ドルアーガの塔

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ドルアーガの塔
THE TOWER OF DRUAGA
ジャンル

アクションゲーム[1]
アクションRPG[2][3]
ロールプレイングゲーム[4]

アドベンチャーゲーム[5]
対応機種 アーケード
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
デザイナー 遠藤雅伸
プログラマー 内藤智
音楽 小沢純子
美術 篠崎雄一郎
シリーズ バビロニアン・キャッスル・サーガ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(61.53キロバイト
稼働時期
  • 日本 1984年7月20日 (1984-07-20)[6]
  • INT 1984年6月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 4方向レバー
1ボタン
CPU MC6809 (@ 1.536 Mhz)
サウンド MC6809 (@ 1.536 Mhz)
Namco WSG (@ 1.536 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット32色
テンプレートを表示

ドルアーガの塔』(ドルアーガのとう、The Tower of Druaga)は、1984年7月にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)より発表されたアーケードゲームおよびゲームの舞台となった塔の名前。『バビロニアン・キャッスル・サーガ』の第1作。略称は『TOD』。

アクションロールプレイングゲームの草分け的存在である[7]

概要[編集]

本作品のゲームデザインは『ゼビウス』(1983年)でも知られる遠藤雅伸が担当した。プレイヤーは主人公ギルを操作して、悪魔ドルアーガの住まう60階建ての塔を攻略する。基本的には制限時間内に各種のモンスターを倒しつつ、迷路状の各フロア(ステージ)に配置された鍵を取得し、扉を開けて次のフロアに進むことを繰り返す。各フロアにはギルの戦いを有利にするアイテムの入った宝箱も隠されている。最終的な目標は平和のシンボルであるクリスタルロッドの奪回とドルアーガの打倒、そして最上階に囚われている巫女カイの救出である。

ドルアーガを倒しカイを助けるためには、各種のアイテムを取得してギルを強化しなければならない。宝箱を出現させるにはフロア毎に設定された条件を満たす必要がある。出現条件としては「特定の敵を数匹倒す」「ギルを特定位置に移動させる」等のほか、「スタートボタンを押す」「レバーを各方向に特定回数ずつ入力する」といった風変わりなものも設定されている。アイテムの中にはギルにとって不利となるものもあり、また宝箱が出現しないフロアも存在する。

ストーリー[編集]

広大なユーフレイト河のほとりに位置する小国バビリム王国は、天の神アヌが授けたブルークリスタルロッドの輝きにより栄えていた。しかしその噂を聞きつけた隣国のスーマール帝国はバビリム王国を蹂躙し、天に掲げられたロッドを奪うべくバビリムの民を奴隷にして天高くそびえる塔を作らせていた。これを知ったアヌ神は怒りの雷を落とし、塔を破壊する。しかし時すでに遅く、塔によってロッドの光が遮られたことにより、イシターとの戦いに敗れロッドに封じられていた悪魔ドルアーガが復活を果たしてしていた。ドルアーガは魔力を用いて塔を修復して天上界からブルークリスタルロッドを盗み出して塔内に立てこもる。女神イシターの巫女カイはロッド奪還のため塔に挑むも、ドルアーガの魔力に敗れて石に変えられ、囚われてしまった。

バビリム王国の王子ギルはドルアーガを倒してロッドを奪還し、囚われた恋人のカイを救うべく、アヌ神より授かった黄金の鎧を身にまといドルアーガの塔に挑む。

ゲーム内容[編集]

操作方法[編集]

4方向レバーと1ボタンを使用して主人公ギルを操作する。ギルは迷路の壁沿いにしか移動できないが、アイテムの一つであるマトック(つるはし)や、敵キャラクターが発する呪文などを利用し壁を壊すことで壁のあった場所も通過可能となる。

攻撃には剣を使う。ボタンを押すと剣を抜き、押している間は前方に構える。剣を構えた状態で敵の方向に移動(交差)することでダメージを与えられる。スライム等は一撃で倒せるが、ナイト等は1回の交差では体力を奪うのみであり、倒すためには交差を繰り返す必要がある。ボタンを離すと剣をしまう。なお、剣を抜く・しまう動作中は防御もできない無防備な状態となっている。

マジシャン等が出す呪文は、で受け止め防ぐことができる。盾は剣をしまった状態ではギルの正面、剣を抜いた状態では左側を向く。これを応用し、剣を出したまま呪文を受けることも可能(この動作を行わないと出現しない重要アイテムも存在)。この方式は本ゲームに限らず、ゼルダの伝説シリーズでも採用されている(こちらは同シリーズの主人公であるリンク左利きのため、剣を出した状態では盾が右側を向いている)。

マトックを入手している場合、壁に向かって停止した状態でボタンを押すと壁を壊すことができる。この際にボタンを使用するため、同時に剣も抜き差しされる。外周の壁は壊せず、マトックの方が破損する。

アイテム[編集]

各フロアには原則として1つの宝箱が用意されている。フロア開始時は隠されており、ギルの行動やそれによる結果が、フロアごとに設定された特定の条件を満たした場合に出現する。ギルが宝箱に接触すると、フロアごとに決まったアイテムを取得することができる。アイテムにはゲームの進行を支援(阻害)するもの、直接的なパワーアップ(ダウン)をもたらすもの、物語の完結に必要なもの、他のアイテムに影響を与えるものなどがあり、取得することで様々な効果を発揮する。

各カテゴリーに属するアイテムは排他装備であり、上位アイテムの取得によって下位のアイテムは消滅する。同じカテゴリであれば、原則として緑→赤→青の順に上位となる。ただしファミリーコンピュータ(FC)版では配色に制限があり、白・赤とその逆の配色、青・黄の3通りしかない。

ソード(剣)
ゲーム開始時のもの以外に3種類存在。ギルの攻撃力に影響を与える。下位の剣を持っていないと上位の剣は出現しない。最上位装備(エクスカリバー)はトラップとなる宝箱(フロア開始時からある)に変えられており、取得するには先に対応アイテム(アンチドート)を出現させる必要がある。
ガントレット(篭手)
ゲーム開始時のもの以外に2種類存在。ギルの剣捌き(抜き差しの速さ)に影響を与える。最上位装備以外は単体での効果はないが、下位の篭手を持っていないと上位の篭手は出現しない。
アーマー(鎧)
ゲーム開始時のもの以外に2種類存在。ギルの対呪文耐性に影響を与える。下位の鎧を持っていないと上位の鎧は出現しない。
シールド(楯)
ゲーム開始時のもの以外に2種類存在。ギルの対呪文回避力(呪文を受け止められる間合い)に影響を与える。下位の楯を持っていないと上位の楯は出現しない。
ヘルメット(兜)
ゲーム開始時のもの以外に1種類のみ存在。ギルの最大体力値に影響を与える。
バランス(天秤)
装備の真贋を見分ける。最上位装備が得られる階の直前階に出現。バランスを取得せずに最上位装備を取得した場合は例外なく偽の装備となり、本来の効果が発揮されない上、ゲーム進行に致命的な障害をもたらし基本的にクリア不能となる。1個までストック可能。
ポーション(薬)
全7種類が存在。一時的にギルのステータスを変動させるもの、他フロアで宝箱の開封に必要となるもの、トラップとなるものもある。複数回出現する種も多い。
効果を発揮すると直ちに消滅するが、特定のフロアで強制的に消滅するものもある。上位・下位はないが排他取得となり、新たなポーションを得ると同時に、以前のポーションは効果を発揮しなくても消滅する。実際には種類によってすべて色が異なるが、FC版では配色制限のため、ヒーリング(白)以外の3種類ずつが同色(赤か青)となる。
マトック(つるはし)
特定の回数だけ、フロアの迷路を構成する壁を破壊できる。銅・銀・金の3種類が存在し、それぞれ使用可能回数が異なる(金は1フロア255回まで使用可能で事実上無制限)。ミスするか宝箱を取得するとマトックの使用回数はリセットされる。
回数をオーバーするか、外周の壁に対して使用すると消滅する。
キャンドル(蝋燭)
姿を消しているゴーストの姿を可視化する。効果が短期的なもの(赤い炎)、恒常的に続くもの(青い炎)の2種類が存在。
ブック(書物)
暗闇のフロアや、見えなくなった扉・鍵をそれぞれ可視化する。全4種類が存在。下位互換性があり、上位のブックは下位のブックの効果も併せて発揮する(最上位のブックのみを取得した場合、今までのブックの全効果が有効になる)。
ネックレス(首飾り)
主に火炎に対する耐性に影響を与える。緑・赤・青の3種類が存在。下位の首飾りを持っていないと上位の首飾りは出現しない。最下位装備は単体での効果はない。上位の首飾りは下位互換性がある。
リング(指環)
ウィスプに対する耐性に影響を与える。緑・赤・青の3種類が存在。下位の指環を持っていないと上位の指環は出現しない。赤い指輪に下位互換性はなく、取得すると緑色の指環の効果は消える。青い指輪は緑・赤の効果を併せ持つ。
クリスタルロッド
物語を進める上で、ドルアーガを封印するために必要とされるアイテム。目的の一つにロッドの奪還がある。
緑・赤・青の3種類が存在。これらはプログラムの処理上、排他取得となっているが、物語上では下位のロッドも保持していることになっている。その都合上、下位のロッドを持っていないと上位のロッドが出現しない。
メイス
ドルアーガの力の源であるアイテム。奪取することでドルアーガの魔力を大幅に弱めるという設定がなされている。
サファイヤ・ルビーの2種類が存在。プログラムの処理上で排他取得となっているが、物語上では2本とも保持していることになっている。
その他アイテム
ギルの歩行速度を2倍にする「ジェットブーツ」、フロア開始時に画面外に配置された鍵の方向を音で知らせる「チャイム」、一定範囲内のドラゴンを足止めできる「パール」が存在する。フロアによっては空の宝箱が出現する。

ドルアーガ打倒のために最低限必要なアイテムは最上位の剣・篭手・鎧・楯・兜とブルークリスタルロッド、ルビーメイスだが、これらを取得するために必要なアイテムが連鎖的に存在する。上記のバランスもこのためのもので、クリスタルロッドとルビーメイス以外のすべてに必要。

体力値の概念[編集]

RPG的要素の一つとして、ギルや一部の敵が固有の体力値を持つことが挙げられる。体力値が設定された敵に対しては繰り返し攻撃することで倒せるが、ギルも敵の攻撃で体力がなくなるとミスになる。ゲーム画面からはギルや敵の体力値に関する情報が一切与えられないため、プレイヤーはデータ収集やプレイ経験からギルの体力値の余裕を推定する必要がある。なお、フロア開始時にはギルの体力値が最大値まで回復する(アイテムにより一時的に体力が高くなっている場合も、本来の上限まで戻される)。

スコアの概念[編集]

本作では以下の要因によりスコアが加算される。減算の要因はない。ただし本作ではコンティニューボーナスが他点数に比べて不当に高すぎるため、スコアの意味合いがほぼ無意味に等しくなっている。後に遠藤が掲示板で語ったところによると、当時の過剰なスコアアタック至上主義に対する皮肉の意味合いがあったという。

  • 敵を倒す (0 - 5000 pts)
  • 敵の呪文を楯や鎧で受ける (10 - 40 pts)
  • 鍵を取る (100 pts)
  • フロアをクリアした時の残り時間を示す数字が赤くなっていなければ、タイマーの値 (10 - 20000) がそのまま点数として加算される)
  • 60階をクリアする (500000 pts)
  • コンティニューで再開したフロアをクリアする((階数 - 1)× 20000 pts)

ZAP[編集]

59・60階で本来の目的から外れる行動を取ると、「YOU ZAPPED TO ...」と表示され、取得済みアイテムのいくつかを没収された状態で遥か下の階(6 - 18階でランダム)へ落とされる (ZAP)。ドルアーガ打倒に不可欠なアイテムの多くも失われるため、クリア不能となりゲームそのものが成立しなくなる。この場合、クリアのためには5階の宝を取り直さなければならない。ZAPの発生条件は「59階でドルアーガを倒さないまま鍵を開けて扉を抜ける」「60階で壁を壊す、イシターやカイを剣で刺す、タイムオーバー等でミスになる」である。なお、カイを刺した場合はすぐにZAPとはならず、クリアできなくなりタイムオーバーで結果的にZAPとなる。

ZAPを逆手に取り、意図的に何度もZAPを起こしてスコアを伸ばすことができるため、ハイスコアランキングを提示しているゲームセンターによっては「ZAP禁止」の貼紙を出す店舗すら現れた。

ゲームオーバー[編集]

ギルをすべて失うとゲームオーバーとなるが、このゲームにはエンディングがあるため、60階をクリアした場合も強制的に終了(ゲームオーバー)となる。

以下の条件で1ミスとなる。

  • ギルが剣を出していない状態で敵に触れる。ただし以下の例外がある。
    • ゴーストは触れてもミスにならず、体力の消耗もない。これはゴーストが「マジシャンの亡霊」であり、実体がないことによる。
    • ドラゴンは直ちにミスとはならない。ただし体力は減らされるため、接触を続けるとミスになる。
    • ローパーおよびドルアーガに触れると体力を最低値にされるが、剣を出さない限り何度触れてもミスにはならない。
    • サッカバスは触れても直ちにミスとはならないが、接触後は体力が急激に減ってミスとなる(後述)。
  • 移動中のスライムに体ごと突っ込む。ギルが剣を出していてもミスになる。
  • マジシャン等が放つ呪文を盾以外の場所で受ける(52階の青い鎧を入手すると、1回だけ耐えられるが体力は最低値になる)。
  • ファイアーエレメントによる炎やドラゴン系の吐く炎に触れる(前者は27階、後者は46階のネックレスを入手すると、触れてもミスにならなくなる)。
  • ウィル・オー・ウィスプに触れる(21・39・54階の指環を入手すると、対応するウィスプに触れてもミスにならなくなる)。
  • 剣を出した状態で敵と交差中にギルの体力がなくなる。
  • タイムが「赤字で」0になる(フロア開始時は白字で20000から始まり、一旦ゼロになると赤字で60から始まる)。
  • 60階でZAPの条件を満たす(59階のZAP条件ではミス扱いにならない)。

ゲームオーバー後のコイン投入時に剣ボタンを押したままスタートボタンを押すと、1階からそれまで進んだ階までの範囲でスタートする階を選んでコンティニューすることができる。この時、ゲームオーバー時に所持していたアイテムはすべて持ち越される。ただし前回のプレイが60階クリアだった場合は無効であり、1階からのスタートとなる。同様にZAPだった時は1階から転落先のフロアまでの範囲となる。なお、取り忘れや消失した宝をコンティニュープレイで取り直すことは可能であるが、3階のポーション・オブ・ヒーリングについては初めて入手したものだけが有効で、取り直したものには効果が無い。

登場キャラクター[編集]

ギル / プリンス・ギルガメス (GIL / PRINCE-GILGAMESH)
本作の主人公。アヌ神から与えられた勇気を力に変える黄金の鎧を身にまとい、ドルアーガが操る様々なモンスターと戦いながら、塔の最上階を目指す。名前の由来は古代メソポタミアの叙事詩の主人公ギルガメッシュから。
カイ (KI)
イシターに仕える王国の巫女でギルの恋人。ドルアーガの塔の最上階で石に変えられている。名前の由来はメソポタミアの地母神から。
イシター (ISHITAR)
最上階で出現する女神の幻影。名前の由来はメソポタミアの性愛と戦の神イシュタルから。

以下、敵キャラクターを紹介する。敵キャラクターの名前は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の影響を強く受けている[要出典]。なお、ゲームデザイナーの遠藤雅伸によれば、ラスボスであるドルアーガについては、『アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』のサプリメントである"Deities & Demigods"を参考にしたということである。[8]

スライム系 (SLIME)[編集]

ゼリー状のモンスター。止まっている時に剣で刺せば一撃で倒せるが、接触するとギルの体力値に関わらずミスとなる。

本作での登場が日本にスライムというキャラクターを大きく認知させたと同時に、『ウィザードリィ』のイメージを踏襲してスライムを序盤から登場する弱い敵と設定したことが、本来のTRPGにおける「剣で攻撃できない強敵」というイメージを払拭してしまった。日本国内で「スライムは弱い」という印象を与えた一因を担っていることにより、遠藤は「日本版スライムA級戦犯」を自称している。

ただし本作のスライムは、移動中に攻撃判定を持ったままやられ判定が消える時間(つまり無敵攻撃)が存在するため、ギルがどれほど強化されていても攻撃のタイミングが悪いと一方的に負ける。更に、上級のものになると活発に動き回り(それだけ無敵攻撃が多い)、多彩なスペルを吐くなど強力な部類に入る。そのため、他のモンスターと戦っている最中にスライムが接近してくると大きな脅威となる。

グリーンスライム (GREEN SLIME)
1階から出現。動きは一番遅く、呪文も放たない。
ブラックスライム (BLACK SLIME)
呪文は放たないが、グリーンスライムより動きが活発。倒そうとして返り討ちに遭う危険が大きい。
レッドスライム (RED SLIME)
動きはグリーンスライムと同程度だが、壁に当たると消える白色の呪文を放つ。
ブルースライム (BLUE SLIME)
性格はレッドスライムと同様だが、壁を壊す力のある青色の呪文を放つ。
ダークグリーンスライム (DARKGREEN SLIME)
壁を貫通する緑色の呪文を放つ。動きはかなり活発で、攻撃するのは危険。呪文攻撃の面では全スライム中最強で、特に画面外から呪文を放って来る場合が危険。
ダークイエロースライム (DARKYELLOW SLIME)
白・青・緑およびファイヤーエレメントに変化する赤い呪文をランダムに放つ。動きもスライム系中最も活発。放つ呪文が一定でないため、呪文攻撃はダークグリーンスライムほど安定しないが、近くに居る場合は体当たりの攻撃が脅威。
名前 呪文 点数 出現フロア 備考
グリーンスライム 30 1 2 3 5 11 15 22 43
ブラックスライム 50 2 4 8 12 18 29 43
レッドスライム 60 7 10 14 19 25 33 43 51
ブルースライム 40 13 17 23 31 39 43 50
ダークグリーンスライム 70 28 32 35 43 48 52
ダークイエロースライム すべて 90 43 46 54

ナイト系 (KNIGHT)[編集]

ドルアーガの魔力により作られた騎士[9]。フロアを常に歩き回り立ち止まることはない。固有の体力値を持ち、ギルが剣を出して移動している状態(足踏み状態も可)で数回交差しなければ倒せない。交差中はギルもダメージを受ける。ギルが剣を出していても立ち止まった状態でナイトと交差すると、大ダメージを受けた後やられてしまう。同時に固有のリカバリーポイントを持っており、倒すことによってギルの体力値がその分回復する。リカバリーポイントはギルが持っている剣により異なるが、初期装備およびホワイトソード(5階の剣)では倒した敵の最大体力値とおおむね同値、ドラゴンスレイヤー(18階)やエクスカリバー(45階)ではその半分程度となる。

ブルーナイト (BLUE KNIGHT)
青いナイト。最も弱く、初期装備のギルでも倒せる。
ブラックナイト (BLACK KNIGHT)
黒いナイトで赤い剣を持つ。ブルーナイトよりやや強く、初期装備のギルとほぼ互角。「闇から作られた暗黒の騎士」という設定がある。本編以外のシリーズでも特別な役目を担わされることがある。
ミラーナイト (MIRROR KNIGHT)
銀色のナイト。鏡に写ったギルの姿から作られたものという設定があり、「ミラー」の名はこれに由来する。耐久力はブラックナイト並みだが、ギルと同じ速度で移動する(ジェットブーツを取得していると素早く動き、取得しない状態で出遭うと通常のナイトと同じ速度になる)。FC版では白黒2色で配色。
ハイパーナイト (HYPER KNIGHT)
ブラックナイトより強いナイト。ドルアーガの親衛隊的な扱いであり、シリーズによってはレッドナイトより強いハイパーナイトも登場する。45階のみ配色が異なる。
リザードマン (LIZARD MAN)
直立したトカゲの姿で黄緑色の剣を持つ。多くのRPGに使われる設定を踏襲し、ナイト系で唯一の左利き。
左利きによる攻撃は楯で防ぎにくいというRPGの設定に則り、単位時間にギルが受けるダメージが他のナイトの2倍となっている。一方で倒した際の得点は非常に低い。
レッドナイト (RED KNIGHT)
塔内で最も強いとされる赤いナイト。「イビルソード」と呼ばれる青色の剣を持つ。体力値はドルアーガに匹敵する上、リカバリーポイントが他のナイトに比べて格段に少ないため連戦は禁物。リカバリーポイントの低さは後のシリーズにも受け継がれている。
名前 体力値 リカバリー
ポイント*1
点数 出現フロア 備考
ブルーナイト 24 24 / 9 1000 3 7 15 27 45
ブラックナイト 48 48 / 21 1000 6 10 15 20 32 45 57
ミラーナイト 48 48 / 21 2000 16 21 27 34 45 53 57 *2
ハイパーナイト 96 96 / 48 3000 26 30 37 45 49 53 57 59
リザードマン 96 96 / 48 200 36 40 45 49 55 57 58 *3
レッドナイト 144 24 / 9 1200 39 44 45 53 58
  1. 初期装備およびホワイトソードで倒した時は前者、それ以降の剣では後者がギルの体力値に加算される
  2. 歩行速度がその時点のギルと同じ
  3. ギルに与えるダメージが他のナイト族の2倍(1フレームあたり-2)

マジシャン系 (MAGICIAN)[編集]

突然現れて呪文を放ち、またたく間に姿を消す神出鬼没の魔法使い。呪文は盾で防ぐことができる。姿を消す前に剣で刺すと一撃で倒せるが、剣を出さずに触れるとミスになる。出現位置は縦・横共通してギルの座標から1ブロック隔てて向こう2ブロック、またはチェスのナイトのようにギルの座標から八方に位置したブロックに出現する。ギルがフロアの柱と柱の間(または外周での柱と外壁の間)で止まっている時は出現することはなく、ギルが移動している時や通路上で止まった時に出現 → 呪文発射 → 消滅を繰り返す。なお、各マジシャンとも呪文を放つ方向によって杖を持ち替えている。

メイジ (MAGE)
紫色のローブをまとった姿。壁に当たると消える白色の呪文を放つ。
ソーサラー (SORCERER)
緑色のローブ姿。ファイヤーエレメントに変化する赤色の呪文を放つ。
ファイヤーエレメント
赤色の呪文が壁に突き当たるか、進行方向に対し右または左の壁が切れる場所に到達した時、通路を塞ぐ炎に変化したもの。ギルはこの炎に接触するとミスになるが、赤いネックレスを取得すると通過可能になる。数秒で自然消滅するが、そばに近づき剣を振ると早く消すことができる。
ドルイド (DRUID)
灰色のローブ姿で顎鬚がない。壁を壊す青色の呪文を放つ。迷路の壁を壊すので、結果的にギルの道を作ってくれることにもなる。フロア序盤は有効に利用できるが、ソーサラーと同フロアに登場する場合はファイヤーエレメントも出現させやすくなる。また、ドルイドやメイジの呪文と重なっている場合、壁を突き破って呪文が飛んでくるという奇襲を受ける。
ウィザード (WIZARD)
橙色のローブ姿。壁を通り抜ける緑色の呪文を発する。四方から囲まれると対処が困難。
名前 呪文 点数 出現フロア 備考
メイジ 50 4 5 8 11 16 24 33 40 44
ソーサラー 70 6 9 13 18 22 30 36 44 51
ドルイド 90 9 12 17 20 26 35 44 52 57
ウィザード 100 14 19 23 25 31 34 38 41 44 49 50 55 56 59

ゴースト系 (GHOST)[編集]

死んだマジシャンの亡霊。ギルを追跡し、ワープで壁を通過する。6階他3ヶ所で取得可能なキャンドル(ろうそく)がなければ、ワープ時以外は姿を見ることができない。頻繁に呪文を放ちながら移動し、画面外から呪文を飛ばしてくることもあるが、ゴースト自身には接触してもミスにはならない。壁で2ブロックに区切られた空間に入ると内側にはスペルを吐かなくなるため、倒すには2ブロックゾーンに誘い込む戦法が有効である(壁を抜けて侵入した瞬間だけは吐かれる場合がある)。止まったまま進行方向に対して横から剣を伸ばして倒すことも可能。なお、対応するマジシャン系と色が異っているのは、単なる色指定ミスで深い意味はないとのこと。

初期装備の剣およびホワイトソードで攻撃すると1フレームあたり1、ドラゴンスレイヤーでは2、エクスカリバーでは3のダメージを与えることができる。ゴーストは剣のパワーアップを最も感じさせる相手ではあるが、FC版の裏ドルアーガ等では宝箱の出現条件にゴーストを倒さないことが含まれているフロアが複数ある為、耐久力の低さが逆の意味で脅威となる。

メイジゴースト (MAGE GHOST)
橙色の装束。メイジと同じ白色の呪文を放つ。
ドルイドゴースト (DRUID GHOST)
紫色の装束。ドルイドと同じ壁を破壊する青色の呪文を放つ。進行方向の壁を破壊しつつ進むので、このゴーストが往復したあとには、一直線に歩ける長い通路ができることになる。
ウィザードゴースト (WIZARD GHOST)
灰色の装束。ウィザードと同じ壁を通り抜ける緑色の呪文を放つ。
名前 呪文 体力値 リカバリー
ポイント
点数 出現フロア 備考
メイジゴースト 24 0 150 9 12 17 24 39 52
ドルイドゴースト 24 0 250 14 18 20 28 33 37 46 48
ウィザードゴースト 24 0 350 21 29 33 42

ローパー系 (ROPER)[編集]

イソギンチャクのように多数の触手を持つ怪物。剣を出して交差するとギルの体力値を消耗する。その結果、ローパーと接触した後にナイト系の敵と戦うと、体力不足でミスになることがある。剣を出さずに交差すると体力が最低値になるが、この接触でギルが死ぬことはない。

ナイト系と同様、リカバーポイントを持つ。色による能力差はないが、同色でも倒した時の得点が異なる場合はある。なお、ダメージを与えるにはドラゴンスレイヤー以上の剣が必要となる。

グリーンハンドローパー (GREEN-HAND ROPER)
レッドハンドローパー (RED-HAND ROPER)
ブルーハンドローパー (BLUE-HAND ROPER)
名前 体力値 リカバリー
ポイント
点数 出現フロア 備考
グリーンハンドローパー 48 21 1000~15000 25 28 30 35 40 46 51
レッドハンドローパー 48 21 1000~15000 37 47 51
ブルーハンドローパー 48 21 1000~15000 50 51 54 56

この他にFC版では、オールグリーンローパー (ALL-GREEN ROPER)オールレッドローパー (ALL-RED ROPER)も登場。

ドラゴン系 (DRAGON)[編集]

翼を持つ。同軸上にギルがいると壁を壊しながら向かってくる。時折り進行方向に長大なファイヤーブレス(炎)を吐く。壁を突き破るのと同時にブレスを吐かれる場合もある。ギルがブレスに接触するとミスになるが、青いネックレスを取得すると通過可能になる。また、パールというアイテムがあれば一定範囲内にいるドラゴン系の動きを止められる。ダメージを与えるにはドラゴンスレイヤー以上の剣が必要となる。剣を収めたままでもドラゴンを通過できるが、剣を出した時と同様に体力が減る。

公式設定ではドルアーガの魔力によってクリスタルロッドがブルー、レッド、グリーンの3つに分離された際にクォックス、シルバードラゴン、ブラックドラゴンに分離されて操られたとなっている[10]

ドラゴン系が出現するフロアでは専用のBGMが用いられる。

クォックス (QUOX)
緑色のドラゴン。名前の由来は『オズの魔法使い』シリーズの『オズのチクタク』に登場する竜クオックスより。本来は善良な生物で、本作ではドルアーガに操られている。ドルアーガが倒されると正気に戻り塔を去って行った。バビロニアンキャッスルサーガ作品では、敵として登場するのは本作のみ[11]。耐久力はギルの通過3回分。
シルバードラゴン (SILVER DRAGON)
白銀色のドラゴン。クォックスよりやや強く、耐久力はギルの通過5回分。
ブラックドラゴン (BLACK DRAGON)
黒色のドラゴン。シルバードラゴンよりさらに強く、耐久力はギルの通過7回分。
名前 体力値 リカバリー
ポイント
点数 出現フロア 備考
クオックス 48 0 3000 15 19 22 26 30 32 41 48 58
シルバードラゴン 80 0 3000 33 38 42 52
ブラックドラゴン 112 0 3000 46 50 52

ウィル・オー・ウィスプ系 (WILL-O-WISP)[編集]

フロアの残り時間が60秒(表示が赤くなる)を切った時に登場する火の玉。フロアによっては始めから登場する。倒すことはできず、接触するとミスになるが、指輪系アイテムの取得で通過可能になる。ウィル・オー・ウィスプには緩やかに動くタイプと、非常に早い動きをするタイプがある。移動パターンでは以下の2種類があり、それぞれの特徴を理解すれば壁を壊すことによって同じルートを回らせ回避することも可能。

ブルー・ウィル・オー・ウィスプ (BLUE WILL-O-WISP)
青い火の玉。進行方向の左側の壁に沿って動く。
レッド・ウィル・オー・ウィスプ (RED WILL-O-WISP)
赤い火の玉。進行方向の右側の壁に沿って動く。
名前 始めから登場するフロア 備考
ブルー・ウィル・オー・ウィスプ 21 24 27 29 31 34 38 42 47 54 56
レッド・ウィル・オー・ウィスプ 39 41 42 54 56

悪魔 (DEMONS)[編集]

ドルアーガ (DRUAGA)
ブルークリスタルロッドの力で封印されていた悪魔。8本の腕と4本の足を持ち、緑色の鱗に覆われた姿。人間によって築かれた塔の影でクリスタルロッドの力が弱まり、封印が解かれた。神の雷によって破壊された塔を魔力で修復し、内部に多数のモンスターを放って「ドルアーガの塔」とした。壁を通り抜ける緑色の呪文を放ちながら走り。ギルと縦・横軸が合致した場合ゴーストのようにワープする。耐久力はギルの通過10数回分。必須アイテムが一つでも欠けていると倒せない。ベースはインド神話のドゥルガー / カーリー[1]
59階に登場するが、ドルアーガ本体を出現させるためには他モンスターに擬態した分身を順番に倒す必要がある(PCエンジン版では変身態が下記と異なる)。このフロアでは専用のBGMが用いられる。
擬態ハイパーナイト(ハイパーナイト・スーパー)
最初の分身でフロア開始時から登場。ジェットブーツを持ったギルと同じ速度で動く(ミラーナイトと異なり、ジェットブーツの有無を問わず高速移動)。ギルと縦・横軸を合わせるように移動し、軸が合った時に壁があると足踏みする。
擬態ウィザード(ウィザード・スーパー)
2番目の分身で4体同時に出現する。実体を持つのは1体のみで他の3体には攻撃が無効。実体を倒すとすべて消滅する。
擬態クォックス(クォックス・スーパー)
3番目の分身でパールの効果を受け付けない。ルビーメイスを取得していれば一撃で倒せるが、なければ絶対に倒せない。倒すとドルアーガ本体が出現する。
名前 体力値 リカバリー
ポイント *1
点数 出現フロア 備考
擬態ハイパーナイト 96 48 / 48 3000 59 *2
ドルアーガ (不可) / 0 0 59 *2 *3
  1. 初期装備およびホワイトソードで倒した時は前者、それ以降の剣では後者がギルの体力値に加算される
  2. ギルの速度に関係なく高速移動する
  3. エクスカリバーで与えられるフレーム当たりのダメージが0.5(通常の敵は2ないし3)
サッカバス (SUCCUBUS)
57階で出現する悪魔。イシターの姿に化け、偽のブルークリスタルロッドを持つ。フロア開始時には石の姿をしており、鍵を持たずに扉を通過するとイシターの姿になる。剣の一撃で倒せるが、剣を出さずに触れると偽のクリスタルロッドを渡され、体力が急激に減り続ける状態になり、まもなくミスになる(扉がごく近くにあればミスになる前に次の階へ進めるが、クリアに必須なアイテムを取得できなくなる)。なお、57階では60階と同じBGMが用いられる。
PCエンジン版では自らの正体を見破ったギルに問いかけ、ギルの真意を見極めた上でブルークリスタルロッドを差し出す描写が加えられた。これはドルアーガが改心することを願うサッカバスの愛情の表れであり、シリーズを通しての公式ストーリーとして採用されている。
名称は厳密に統一されておらず、「サキュバス」と呼ばれることもある。『テイルズ オブ デスティニー』での復刻の際には、ナムコミュージアム館長の判断で「ニセイシター」と名乗らされている。
名前 体力値 リカバリー
ポイント
点数 出現フロア 備考
サッカバス  ? 500 57

他機種版[編集]

『ドルアーガの塔』は、ファミリーコンピュータを始めとしたゲーム機MSXをはじめとする各種パソコンWindowsを含む)や携帯電話など、また単体パッケージとして以外にもナムコのレトロアーケードゲームのカップリング作品『ナムコミュージアム』にも度々収録(PlayStation版のVol. 3、PlayStation Portable版のVol. 2、ニンテンドーDS版、Xbox 360版)されており、きわめて多数のプラットフォームに移植されている。

カバヤ食品食玩「ゲーム伝説」には一部ステージがプレイできるWindows版CD-ROMが同梱されていた(全5種のNo.2、生産終了)。また、2003年12月5日にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売されたニンテンドーゲームキューブ用のRPG『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』の予約特典として、ファミリーコンピュータ版が復刻されている。

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 ドルアーガの塔
  • 日本 1985年8月6日 (1985-08-06)
ファミリーコンピュータ ナムコ ナムコ 320キロビットロムカセット[12] NTD-4900 -
2 ドルアーガの塔
  • 日本 1985年10月 (1985-10)
MZ-1500 マイコンソフト 電波新聞社 クイックディスク DP-3201208 -
3 ドルアーガの塔
  • 日本 1986年 (1986-0夏)
MZ-2500
FM-77AV専用版
X1/turbo
マイコンソフト 電波新聞社 MZ25:3.5インチ2DDフロッピーディスク
FM-77AV:3.5インチ2Dフロッピーディスク
X1:カセットテープ/5.25インチ2D
- -
4 ドルアーガの塔
  • 日本 1986年10月27日 (1986-10-27)
MSX ナムコ ナムコ ロムカセット 12 -
5 ドルアーガの塔
  • 日本 1987年6月 (1987-06)
FM-7/77 マイコンソフト 電波新聞社 5.25インチ2Dフロッピーディスク - -
6 ドルアーガの塔
  • 日本 1990年12月31日 (1990-12-31)
ゲームボーイ エンジェル エンジェル 1メガビットロムカセット[13] DMG-ADA -
7 ドルアーガの塔
  • 日本 1992年6月25日 (1992-06-25)
PCエンジン ゲームスタジオ ナムコ 4メガビットHuCARD[14] NC92003 -
リメイク版
8 ナムコミュージアムVOL.3
  • 日本 1996年6月21日 (1996-06-21)
PlayStation ナウプロダクション ナムコ CD-ROM
  • 日本 SLPS-00390
  • アメリカ合衆国 SLUS-00398
  • ヨーロッパ SCES-00268
-
アーケード版の移植
9 ナムコギャラリーVOL.2
  • 日本 1996年11月29日 (1996-11-29)
ゲームボーイ ナムコ ナムコ ロムカセット DMG-AN2J-JPN -
ゲームボーイ版の移植
10 ナムコヒストリーVOL.2
  • 日本 1997年11月28日 (1997-11-28)
Windows ナムコ ナムコ CD-ROM - -
アーケード版の移植
11 ナムコミュージアムVOL.3
PlayStation the Best
  • 日本 1999年10月28日 (1999-10-28)
PlayStation ナウプロダクション ナムコ CD-ROM SLPS-91160 -
廉価版
12 ドルアーガの塔
Ultra 2000
  • 日本 2001年9月5日 (2001-09-05)
Windows ナムコ メディアカイト CD-ROM - -
13 ドルアーガの塔
ナムコアプリキャロット
  • 日本 2002年11月1日 (2002-11-01)
Jスカイ
Javaアプリ
ナムコ ナムコ ダウンロード - -
14 ドルアーガの塔
アプリキャロットナムコ
  • 日本 2003年2月21日 (2003-02-21)
504i
iアプリ
ナムコ ナムコ ダウンロード - -
15 ドルアーガの塔(復刻版)
  • 日本 2003年12月5日 (2003-12-05)
ニンテンドーゲームキューブ ナムコ ナムコ 8センチ光ディスク - -
ファミリーコンピュータ版の移植、『バテン・カイトス』先行予約特典(非売品)
16 アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗Namco Museum Battle Collection
日本の旗ナムコミュージアム Vol.2

アメリカ合衆国 200508232005年8月23日
ヨーロッパ 200512092005年12月9日
日本 200602232006年2月23日
PlayStation Portable ナムコ ナムコ UMD アメリカ合衆国 ULUS-10035
ヨーロッパ UCES-00116
日本 ULJS-00047
-
海外版はVOL.1とVOL.2が統合されている
17 ドルアーガの塔
  • 日本 2007年9月27日 (2007-09-27)
Wii
バーチャルコンソール
ナムコ ナムコ ダウンロード - -
ファミリーコンピュータ版の移植
18 ナムコミュージアムDS
  • 日本 2007年10月11日 (2007-10-11)
ニンテンドーDS ナムコ ナムコ DSカード - -
アーケード版の移植
19 ドルアーガの塔
アメリカ合衆国 200903252009年3月25日
PAL 200903252009年3月25日
日本 200905122009年5月12日
Wii
(バーチャルコンソールアーケード)
ナムコ ナムコ ダウンロード - -
アーケード版の移植
20 ナムコミュージアム バーチャルアーケード
  • 日本 2009年11月5日 (2009-11-05)
Xbox 360 バンダイナムコゲームス バンダイナムコゲームス DVD-ROM - -
21 ドルアーガの塔
  • 日本 2012年12月19日 (2012-12-19)
ニンテンドー3DS
(バーチャルコンソール)
ナムコ バンダイナムコゲームス ダウンロード - -
ファミリーコンピュータ版の移植
22 ナムコミュージアムVOL.3
  • 日本 2013年12月11日 (2013-12-11)
PlayStation 3
PlayStation Portable
ゲームアーカイブス
ナウプロダクション バンダイナムコゲームス ダウンロード - -

裏ドルアーガ[編集]

ファミリーコンピュータ版には、宝箱の出現条件が通常版とは異なる「アナザー・ドルアーガの塔」と呼ばれるバージョンがあり、選択するとタイトル文字の色が灰色から濃緑に切り替わる。以後に発表された移植版でも、それぞれのプラットフォームオリジナルの特別版、いわゆる「裏ドルアーガ」が収録されることが多い。特にPlayStation版(ナムコミュージアムVol. 3収録)には、裏ドルアーガとは別に「闇ドルアーガ」もあり、宝箱の出現条件の他にフロアのマップや獲得するアイテムそのものが通常版と異なっていた。PlayStation版で闇ドルアーガを呼び出すと、プログラムされているが本編では使われていないファンファーレが鳴り闇ドルアーガモードに突入する。表ドルアーガではあり得ない、サイズ2倍のスライムが出現したり、宝箱の中身が「数十万ポイント分のスコア」というものがあったりと、新たな要素が加えられている。

ファミリーコンピュータ版[編集]

以下はファミリーコンピュータ版の特徴で、オリジナルであるアーケード版では異なるか起こらない現象である。

  • 迷路が狭い。
  • 一部アイテムの色が違う。詳しくは上記参照。
  • 敵の配置がアーケード版とは異なるフロアがあり、全体的に敵の数が減っている。
  • バランスの効果が「所有しているハイパー系アイテムの効果を正方向にする」と効果が少し異なっている[15]。このため、ハイパーガントレット以外のハイパー系アイテムはコンティニューを使ってバランスを後から取ってもドルアーガを倒すことができる。アーケード版はバランスを後から取ってもイビル系アイテムのままである。
  • ゴールドマトックと下位のマトックの2本を同時に所持することができる。このため2本目がシルバーマトックならば、1回までなら外壁に対してマトックを使って壊しても、支障なくゲームを続行できる。アーケード版はゴールドマトックを取得した時点で下位のマトックを失う。
  • マジシャン等の放つ呪文の色が、種類にかかわらずすべて白色。
  • ドラゴンがブレスを吐いている間はマジシャンがスペルを吐かず、現れても何もせず消える。ただしブレスが消えた瞬間にスペルを吐くようになるので、特殊な時間差攻撃になり得る。
  • ドラゴン・ローパーがホワイトソード以下の剣でも倒せる。
  • マジシャンと剣を出さずに通過しても即座にミスにはならず、体力が減るのみ。
  • ローパーと剣を出さずに通過しても普通にダメージを受けるだけ。
  • ドルアーガと剣を出さずに交差することができない。
  • 足踏み状態でナイトを倒せない。
  • ファイアーエレメントを剣を振っても消せない。
  • ダメージを与えたときに音が鳴る、アーケード版と逆。
  • 剣の攻撃力とリカバリーポイントがアーケード版と違っている。
  • 上位のブックは下位のブックの効果を兼ねない。
  • 一部の敵のスコアが違っている。
  • ドラゴンとウィスプの移動スピードの変更。
  • コンティニューボーナスがない。
  • シルバーマトックが各階で3回までは壊れず、4回目で必ず壊れるようになっている。この仕様変更のため、ファミリーコンピュータ版ではゴールドマトックがクリア必須アイテムではなくなっている。
  • ドルアーガを倒すのにブルークリスタルロッドは必須ではない。これはロッド系の効果が単なる「ギルの体力が上がる」効果に変更されているためである。よってグリーン・レッド両クリスタルロッドも取る必要はなくなっている[16]
  • イビルヘルメットの体力値の変更がハイパーヘルメットと同じ。ただしドルアーガとは戦えない。
  • 37Fをクリアしてもポーション系アイテムはなくならない。これはアイテムの格納方式がアーケード版とでは異なり、消す必要がなくなったからである。
  • ハイパーアーマーを持っている状態で呪文を受ける等して体力を最低にすると、リング系を所持していてもウィスプ系に触れるとミスになる。
  • ポーションオブデスのタイムの減少スピードがアーケード版よりゆるやか。
  • 44Fのマジシャンの出方が異なる。画面上で一種類しか出ない。その為、目当てのマジシャンがいつまで経っても出ないと言う危険がある。
  • イビルソードの攻撃力がエクスカリバーと同じ。ただしドルアーガの分身ウィザードは倒せない。
  • 52Fではブラックドラゴンの代わりにクオックスになっているが強さはブラックドラゴンのままである。
  • サッカバスを倒しても、扉を通過することで再び現われる。またサッカバスについては「剣を出さずに触れるとまもなくしてミスとなる」という設定が省略されており、よってダミーのブルークリスタルロッドも持たない。
  • 残りタイムが60秒を切って以降に出現するウィスプ系は青と赤1つずつしか出現しない。ここでは赤は残り50秒で、青は残り40秒で、それぞれ現れる。
  • 60FでZAPする条件を満たすとすぐにZAPする。
  • 60FでタイムオーバーになってもZAPせずそのフロアで再びプレイできる。
  • 特定の操作でラウンドセレクトができる。その際に別の操作を組み合わせることで、アイテムの選択もできる。
  • ラウンドセレクトをしたうえでZAPして、戻されたフロアをクリアすると、バグ面が現れることがある。
  • 裏ドルアーガで一部宝の効果が違っているものがある。
    • サファイアメイス - 持っていないとルビーメイスが取れなくなっている。
    • リング系アイテム - 下位のリングを持っていないと上位のリングは取れなくなっている。

またファミリーコンピュータ版では攻略本が出版されたが、アイテムの出現方法が違う内容で記載されていたり、60Fのクリア方法は全く違う内容が記載されていた。

ゲームボーイ版[編集]

ゲームボーイ版はナムコではなくエンジェルから発売された。発売日は1990年12月31日

体力値が画面に数字で表示されており、スライムの体当たりやマジシャン等の呪文を受けてもダメージを受けるだけで済む。残機(プレイヤーストック)の概念がなく体力が尽きるとその場でゲームオーバーになるが、パスワードによる継続機能があったりとゲームシステムがアレンジされている。フロアの構造はファミリーコンピュータ版に準じている。

のちに発売された『ナムコギャラリーVOL.2』にも収録された。

PCエンジン版[編集]

PCエンジン版は1992年6月25日に発売された。メディアはHuカード

画面が俯瞰(斜め上からの見下ろし)であったりアイテムを好きな時に使用できるといった改変がなされた。遠藤は「オリジナルの迷路は長方形で塔らしくなくて嫌だったが、基板の問題でどうしようもなかった。PCエンジン版の正方形の迷路が本当にやりたかった『ドルアーガの塔』の迷路だった」と語っている[17]

フロアごとにイシターがグラフィック付きで登場し宝箱出現条件のヒントをくれたり、サッカバス(サキュバス)がギルにドルアーガを(倒すことで)救ってくれるように頼んだりするなど、設定のみだったストーリー要素が実際にゲームに反映されている。またタイトル画面でファミリーコンピュータ版の隠しコマンドを入力すると「ウラめんなんてありませんよ」などといったメッセージが表示されたりと、過去の移植版をもじった要素もある。以下に主だった変更点について記す。

アイテムの装備
オリジナル版およびそれまでの移植版では手に入れたアイテムはその場で強制的に装備、もしくは効果発動となっていたが、本作ではプレイ中にステータス画面を呼び出して任意に装備や使用アイテムの変更ができるようになった。武器・防具には構えた状態でも正面から呪文を受けられる剣「スペルキャンセラー」、ギルが全身黒ずくめになり敵に追いかけられなくなる「ブラックナイトアーマー」、宙に浮いて歩くことで地面に張りついた敵に当たらなくなる「レビテイトブーツ」など、オリジナル版になかった特殊な効果を持つものもある。
武器・防具以外にも装備する、もしくは装備して使うことではじめて効果が表れるものが多い。前者は装備アイテム、後者は登録アイテムと呼ばれ、それぞれ一度に1つずつ装備可能。
宝箱の種類の追加
主にゲームクリアに必須のアイテムが入ったメイン宝箱のほかに、ゲームをより有利に進められる「スペシャルアイテム」の入ったスペシャル宝箱が追加された。スペシャルアイテムは基本的に使い捨ての登録アイテムで、背後に壁を作って緊急回避に使える「トゥラウアル」、使ったその場でフロアを移動できる「ロープ」「スコップ」、特定の敵からダメージを受けなくなる「クリスタル」、敵全滅など様々な魔法がこめられた巻物スクロール」などの種類がある。またメイン宝箱に関しては、前述の通りフロア開始時にイシターが出現条件のヒントをくれるようになっている(一部難易度を除く)。
難易度選択
難易度が4種類から選べるようになっており、敵の出現数や継続機能の制限などで違いがある。詳細は以下の通り。なおゲームボーイ版と同じく残機の概念がなく、ミスすると即ゲームオーバーのような扱いとなる。
  • イージー - 復活の回数は無限で、ゲームオーバーになってもタイトル画面に戻らずすぐに再開となる。またギルのステータス上昇に使える「勇気のシンボル」がフロアをクリアするだけで手に入り、パスワードコンティニューも可能。制限時間もなく、モンスターのステータスも他のレベルより低い。
  • ノーマル - 「勇気のシンボル」がフロア上に落ちているものを回収しないと手に入らないほか、モンスターのステータスがイージーより高い。ほかはイージーと同じ。
  • ハード - モンスターのステータスがノーマルより高く、出現パターンも上記2つのレベルをベースに数が増えるなど、厳しいものになっている。またオリジナル版のように制限時間がつき、タイムが少なくなるとウィル・オー・ウィスプが出現する。コンティニューには10回の制限がつき、勇気のシンボルは登場せずパスワードも使えない。
  • プロゲーマー - ハードの条件に加え、宝箱の出現条件が変わり、イシターがそのヒントをくれなくなる。モンスターのステータスはハードよりも高く、出現パターンもまったく違うものに変化する。また上記3つのレベルで画面上にあった体力値の表示がない。コンティニューは3回のみで、スペシャルアイテムも出現しない。
モンスターの追加
オリジナル版と比べてモンスターが大幅に追加された(ただしダークグリーンスライムやドルイドゴーストなど、削除されたものもいる)。その中には「バンパイヤ」や「ランドアーチン」など『イシターの復活』に登場するモンスターや「ホワイトナイト」などゲームブックに登場するモンスターも含まれている。

パソコン版[編集]

電波新聞社より、FM-7/77版、FM77AV専用版、MZ-1500版、MZ-2500版、X1シリーズ版が、それぞれ発売された。一部の移植作品には、宝箱の出し方が異なる「裏ドルアーガ」が存在する。

MSX版はナムコよりナムコットシリーズとしてROMカートリッジで発売された。ハードウェアスペックの限界から「キャラクターは単色」「スクロールは8ドット単位」など、ファミコン版をさらにダウンスケールさせたような内容となっている。

また、1989年にはユーザーによる非公式のX68000版が作成され、主に草の根BBSを通して配布された。

携帯アプリ版[編集]

2003年より、フィーチャーフォン用アプリケーションとしてNTTドコモauソフトバンクの各キャリア向けに移植された。これらは宝箱の出し方を記した「攻略ウィンドウ」や、最初から宝箱が出現した「EASYモード」を搭載している。また、下位機種向けに全16階構成の『ドルアーガの塔mini』も配信された[18]

2008年には、F903iなどのディスプレイを90度横に回転させられる機種向けの『ドルアーガの塔 WIDE版』が登場。ステージを横長のディスプレイいっぱいに表示し、横スクロールがほぼ抑えられている[19]

さらに2011年2月17日頃 - 5月16日、携帯SNSサイト「モバゲータウン」にて、『ドルアーガの塔 for モバゲー』を無料配信。本作のみ「SHORT」というスコアアタックモードが用意されていた。

開発[編集]

開発背景とバージョン[編集]

開発者の遠藤雅伸によれば、本ゲーム開発の際の大きな目的の一つは「当時稼働率の下がっていた『マッピー』の基板ROM交換で、開発コストを下げる」ことであった(縦長の画面で横スクロールするなど、両ゲームの共通点は多い)。つまり、元々大ヒットを狙っていたわけではなく、2000枚のROMが償却できればプロジェクト的には成功であった。

現在と同じく、当時も本作の難易度に対して「万人向けでない」「攻略本を前提としているかのようなゲーム設定は、アーケードゲームとして妥当か」という批判がなされたが、これは予想外に人気が出たための副作用であった。皮肉なことに本作の人気のため、当初想定していたROM交換だけでは需要に追いつかず、基板の再生産も行われた。

なお、基板の再生産にあたりいくつかのバグが修正されている(ナイト系の敵を倒してエクステンドした際の画面表示など)。この区別のため、『マッピー』のROM交換基板を「OLDバージョン」、再生産された基板を「NEWバージョン」と表現することもある[20]

その他[編集]

  • 塔の階数が東京池袋にあるサンシャイン60と同じなのは偶然ではなく、面数と1回当たりのプレイ時間との兼ね合いとを考えているうちに、当時日本で一番高いビルがサンシャイン60だったことから60階に決められた[21]
  • デモ画面にて、英文で書かれたストーリーが表示されるが、「黄金の鎧を着た」に当たる部分が "WEARED GOLD ARMOR" となっており、不規則動詞である "WEAR" が規則動詞として扱われていたり、"GOLD" が形容詞化されていないという間違いがある。このため、後に発売されたファミリーコンピュータ版では "WORE GOLDEN ARMOR" に修正された。ただし、アーケード版の忠実な移植を目的とするWindows版などでは "WEARED GOLD" のままである。
  • 60階クリア後のエンディング画面で「CONGRATURATIONS !!」とのミススペルがある。バグや誤字なども含め完全移植をモットーとするPlayStation版「ナムコミュージアムvol. 3」ではそのままになっていたが、PSP版の「ナムコミュージアムvol. 2」では正しいスペル(「CONGRATULATIONS !!」)となっている。
  • ファミリーコンピュータなどの家庭用ゲーム機器に『ドルアーガの塔』が移植されるようになると、各フロアの宝箱の出現方法や登場キャラクターなどを解説した「攻略本」が各出版社から出版されるようになった。
  • ギルの動きが速くなるジェットブーツというアイテムがあるが、そのアイテムを取らない場合、ミラーナイトの動きも遅くなる。PS版ではジェットブーツなしでのクリアが評価対象の一つになっている。
  • ギルの体力を低下させるオレンジポーション(ポーション・オブ・エナジードレイン)は取ると体力が著しく低く設定されてしまうが、これは最低値ではない。この事からこれを逆用して剣を出さずにローパーに触れて最低状態の体力にされた場合オレンジポーションを取る事を通じて若干の回復をはかる事ができる。
  • 各フロアスタート時にギルと敵の位置のセットアップを行っている。ギルの位置は前のフロアの扉の位置であるが、敵の位置はランダムで決定される。稀にこの両者が重なることもあり、その場合にはギルの即死ではなく「敵がギルに倒された」と処理している。更に偶然が重なると同じ位置に複数の敵が重なるケースもあるわけで、1階などでスタートと同時に宝箱が出ることもあり得る[22]
  • 7階でカッパーマトックを持った状態でギルが死ぬと宝箱が出る。これは死ぬと同時に、ギルの持つ宝物のデータがクリアされるため[23]
  • シルバーマトックの使用可能回数は以下の通りである。なお、宝箱取得時、それまでの残り使用回数は引き継がない。つまり、取得前に限度ぎりぎり使っても、まったく使わなくても、取得後の使用回数には影響しない。またミスをした場合、再決定される。
    • 宝箱を取る前は2回から4回(GET READY表示時ランダムに決定)壁を破壊できる
    • 宝箱を取った後は3回から5回(フロア開始時に決定した回数+1)壁を破壊できる
    • カッパーマトックと同様に限界回数まで使用すると消滅する
  • 25階の宝にはジェットブーツを設定してあるが、出し方がプログラムされていない。25階はこのゲームの開発コードが「V-25」だったことから初めからプログラムされなかったと遠藤が語っている[24]

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ゲーム・デザイナー:EVEZOO END(遠藤雅伸
  • プログラマー:SATOSHI KNIGHT(内藤智)
  • サウンド・コンポーザー:ZUNKO ODAWA(小沢純子
  • ハードウェア:SINGLE SHIGERU(齋藤茂)
  • グラフィック・デザイン:YOU.SHINO(篠崎雄一郎)
ファミリーコンピュータ版
  • ディレクター:YAMAMO(やまもとこういち)
  • エグゼクティブ・プロデューサー:EVEZOO END(遠藤雅伸)
  • プロデューサー:S.NAKAMURA
  • ゲーム・デザイナー:EVEZOO END(遠藤雅伸)
  • プログラマー:YAMAMO(やまもとこういち)
  • オリジナル・キャラクター:EVEZOO END(遠藤雅伸)
  • キャラクター・デザイナー:YOU SHINO(篠崎雄一郎)
  • キャラクター・コーディング:J.MIZU(水足淳一)
  • オリジナル・ストーリー:EVEZOO END(遠藤雅伸)
  • サウンド・コンポーザー:ZUNKO ODAWA(小沢純子)
  • サウンド・ソフトウェア:大野木宣幸、FUKASHI.K(大森田不可止)
  • サウンド・プログラマー:ZUNKO ODAWA(小沢純子)
  • サウンド・チェック:J.MIZU(水足淳一)
  • アシスタント・プログラマー:S.KNIGHT(内藤智)
  • ソフトウェア・サポート:KEI CROSS(黒須一雄)、FUKASHI.K(大森田不可止)
  • スペシャル・エフェクト:HAL UDAGAWA(宇田川治久)、深谷正一
  • セット:YAMAMO(やまもとこういち)
  • メイク・アップ:J.MIZU(水足淳一)、S.KNIGHT(内藤智)
  • エディター:YAMAMO(やまもとこういち)、S.KNIGHT(内藤智)
  • カラー・コーディネーター:J.MIZU(水足淳一) 
  • コスチューム:J.MIZU(水足淳一)
  • ハードウェア・アナリシス:HAL UDAGAWA(宇田川治久)
  • プロダクション・マネージャー:T.HAZURE
  • プロダクション・スーパーバイザー:KEI CROSS(黒須一雄)
  • ゲーム・アナライザー:TEZUKA(手塚一郎)、OHHORI(大堀康祐)、FURUTA
FM-7版
  • プログラム・アレンジ:紅林俊彦
PCエンジン版
  • ゲーム・デザイン:柴田賀盆
  • プログラム:みなみたかゆき
  • ビジュアル・コンセプト、キャラクター・デザイン:篠崎雄一郎
  • オリジナル・サウンド:小沢純子、ひこのたける
  • CGデジタイズ:はやかわたろう、あんざいじゅんこ
  • ソフトウェア・サポート:あきんどKNIGHT(内藤智)
  • スペシャル・サンクス:つるや、くさの、ちだ、くぼでら
  • ディレクト:遠藤雅伸
  • プロデュース:NAMCOT

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 21/40点 (GB)[25]
22/40点 (PCE)[26]
ファミリーコンピュータMagazine 18.90/30点 (GB)[13]
月刊PCエンジン 85/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン 27/40点 (PCE)
PC Engine FAN 20.62/30点 (PCE)[14]
(総合292位)
受賞
媒体 受賞
ゲーメスト ザ・ベストゲーム 第13位 (AC)[6]
アーケード版
  • 1991年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では13位を獲得[6]、同誌では「アーケード初ともいえるRPGの要素を取り入れたゲームだ。ヒロインのカイはもちろんだが、ゲームそのものに対する根強いファンは多い」、「少し音楽の話に触れると、当時としてはかなり高水準の出来であったといえる。(中略)面のレイアウトも、その面の難しさに合わせつつうまく敵を配置しているのである。(中略)エンディングのカイのグラフィックにはがっかりさせたれた人も多かったが、60階を踏破したときのエンディングテーマには感動させられたものである」とコメントしている[6]
  • 1997年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「非常にメジャーな作品ではあるが、これほど異色の、悪魔のような魅力を持った作品は他に比類がないであろう。マニアへの挑戦を狙い、徹底して用意された隠し宝箱の数々は、多くのプレイヤーを虜にした」、「ファンタジックな世界観と、RPG的な雰囲気は、ドラゴンクエスト以前のゲーム界にはほとんど存在していなかった。世界観1つをとっても、当時として非常に独創的であった」、「ドルアーガの塔の最大の魅力は、宝箱に集約される、謎、謎、謎の圧倒的な魅力である。(中略)当時その謎を解くために、マニアは情報交換のために各地を飛び回り、交流したものである。情報は口コミで沖縄から北海道まで広がった」と紹介されている[27]
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌「ファミリーコンピュータMagazine」の1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「ファミコン初のRPG」、「ドルアーガの塔はファミコンで初のRPGで、主人公ギルがだんだんとパワーアップしていくことや、その目的がRPGらしい。しかし現在のRPGとはだいぶ趣が異なり、どちらかといえば面クリアタイプのアクションゲームと思った方が良いだろう」と紹介されている[12]

ゲームボーイ版

ゲーム誌「ファミコン通信」のクロスレビューでは合計21点(満40点)[25]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.90点(満30点)となっている[13]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では「ファミコンで同名のゲームが出ているが、システムがかなり変更されている」、と紹介されている[13]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.14 3.18 3.25 3.11 3.22 3.00 18.90
PCエンジン版

ゲーム誌「ファミコン通信」のクロスレビューでは6・4・7・5の合計22点(満40点)[26]、「月刊PCエンジン」では85・90・90・80・80の平均85点(満100点)、「マル勝PCエンジン」では8・8・6・5の合計27点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.62点(満30点)となっている[14]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で292位(485本中、1993年時点)となっている[14]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では「業務用はファミコンで話題を呼んだ、同名ゲームのリメイクもの。何十階もある塔の中を敵を倒しながら進んでいく。一定の条件を満たすことでフロアに宝箱が出現し、そこから扉を開く鍵や、パワーアップアイテムを入手することができる。この条件が何であるかを解き明かすことがゲーム最大の面白みだ」と紹介されている[14]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.68 3.30 3.65 3.60 3.37 3.02 20.62

関連作品[編集]

メダルゲーム版[編集]

ナムコから発売されたキッズメダルゲーム機。プレイヤーキャラクターはギルとカイに加えて、他作品シリーズのワルキューレとサンドラとコアクマンが登場する。

アトラクション版[編集]

1990年大阪府大阪市で開催された国際花と緑の博覧会に『ギャラクシアン³』と共に出展された屋外施設型の射撃体験ライド型アトラクションであり、ゲームソフトではない。

4人乗りのライドに乗りながら、赤外線による移動体通信技術を使用した銃型の武器を利用し、敵に付いた的に光線を当てることで倒しながら進む。最終目的はボスであるドルアーガを倒すことである。

博覧会終了後も東京都二子玉川にあったナムコ直営テーマパークナムコ・ワンダーエッグに移設され、閉園の2000年12月31日までプレイすることができた。現在は解体・廃棄され現存しない。

アニメ版[編集]

ゲームブック[編集]

続編・その他[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b ナムコ創立50周年記念企画「アナタとワタシのナムコ伝」
  2. ^ バンダイナムコゲームス ナムコミュージアム vol2(PSP版)紹介ページ
  3. ^ バンダイナムコゲームス ナムコミュージアムDS 紹介ページ
  4. ^ バンダイナムコゲームス Wii バーチャルコンソール アーケード 紹介ページ
  5. ^ ナムコプロモーションビデオ ドルアーガの塔より。
  6. ^ a b c d 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 26 - 27頁、 ISBN 雑誌03660-7
  7. ^ MMOドルアーガ お知らせ
  8. ^ 遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」 2008年7月4日の記事 2016年8月5日閲覧
  9. ^ カイの冒険』のエンディングでは、「ブルークリスタルロッドの力で封印されたスーマール帝国の騎士達が蘇ったもの」とされている。
  10. ^ スーパーファミコンソフト『ザ・ブルークリスタルロッド』デモ画面より。
  11. ^ 例外的に『イシターの復活』のROOM77に登場し、Sleepの呪文を使わない限り触れるとミスになる。
  12. ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 120 - 121頁。
  13. ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 145頁。
  14. ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 21頁。
  15. ^ 集英社の「ファミコン神拳」単行本では「後に出る装備品の呪いを解く」と公式発表とは別の解釈で掲載されている。
  16. ^ 二見書房「裏ワザ大全集 ドルアーガの塔」より。
  17. ^ メディアファクトリー「ナムコミュージアムvol.4超研究」より。
  18. ^ “ナムコ、名作「ドルアーガの塔」の504i向けiアプリ配信”. ケータイ Watch. (2003年2月21日). http://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/12896.html 2016年8月21日閲覧。 
  19. ^ “バンダイナムコ、「ドルアーガの塔」に横画面対応版”. ケータイ Watch. (2008年4月22日). http://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39567.html 2016年8月21日閲覧。 
  20. ^ ナムコヒストリー VOL.2』収録の本作では、オプションで「OLD」と「NEW」よりバージョンを選択できる。
  21. ^ TV番組『ゲームセンターCX』2004年2月10日放送分・遠藤雅伸インタビューより。
  22. ^ ソフトバンク出版事業部新明解ナム語辞典」より。
  23. ^ ソフトバンク出版事業部「ナムコミュージアムvol. 3 Perfect Guide」より。
  24. ^ 電波新聞社オールアバウトナムコ」より。
  25. ^ a b ドルアーガの塔 まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年6月13日閲覧。
  26. ^ a b ドルアーガの塔 まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年11月22日閲覧。
  27. ^ 「ザ・ベストゲーム」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 92頁、 ISBN 9784881994290

外部リンク[編集]