ニンジャウォーリアーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ニンジャウォーリアーズ
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード
開発元 タイトー
発売元 タイトー
プロデューサー 末角要次郎
ディレクター 緒方正樹
デザイナー 辻野浩司
シナリオ 辻野浩司
プログラマー 永田喜久
岩崎雄二
YOSHIYUKI WATABE
緒方正樹
DAISUKE SASAKI
音楽 小倉久佳
美術 石川幸生
シリーズ ニンジャウォーリアーズシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
稼働時期 1988年2月
デバイス ボディソニック内蔵ベンチシート
筐体 3画面合成表示筐体
CPU メイン:MC68000 (@ 8 Mhz) x2
サウンド:Z80 (@ 4 Mhz)
サウンド YM2610 (@ 8 Mhz)
Volume (@ 8 Mhz) x4
ディスプレイ 864 x 224 (3 x 288 x 224)
その他

第2回ゲーメスト大賞

  • 大賞4位[1]
  • ベストグラフィック賞6位[1]
  • ベストエンディング賞2位[1]
  • ベストVGM1位[1]
  • 年間ヒットゲーム19位[1]
テンプレートを表示

ニンジャウォーリアーズ』(THE NINJA WARRIORS)は、タイトーから1987年に発売されたアーケードゲームで、サイドビュータイプのアクションゲームである。

概要[編集]

1987年にタイトーより、同社の『ダライアス』に続く3画面筐体ゲーム第二弾としてアーケードに登場。

『ダライアス』と同様の筐体ということもあり、シート下のスピーカーから迫力ある重低音のサウンドを体感できた。使用音源はヤマハのYM2610。楽曲は同社サウンドチームZUNTATAの"OGR"こと小倉久佳がメインで担当。ステージ1、6のBGMの「DADDYMULK」は、サビにサンプリングによる津軽三味線を用いたソロパートを挿入するなど、当時としては他に類を見ない手法が使われていた。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

8方向レバー、2ボタン(くない手裏剣)で殺人マシーンのNINJAとKUNOICHIを操作し、敵を倒しながら右方向に進む。全6ステージ構成。プレイヤーはライフ制になっており、敵から攻撃を受けるとライフゲージが減り、ライフゲージまたはタイムが0になるとゲームオーバーとなる。

くないは接近戦用で、近付いた敵を切り倒す。手裏剣はくないの半分程度の威力だが、連発式で遠距離の敵に当てることが出来るものの、弾数制限があり、この二つの武器の特性を上手く使いこなしていかなければならない。

攻撃ボタンを押しっぱなしにするとくないを構えて防御するが、爆発などは防ぎきれない。くないを構えながら斜めジャンプをすると回転ジャンプとなり、ジャンプ中は無敵になる。銃や爆弾などで攻撃を受けた部位は忍者服が破れて内部のメカが露出してしまい、以後ダメージを2倍受けてしまう。各面クリア時にライフは回復するが忍者服は修復されないため、なるべく破損を避ける必要がある。

ステージ構成[編集]

  • ステージ1:スラム街

最初のステージ。敵兵が容赦なく押し寄せる。

  • ステージ2:軍事基地

軍曹のステージ。戦車には注意。

  • ステージ3:倉庫

倉庫内のステージ。

  • ステージ4:ビル街

ビル街のステージ。

  • ステージ5:下水道内

下水道のステージ。

  • ステージ6:バングラー官邸

最終ステージ。これをクリアするとエンディングが流れてゲームオーバー。タイムが厳しい。

ストーリー[編集]

1993年。かつて栄華を誇ったこの国は、重大な危機に直面していた。魔王「バングラー」が、その邪悪な魔力により、独裁政治を行なうようになってからというもの、人々の意識は洗脳されてしまい、社会は荒廃してしまった。そんな中で、革命派のリーダー「マルク」は魔王バングラーを倒すべく、2体の殺人マシーン(「KUNOICHI」と「NINJA」)を完成させ勇敢に挑んでいった。

敵キャラクター[編集]

敵は軍人、動物、ロボット、敵忍者といった4種類で構成されている。

なお、敵忍者を倒すと、1体につき、手裏剣が5個手に入る。筐体の座席後ろには、これらの忍者型の敵キャラクター紹介のインストもあった。

アーミー兵士
全ステージに登場。手に持った軍用ナイフで突いてくる。くないなら一撃、手裏剣では二発で倒せる。緑と青の2バージョンがあり、青は耐久力が二倍になっている。ステージ2からはプレイヤーがしゃがんでいると、跳び蹴りをしてくる。
狙撃兵
兵士に混じって登場。装甲を破損させるライフル弾を撃ち、難易度が高いと3連発してくる。これも2バージョンで、耐久力は兵士と同じ。
迫撃兵
くないでも防御できないグレネードランチャーを放ってくる。茶色と青の2バージョンがいる。
隊長
アーミー兵士に指示を出すが、攻撃はしてこない。
スナイパー
物陰から現れてライフルを撃ってくる。手裏剣でないと倒せない。
戦車兵
戦車の上に乗って、付属機関銃を連射してくる。同じく手裏剣でないと倒せないが、投げると体を低くしてかわすので、起き上がった瞬間を狙わなければならない。
軍用犬
地面を高速で駈けてきて、時にジャンプしてくる。手裏剣一発で倒せる。
コウモリ
ステージ5にのみ登場。近付くとまとわりついてくる。
警備ロボット
スターウォーズ』のR2D2のようなロボットで、最終面にのみ登場。頭を回転させながら、くないで防御不能のレーザーを撃つ。くないで何度か切りつけないと行動不能に出来ない。
土蜘蛛
敵忍者の一人で全ステージに登場。跳躍して近付き、手の爪を突き出してくる。くないを6回当てなければならない。
くノ一
敵くノ一で、ステージ1、3、5、6に登場。長刀を振り下ろし、距離を取ると手裏剣を放つ。勝負が長引くと、煙玉を出して逃げる。
火炎忍者
ステージ2と6に登場。くないでも防御不能な火炎を吐く上に、手裏剣を投げるとテレポートしてかわす難敵。
ムササビ
ステージ3、4、5、6に登場。空中から襲いかかって、反転して逃げるが、手裏剣一発で倒れるほど弱い。
シャドーマン
般若の面を付け、プレイヤーと同じ能力を持った敵忍者。手裏剣を当てるとテレポートして逃げ、更にくないでこちらの攻撃を防御し、手裏剣も放ってくるので、倒しづらい。
アイアンアーム
ステージ3、5、6に登場し、アンカー付きの分銅鉄球で攻撃と防御を同時に行う筋骨隆々の大男。手裏剣は効かず、耐久力、攻撃力とも全キャラ中最大。
バングラー
最終ボス。追い詰められて背を向けると、拳銃を連発してくる。倒せばエンディングで、くない一発で倒されるほど弱いが、手裏剣は効かない。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 価格 型式 売上本数
1 ニンジャウォーリアーズ
1989年6月30日 PCエンジン タイトー タイトー 2メガビットHuCARD 6,200円(税別) TP01002 -
2 THE NINJA WARRIORS
1989年 Amiga タイトー Sales Curve フロッピーディスク - - -
3 THE NINJA WARRIORS
1989年 Amstrad CPC
Atari ST
ZX Spectrum
タイトー Virgin Mastertronic フロッピーディスク - - -
4 ニンジャウォーリアーズ
1993年3月12日 メガCD タイトー タイトー CD-ROM 7,800円(税別) T-11024 -
5 ニンジャウォーリアーズ
2006年3月2日 EZ(BREW) タイトー タイトー ダウンロード 400円(税別) - -
6 ニンジャウォーリアーズ
2006年3月7日 iアプリ タイトー タイトー ダウンロード 月額300円(税別) - -
7 ニンジャウォーリアーズ
2006年3月15日 S!アプリ タイトー タイトー ダウンロード 500円(税別) - -
8 ニンジャウォーリアーズ
2006年6月8日 Windows (i-revo) タイトー インターネットレボリューション ダウンロード 1,700円(税別) - -
PCエンジン版の移植
9 ニンジャウォーリアーズ
2008年9月23日 Wii
バーチャルコンソール
タイトー タイトー ダウンロード 600Wiiポイント - -
PCエンジン版の移植

ゲーム機

  • PCエンジン
    1人プレイ専用。3画面筐体だったアーケード版の雰囲気に近づけるために画面の上下が大幅にカットされ、横長の画面に仕上がっている。スコアや体力ゲージはゲーム画面外の黒枠内で表示。2008年9月23日からは、Wiiバーチャルコンソールでも配信されている(要600Wiiポイント)。
  • メガCD
    2人プレイ可能。映画で言うビスタサイズのように画面の上下を大幅にカットし、できるだけアーケード版の雰囲気に近付けている。CD-ROMの特性を活かしアーケード版のBGMがそのまま収録されている他、アレンジ版の2つから選択することができる。また、PCエンジン版では登場しなかった巨大戦車も出現する。ZUNTATA出演によるオリジナルのオープニングが追加されている。

携帯電話用アプリ

※その他にもAmigaコモドール64など、多くの海外PCへの移植が行われている。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:末角要次郎
  • ディレクター:緒方正樹
  • ライター:ONIJUST(辻野浩司)
  • エグゼクティブ・プロデューサー:HISAO YUNOKI
  • ソフトウェア・ディレクター:DAISUKE SASAKI
  • プログラマー:永田喜久、岩崎雄二、YOSHIYUKI WATABE、緒方正樹、DAISUKE SASAKI
  • プロダクション・デザイナー:石川幸生
  • キャラクター・デザイナー:菊池正美、YOSHIHIRO WAKITA、西村年幸、讃岐平、SHINOBU IWABUCHI、SACHIKO YAMANA、鎗田準次、KOZO IGARASHI、TETSURO KITAGAWA、石川幸生
  • アシスタント・キャラクター・デザイン:ヴィジュアル・アーツ・プロダクション、アニメーション20、スペース・クリエイティブ
  • スーパーバイジング・エディター:TETSURO KITAGAWA
  • エディター:菊池正美、石川幸生
  • コスチューム・デザイナー:我妻宏
  • ハードウェア・デザイナー:TOSHIYUKI SANADA
  • アシスタント・ハードウェア・エンジニア:SATORU SHIMOMURA
  • 作曲、音楽ディレクター:小倉久佳 (ZUNTATA)
  • アシスタント・サウンド・プログラマー:八木下直人 (ZUNTATA)
  • サウンド・エディター:渡部恭久 (ZUNTATA)
  • サウンド・ハードウェア・デザイナー:TSUKASA NAKAMURA
  • パブリシティー・スーパーバイザー:HISAYOSHI NAKANE
  • ゲーム・デザイナー:ONIJUST(辻野浩司)

評価[編集]

アーケード版

当時のゲーム雑誌「ゲーメスト」の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年)で、読者投票により大賞4位を受賞している[1]。その他に、ベストグラフィック賞で6位、ベストエンディング賞で2位、ベストVGM賞で1位、年間ヒットゲームで19位、ベストキャラクター賞では本作の主人公であるくのいちが8位を受賞している[1]。また、1991年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では33位を獲得した[2]

PCエンジン版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では、5・8・8・6で合計27点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.9点(満30点)となっている[3]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.9 3.9 3.4 3.6 3.7 3.5 21.9
メガCD版

メガドライブFANの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.5点(満30点)となっている[4]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.6 3.9 3.4 3.4 3.2 3.1 20.5


関連作[編集]

タイトーのゲームミュージックに収録(AC7以前ではバラエティに収録)。

セガとタイトーのコラボレーション企画として、アーケード版にH.による「DADDY MULK」のアレンジが収録されている。

「maimai GreeN」に先述した「DADDY MULK」のアレンジが収録されている。

同社の3Dシューティングゲームで、最終ボスが本作のバングラー。

本作のオリジナルリメイク作品。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 22 - 23頁、 ISBN 9784881994290
  2. ^ 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 63頁、 ISBN 雑誌03660-7
  3. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 624頁、 ISBN 雑誌26556-4/15
  4. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 868頁、 ISBN 雑誌26556-4/15

外部リンク[編集]