マーベルランド

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マーベルランド
MARVEL LAND
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
プロデューサー 岡本進一郎
K.MATSUOKA
ディレクター CHITOSE
シナリオ CHITOSE
プログラマー 田中京太
音楽 石井悦夫
美術 ときた洸一
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(4.41メガバイト
稼働時期 日本 1990011990年1月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 4方向レバー
3ボタン
システム基板 SYSTEM II
CPU MC68000 (@ 12.288 MHz)×2
MC6809 (@ 3.072 MHz)
HD63705 (@ 2.048 MHz)
サウンド C140 (@ 21.390 kHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット8192色
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マーベルランド』 (MARVEL LAND) は、1990年1月にナムコから稼働されたアーケード横スクロールアクションゲーム。ナムコのシステム基盤「SYSTEM II」の第8弾作品。

主人公のパコを操作し、魔王モウルを倒して「マーベルランド」を救出するのを目的としている。キャラクターデザインは、後に漫画家となるときた洸一が担当している。

1991年メガドライブに移植された他、2009年にアーケード版がWii用ソフトとしてバーチャルコンソールアーケードにて配信された。

アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)で、大賞5位、ベストアクション賞3位、ベスト演出賞6位、ベストグラフィック賞8位、ベストVGM賞5位を獲得した他、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)では第33位を獲得した。

概要[編集]

大遊園地・マーベルランドを支配した魔王モウルを倒し、プリンセス・ルクシーと3人の守護妖精を救い出すため、ドラゴン族の王子パコが冒険する横スクロールアクションゲーム。アスレチックアクションゲームとなっており、ファンタジックな世界観、ファンシーで明るいグラフィックやBGM、ナムコならではのかわいらしいキャラクターとは裏腹に、非常に高い難易度を誇っている。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

8方向レバーとボタンで操作を行う。プレイヤーはゲーム開始前に2つの難易度から選択できる。

EASY
難易度が低い初心者モードだが、プレイ可能な面数に制限があり、プレイできるのはワールド1の他、2-1、2-3および4-4前半部のみ。タイムボーナスと全面クリア時のボーナス点が後述のノーマルの半分。
NORMAL
全ステージのプレイできる通常モード。1-1から1-4までで構成されるワールド1、2-1から2-5までで構成されるワールド2、3-1から3-4までで構成されるワールド3および1-1から4-4までで構成されるワールド4がプレイできる。全面クリア時に、4-4後半部(脱出ステージ)がある。

アイテム[編集]

シューズ
足場が滑りにくくなる。すでに持っているときには1000点のホットドッグに変わる。
ウイング
ジャンプ力が大幅に上がり、ジャンプボタンを連打することにより落下速度を遅くすることができる。取らないと絶対クリアできない箇所が多数あるが、必ずそういう場所には設置してある。本来ウイングになるはずの宝箱をすでにウイングを持っているときに開けると、1000点のホットドッグに変わる(この現象は複数のウイングが出現する3-4でしか起こりえない)。
分身
分身が現れて攻撃できたり、アイテムを本体の代りに取ったりできる。攻撃をあてるたびにダメージを受け、通常は青 → 黄 → 赤 → 消滅の3回攻撃すると消える分身が5体現れる。ランクD(super difficult)時は青 → 赤 → 消滅の2回攻撃で消える。
1-1、1-4、2-1、2-4、2-5、3-2、3-4、4-1、4-2 に出現する。
ラッキー
分身の色が全て青くなる。分身が居ないときに取ると5000点だが、ゴミ箱以外のところから出現するラッキーは5000点とならない。
ドクロ
ジェットコースター面に出現。取るとシューズが消えて、分身のうち一番後ろのものがなくなる。
1UP
スペシャルフラッグ。パコが一体増える。2-5と4-3に出現。
スコアアイテム
シェイク300点、アイスクリーム500点、ハンバーガー700点、ホットドッグ1000点、イチゴ3000点。
砲弾、ボール、タル
バネを押し込んでボールや砲弾を撃ったりタルを転がして敵を倒せる場所が存在する。
まとめて敵を倒すとそれぞれの敵に対して100点、300点、500点、700点、1000点、3000点、5000点、7000点、以下7650点……が入る。
基本点がこれより高い敵を倒すと、その基本から点数の上昇がはじまるため、高得点なものを最初に倒すのがコツとなる。

その他[編集]

設定[編集]

ストーリー[編集]

ドラゴン族、妖精族、翼族、地底族の4種族が暮らす光と平和の国「コニーランド」の真ん中に、「マーベルランド」という大遊園地があった。

そこは妖精族によって守られていたが、地底族の魔王モウルは自分よりも力の弱い妖精がマーベルランドを守っていることに不満を抱いていた。「マーベルランドを制する者はコニーランドをも制する」という言い伝えに則って「コニーランド」を手中に収めようと、モウルは他種族をそそのかして4人の守護妖精をさらわせ、マーベルランドを制圧してしまった。

ドラゴン族のプリンスであるパコは、4人の守護妖精たちを救い出してモウルを倒し、マーベルランドを取り戻すべく、1人マーベルランドの中へと乗り込んでゆく。

ステージ構成[編集]

ワールド1[編集]

エリア1
花畑の国の入り口。ゴールは二つの雲。
エリア2
花畑の国。ゴールは海賊船。
エリア3
青いジェットコースターに乗るステージ。ループは1回。
エリア4
花の精が待つ城塞。

ワールド2[編集]

エリア1
山の国。ゴールは回転する台。
エリア2
山の国。ゴールは回転する台。
エリア3
青と緑のジェットコースターに乗るステージ。ループは2回。
エリア4
山の国。ゴールは小さな船。
エリア5
水の精が待つ城塞。1UPあり。

ワールド3[編集]

エリア1
おかしの国。後半の下ルートは物理的にクリア不可能に作ってある。ゴールは回転する台。
エリア2
おかしの国。ゴールは蒸気船。
エリア3
青と緑と赤のジェットコースターに乗るステージ。ループは3回。
エリア4
おかしの精が待つ城塞。全面中最大の広さを持つ。

ワールド4[編集]

エリア1
氷の床である帝国の入り口。ゴールは海賊船だが中が浸水している。
エリア2
帝国への進入口。これ以降の面はダーツの的状になったゴール時のボーナスシートはない。
エリア3
地下帝国内部。1UPあり。
エリア4
全面中最短の面。モウルとの決戦がある。
脱出面
モウルに勝利すると残機数が点数に変換され、一発勝負の脱出面が開始される。クリアすると10万点ボーナス。
クリアに失敗した時点で強制的にゲームオーバーとなる。

登場キャラクター[編集]

パコ王子(海外版ではTalmit)
ドラゴン族の王子。エンディングではPAKOと表記されているが、これは誤表記で、正式なスペルはPACOである[2]。語源はラテン語で平和を表す"PAX"から。
フローリー
ワールド1で捕らわれている花の妖精。
シルフィー
ワールド2で捕らわれている水の妖精。
スウィーティー
ワールド3で捕らわれているお菓子の妖精。
プリンセス・ルクシー(海外版ではWondra)
ワールド4で捕らわれている光の妖精、パコとは幼馴染で妖精族の長。
ヨロイアンコウ
プリンセス・ア・ラ・モード
魔王モウル
地底にしか支配が及ばない事に不満を持ち、コニーランド征服の足がかかりとしてマーベルランドを乗っ取った地底族の魔王。彼との戦いのみ、ミニゲーム後に通常のアクションバトルの対決になる。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 日本 マーベルランド
アメリカ合衆国 Marvel Land
ヨーロッパ Talmit's Adventure
日本 199106281991年6月28日
アメリカ合衆国 1991101991年10月
ヨーロッパ 1992081992年8月
メガドライブ ナムコ ナムコ 8メガビットロムカセット[3] 日本 T-14093
アメリカ合衆国 T-14046
ヨーロッパ 1052-50
2 マーベルランド 日本 2009年6月30日[4]
Wii ナムコ ナムコ ダウンロード
バーチャルコンソールアーケード
- アーケード版の移植
メガドライブ版
  • 同年には、アメリカとヨーロッパでも発売された。なお、ヨーロッパ版はタイトルが『Talmit's Adventure』に変更されている。
Wii版

スタッフ[編集]

アーケード版
  • エグゼクティブ・プロデューサー:浅田安彦
  • チーフ・プロデューサー:横山茂
  • プロデューサー:岡本進一郎、K.MATSUOKA
  • チーフ・プログラマー:田中京太
  • プログラマー:斎田栄一
  • ビジュアル・ディレクター:R.NEKOMOTO
  • オリジナル・キャラクター・デザイン:ときた洸一
  • ドット・キャラクター・デザイン:金井重憲、木村正則、手島宗之、桑原弘, Y.KIKUCHI
  • グラフィック・デザイン:R.NEKOMOTO
  • サウンド&ミュージック:石井悦夫
  • エクストラ・サンクス:HIROBEE、KAWAGEN、Y.TAKAYANAGI
  • サウンド・プログラマー:T.KOBAYASHI
  • ボイス・キャスト:稀代桜子
  • マーケティング・リサーチ:T.NATSUI
  • スケジュール:Y.SETO
  • スペシャル・アドバイザー:H.SHIMACHAN、佐藤英治、T.NATSUI
  • ツール・サポート:二階堂和行、MINMIN
  • ディレクト&ライト:CHITOSE
メガドライブ版
  • プロデューサー:YOKO-BOSS
  • ディレクター:CHITOSE
  • スペシャル・アドバイザー:ケン・ロブ、ジム・カリー
  • アレンジ・フォー・MD:SINCHAN、CRAZY HORSE
  • アシスタント・プログラム:CATICATI、M.YANAGIYA.UWF
  • 音楽:AMU-NYORO、YOSIQUIN(西村善樹)
  • キャラクター・デザイン:ANGOLA USAGI、YAMACHAN、LITTLE DRAGON、RED BUNNY
  • スペシャル・サンクス:PIPI、MICRO NYAN、AYANOKOHJI、N.ISAKI、HYNEMOS NOTARI

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通25/40点 (MD)[5]
Sinclair User7/10点 (AC)[6]
Raze96% (MD)[7]
ACE835/1000点 (MD)[7]
Mean Machines83% (MD)[7]
メガドライブFAN18.41/30点 (MD)[3]
受賞
媒体受賞
第4回ゲーメスト大賞大賞 5位[8]
ベストアクション賞 3位[8]
ベスト演出賞 6位[8]
ベストグラフィック賞 8位[8]
ベストVGM賞 5位[8]
年間ヒットゲーム 18位[8]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第33位[9]
アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)で、読者投票により大賞5位を受賞している[8]。その他に、ベストアクション賞で3位、ベスト演出賞で6位、ベストグラフィック賞で8位、ベストVGM賞で5位、年間ヒットゲームで18位、ベストキャラクター賞ではパコが4位を受賞している[8]。また、1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われた『ゲーメスト』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では33位を獲得している[9]。さらに、巻末の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「回転機能が遊園地の乗り物に使われ、グラフィック的に豪快なアクションが楽しめる。幻想的でかわいいキャラが女性客も引き寄せた」とグラフィックやキャラクター造形に関して肯定的なコメントで紹介されている[10]
メガドライブ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で25点(満40点)[5]、ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.41点(満30点)となっている[3]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.68 3.18 2.70 2.83 2.91 3.11 18.41

脚注[編集]

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  1. ^ ワルキューレシリーズの世界であるマーベルランドと本作のマーベルランドをひっかけており、主人公たちがワルキューレシリーズのマーベルランドに向かおうとしていたところ、手違いでこちらのマーベルランドに来たという展開になっている。
  2. ^ サイトロンから発売されたサントラCDのライナーノーツより。
  3. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、 29頁。
  4. ^ 佐伯憲司 (2009年6月26日). “バンダイナムコ、「マーベルランド」を6月30日にバーチャルコンソール アーケードでリリース” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年5月12日閲覧。
  5. ^ a b マーベルランド まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年2月13日閲覧。
  6. ^ Marvel Land for Arcade (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年7月29日閲覧。
  7. ^ a b c Marvel Land for Genesis (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年7月29日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 18 - 19頁、 ISBN 9784881994290
  9. ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、 62 - 63頁、 ASIN B00BHEECW0
  10. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、 175 - 216頁、 ASIN B00BHEECW0

外部リンク[編集]