ロックマンメガワールド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ロックマンメガワールド
ジャンル アクションゲーム
対応機種 メガドライブ
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア 16Mbitロムカセット
発売日 日本の旗1994年10月21日
アメリカ合衆国の旗1995年2月
欧州連合の旗1995年4月
テンプレートを表示

ロックマンメガワールド』(ROCKMAN MEGA WORLD)は、カプコンから1994年10月21日メガドライブ専用ソフトとして発売されたアクションゲームである。

日本国外でも『MEGAMAN THE WILY WARS』のタイトルで発売された。

概要[編集]

ファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された『ロックマン』(以下『1』)、『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』(以下『2』)、『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』(以下『3』)を1つのソフトにまとめて移植した作品。操作性などに若干の違いがあるので完全移植とは言えない。

前記3作品をすべてクリアすると、新たにメガワールドオリジナル編「ワイリータワー」が登場する。このワイリータワーは、3つの選択ステージとそれをクリアした後に現れる4つのステージの、計7ステージで構成される。また各ステージ開始前には、『1』〜『3』で入手した特殊武器を自由に選んで装備することができる(詳細は後述)。

オリジナル版においては『1』は電源オフ後の再開機能がなく、『2』『3』はパスワードコンティニュー方式であったが、本作収録のものはバッテリーバックアップによってセーブを行う方式に変更されている。また、オプション画面にてボタンの役割の変更やサウンドテストもできるようになっている。

追加要素とオリジナル版からの変更点[編集]

追加要素[編集]

  • セーブ機能が追加され、ステージクリアおよびゲームオーバー時に進行状況を保存できるようになった。セーブデータは3つあり、『1』・『2』・『3』・ワイリータワーの進行状況がそれぞれ別に記録される。
  • 前述のとおり、『1』〜『3』を全てクリアすると「ワイリータワー」という本作オリジナルの新ゲームが遊べるようになる。
  • 「ワイリータワー」のゲームに登場する新しいボスが選択ステージに3体とワイリーステージに3つ追加されている。

オリジナル版からの変更点[編集]

本作収録の『1』〜『3』にはオリジナル版から変更された点・オリジナル版と異なる点も多い。主なものは以下の通り。

  • グラフィックは全てメガドライブ用に作り直している。
  • グラフィックの向上により、背景の奥が表示されるようになった。
  • サウンドの向上で全てのBGMがアレンジされている。
  • 効果音がすべて変更されており、ボスを倒したときの音などの一部の効果音がなくなっているものがある。
  • 効果音で使われていた物は『3』に統一されている。
  • 通常武器である「ロックバスター」の弾速及び連射速度が遅くなった。
  • 『1』でも水中でジャンプ力が上昇するようになった。
  • 『1』のオリジナル版では落下中にポーズをかけた後、解除するとそのまま落下したが、本作では改善された。また、『1』および『3』でも一旦ポーズをかけると、『2』のように一瞬宙に浮くようになった。これにより、ファミコン版ではできない裏技もできるようになった。
  • はしごの上り下りのスピードが全作品で統一された。オリジナル版の『1』・『2』と『3』の中間的なスピードになっている。
  • 『1』と『2』の画面切り替えのスピードが『3』と同じになった。
  • 敵に当たったときやダメージを受けたときの無敵時間が『3』と統一されており、『1』で無敵中に針に当たってもミスにならなくなった。
  • 『1』でボスの入り口であるシャッターが2個あったのが、『2』・『3』と同じ1個に変更されている。
  • ボスの弱点以外のダメージ量を新規に変更され、ダメージ量が多かったボスが減らされているので難易度が上がった(例:『1』のカットマンは、オリジナル版はロックバスターで3のダメージを与えていたが、本作では1しかダメージを与えられなくなっている)。
  • 『1』のタイトル画面にBGMが流れるようになった。BGMは『3』のタイトル画面と同じ曲。
  • 『1』のステージセレクトに表示されているボスのグラフィックが変更されており、『2』以降のそれに準じた、新規に用意された顔グラフィックになっている。
  • 『1』と『2』のライフが0になった時の爆発の色が『3』と同じになった。
  • セーブ機能の搭載に伴い、『1』が途中から再開できるようになった。また『2』と『3』にあったパスワードはなくなった。
  • 『2』のゲームを始めたときに表示されるメインメニューがなくなり、すぐに始まるようになった。
  • 全体的に、ボスのアルゴリズムの速度が低下。特に、『1』と『3』のイエローデビルの分裂の移動のスピードが遅くなり、回避しやすくなった。
    • 反面、『3』のイエローデビルMk-IIの合体完了前の本体にも当たり判定が発生するようになり、弱点武器の耐性も増加。
  • 『2』でゲームオーバーになったとき、エネルギー缶のストックがリセットされなくなった。
  • バグの修正や裏技の廃止。

これらの他にも多数の細かな変更点・相違点がある。


主なキャラクター[編集]

DRN.001 ロックマン(Rockman)
DRN.002 ロール(Roll)
DRN.000 ブルース(Blues)
Dr.ライト(Dr. Right)
Dr.ワイリー(Dr. Wily)

ボスキャラクター[編集]

『1』『2』『3』の登場キャラクターおよび特殊武器については当該項目を参照のこと。オリジナル版と異なる部分があるボスも多いが、詳細は割愛する。

ワイリータワー[編集]

「ワイリータワー」では特殊武器は手に入らない。その代わり、『1』〜『3』まで登場した特殊武器を最大8つまでとサポートアイテムを最大3つまで自由に選ぶことができる。ステージの状況に応じて、相性の良い特殊武器とサポートアイテムを選ぶことが攻略の最大のポイントである。

MWN[編集]

選択ステージのボス。ナンバリング作品などの特殊武器有りボスのような扱いだが、上記のとおり彼らから特殊武器は得られない。

MWN.001 バスターロッド・G(Buster Rod・G)
Dr.ワイリーが中国兵法に影響を受けて造った、西遊記ロボットの一体。モデルは孫悟空。リーダー格として見られがちだが、本人にあまりその自覚は無いらしい。格闘技の達人で、暴れ者の青二才。如意棒による鋭い突きは、空気をも切り裂くほどだと言われる。分身能力も持つ。前半ステージのほか、ワイリーステージ3のボスとしても登場する。
MWN.002 メガウォーター・S(Mega Water・S)
西遊記ロボットの一体。沙悟浄がモデルで水中戦用ロボットの傑作機。メガワールド軍団内で頭脳労働を担当している。隠れた努力家で、バスターロッド・Gが周囲からリーダー視されていることに反感を持ち、その座を虎視眈々と狙っているが、沙悟浄の姿がリーダーにふさわしくないという事実に、人知れず悩んでいる。冷気に弱い。
MWN.003 ハイパーストーム・H(Hyper Storm・H)
西遊記ロボットの一体。モデルは猪八戒で外見からと思われがちだが、イノシシである(豚呼ばわりされることを嫌っている)。メガワールド軍団内で肉体労働を担当している。バスターロッドとメガウォーターの仲が悪い事に頭を痛めたワイリーが、3人のバランスをとらせるために彼をのんき者の性格にした。しかし、そのために彼自身の攻撃が詰めの甘いものとなってしまったらしい。高熱に弱い。体内に2つの動力炉が内蔵されているため、シリーズで唯一、エネルギーゲージが2本分あるボスキャラクターである。通常ボスの中では『ロックマン8』のフロストマン同様、大型サイズである。

その他[編集]

以下はワイリーステージに登場するボスである。

ファイヤースネーキー(Fire Snakey)
ワイリーステージ1のボス。炎の海から出現する、大蛇型ロボット。
アイアンボール(Iron Ball)
ワイリーステージ2のボス。レーザーやトゲを武器とする、球体型ロボット。
ワイリーマシンメガワールド号(Wily Machine Mega World)
最終ボス。ワイリーが操縦する巨大人型ロボット。下半身を破壊すると残った上半身と戦う事になり、その上半身も破壊すると頭部がワイリーカプセルとして分離して襲ってくる。

備考[編集]

  • 全てのゲームをクリアしたセーブデータを読み込み、任意の作品(ワイリータワー除く)の個別のタイトル画面まで一旦進めて、セーブデータファイル画面に戻り新規ファイルで新しくゲームを始めると、ボスを倒していないのに最初から全特殊武器を装備した状態で新規プレイできる裏技がある。ただし、E缶の個数は引き継がれない。
  • BGMの点では、『1』のオールクリアBGMが収録されておらず通常のクリアBGMになっており、『3』でのオールクリアBGMはサウンドテストでは聞けない。また、ワイリータワー関連のBGMには、一曲のみ未使用曲が存在している。ちなみにオリジナルにあったパスワード曲は、ゲームオーバーのコンティニューBGMとして採用されている。
  • 各作品のエンディングはオリジナルに忠実で、当時のスタッフロールまで再現されているが、ワイリータワーのみスタッフロールが存在せずゲームボーイ作品同様、登場ボス紹介のみである(外注制作によるものとみられるが理由は不明)。
  • 通常、メガドライブ用のカートリッジはセガが生産しているが、本作はカプコンが生産したらしく、カートリッジの裏面に『SEGA』ではなく『CAPCOM』の刻印がある(同社の格闘ゲーム、『ストリートファイターIIダッシュプラス・スーパーストリートファイターIIも同様)。
  • ロックマン10』では、番外編(ロックマンワールドなど、ナンバリングタイトルに含まれない作品)に登場した多くのキャラクターが再登場しているが、本作と、『ロックマン&フォルテ』のオリジナルキャラクターは全く登場しない。

外部リンク[編集]