グラディウス リバース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
グラディウス リバース
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 Wii (Wiiウェア)
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
M2
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1人
発売日 日本の旗 2008年9月2日
アメリカ合衆国の旗 2009年3月9日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス Wiiリモコン
ヌンチャク
クラシックコントローラ
ゲームキューブコントローラ
エンジン NintendoWare (任天堂HAL研究所が共同で開発したWii用ミドルウェア)
その他 ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
ゲーム本体: 171ブロック
セーブデータ: 9ブロック
テンプレートを表示

グラディウス リバース』 (GRADIUS ReBirth) は、Wiiウェアとして2008年9月2日に配信開始した、コナミデジタルエンタテインメントの横スクロールシューティングゲームで、グラディウスシリーズの1つである。

概要[編集]

ストーリーは『グラディウス2』の2年前が舞台で、MSX版『沙羅曼蛇』、『ゴーファーの野望 エピソードII』を含めた3作品のビギニングに位置する展開となっている。パイロットの「ジェイムス・バートン」、彼をサポートする「ヴェノム博士」など『グラディウス2』と共通の人物も登場する。

画面には3Dによる描画ではなく、ドット絵の質感を持つ2Dによるグラフィックやアニメーションを使用、BGMにはアーケード版で使用されていたYM2151を音源に使用し、編曲も旧作の曲風に似せて行われているなど、ビジュアル面では80年代のアーケード版を思い起こさせるレトロな雰囲気の再現が一貫して行われている。

敵キャラクターやステージ中の地形・ギミック、効果音など、枚挙に暇の無いほどの多くの箇所で過去のシリーズ作品や古いコナミ製ゲームからの引用が行われ、全編通して“小ネタ”の効いた構成となっている。使用されているBGMも全曲、過去作からのアレンジ曲であり、ファミリーコンピュータ、およびゲームボーイMSXなどの家庭用作品が初出である曲が多く採用されている。

一方で、シューティングゲームやグラディウスシリーズの初心者に対する配慮も十分に見られる。ゲーム内マニュアルは非常に丁寧で、単なる操作説明にとどまらず、攻略のヒントなどが多数盛り込まれている。難易度選択で低い難易度を選んだ際の救済要素はシリーズ一多い。シリーズ恒例となるコナミコマンド裏技も搭載されている。

本作はディレクター兼グラフィック担当の三崎真人によると、ゲームボーイ版『ネメシス』のリメイクであるという[1]。実際に敵キャラクターのデザインやステージ数などに共通点が見られる。

ゲームモード[編集]

ノーマルモード[編集]

一度到達した周回数・ステージ・復活地点からスタート場所を任意に選んでプレイを始めることができるモードで、ゲーム開始時と各周クリア後にはストーリーデモが流れる。

ちなみに、1、2周目はヴェノム博士とジェイムスによる次周へのネタ会話が行われるが、3周目クリアで『グラディウス2』のストーリーと関係した、今作の真の結末が明かされる。

周回数は3周目までしか用意されておらず、3周目をクリアするとゲーム終了となる。但し難易度がVERY EASYとEASYの場合は1周目で終了となる。

スコアアタックモード[編集]

1周目1面からゲームをスタートし、ゲームオーバーになった時点でのスコアを競う。ストーリーデモは流れず、4周目以降の周回数にも進むことができる。一方、難易度VERY EASYとEASYはノーマルモードと同様に1周で終了するため、高い得点効率や残機潰しによるスコア稼ぎが求められる。

スコアを本体に保存する「LOCAL RANKING」と、ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続してスコアを送信するインターネットランキング「Wi-Fi RANKING」がある。LOCAL RANKINGで1位になるとゲームオーバー後にWi-Fiコネクションへ接続するか問い合わせがあり、ハイスコアが送信される。

リプレイの記録もゲームオーバー後に行うことができる。最大10個もしくは合計で4096ブロック(Wii本体メモリの1ブロックとは単位が異なる)を超えない範囲で保存が可能である。

シリーズにおける上級ユーザの指標である1000万点については、すでに達成されている。最初に達成されたのは配信から約10日後で、装備はBタイプである。

オプションモード[編集]

  • ゲーム難易度の設定
    • VERY EASY - 敵が弾を撃たない
    • EASY - 敵の弾を破壊可能
    • NORMAL
    • HARD - 2周目相当の難易度でスタート
    • VERY HARD - 3周目相当の難易度でスタート
  • スタート時の残機数・エクステンドの設定
  • 音のバランス(BGM/SE)の変更・ゲーム中のBGMを聞くサウンドテスト
  • コントローラのキー設定・オート連射設定
  • スコアアタックモードで使うスコアネームのデフォルト名の設定
  • 画面調整(ゲーム画面の高さ・幅・位置、スコア・残機とパワーアップメーターは縦位置を調整可能)

パワーアップ[編集]

シリーズ作品のシステムを踏襲しているのでパワーアップシステムの解説については割愛。ただMSX系の流れからミサイル、ダブル、レーザーで2段階パワーアップを採用している。

ゲームスタート時、複数のパワーアップゲージ構成から1種類を選択する (POWER METER SELECT)。なおゲーム初期はタイプAからCまでの3種類しか選べないが、ゲームを進めていくにつれ一定条件を満たすと選択できる装備の種類が増えていく。

また使用する機体も、初期のタイプAからCはグラディウスで活躍した超時空戦闘機ビックバイパーに対して、追加されるパワーアップで使用される機体はストーリー上2年後の続編となるMSX版グラディウス2で活躍する超時空戦闘機メタリオンの試作機「スペース・ファイター」で、ゲームを進めるうちに新型機の開発も進むといった、軽いストーリー仕立てになっている。

パワーアップ時の音声はAC版グラディウスIIIのものをそのまま使用している。そのため、OptionのときはMultipleと発声している。

タイプ 名称 カプセル数1 カプセル数2 カプセル数3 カプセル数4 カプセル数5 カプセル数6
A 万能型 スピードアップ ミサイル ダブル レーザー オプション(最大4個) シールド
B 広範囲攻撃 2-WAYミサイル テイルガン リップルレーザー フォースフィールド
C 攻撃力重視 スプレッドボム ヴァーティカル ツインレーザー シールド
D 試作型 ナパームミサイル ダブル アップレーザー オプション(最大2個)
E 初心者向け 2-WAYミサイル V-ショット ベクトルレーザー オプション(最大4個) フォースフィールド

スピードアップ系[編集]

SPEED UP (スピードアップ)
自機の移動速度が上がる。最大5段階まで加速可能。

ミサイル系[編集]

ショットと別の攻撃武器(2段階パワーアップ)

MISSILE(ノーマルミサイル)
前方斜め下にミサイルを発射、接地後地面に沿って前進する。壁や急な斜面は登れない。
2WAY MISSILE(2ウェイミサイル)
前方上下に1発ずつミサイルを発射する。TYPE-Bのものは着弾後その場で消滅する。TYPE-Eのものは前方上下に1発ずつミサイルを発射、接地後地面に沿って前進する。壁や急な斜面は登れない。
SPREAD BOMB(スプレッドボム)
前方斜め下に放物線軌道で爆弾を投下、着弾後に爆風が発生。周辺の敵を巻き込む上に高威力。しかし爆風により敵弾などが見え難くなる。
NAPALM MISSILE(ナパームミサイル)
敵に当たると爆風がしばらくその場に留まり、一発でスクランブルハッチや編隊をまとめて破壊することができる。スプレッドボムとは異なり、軌道は空中・対地形ともにノーマルミサイルと同じで、着地だけでは爆発しない。

ダブル系[編集]

2方向へのショット(2段階パワーアップ)

DOUBLE(ダブル)
前方と前方斜め上45度にノーマルショットを撃つ。
TAIL GUN(テイルガン)
前方と後方にノーマルショットを撃つ。
VERTICAL(ヴァーティカル)
前方と真上にノーマルショットを撃つ。
V-SHOT(V-ショット)
真上と真下にノーマルショットを撃つ。前方に弾が発射されない。

レーザー系[編集]

破壊力・貫通性のあるレーザー(2段階パワーアップ)

LASER(ノーマルレーザー)
前方にザコを貫通する直線状のレーザーを発射。ボタンを押している間しばらく伸び続け、射線が自機のY軸移動に連動する。第1段階では細いラインで音はMSX版のものが使われるが、第2段階になると太い螺旋状のレーザーになり、音もアーケード版グラディウスのものに変化する。
RIPPLE LASER(リップルレーザー)
前方にリング状のレーザーを発射。貫通性は無い。遠くに行くほどリングの幅が広がる。
TWIN LASER(ツインレーザー)
前方に2本の短いレーザーを発射。貫通性は無い。上下各々の当たり判定は共通で、実際は幅が広い一つの弾を発射しているのに近い。第1段階では「=」型の2本。第2段階は「≡」型の3本が発射される。
UP LASER(アップレーザー)
ザコを貫通する水平向きのレーザーが垂直上方に射出される。移動は遅い。第1段階では自機と同じくらいの固定長、第2段階では射出後に前後に伸びていくようになる。地形に食われて止まりやすい。
VECTOR (ベクトルレーザー)
前方に扇形のレーザーを発射。敵と地形を貫通することができる。2面の増殖する細胞壁やエクストラステージの壊せる壁は破壊できない。

オプション系[編集]

OPTION(オプション)
自機の軌跡をたどり追いかけてくる。自機が停止するとその場で停止。4個まで装備できるが、TYPE-Dのみ2個までしか装備できない。

?(シールド)系[編集]

個々のシールドについて当たり判定が独立している。また地形および地形判定を持つ障害物に対しては防御能力を持たない。耐久力が残り1発となるとグラフィックが赤色に変化する。

SHIELD(シールド)
自機の前方のみ防御可能なシールドユニットを2個設置。防御能力が通常弾16発分と高い。
FORCE FIELD(フォースフィールド)
自機全体を包み込むバリアが発生して全方位を防ぐが、耐久性が通常弾3発分と少ない。

ステージ紹介[編集]

内容 解説 中ボス ボス
1 火山 火山が点々としている洞窟を進んでいく。ステージ冒頭に登場する2機1組の敵の破壊する順番により展開が3通りに変化する。 どちらか一方のみ出現
・活火山
・ゴドレイ(最初の1体)+アイアンメイデン(多数)
ビッグコアタイプ)
2 細胞 有機的な細胞で満たされたステージ。次々と増殖していく細胞が障害物となる。ボスは触手を使った攻撃をしてくる。ボーナスステージへのワープが存在する。 ザブ クロウラー型巨大生物)
3 モアイ モアイ型砲台が各地に大量に配置されている上下任意無限スクロールステージ。中ボスは自機を取り囲むように飛行する複数のモアイが迫ってくる。ボスは背景の巨大モアイのコアがレーザーや画面内を反射、モアイを生み出すなどの攻撃をしてくる。 (飛行型モアイ) (モアイのコア)
4 砂漠と骨 一面の砂漠地帯の各所に巨大な骨が埋められたステージ。巨大な骨格は破壊すると撃ち返し弾となる。後半は地面から飛び出す大型の虫が地形を作り出す。ボスは1面に登場するビッグコアの強化型。ボーナスステージへのワープが存在する。 (恐竜の頭蓋骨) (ビッグコアタイプ)
5 要塞 狭い地形に多くのハッチと砲台が設置された要塞ステージ。終盤では、6つの機械が陣形を変えながら作り出す電流が障害物となる。 エニグマ型中間要塞) バイオコンピューター
ex ボーナス 破壊可能な壁で埋め尽くされたステージ。破壊可能な壁の中からは黄色の得点カプセルや緑色の1upカプセルが出現する。ダブルなど上部へ攻撃する武器がないと先に進めない。
ボーナスステージ終了後は次のステージに進む。また、ボーナスステージ内でミスした場合もプレイヤーを1機失った上で次のステージに飛ばされる。
なし なし

2周目以降では地形や敵配置が変化(3周目まで変化し、以降は1-3周目をループ)し、特定の敵を破壊することで撃ち返し弾が現周回数-1回分の弾数だけ発射される。

音楽[編集]

音楽は「さんたるる」こと並木学が担当している。前述の通り、全ての曲が過去のグラディウスシリーズのBGMを基にしたアレンジ曲である。

アーケード版グラディウスシリーズで使用されていたFM音源のYM2151とPCM音源を使用。

音色もアーケード版の「グラディウスII -GOFERの野望-」と「グラディウスIII -伝説から神話へ-」の音色データを使用し、FM音源5〜8声+PCM音源2声という枠でアレンジされている。

下記以外にも諸事情によりゲーム中で使用されなかったアレンジ曲があり、それらはオリジナルサウンドトラックにボーナストラックとして収録されている。

使用場面 BGM・原曲 原曲出典作品 原曲出典場面
物語デモ1 The Universe of Blackness MSX「ゴーファーの野望 エピソードII」 プロローグ0
物語デモ2 Odysseus MSX「沙羅曼蛇」 エクストラデモ/炎の予言
セレクト Majesty ゲームボーイ版「ネメシスII」 武器セレクト
出撃デモ
生還デモ
Historic Soldier MSX版「グラディウス」
(※AC版「グラディウス」)
オープニング
(※ネームエントリー) 
空中戦 The Position Light MSX「ゴーファーの野望 エピソードII」 空中戦
1面(火山) Heavy Blow ファミコン版「グラディウスII」 3面前半(火山地帯)
2面(細胞) Moonspin (Last Exit)[2] MSX版「グラディウス2」 14面(ヴェノム艦)
3面(モアイ) The Ruin ゲームボーイ版「ネメシスII」 1面前半(遺跡地帯)
4面(骨) Something Ghostly ファミコン版「グラディウスII」 7面(細胞)
5面(要塞) Departure Again MSX版「沙羅曼蛇」 エンディング(バッドエンド)
ボス前哨戦 Aircraft Carrier[3] AC版「グラディウス」[3] ボス(ビッグコア)[3]
ボス戦 Last Evil ゲームボーイ版「ネメシスII」 6面 最終ボス
エクストラ Extra Stage MSX版「グラディウス」 エクストラステージ
オープニング
ランキング
スタッフロール
GRADIUS ReBirth Opening Demo AC版「グラディウス」
(GRADIUS Spare BGM)
未使用曲
ゲームオーバー Mirage MSX「ゴーファーの野望 エピソードII」 ゲームオーバー

※追加BGM(2009/10/13〜)

使用場面 BGM・原曲 原曲出典作品 原曲出典場面
2面ボス,
4面ボス(第二形態),
5面中ボス
Fighter Blood MSX「ゴーファーの野望 エピソードII」 ボス戦
5面前半 Cosmic Heroes MSX「ゴーファーの野望 エピソードII」 9面(工場)
空中戦(※D装備&E装備のみ) A Journey To The Start MSX版「グラディウス2」 空中戦

更新版[編集]

本作品は2009年10月13日にアップデートされ「更新版」となった。[1]

既に旧バージョンをダウンロード済みの場合は無償で更新版へとアップグレードすることが出来る。

更新内容は以下の通り。

  • BGMの追加
  • スコア調整
  • 上記スコア調整による、新ランキングボードの設置
  • 画面演出の強化、およびコントラストの調整等
  • プレイ周回の画面表示
  • ステージセレクトの調整(4〜30周の選択が可能)

出典・脚注[編集]

  1. ^ 『GRADIUS ReBirth オリジナルサウンドトラック』ライナーノーツでの本人のコメント。
  2. ^ 曲名に関する事情は「グラディウス2」の記事を参照。
  3. ^ a b c サウンドトラックにはBGM・原曲共に『Aircraft Carrier』の曲名で表記されている。しかし実際のアレンジは、アーケード版『グラディウスIII』ステージ9〜10間のボス・オンパレード前哨戦で使用された『GRADIUS I BOSS Theme』が基になっている。

外部リンク[編集]