ビタミーナ王国物語

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ビタミーナ王国物語
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ゲームボーイ
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
音楽 田島勝朗
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 日本 199209171992年9月17日
アメリカ合衆国 1993年
その他 型式:日本 DMG-B6J
アメリカ合衆国 DMG-B6-USA
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ビタミーナ王国物語』(ビタミーナおうこくものがたり)は1992年9月17日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたゲームボーイロールプレイングゲーム

北米では『Great Greed』のタイトルで発売された。

概要[編集]

主人公は森の中で、突然現れた異世界の人間の戦闘に巻き込まれ、「ビタミーナ王国」という世界に飛ばされてしまう。その世界で、救世主になるように頼まれ、世界を救う旅に出るといった内容。

登場する固有名詞はすべてに関する事柄になっている。また戦闘中コマンドがなく、方向キー入力で技を出すという戦闘システムは、後のテイルズ オブ シリーズに近いものがある[1][2]

エンディングではビタミーナ王国の王女5人を始めとして様々なキャラクターと婚約することができる。

登場人物[編集]

主人公(デフォルト名:イート)
異世界ビタミーナへ迷い込んでしまった少年。パーティメンバーでプレーヤーキャラクターは彼一人だけであり、他のキャラクターはNPCとしてパーティーに参加する[2]
エーナ
ビタミーナ王国第1王女。長女らしく、しっかりした性格。
戦闘中には主人公をかばってくれることがある。
ビーナ
ビタミーナ王国第2王女。優しい性格。
戦闘中には敵の攻撃を1度だけ防ぐバリアを張ってくれる。
シーナ
ビタミーナ王国第3王女。レジスタンスを組織し、天下仏と戦っている。
戦闘中には剣による攻撃で援護してくれる。
ディーナ
ビタミーナ王国第4王女。頭がいい。
戦闘中には敵のステータスを下げてくれる。
イーナ
ビタミーナ王国第5王女。おてんばで、行動力がある。
戦闘中には主人公の攻撃力を上げてくれる。
ババロア
ビタミーナ王国の宮廷魔術師。
戦闘中には攻撃魔法で援護してくれる。
シャクヤク
カンポー村の医者・ゲンノショウコの娘。
戦闘中には主人公の体力を回復してくれる。
天下仏(てんかぶつ)
ビタミーナ王国支配を画策する魔王。

スタッフ[編集]

  • ストーリー:S.N
  • メイン・プログラム:MIN MIN
  • シナリオ:PAPAYA PAYA
  • スクリプト:MAKOTO MASU
  • エディター:TOYOJIN
  • シナリオ・プログラマー:HANA HANA
  • キャラクター・デザイン:SAKA-CHAN、YANAGII
  • メイン・グラフィック:ITCHY.HAHRU
  • サウンド:CHOPIN(田島勝朗

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通24/40点[3]
ファミリーコンピュータMagazine18.6/30点[4]

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計24点(満40点)[3]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.6点(満30点)となっている[4]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.1 3.0 2.9 3.3 3.2 3.1 18.6

脚注[編集]

  1. ^ ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2016 Winter』18頁。
  2. ^ a b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、14ページ
  3. ^ a b ビタミーナ王国物語 まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年8月17日閲覧。
  4. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、519頁、雑誌26556-4/15。 

外部リンク[編集]