コンテンツにスキップ

役満DS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
役満DS
ジャンル テーブルゲーム麻雀
対応機種 ニンテンドーDS(DS)
開発元 任天堂
発売元 任天堂
人数 1〜4人
メディア DSカード
発売日 2005年3月31日
Wi-Fi対応版:2006年9月14日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 約2万本(2010年1月現在)
その他 ワイヤレスプレイ対応
ダウンロードプレイ対応
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応(Wi-Fi対応版のみ)
テンプレートを表示

役満DS(やくまんDS)とは、任天堂が開発・発売したニンテンドーDSゲームソフトである。

ここでは、Wi-Fi対応 役満DS(ワイファイたいおう-)も記述する。

概要

[編集]

任天堂が発売した「役満」シリーズとしては3作目にあたるこの作品は、前作までオリジナルキャラクターだったが、今作はマリオシリーズのキャラクターが採用された。イカサマは無く[1]、思考ルーチンも本格的である。これまでの役満シリーズと同様、取扱説明書の後半に「役満のしおり」が添付されている(任天堂が製造する麻雀牌「役満」に付属するものと同内容)。

基本的に、京都ローカルルールを基準としているため、標準では「ナシナシ」に設定されているが(変更可能)、後付けをしていてもツモアガリの場合は問題なくあがることが出来る。

一人用対局では、対局相手やルールを自由に選べる『フリー対局』、他のキャラクターとランクを競う『ランキング対局』、隠しキャラクターを出現させるために挑戦する『チャレンジ対局』の3つのプレイモードがある。一部のチャレンジ対局を除く全ての一人用対局モードでは、ジュゲム先生によるアドバイスや危険牌予測機能を利用できる。フリー対局のみ、巡を遡って手牌を再構築できる機能も利用できる。

基本的なルールから解説してくれる『麻雀入門』、役や用語を網羅した『麻雀辞典』なども搭載している。赤五筒子・割れ目・ドボン・二翻縛り・東風戦・西入といった各ルールにも対応している。

ローカル役オープンリーチ三連刻四連刻大車輪人和十三不塔・数え役満・八連荘流し満貫を搭載(無効にすることも可能)。また、国士無双十三面待ち四暗刻単騎純正九連宝燈大四喜を二倍役満とするルールを採用(通常の役満とすることも可能)。

Wi-Fi対応版

[編集]

Wi-Fi対戦は、友達限定対局と、全国対局(誰とでも対局)ができた。特に、友達限定対局は許可した相手に限り、ボイスチャットを使うことができる。また、標準ルールが「アリアリ」である。

なお、イヤホンマイクはこの『Wi-Fi対応 役満DS』と同時に発売された。

登場キャラクター

[編集]

キャラクター名の横に記した星はCPUの強さを、順位はランキング対局モードにおける初期ランクを示す。なお、プレイヤーが選択したキャラクターの初期ランクは20位となり、他のキャラクターの順位が繰り上がる。

キャラクターのボイスの多くは『マリオカート ダブルダッシュ!!』からの流用となっている。

プレイヤー選択可能キャラクター

[編集]

キャラクターの特徴はCPUとして登場した場合のもの。プレイヤーが使用した際の違いはない。(プレイヤーが選択したキャラクターはCPUとして登場しなくなる)

攻めも守りも得意な万能キャラクター。
タイトル画面およびオープニングでは国士無双を十三面待ちでテンパイしている。
門前[2]重視で、平和一盃口を得意とする。
タイトル画面およびオープニングでは緑一色をテンパイしている。
守りを重視し、滅多にリーチをかけずに黙々と役を作る。
タイトル画面およびオープニングでは萬子純正九連宝燈をテンパイしている。
副露は一切行わず、テンパイすると即座にリーチする。
終盤だろうとフリテンだろうとリーチする。待ち牌が全て見えている場合やオープンリーチに振り込む場合はリーチしない。
タイトル画面およびオープニングでは混一色混老頭小三元役牌2翻が確定した四暗刻をシャンポン待ちでテンパイしている。
鳴きを多用して、安くても素早いアガリを目指す。門前の場合はテンパイしても黙っている場合が多い。
豪快に一色系を狙う。

プレイヤー選択不可キャラクター

[編集]
まだ麻雀のルールをよく理解しておらず、オリるわけでもないのに手牌の面子を崩してしまうことがある。
鳴ける牌には必ず食い付く。裸単騎や役無しなどでアガれない場合が多い。
ポンを好み、役牌や対々和をよく出す。
攻めと守りを使い分ける堅実なプレイヤー。
七対子をベースに様々な役に発展させる。副露は一切行わない。
状況に合わせて多彩な役を作る。
運を味方につけ、リーチ一発ツモを得意とする。
何よりもスピード重視で役を作る。
嵌張待ち・辺張待ち・単騎待ちといった読みにくい意地の悪い待ちで相手を惑わせる。
役作りのスピードは最高クラス。場の状況から的確にアガリへと繋げる。
  • ワリオ(隠し・★★★★★・4位)
攻めの強さは最高クラス。豪快に満貫以上の役を狙う。
そつなく打つが、複数の役を組み合わせた強力な一撃も見せる。
  • クッパ(隠し・★★★★★・2位)
攻めの強さと運の良さに極めて優れ、頻繁に高得点のアガリを出す。
本作における最強のCPU。非常に守りが堅く、リーチした時以外は滅多に振り込まない。三色同順混全帯么九を得意とする。

脚注

[編集]
  1. ^ 初代「役満」にはイカサマが存在している
  2. ^ 作中における表記は一貫して「面前」となっているが、本来これは誤記である。

外部リンク

[編集]