セガ3D復刻プロジェクト

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セガ3D復刻プロジェクト』(セガスリーディーふっこくプロジェクト)は、セガゲームス(2015年3月まではセガ)が2012年から随時展開している、往年のセガ(後のセガゲームス並びにセガ・インタラクティブ)のテレビゲーム(アーケードゲーム・家庭用ゲーム)ソフトをニンテンドー3DS(3DS)専用ソフトとして移植するプロジェクト。

全ソフトの知的財産権は2015年4月1日以降、セガゲームスとセガ・インタラクティブの親会社であるセガホールディングスが保有しており、株式会社M2がセガゲームス(以下「セガ」)の協力のもと、移植作業を行っている。

概要[編集]

セガは元々3DSの過去作配信サービス・バーチャルコンソールゲームギアセガ・マスターシステム)用ソフトを配信していたが、3DSのバーチャルコンソールは基本的にエミュレータープログラム[注 1]を用いてゲームを仮想的に動かす仕様のため、あまりハイスペックなゲーム(アーケードゲームなど)は配信されなかった。

シリーズプロデューサーを務める奥成洋輔が、2010年のE3に参考出品されていた3Dクラシックス ゼビウスにインスパイヤされたことから、当時「SEGA オブ アメリカ」の社長でダウンロードソフトなどのネットワーク関連事業を統括を勤め、後にセガゲームス代表取締役社長CEOに就任する里見治紀に話を持ちかけたことを発端に3D復刻プロジェクトを発足することとなったという[1]

多彩なレトロゲームファンのニーズに応えるためと、3DSに標準的に備わっている裸眼立体視機能を過去作に適用するという技術的な試みを実行するという名目のもと、オリジナル作のプログラムを3DSでネイティブに動く[注 2]形に「移植」するプロジェクトが始動。2012年12月に第1弾『スペースハリアー 3D』が配信開始。以後、配信形態では2期に分け、16作をリリース(タイトル一覧は別記)、パッケージ形態用に10作(さらに特殊条件下でプレイ可能なスペシャル収録作が3タイトル)リリースされている(詳細は後述)。

移植スタッフには本プロジェクト以前、PlayStation 2で展開された過去作移植ソフトシリーズ・セガエイジス2500シリーズに携わっていた人物も多く、その際に好評を博した「原典の完全移植」・「原典をリスペクトしつつ、別の遊び方が出来る新要素」などが本プロジェクトでも積極的に採り入れられている(移植時に付け加えられた新要素などの詳細はタイトルリンク先を参照)。

2014年10月には「デジタルコンテンツEXPO2014」のシンポジウムに参加[2]、12月には、「国際3D先進映像協会 グットプラクティス・アワード 2014 本賞」を受賞した[3]

当初、プロジェクトは2014年8月に配信開始された『3D サンダーブレード』および、後述する『~アーカイブス(1)』をもって「完了」とされていたが、日本でのリリース後に海外展開を開始する際、「かつて世界規模で評価を得たジェネシス(メガドライブ/MD)ソフトも追加リリースしたい」というオファーがあったため、「第2期の追加」という名目で開発・リリースが決定された[4]

2015年、このオファーを受けMDソフト移植作のリリースを開始、同年7月には『3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』をリリース。

パッケージ形態

2014年12月18日、配信版でリリースされたソフトから選ばれた6タイトル+ボーナストラック的な2タイトルを収録したカップリング形式のパッケージソフト『セガ3D復刻アーカイブス』(以下『1』)がリリースされた。これは営業サイドから「配信されている事を知らないお客様へPRするため」とファンからの「パッケージという形態でコレクションしておきたい」というニーズがあった事を汲んでのものであった。

翌2015年12月23日にはカップリング形式のパッケージソフト第2集『セガ3D復刻アーカイブス2』(以下『2』)が発売[5]。さらに『1』・『2』とセットでワンパックにした『セガ3D復刻アーカイブス1&2 ダブルパック』もリリースされた[6]。本作よりパッケージのみの新規移植作が本格的に開発・収録されるようになる。

2016年12月22日にはパッケージソフト第3集『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』(以下『3』)が発売[7]。『1』・『2』とセットの『セガ3D復刻アーカイブス1・2・3 トリプルパック』も同時発売。

タイトル一覧[編集]

※ 備考の○印は、『セガ3D復刻アーカイブス』に収録された作品。●は『セガ3D復刻アーカイブス2』に収録された作品。△は『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』に収録される作品。

第1期[編集]

配信開始日 オリジナルプラットフォーム タイトル 備考
2012年12月26日 アーケードゲーム(AC) 3D スペースハリアー
2013年3月27日 AC 3D スーパーハングオン
2013年5月15日 メガドライブ(MD) 3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ ● 「メガドライブ25周年」記念
2013年5月29日 MD 3D 獣王記 ● メガドライブ版の移植。(オリジナル版はアーケードゲーム)
2013年6月26日 MD 3D エコー・ザ・ドルフィン
2013年7月24日 AC 3D ギャラクシーフォースII
2013年8月7日 MD 3D ザ・スーパー忍II
2013年8月11日 MD 3D ベア・ナックル 怒りの鉄拳

第2期[編集]

配信開始日 オリジナルプラットフォーム タイトル 備考
2013年12月18日 AC 3D アフターバーナーII
2014年3月19日 AC 3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ
2014年4月23日 AC 3D アウトラン
2014年7月16日 マークIII/マスターシステム 3D ファンタジーゾーンIIダブル ● PS2版『ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』に収録されていたSYSTEM16風リメイク版
および
スピンアウト版『リンク・ループ・ランド』のカップリング作品
2014年8月20日 AC 3D サンダーブレード
2015年4月28日 MD 3D ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌(レクイエム)
2015年6月24日 MD 3D ガンスターヒーローズ
2015年7月22日 MD 3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ2

パッケージ作品の追加作品[編集]

セガ3D復刻アーカイブス[編集]

『セガ3D復刻アーカイブス』には下記2タイトル(いずれもマークIII/マスターシステム用ソフト)がボーナス収録されている。

  • スペースハリアー3D
  • アウトラン3D

セガ3D復刻アーカイブス2[編集]

『セガ3D復刻アーカイブス2』には下記5タイトルがボーナス収録される。

  • アーケード版の移植
  • マークIII/マスターシステム版の移植
    • ファンタジーゾーンII (オリジナル版)
    • メイズウォーカー
    • ファンタジーゾーン (マークIII版)
      • 前作『セガ3D復刻アーカイブス』のプレイ履歴を読み取るとロックが解除され遊べるようになる[8]

セガ3D復刻アーカイブス3[編集]

『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』には下記4タイトルが新規収録される。

これに加え、セガ・SG1000用2作品がシークレットボーナス収録される。

    • チャンピオンボクシング
      • 初作『セガ3D復刻アーカイブス』のプレイ履歴を読み取るとロックが解除され遊べるようになる。
    • ガールズガーデン
      • 第2作『セガ3D復刻アーカイブス2』のプレイ履歴を読み取るとロックが解除され遊べるようになる。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なお、バーチャルコンソールにおけるゲームギアのエミュレータープログラムもM2社が制作している。
  2. ^ メガドライブ用ソフトの移植に関しては、コアエンジンプログラムにメガドライブ本体のエミュレーター(通称「ギガドライブ」)技術を使用しているが、細かい部分についてはその都度プログラムをカスタマイズしており、単純にエミュレーター動作をさせているわけではない。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

GAME Watch インタビュー記事[編集]

株式会社インプレスが責任編集をしているゲーム情報webサイト・GAME Watchにおいて、各作品がリリースされる前後の時期に本プロジェクトのスタッフインタビューが随時掲載された。各記事では、その作品における移植の苦労やテクニカルな解説などが仔細にインタビューされて事実上のプロダクションノートとなっており、好評を博した。2016年12月には『復刻アーカイブス3』発売に合わせる形で、これらインタビュー記事まとめ+独自インタビューなどで増補改訂した書籍『セガ3D復刻アーカイブスMANIAX』が徳間書店から刊行された。

下記は歴代インタビュー記事へのリンクである。

※ このほか、『復刻アーカイブス』3部作発売時のインタビューなどもあるが、それは下記リンク先から個別記事を参照出来る。