メガドライブ ミニ2

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メガドライブ ミニ2
Mega Drive 2.jpg
本機外観の元となるゲーム機・メガドライブ2
メーカー セガ
種別 復刻系据置型ゲーム機
発売日 世界の旗 2022年10月27日
対応メディア プリインストール
外部接続 HDMI
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メガドライブ ミニ2[注 1]は、セガより2022年10月27日に発売予定の家庭用ゲーム機。

1980年代から1990年代にかけてセガが発売した家庭用ゲーム機メガドライブ」の復刻機で、2019年に発売された「メガドライブ ミニ」の第2弾となる。外観はメガドライブの後期モデル「メガドライブ2」を模している。レイティングはCEROC(15才以上対象)

なお本機の名称は北米では「SEGA Genesis Mini 2」である。

概要[ソースを編集]

  • 下記の出典 → [1]

「メガドライブ ミニ」はセガ創立60周年記念事業のひとつとして企画された特別プロジェクトであり、当初は関係者から今回限りという発言もあったが、海外市場において日本以上の販売成果を見せたことや、購入者より次のセガ製ミニシリーズを求める要望が多く寄せられた事も後押しし、ミニハードなどの企画を今後も中期的に企画していくというセガ内部方針が立てられ、次なる商品開発にゴーサインが出ることとなった。

本機の開発につながる次期プロジェクトについて、開発初期の構想段階では「スーパー32Xミニ」や「セガサターンミニ」などの案も出たが現行のミニ系ハードに使用しているアーキテクチャでは実機再現が難しいなどの理由で見送られた。その後、メガドライブ ミニに収録できなかったメガCDソフトも含め、よりメガドライブソフトをプレイしたいと希望するユーザーの意見を汲み、次第にメガドライブミニの正当な後継機種としてメガドライブ2を外観モチーフとした「メガドライブ ミニ2」”を作るという方向性が固まっていった。

開発時は当時世界を席巻していたコロナ禍の影響で開発者およびファクトリー関係者への直接的交流が難しくなってしまった事や副次的に発生した半導体不足により、十分な販売台数を事前確保するのが厳しい状況になってしまい一時は開発中止の可能性もあったが、関係各位の協力によりで半導体を確保し、最終的にメガドライブ ミニのリリースから約3年後に販売するスケジュールが確定。セガの創立記念日となる2022年6月3日にセガ主催のネット番組で新プロジェクトとして正式発表した。

収録タイトルのソフトウェア移植はメガドライブ ミニに引き続きいてエムツーが担当する。エムツーにとってもメガCDソフトの移植作業は今回のプロダクトが初であり、限られた開発時間の中で1つ1つを拘り検証する必要があるため予め収録数を多めには出来ない事情から、セガ側とのセッションで20本と定められた。なおエムツーは当初(収録数を)15本と回答したが、セガ側からの「ガンバったらどれくらい(増やせるの)か?」と問われ、最終的に20本となった[1]

スペック[ソースを編集]

本機は初代「メガドライブ ミニ」で得たノウハウをベースに、同機のコアスタッフが再集結して作られていおり、オリジナル実機からの縮尺サイズや移植担当企業などの根幹的な点については多くが共通している(メガドライブ ミニ#仕様も参照のこと)。ここでは本機「メガドライブ ミニ2」独自の特徴およびハードウェアについて解説する。

  • 下記の出典 → [2]

ハードウェア[ソースを編集]

オリジナルとなる「メガCD」はメガドライブの機能を底上げさせるユニットでもあったため「メガドライブ ミニ2」の内蔵基板については「メガドライブ ミニ」よりもCPU機能や内臓ストレージなどをアップグレードして対応。この関係で使用電力も上がっており、USB対応ACアダプターもメガドライブ ミニ対応品(1.0A)より高出力に(2.0A)対応しているものを使用しないと正常に動作しない可能性がある。前述した半導体不足による部材高騰の影響もあり、小売標準価格は「メガドライブ ミニ」より引き上げられている。

国内リリース版では「メガドライブ ミニ」と同じ仕様のUSBコントローラ「ファイティング6Bパッド」が1個付属。メガドライブ ミニと異なり、2本付属のバージョンは発売されない。コントローラーはメガドライブ ミニ付属品や一部ECサイトで個別に専売したものと同等であるため、それらを持っている場合は本機でも接続・使用が可能。一般流通にも供給されるため通常の通販や店頭ルートでも6Bパッドの単体購入が可能となっている。その他の周辺機器情報については#周辺機器で詳述。

「メガドラタワーミニ2」外観の原典であるメガCD2(右)にメガドライブ2(左)を合体させた状態
※欧州版のため日本版とは細部が異なる

メガドライブ ミニでも同時リリースされたデコレーションキット「メガドラタワーミニ」は「メガドラタワーミニ2」の名称で同日発売される。

外観は「メガCD2」を模したものとなっており、本機と合体させる事で「メガCD2と合体したメガドライブ2」と同等の状態(のミニチュア)が再現できる。前述のとおり本機は単独でメガCDの一部タイトルがプレイ出来るが旧来のユーザーが持つかもしれない「CDユニットが無い(のにMCDソフトがプレイ出来ることの)違和感」を解消する事を主目的としたアクセサリであり、本機に収録されたメガCDソフト以外をプレイするような機能は「メガドラタワーミニ」と同様に持たない。なお「メガドラタワーミニ」はオリジナル同様「メガドライブ ミニ2」に合体させる事が可能となっている。オリジナルハードに付属していた、メガドライブ1とメガCD2を合体させた際、向かって左側がメガドライブの幅に若干隙間が生まれることからそれを埋めるスペーサーやスーパー32Xをメガドライブ2に装着した際、カートリッジコネクト部が少し露出するためその隙間をカバーするスペーサーについてもミニ化して付属している。

ソフトウェア[ソースを編集]

本機の大きな特徴として、メガCDソフトが20作品プリインストールされている点が挙げられる。これはメガドライブ ミニがカートリッジソフトのみの収録だったため、前述のとおりメガCDソフトを望むユーザーの意見、メガCDソフトを収録するのが一番分かりやすいセールスポイントになるとの判断、「メガドライブ ミニ」リリース後にKDE社が発売したPCエンジン miniCDロムロムソフトが収録された事などを考慮した結果による。

本機の全収録ソフト数は「50作品+ボーナスタイトル数作品」となっている。このうち、「ボーナスタイトル」という表記は、メガドライブ ミニでの「新作メガドライブ用ソフトとしての『テトリス』『ダライアス』レベルのサプライズ収録を用意するのは無理だった」という開発スタッフの謙遜からの表現であり、少なくともメガドライブ/メガCD用に正式リリースされたソフトでは無いとしている。

各ソフトを管理するメニュー画面ではメガドライブ ミニの機能をおおむね踏襲しつつ、メガドライブとメガドライブ2の音の鳴り方が異なる仕様を再現しオプションで切り替えられる機能[1]と、後述する「ファイティング6Bパッド」の「モードボタン」を押した時の挙動変更機能[1]が新たに実装された。モード挙動は完全OFFか即押すとメニュー画面が発動出来るか、少し長押しして発動するかである。長押しは1秒あるいは2秒のどちらかに設定可能。

仕様[ソースを編集]

収録タイトル[ソースを編集]

「メガドライブ ミニ」と同様、収録タイトルは一挙発表するのではなく、ある程度まとめた数を2022年6月から8月までの3ヶ月間、全5回のネット配信番組で随時発表(+CS放送の番組で1回)するというプロモーションが展開される(初発表の時期・状況は下記表に記載)。下記表は各発表時におけるソフト群を基本50音順にして表記。

  • 各番組には『龍が如くシリーズ』に因んだサブタイトルが付けられた(一部例外あり)。これは各回で発表されるタイトル群の全体的なイメージに近しいナンバリングのサブタイトルが宛てがわれている。
  • ○付はメガCD用ソフト。
  • ☆付はボーナスタイトル。
日本版タイトル
英題[注 2]
オリジナルメーカー 備考
第1弾発表タイトル
*2022年6月4日、セガ主催ネット番組「メガドライブミニ2 伝説を継ぐもの」にて発表。
サンダーフォースIV
Lightening Force: Quest for the Darkstar(米)
Thunder Force IV(欧)
テクノソフト(JP)[注 3]
セガ(NA/EU)
シルフィード
SILPHEED
ゲームアーツ(JP)
セガ(NA/EU)
シャイニング&ザ・ダクネス
Shining in the Darkness
セガ
シャイニング・フォースCD
Shining Force CD
セガ
ソニック・ザ・ヘッジホッグCD
Sonic the Hedgehog CD
セガ
バーチャレーシング
Virtua Racing
セガ
ファンタジーゾーン
Fantasy Zone
セガ 新規開発(移植)ソフト
ぽっぷるメイル
Popful Mail: Magical Fantasy Adventure
セガ(JP)
Working Designs(NA)
ボナンザ ブラザーズ
Bonanza Brothers(米)
Bonanza Bros.(欧)
セガ
まじかる☆タルるートくん セガ オリジナル版開発・ゲームフリーク
夢見館の物語
Mansion of Hidden Souls(米)
Yumemi Mystery Mansion(欧)
セガ(JP/EU)
ビック東海(NA)
第2弾発表タイトル
*2022年6月24日、ネット配信番組『ファミ通LIVE』で「メガドライブミニ2 夢、叶えし者」と題し発表。
アウトラン
OutRun
セガ
アフターバーナーII
After Burner II
セガ(NA/EU)
電波新聞社(JP)
イチダントアール
Puzzle & Action: Ichidant-R
セガ
コラムスIII 対決!コラムスワールド
Columns III: Revenge of Columns
セガ(JP)
ビック東海(NA)
スターブレード
STARBLADE
ナムコ(JP/NA)
セガ(EU)
スターモビール
Star Mobile
マインドウェア 1992年に移植開発が完了したが、発売告知以前に発売中止となっていた。
スプラッターハウス PARTII
SPLATTERHOUSE 2
ナムコ(JP/NA)
セガ(EU)
ナイトストライカー
NIGHT STRIKER
タイトー
ニンジャウォーリアーズ
THE NINJAWARRIORS
タイトー
ふしぎの海のナディア
Nadia, The Secret of Blue Water
ナムコ
メガパネル
MEGAPANEL
ナムコ
特別先行発表タイトル
*2022年6月29日、CS放送局・AT-X特別番組『異世界おじさんちゃんねる」にて発表。
エイリアンソルジャー
Alien Soldier
セガ 日本以外のアジア圏では「メガドライブ ミニ」に収録されていた作品。
(日本でも「アジアエディション」として限定発売したMDミニに収録)
第3弾発表タイトル
*2022年7月15日、「4Gamer.net」主催によるネット配信番組「メガドライブミニ2 命の詩。」で発表。[注 4]
ああ播磨灘
Aah! Harimanada
セガ
餓狼伝説2
Fatal Fury 2
タカラ 原典開発リリース・SNK
ぎゅわんぶらあ自己中心派
片山まさゆきの麻雀道場

Gambler Jiko Chuushinha:
Katayama Masayuki's Mahjong Dojo
ゲームアーツ
三輪サンちゃん
Spatter
セガ 新規開発(移植)ソフト
他機種へは初移植
スーパーストリートファイターII
ザ ニューチャレンジャーズ

Super Street Fighter II:
The New Challengers
カプコン
TATSUJIN
Truxton
セガ 開発・東亜プラン
ゲーム音楽を原典に寄せて流す事が可能
ファイナルファイトCD
Final Fight CD
セガ 原典開発リリース・カプコン
ルナ ザ・シルバースター
Lunar: The Silver Star
ゲームアーツ(JP)
Working Designs(NA)
ルナ エターナルブルー
Lunar: Eternal Blue
ゲームアーツ(JP)
Working Designs(NA)
ワンダーメガコレクション
WonderMega Collection
日本ビクター ワンダーメガに同梱されたゲーム集[注 5]
「クイズスクランブル」、「フリッキー」、「ピラミッドマジック総集編」、「パドルファイター」の4ゲームCD。
「ピラミッドマジック総集編」が、全「ピラミッドマジック」ゲームを含む。
第4弾発表タイトル
*2022年8月11日、「電撃オンライン」主催によるネット配信番組の「メガドライブミニ2 光と闇の行方」と題したコーナーで発表。
エコー・ザ・ドルフィンCD
Ecco the Dolphin CD
セガ
ゲイングランド
Gain Ground
セガ(JP/EU)
Renovation Products(NA)
ソーサリアン
Sorcerian
セガ
ファンタシースターII
還らざる時の終わりに

Phantasy Star II
セガ
闘技王キングコロッサス
Tougi Ou King Colossus
セガ
ポピュラス
Populous
セガ(JP)
エレクトロニック・アーツ(NA/EU)
三國志III
Romance of the Three Kingdoms III:
Dragon of Destiny
光栄 ROMとCD版の移植
天下布武 英雄たちの咆哮
Tenka Fubu: Eiyuutachi no Houkou
ゲームアーツ
電忍アレスタ
Robo Aleste
コンパイル(JP)
テンゲン(NA)
セガ(EU)
真・女神転生
Shin Megami Tensei
シムス
ビューポイント
Viewpoint
American Sammy


海外圏のみ収録タイトル第1弾
*2022年7月14日、Sega of Americaが発表。
日本版タイトル
英題[注 6]
オリジナルメーカー 備考
アウトランナーズ
OutRunners
データイースト(NA)
セガ(JP)
米国版にはデータイーストのロゴが存在するため、株式会社ジー・モードが著作権リストに表示されます。
スーパーハングオン
Super Hang-On
セガ
ソニック3Dブラスト
Sonic 3D Blast(米)
Sonic 3D Flickies' Island(欧)
セガ
ベクターマン2
Vectorman 2
セガ
ジ・ウーズ
The Ooze
セガ
レインボーアイランド・エキストラ
RAINBOW ISLANDS -EXTRA-
タイトー
ローリングサンダー2
ROLLING THUNDER 2
ナムコ(JP/NA)
セガ(EU)

周辺機器[ソースを編集]

ファイティングパッド6B(USB仕様。以下同様)をはじめ、MDミニ用の周辺機器は全てMDミニ2でも使用可能となっている。

3人以上プレイ可能なマルチプレイ対応ソフトで必要なコントローラーハブ(汎用USBハブ)は、MDミニの時と同様にバッファロー社が対応している事を公表しているモノを接続する事でプレイ可能。『スターブレード』で対応しているマウスをはじめとしたバッファロー社製品の「ゲームパッド」やMDミニ2稼働用の「USB用充電器」も同様に推奨品を接続する事でプレイ可能。

下記はMDミニ2用のためにリリースされた周辺機器。

トピックス[ソースを編集]

  • 重度のセガマニアが主人公である漫画作品『異世界おじさん』(KADOKAWA刊)はメガドライブ ミニのプロモーション協力に参加し、本機についても初発表時の配信番組用に新規描き下ろし漫画を公開している。しばしば当作品に登場する『エイリアンソルジャー』のMDミニ2収録については、前述のとおり本作アニメ版の「放送直前特番」にて先行発表された。
  • MDミニ2を初発表した配信番組ではプロモーションビデオも併わせて公開された。新日本プロレスの所属レスラーらが架空の覆面レスラーに扮し、メガドライブミニ2(のマスクマン)とメガCD2(のマスクマン)が「高性能ボディコン・ペア[注 7]」を組み1+1で200(10倍)になるくらいのパワーアップを遂げて敵レスラーたちと激しい戦いを繰り広げるという流れでMD2ミニの最強っぷりをアピールしている。配役は下記のとおり[3]
  • メガドライブ ミニの発売の際にセガ直営通販サイト「セガストア」にて限定発売した「メガドライブミニ DXパック セガタイトルコレクターズエディション」は本機でも引き続き用意される。今回はメガCDソフトが収録されるため、CDメディアのミニチュアも付属する。
  • MDミニ2はMDミニ1に比べるとリリースメーカー以外の版権を使用した作品(いわゆる「版権もの」)収録が多いこともあり、それらに関わった絵を描く人が今回のリリースに際し描き下ろしたイラストや色紙を公開する企画が設けられた。これらはMDミニ2の公式サイトで誰でも閲覧することが出来る。
    • 『ああ播磨灘』の原作者・さだやす圭や『ぎゅわんぶらあ自己中心派』の原作者・片山まさゆきは自作の色紙を描きおろした。『播磨灘』の色紙はセガ公式Twitterをとおしてプレゼントされた。
    • (版権ものとは少し異なるが)ルナシリーズでキャラクターデザインを担当した窪岡俊之はルナ両作のメインキャラが一堂に会した描き下ろしのデジタルイラストを公開した。

脚注[ソースを編集]

[脚注の使い方]

注釈[ソースを編集]

  1. ^ 一般的には「メガドライブミニ2」と記載されているが、本機の3年前にリリースされた同コンセプト機・「メガドライブミニ」がWikipediaでは「メガドライブ ミニ」表記になっているため、この項目名も合わせる形で同様に表記する。
  2. ^ 北米版と欧州版で異なる場合は併記。海外未発売ソフトでも便宜上記載している場合あり。
  3. ^ 現在はセガが版権を保有・管理している。
  4. ^ 先述の『エイリアンソルジャー』収録も、この配信で改めて発表された。
  5. ^ オリジナル版ディスクにはCDカラオケも収録されていたが、全て割愛。
  6. ^ 北米版と欧州版で異なる場合は併記。
  7. ^ メガドライブ2とメガCD2の広告で使われたキャッチコピー。

出典[ソースを編集]

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]