方広範囲に強力な攻撃を行う。
  • ボーナスポイント
    カプセルの中に隠れており、50~5000ポイントが追加される。

ビーム、アクロス、ホーミングは弾数に制限がある。ライフはAC版ではステージのボス戦前や中盤あたりに出てくる。

ステージ構成[編集]

各ステージは『チャプター』と称し、全7チャプターから成る。

  • チャプター1
    アポロン生誕の地にしてアルテミスと共に過ごしたディロスの丘。途中で唯一、擬似3Dステージが登場。ボスはメデューサ
  • チャプター2
    洞窟。ボスは三姉妹の老婆グライアイ
  • チャプター3
    高速スクロールの空中戦。ボスは鳥人セイレーン
  • チャプター4
    溶岩地帯。ボスは炎の魔人アンタイオス
  • チャプター5
    氷の迷宮。ボスは水晶に閉じ込められた妖怪スキュラ
  • チャプター6
    デュポンの神殿の門。ポスは門番ケルベロス
  • チャプター7
    デュポンの神殿。ボスはデュポン。最終面の為、このチャプターをクリアするとエンディングになる。

ボスの耐久力は、オプションの数で変わり、オプションが少ないと耐久力は少ない。多いと耐久力が多く、スキュラやデュポン等のボスを倒すのは非常に困難であり、高難易度になる。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 フェリオス
  • 日本 1990年7月20日 (1990-07-20)
  • アメリカ合衆国 1990年
  • ヨーロッパ 1991年12月
メガドライブ ナムコ ナムコ 4メガビットロムカセット[1]
  • 日本 T-14013
  • アメリカ合衆国 14016
  • ヨーロッパ 1131
-
2 フェリオス
ナムコ・ゲームス
  • 日本 2006年11月1日 (2006-11-01)
700i900iシリーズ
iアプリ
ウインドリーム バンダイナムコゲームス ダウンロード - -
3 フェリオス
ナムコEZゲームス
  • 日本 2007年9月27日 (2007-09-27)
EZアプリ
(BREW)
ウインドリーム バンダイナムコゲームス ダウンロード - -
4 フェリオス
  • 日本 2008年4月22日 (2008-04-22)
Wii
バーチャルコンソール
バンダイナムコゲームス バンダイナムコゲームス ダウンロード - -
メガドライブ版の移植
5 フェリオス
  • 日本 2009年7月28日 (2009-07-28)
Wii
(バーチャルコンソールアーケード)
バンダイナムコゲームス バンダイナムコゲームス ダウンロード - -
アーケード版の移植
メガドライブ版
  • 1990年7月20日に発売。海外版のジェネシスに移植したものをそのまま発売しており、全て英語表記。
  • 容量の関係から、ステージ構成の変更・登場しない敵・デモ時の台詞のカット・デモ場面の演出の変更・オプションはAC版で最大3個装備可能だったものが、2個までに変更された。音声にはややノイズが入っている。BGMはメガドライブ版だけのオリジナル曲もあった。コンティニュー制で通常だと3回、裏技のコマンドで、最大9回まで可能。スタートメニュー画面のOPTIONSを選択すると、それぞれのチャプターのストーリーを見ることができるが前述の通り、全て英語表記。
  • “NOVISE MODE”と、“ADVANCED MODE”の2つから選択できる。いずれのモードもライフは3。後者をクリアすると“EXPERT MODE”が新しく追加される。“NOVISE MODE”は4面で終了し、真のエンディングを見ることが出来ない。“ADVANCED MODE”は全てのステージをプレイでき、全7面をクリアすると真のエンディングを見ることができる。“EXPERT MODE”はライフが2に減らされ、敵の数の増加、耐久力の変更などで、非常に難易度が高い。
  • Wiiバーチャルコンソールにて配信中。メガドライブ版発売時はCERO指定はなかったが、バーチャルコンソールで配信するにあたりセガはCERO B(12歳以上対象)としている。また、この本作がナムコのメガドライブ初参入のソフトである。
Wii(バーチャルコンソールアーケード)版
  • 2009年7月28日からWiiバーチャルコンソールで配信。メガドライブ版とは異なり、AC版からの完全移植。一部の武器の発射音等の相違点はあるが、業務版とほとんど変わらない。

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 29/40点 (MD)[2]
メガドライブFAN 18.98/30点 (MD)[1]
受賞
媒体 受賞
第3回ゲーメスト大賞 ベストシューティング賞5位 (AC)[3]
ベスト演出賞4位 (AC)[3]
ベストグラフィック賞3位 (AC)[3]
ベストVGM賞8位 (AC)[3]
年間ヒットゲーム20位 (AC)[3]
ゲーメスト ザ・ベストゲーム 第46位 (AC)[4]
(1991年)
アーケード版

ゲーム誌「ゲーメスト」の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)で、ベストシューティング賞で5位を獲得、その他にベスト演出賞で4位、ベストグラフィック賞で3位、ベストVGM賞で8位、年間ヒットゲームで20位、ベストキャラクター賞ではアルテミスが2位を獲得した[3]。また、1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では46位を獲得した[4]。巻末の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「ギリシャ神話をモチーフにしたオプションシューティング。捕らわれの姫を助け出すという典型的なパターンだが、グラフィックがナムコらしく美しい」と評されている[5]

メガドライブ版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計29点(満40点)[2]、「メガドライブFAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.98点(満30点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.38 3.19 3.27 3.11 3.01 3.02 18.98

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」、『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店1993年7月15日、 64頁。
  2. ^ a b フェリオス まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年12月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 20 - 21頁、 ISBN 9784881994290
  4. ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 63頁、 ISBN 雑誌03660-7
  5. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 175 - 216頁、 ISBN 雑誌03660-7

外部リンク[編集]