コズモギャング・ザ・ビデオ

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コズモギャング・ザ・ビデオ
ジャンル 固定画面シューティング
対応機種 アーケード
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
デザイナー 見城こうじ
プログラマー シオヒガラー伊藤
音楽 荒川美恵
美術 いがらしたつや
シリーズ ギャラクシアンシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
稼働時期 日本 1992031992年3月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー
3ボタン
システム基板 SYSTEM II
CPU MC68000 (@ 12.288 Mhz)
MC6809 (@ 3.072 Mhz)
HD63705 (@ 2.048 Mhz)
サウンド C140 (@ 21.39 Khz)
YM2151 (@ 3.57958 Mhz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
224×288ピクセル
60.61Hz
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コズモギャング・ザ・ビデオ』 (Cosmo Gang: The Video) は、1992年ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)がアーケード向けに発売した固定画面型シューティングゲーム

発表当初のタイトルは『コズモギャラクシアン』であり、本作がモチーフとしている『コズモギャングズ』(1990年)等のエレメカのキャラクターが多数登場する。使用ハードウェアはSYSTEM IIで縦画面仕様。後にスーパーファミコンと、Wiiバーチャルコンソールアーケードに移植された。

概要[編集]

本作は、ナムコの『ギャラクシアン』(1979年)シリーズと同系統の固定画面型の縦画面シューティングで、通常ステージとチャレンジングステージの全36ステージ構成。2人同時プレイも可能だが、本作では1クレジットで2人同時プレイを行い、残機は共有する仕様となる。ゲームオーバー後はその場でコンティニューも可能で、ミス後の復活時と同じ状態で再スタートとなる。

通常ステージは、画面内に次々と沸いて編隊を組む敵のコズモをショットで倒していき、全て倒して全滅させればステージクリア。『ギャラクシアン』シリーズと同じく、終盤の敵は倒されるまでは画面外に消えても再び画面上から何度でも再登場してくる。チャレンジングステージは、本作のモチーフとなっている「コズモギャングズ」をビデオゲーム上で再現したものであり、画面手前に配置されたコンテナを盗もうとするギャングたちを射撃して撃退する。チャレンジングステージではミスをしてもそのまま次のステージへ進める。

本作の制作スタッフのディレクターは見城こうじ。ナムコのシューティングゲーム初期作である『ギャラクシアン』や『ギャラガ』(1981年)のリメイクというべき内容となっている。後継作品として、同じく見城が手がけた『ナムコクラシックコレクション』(1995年)収録の『ギャラガ・アレンジメント』がある。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

2方向レバーと1ボタン(ショット)で操作。自機は画面下端で左右にしか動けないが、画面端に密着状態でレバーを入れ続けると自機の幅が縦に縮まり、追い詰められても被弾しにくいよう配慮されている。自機が破壊されると一定時間爆風が起こり、それに触れた敵キャラクターは破壊され、通常通りに点数が入る仕様。『ギャラクシアン』の流れを汲むシューティングとしては珍しく、2人同時の協力プレイも可能である。その場合は、2P側が単独プレイ時の位置になり、1P側はそれよりも若干上のライン違いのポジションで操作することになる。これはシステム的な意味合いもある。

アイテム[編集]

プレイヤーを支援するアイテムは、時々撃破した敵キャラクターが放出する。アイテムはそのまま下方に落下し、プレイヤーキャラクターが取得しなければ下端で3度跳ね返った後に画面外へ消える。アイテムの効果は各種様々であり、単発、時間制限、その面限り有効なもの等がある。基本ショットのパワーアップは、コズモが持ってくるアーマーを獲得により2連装のツインショットとなる。

アーマー
  • ショットが2連装のツインショットとなり、敵への攻撃を当てやすくなる。アーマーという名称ではあるが耐久力が付くわけではない。アーマーは特定の面でのみボスコズモが持っており、これを倒すことで自動的に取得できる。
    効力はチャレンジングステージに到達するまで有効。ミス時にはアイテムとして放出されて画面下で3度跳ね返り、新しい自機がすぐに登場できる状況であれば拾いなおすこともできる。敵編隊の出現途中で区切りが悪いときは自機の登場までしばらく待たされるので取れない。また、2人同時プレイ時ならもう片方のプレイヤーが拾うこともできる。
ポイントアップ
  • 以後敵キャラクターを撃破したときの得点に倍率がかかるようになる。取得したポイントアップアイテムの数によって倍率は ×2、×3、...と、×16 まであがる。チャレンジングステージの次の面では倍率がリセットされている。×16の時に取得すると得点加算で、表示上は7650×16だが得られるのは7650点である。
クモの巣
  • 一定時間敵キャラクターと敵弾の速度が下がる。背景にクモの巣のグラフィックが重ねられる。時間制。
トルネード
  • 竜巻を一発撃つことができる。着弾すると竜巻を発生して、触れた敵キャラクターを弾き飛ばす。時間制。
びっくり箱
  • 一定時間画面内の敵キャラクターの動きを止める。(びっくり箱から出てくるような)舌を出したピエロのような顔と紙吹雪のグラフィックが表示され、敵キャラクターのグラフィックも目を見開いてびっくりしている表情に変わる。
バリア
  • 敵弾や体当たりに一発耐えるバリアが自機を包む。ステージ内のみ。
機雷(バラージショット)
  • 速度は遅いが爆発の効果が広範囲に及ぶ機雷を撃つことができる。
スペシャルフラッグ
  • 自機が一機増える。取り逃がすと次の面で再度出現する親切設計。
チェンジ
  • (2人プレイのときのみ出現)1Pの自機と2Pの自機の位置が入れ替わる。アーマーを装備している場合は装備も入れ替わる。
スーパーノヴァ
  • (2人プレイのときのみ出現)下段にいるプレイヤーが上段のプレイヤーを撃つと撃たれた側は次第に膨れていき、破裂すると少しの間広範囲に弾を乱射する。

設定[編集]

ストーリー[編集]

宇宙要塞アンコクを本拠とする宇宙盗賊団が、手下を引き連れ惑星アーキンドに侵略してくる。コズモポリスは戦闘機ハイパービートで迎え撃つ。盗賊団のボス、ドンコズモを倒し、宇宙要塞を破壊せよ。

ステージ構成[編集]

通常ステージ33面+チャレンジングステージ4面の全37ステージ構成(ゲーム内でのステージ単位は「GANG」と表記)。ステージが進むごとに、徐々に敵の本拠地へ近づいていくグラフィックになるという演出がなされている。

  • GANG1 コズモポリス本部
  • GANG2 惑星アーキンドの首都・ジガゴ市街地上空
  • GANG3 惑星アーキンド上空
  • GANG4 月面クレーター
  • チャレンジングステージ(タイプA)
  • GANG5 宇宙空間・火山エリア入り口
  • GANG6 火の惑星上空
  • GANG7 火山地帯
  • GANG8 溶岩の川
  • GANG9 宇宙空間
  • GANG10 海の惑星上空
  • GANG11 海上
  • GANG12 海中
  • チャレンジングステージ(タイプB or C)
  • GANG13 宇宙空間・緑のエリア入り口
  • GANG14 緑の惑星上空
  • GANG15 森上空
  • GANG16 ジャングル
  • GANG17 宇宙空間
  • GANG18 氷の惑星上空
  • GANG19 氷の山脈
  • GANG20 オーロラ
  • チャレンジングステージ(タイプD or E)
  • GANG21 宇宙空間・山のエリア入り口
  • GANG22 山の惑星上空
  • GANG23 平原
  • GANG24 グランドキャニオン
  • GANG25 宇宙空間・天空のエリア
  • GANG26 天空の惑星上空
  • GANG27 天空の山脈
  • GANG28 雲上空
  • チャレンジングステージ(タイプF or G)
  • GANG29 宇宙要塞アンコクエリア入り口
  • GANG30 宇宙要塞アンコク
  • GANG31 宇宙要塞アンコクの玄関口
  • GANG32 宇宙要塞アンコクの室内
  • GANG33 ドンコズモの部屋

チャレンジングステージ[編集]

ナムコのシューティングでは恒例のチャレンジングステージは本作でも健在であり、ステージ4、12、20、28をクリアするとチャレンジングステージに突入する。ただし内容は他作品とは異なり、画面手前に配置されたコンテナを盗もうとするギャングたちを射撃して撃退する。タイマーが0になるまでコンテナを守り抜くと勝利となり、成果に応じたボーナス得点(30~1000000)が入る。この様に、本作のモチーフとなっている、エレメカの「コズモギャングズ」をほぼ忠実にビデオゲーム上で再現したものであり、エレメカで使用されていたVGMやキャラクターボイスや勝利時のマケマケダンスまで再現していた。

チャレンジングステージの種類は、下記のA~Gと全7タイプがあり、最初は元祖「コズモギャングズ」に準じたAタイプの固定だが、2回目以降は各面に応じたものがそれぞれ2種類の内からランダムで選ばれる。また、手下のコズモは最初は上下の動きだけだが、面が進むとどんどんトリッキーな動きを見せるようになる。

  • タイプA 元祖コズモギャングズ
  • タイプB 西部劇 ガンマン
  • タイプC 時代劇 忍者
  • タイプD 中世騎士
  • タイプE バレリーナ
  • タイプF サーカス
  • タイプG コックさん

ラストステージ[編集]

GANG33では、ボスキャラクターであるドン・コズモとの直接対決となる。ドン・コズモの攻撃方法は4段階で、ライフバー1本を削りきるごとに攻撃方法が変化していく。全てのライフを削りきることができればゲームクリア。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 コズモギャング・ザ・ビデオ
日本 199210291992年10月29日
スーパーファミコン ナムコ ナムコ 8メガビットロムカセット[1] SHVC-CA -
2 コズモギャング・ザ・ビデオ
バーチャルコンソールアーケード
日本 200908042009年8月4日
Wii バンナム バンナム ダウンロード - -
アーケード版の移植

音楽[編集]

荒川美恵(すとろんぐよしえ)による作曲。最初のチャレンジングステージの曲のみ、桜井誠一による元祖「コズモギャングズ」のBGMそのままのものを使用。コックさんステージの曲はNHK「きょうの料理」テーマ曲のパロディとなっていた。2002年にはアリカ発売のテクニクビートにアレンジ版が収録された。

サウンドトラック

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ゲームデザイナー:見城こうじ
  • プログラマー:シオヒガラー伊藤
  • オリジナルキャラクター:FANCHAN
  • ビジュアル:いがらしたつや
  • サウンド:すとろんぐよしえ(荒川美恵)
  • 協力:元祖コズモギャングズ・チーム
スーパーファミコン版
  • プロデュース:きたやん(北角浩一
  • プログラム:なんでもいいや、ビート君
  • ビジュアル:エウノス・YN、J・DIBO
  • サウンド:はら へりぞう(原伸幸)、NEKOKO

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 27/40点 (SFC)[2]
ファミリーコンピュータMagazine 23.13/30点 (SFC)[1]
(総合41位)
受賞
媒体 受賞
第2回ゲーメスト大賞 ベストシューティング賞8位[3]
年間ヒットゲーム17位[3]
アーケード版

ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第6回ゲーメスト大賞」(1992年度)において、ベストシューティング賞8位、年間ヒットゲーム17位を獲得した[3]

スーパーファミコン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・5・7・8の合計27点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.13点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で41位(323本中、1993年時点)となっている[1]。また、同雑誌1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」では、「ゲームとしては『ギャラガ』のような画面固定型で、撃つのがかわいそうなくらいキャラがかわいい。難易度も低めで、2人同時プレイも可能だ」と紹介されている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.38 3.78 3.89 3.80 3.59 3.70 23.13

関連作品[編集]

エレメカ[編集]

コズモギャングズ
シリーズ最初の作品。エネルギーコンテナを奪いに奥から手前へと向かってくるコズモたちを光線銃で撃退する。
ドドンガドン
技脳体のようにボールを奥方向にスライドさせてドドンガドンの「へそ」に当てる。
コズモポリスアンタッチャ

ビデオゲーム[編集]

コズモギャング・ザ・パズル
テクニカルな落ち物パズル。本作と同じく見城こうじによる。
ディグダグ・アレンジメント
ナムコクラシックコレクションVol.2の収録ゲームの一つ。基本的にはディグダグだが、コズモやドドンガドンが登場する。
ガンバァール
テーマパークモードにパロディとして、「オヤジ」がコズモになった「オヤジギャング」というゲームが登場する。(「オヤジ」が“何!?どっかで見た事が有る?き、気のせいだ、それは!”と狼狽する)

漫画[編集]

コズモギャングスワールド コズモポリスアンタッチャ
はまだよしみによる漫画。コミックボンボンに連載されていた。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」、『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店1993年8月1日、 50頁。
  2. ^ a b コズモギャング・ザ・ビデオ まとめ [スーパーファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年10月29日閲覧。
  3. ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 14 - 15頁、 ISBN 9784881994290

外部リンク[編集]