M2 (ゲーム会社)

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有限会社エムツー
M2 Co.,Ltd.
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
270-1143
千葉県我孫子市天王台2-9-2 2/3F
設立 1991年8月8日
事業内容 各種コンソール/PC/携帯端末向けゲームソフトウェアの企画/開発。
ゲームソフトウェア用ライブラリ/ツールの開発及びライセンス。
代表者 代表取締役社長 堀井直樹
資本金 348万円
従業員数 30名
外部リンク http://www.mtwo.co.jp/
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有限会社エムツーM2 Co.,Ltd.)は、千葉県我孫子市に本社を置く日本のコンピュータゲーム(以下、単に「ゲーム」)ソフトウェア制作会社である。なお社名は現在「エムツー」表記が各メディアのデフォルトとなっているため、本項でも以降は基本的に「エムツー(社)」と表記する。

ゲームの開発を主に手掛けるが、出版物などサブカルチャーメディア情報なども扱う。

かつて日本に存在していたゲームメーカー・コンパイルが遺した知的財産(いわゆる「IP」・「版権」)のうち、シューティングゲーム『アレスタシリーズ』の版権(『武者アレスタ』を除く)を保有する。

2016年にパブリッシャー(直接的なゲーム販売も担当する企業)化を発表、過去のアーケードSTGタイトルを主軸とした「M2ショットトリガーズ」シリーズを自社で直接リリースしている。

概要[編集]

経営理念として、「面白さ至上主義」を掲げ、テレビゲーム制作を通じて「面白いとは何か?」を追求し、変化を続ける世の中で娯楽という形で人々の生活を豊かにする事を目指すとしている[1][2]

ゲームの他機種移植技術に関して

もともとエムツー社は活動を開始した1993年に移植開発をしたMD版『ガントレット』から、いわゆる「レトロゲーム」の「移植」を現在に至るまで連綿と続けている。ここで言う「移植」とは「オリジナルハード用のゲームプログラムを他機種でネイティブに動く形にリプログラミングし直す技術」を端的に表現したものだが、近年はソレとは異なるエミュレーション技術を駆使した移植作品も多くなっている。

これまでに手掛けた移植作は日本のメジャーゲームメーカー製のものが多いが、特にセガの移植作はPS2の「セガエイジス2500シリーズ」(後半)に始まり、ニンテンドー3DSの『セガ3D復刻プロジェクト』・Nintendo Switch版『SEGA AGES』といった数シリーズを十数年に渡って担当し、深い繋がりを持っているほか、2019年にセガゲームス(当時の社名)が直接リリースした復刻系ゲーム機・メガドライブ ミニプリインストールされるメガドライブ用ゲーム42作品(+α)の移植を全て担当している。

その他のメジャーゲームメーカーにおいてもコナミ系作品(『ツインビー ポータブル』『沙羅曼蛇 ポータブルコナミ アーケード コレクション』)、ナムコ系作品(『ナムコミュージアムDS』)、カプコン作品(カプコンアーケードキャビネット)、タイトー作品(『ダライアス コズミックコレクション』)といった形で一通り付き合いがある。

原典ゲームの2次創作的要素について

エムツー社の移植作は、移植としての再現度もさることながら、かなりの作品において「原典をリスペクトしつつ、更に新しい遊びが出来る要素」がプラスされることが多い。初作MD『ガントレット』収録の「クエストモード」にはじまり、PS2『テトリスコレクション』収録の『テトリス ニューセンチュリー』のような新規モード、PSP『ツインビー ポータブル』収録の『ツインビーだ!! パワーアップアレンジ版』やPS2『ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』収録の『SYSTEM16版ファンタジーゾーンII』など、枚挙にいとまがない。

更にリメイクの領域に踏み込んだ作品もある。代表的なところとしては主にコナミ系作品になるが『グラディウス リバース』、『魂斗羅ReBirth』、『ドラキュラ伝説 ReBirth』など。

自社オリジナル作品

移植作が多いエムツー社であるが、時には『でじこミュニケーション』など、一般的な普通のゲーム(コンテンツ)製作も行うことがある。開発ライブラリがマルチプラットホームであることを利用し、ゲーム機向けのタイトルでありながら、エミュレーションによらないWindowsネイティブなコードでの体験版を公開[3]したこともある。

また、マルチプラットフォーム対応のアニメーション技術『E-mote(エモート)』を開発[4]。他社製品での導入事例も存在する[5]。2019年には「E-mote」を使い、久々にレトロゲームでは無いノベルゲーム『Tokyo School Life』をNintendo SwitchとPC(Steam)で開発した。

沿革[編集]

  • 1991年8月 - 創業。千葉県我孫子市青山台にて活動開始。
  • 1993年9月 - ゲームセンターで知り合った縁の集まりで、勝手にX68000に移植していたアーケードタイトル「ガントレット」をTENGEN/ATARI GAMESに持ち込み、これをベースにメガドライブへ移植、同機用ソフトとして発売される。
  • 1998年9月- 人員を集め、企業体としての活動を本格的に開始。
  • 2013年1月 - 本社を千葉県我孫子市天王台に移転。
  • 2013年3月 - 2Dイラストを3Dのように動かせる「超・立体技術E-mote」のライセンス提供を開始。
  • 2016年9月 - 自社開発ゲームの一部で、直接販売(パブリッシング)も手掛ける「パブリッシャー」となることを表明。
  • 2016年12月 - パブリッシャー第1弾「M2 shot Triggers」(エムツーショットトリガーズ)シリーズとして『バトルガレッガ Rev.2016』(PS4 2017年9月にXbox One)をリリース。

主な所属者[編集]

旧所属者・物故[編集]

  • 並木学ゲームミュージック作曲家。M2作品ではオリジナル楽曲の作曲、リメイク作品の楽曲編曲、移植時のサウンド解析作業などを手掛ける。2012年にベイシスケイプよりM2に移籍。2017年1月に退職)
  • 齊藤彰良(ソフトシンセ環境「SCM」作者。ソフト音源ドライバ「SCM3LT」やFM音源エミュレーションライブラリ、編曲などを手掛けた。2016年2月16日没[7]

関係の深い人物[編集]

作品[編集]

移植作品[編集]

※詳細は該当リンクとM2公式サイトを参照。

オリジナル作品[編集]

パブリッシャー作品[編集]

以下、リリースハード未発表

  • アレスタブランチ(仮称)

関連項目[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

外部リンク[編集]

シューティング祭り / エムツーショットトリガーズ 関連

※ エムツーの略史に関する記述もアリ