スーパー桃太郎電鉄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
桃太郎電鉄シリーズ > スーパー桃太郎電鉄
スーパー桃太郎電鉄
ジャンル ボードゲーム
対応機種 PCエンジン(以下PCE)
ゲームボーイ(以下GB)
ファミリーコンピュータ(以下FC)
開発元 ハドソン
発売元 ハドソン
ディレクター さくまあきら
音楽 関口和之
美術 土居孝幸
シリーズ 桃太郎電鉄シリーズ
人数 1 - 4人(対戦プレイ)
メディア PCE:3メガビットHuCARD[1]
GB:2メガビットロムカセット
FC:ロムカセット
発売日 PCE:1989年9月15日
GB:1991年3月8日
FC:1992年3月20日
デバイス PCE:マルチタップセーブ用外部メモリ各種
GB:通信ケーブル(4人用アダプタ対応)
テンプレートを表示

スーパー桃太郎電鉄』(スーパーももたろうでんてつ)は、ハドソンが発売したコンピュータボードゲーム。桃太郎電鉄シリーズの第2作目。1989年9月15日PCエンジン版、1991年3月8日ゲームボーイ版、1992年3月20日ファミリーコンピュータ版が発売された。

概要[編集]

桃太郎電鉄シリーズ2作目の今作は、鉄道で日本中を巡り物件を購入し総資産を競う目的こそ前作『桃太郎電鉄』と同様であるが、ルールが大きく変更され、対戦ゲームの要素が強められた。本作で定まったルールが、現在まで続く桃太郎電鉄シリーズの基本的なルールとなっている。

前作からの変更点[編集]

  • 本作より『V』まで、1年は4月から翌年2月までの11ターンとなり、3月が決算になっている。
  • 本作および『II』『7』『jr.』では、メッセージウインドウに現在何月かが表示されている。
  • 本作より『V』まで、鉄道が買えなくなった。その代わり、持ち金不足でも処分しなくて済む物件ジャンルとして「農林」がある。
  • 駅での物件の並び順変更。前作では価格の高い順から並んでいたが、本作より価格の安い順から並んでいる。
  • 買い物の際に、購入の可否が一目でわかるようになった。FC版・GB版では文章やマークで表示され、PCE版では買えない物件が赤色(持ち金不足や他人所有)あるいは緑色(自分が購入済)で表示される。
  • 借金の概念が登場した。持ち金がマイナスになると手持ちの物件を売却しなければならないのは通常通りだが、全て売却しても補えない場合、残った借金をそのまま背負うことになる(デメリットはないが資金はまったく捻出できなくなる)。
  • 各種イベントなどの収支のインフレが、毎年発生するようになった。
  • 「カード」が登場。これは自分にとって有利な状況を作ったり、他人を攻撃することのできるアイテムである。ただし自分にとって悪いことが起こる損害系カードも存在するため、カードの入手が必ずしも有利になるとは限らない。イベントで手に入ることもあるが、基本的には特定の駅(マス)に停まると入手できる。停まった駅の種類によって、ランダムに手に入れたり、持ち金を払って購入する形で手に入れる。本作より『HAPPY』までは1人6枚まで持てる。
  • 駅の概念が一新された。本作に登場するのは物件駅・プラス駅・マイナス駅・カード駅・カード売り場・フェリー乗り場である。詳しくは桃太郎電鉄シリーズを参照。各種イベントはマスの種類に応じたものが発生し、それ以外の突発的なイベントは一定確率で起こる。夏が有利で冬が不利なゲームバランスは変わらない。
    • ひとまわりサイズの大きい物件駅(16駅)は、目的地候補である。
    • 航路の移動ルールが地上の鉄道と同じになった。フェリー乗り場にぴったり止まる必要はなく、他の駅と同様に通行可能。
  • 目的地は全員共通になった。誰かが目的地に到着した時点で、最も目的地から離れた位置にいる人に、貧乏神が取り付き、毎ターン終了時に悪行を行う。貧乏神は他のプレイヤーに接触すると擦りつけることが可能。
  • 物件の収益率が個別に設定され、決算ではこの収益率に応じて収益額が算出される。それに伴い、物件は価格だけでなく収益率が表記されるようになった。
    • 1つの物件駅の全ての物件を1人で買い占めた場合、「独占」となりその駅の物件の収益は2倍になる。
    • 収益率がマイナスになっている物件もある。決算の際に、逆に支出が発生するが、時々大きな臨時収入イベントが発生する。
    • 物件駅・物件数が前作と比べて非常に増えたが、プログラムの制約上、所有できる物件は254件までで、全ての物件を購入することは不可能である。
  • 本作より、勝敗はゲーム終了時の資産で決定されるルールに統一された。前作の「物件価格の総合金額」に加えて、「持ち金」も資産に計上されるようになった。

登場駅[編集]

物件駅(77駅)[編集]

太字の駅は目的地になる駅。 (初)は初登場の駅。

カード売り場(17駅)[編集]

本作ではカード売り場に駅名が記載されていないため、シリーズ作品の駅を参考にした。リストはGB版のもの。

スタッフ[編集]

  • ゲーム監督:さくまあきら
  • ゲーム演出:桝田省治
  • キャラクター・デザイン:土居孝幸
  • 音楽:関口和之
  • チーフ・プログラマー:飛田雅宏
  • デザイナー:藤井康博、瓜田智昭、くわはらもとし、松田泰一、市沢保弘、伊藤真希、山口もと、鈴木民人
  • 音楽スタッフ:滝本利昭、高橋のぞみ
  • シナリオ・アシスタント:はっとりたかひこ、まつもとたづ、はくやまさかず、井沢ひろし
  • 協力:浦敏治、しばたかずき、あらきひとしももてつ5だん、邦宅杉太、増田景子、荒井弘二、きくちあきひろ、キム皇原口一也、いいずかひろゆき
  • プロデューサー:すずきとよじ(アイアンドエス)

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通29/40点 (PCE)[4]
26/40点 (GB)[5]
24/40点 (FC)[6]
月刊PCエンジン87/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン33/40点 (PCE)
PC Engine FAN25.34/30点 (PCE)[1]
(総合11位)
ファミリーコンピュータMagazine22.0/30点 (GB)[7]
22.3/30点 (FC)[8]
PCエンジン版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計29点(満40点)[4]、「月刊PCエンジン」では80・90・90・85・90の平均87点(満100点)、「マル勝PCエンジン」では8・8・9・8の合計33点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り25.34点(満30点)[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.52 3.97 4.24 4.24 4.11 4.27 25.34
ゲームボーイ版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)[5]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り22.0点(満30点)[7]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.1 3.8 3.6 3.9 4.1 3.6 22.0
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[6]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り22.3点(満30点)[8]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.8 3.6 3.6 3.8 3.9 3.6 22.3

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 153頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p jr.』を参考にした。
  3. ^ 携帯アプリ版『TOHOKU』を参考にした。
  4. ^ a b スーパー桃太郎電鉄 まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2015年10月3日閲覧。
  5. ^ a b スーパー桃太郎電鉄 まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2015年10月3日閲覧。
  6. ^ a b スーパー桃太郎電鉄 まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2015年10月3日閲覧。
  7. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 488頁、 ISBN 雑誌26556-4/15
  8. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 66頁、 ISBN 雑誌26556-4/15

外部リンク[編集]