コズミックウォーズ

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コズミックウォーズ
ジャンル ウォー・シミュレーション
ターン制ストラテジー
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 コナミ開発2課
発売元 コナミ
プログラマー 松岡伸浩
村田司朗
山根秀直
音楽 前沢秀憲
上高治己
美術 霜出健治
木下まり
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア 2メガビット+64キロRAMロムカセット[1]
発売日 日本 198908041989年8月4日
その他 型式:KDS-CJ
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コズミックウォーズ』 (COSMIC WARS) は、1989年8月4日にコナミ(後にコナミデジタルエンタテインメントへ権利移管)が発売したファミリーコンピュータウォー・シミュレーションゲームソフト。『グラディウス』(1985年)の世界観を一部利用しているものの、基本的には単体作品である。

概要[編集]

『グラディウス』の世界観を元にしたターンベースの宇宙戦争戦略シミュレーションゲームである。

複数の星系がワープポイントで接続された形式のシナリオマップ(シナリオマップは単純なものからいくつものワープポイントを経由しないといけない大きなものまで8種類が用意されている)の両端に各プレイヤーの母星系があり、宇宙戦艦などを建造、艦隊を編成して敵の星系に侵攻、敵母星を陥落せねばならない。

ゲーム進行は各プレイヤーが交互に操作を行う形式であるが、それぞれプレイヤーのターンは「生産」や「移動」といったフェイズの順で操作を行う。

カートリッジにゲームの進行を保存するためのバッテリーバックアップ機能を搭載している。

ゲーム内容[編集]

ユニットと艦隊[編集]

  • 一つのユニットは10機編成、16種類が存在し、1プレイヤー(地球)と2プレイヤー(バクテリアン)でユニット能力は同じ。
  • 最大16のユニットで一つの艦隊を構成。
  • 艦隊には必ず一つの旗艦が必要、旗艦には司令官が搭乗している。艦隊内のユニットが戦闘を行った時に司令官に経験値が入り、4種類ある能力値がアップしていく。旗艦ユニットが破壊された場合にはその艦隊全体が消滅する。
  • ゲーム中には各プレイヤー最大16艦隊を保持することが出来る。
  • 宇宙戦闘機、戦闘人型兵器は「艦載機」であり、艦隊内に「宇宙空母」が存在している必要がある。戦闘によって宇宙空母が破壊された場合、別艦隊から宇宙空母を調達するか、宇宙空母の存在する艦隊に艦載機を転入させない限り、その艦隊の星系間移動の際に艦載機は消滅してしまう。

マップ[編集]

このゲームでは一つのシナリオに複数の星系があり、それぞれの星系にスクエア形式の戦闘用マップが存在している(星系によって1画面程度から約60マス四方の巨大なマップまでサイズが異なる)。

  • 各星系マップには惑星があり、占領することで収入源となる(占領専用のユニットが存在する)。
  • 各星系マップ間で艦隊を移動させるには、移動元の星系が以下のいずれかの条件を満たす必要がある。
    • 敵対する勢力がその星系マップに存在しない。
    • 旗艦をワープポイントに移動させる。

ターン・フェイズ進行[編集]

このゲームでは各プレイヤーの行動単位であるターンを細分化してフェイズとして取り扱っている。以下の決められたフェイズ順で操作を行い、全て終わると敵側のターンとなり敵がフェイズ順に行動をする、以降この繰り返しでゲームが進行していく。

生産フェイズ
艦隊の構成要素となるユニットを生産指示する。実際に生産されて艦隊に編成できるようになるのは次のターン
司令官フェイズ
司令官の募集を行う。基本的にランダムだが、提示する金額によって集まる司令官の能力が変わってくる
編成フェイズ
司令官とユニットを結びつけ艦隊として構成する。編成された艦隊はそのプレイヤーの母星系マップに配置できる
恒星間移動フェイズ
星系間で艦隊を移動させる。敵対勢力の艦隊が存在しないマップからの移動のみ可能
戦闘フェイズ
星系マップ内で各ユニットを行動させて戦闘を行う。戦闘を行う星系マップを指定するとその星系マップ内で交互に3戦闘ターンの行動を行う。敵対勢力の存在する星系でのみ可能。
移動フェイズ
星系マップ内で各ユニットを行動させる(3移動ターン)。敵対勢力が存在しない星系でのみ可能。
投資フェイズ
占領した惑星に資金を投入して次回以降の収入を向上させる。

戦闘フェイズ、移動フェイズは各プレイヤー側の任意で実行するかどうかを選択できる。意図的に戦闘フェイズを行わずに、特定の星系での戦況の展開を遅らせるという戦術も存在する。

なお、生産フェイズの前に完全にランダムでイベントが発生する。特に「フキョウ」:「このターンの収入が0」というプレイヤー泣かせのイベントや、「キンザンハッケン」:「収入が3倍」といったバランス崩壊を招きかねないイベントも存在していた。

グラディウスシリーズとの関連[編集]

  • 発売当初のキャッチコピーは「グラディウスは局地戦でしかなかった!」。
  • 2プレイヤー側が「バクテリアン」。
  • ユニットで以下の名称が存在する。
    • VICVIPER(ビックバイパー、1プレイヤー側の宇宙戦闘機〈2プレイヤー側にはビックサイバーという宇宙戦闘機がある。そのデザインはビックバイパーに比べて生物的である〉〈説明書では「VICBYPER」と誤記〉)。
    • ビッグコア(2プレイヤー側の戦艦)
    • ゼロス(2プレイヤー側の宇宙空母)
  • コンピュータ対戦の場合、コンピュータ思考中は1プレイヤー側は「モアイ」、2プレイヤー側は「ゴーレム(『沙羅曼蛇』のボスキャラ)」がアニメーションする。エンディングでも登場。
  • 2プレイヤー側の司令官の顔イラストが『グラディウス2』(1987年)のヴェノムなどに準拠している。
  • 地形に「アステロイド(岩、氷)」、「火山」、「細胞」などが存在する。

他機種版[編集]

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数
1コズミックウォーズ
i-revo
日本 200609152006年9月15日
Windowsコナミアイレボダウンロード--

スタッフ[編集]

  • プログラマー:松岡伸浩、村田司朗、山根秀直
  • グラフィック・デザイナー:すみだひろみ、JULIE.H、KIMIE.S
  • サウンド・デザイナー:前沢秀憲、上高治己
  • パッケージ・デザイナー:霜出健治、木下まり

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通24/40点[2]
ファミリーコンピュータMagazine20.21/30点[1]
  • ゲーム誌『ファミコン通信」の「クロスレビュー」では、5・7・7・5の合計24点(満40点)となっており[3][2]、レビュアーの意見としては、「ひとつのターンが終わるまでに、少し時間がかかるのが気になる」などと評されている[3]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.21点(満30点)となっている[1]。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「『グラディウス』シリーズのキャラが登場し、宇宙的感覚を増している」、「独自の制度としては、司令官というのがいて、ユニットを自動的に動かすというものがある。キャラがカッコイイ」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.74 3.39 3.11 3.38 3.15 3.44 20.21

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、 299頁。
  2. ^ a b コズミックウォーズ まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年6月11日閲覧。
  3. ^ a b ファミコン通信』第16・17合併号、アスキー、1989年8月4日。

外部リンク[編集]