ボム兵

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ボム兵 (ボムへい、Bob-omb) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに出てくる架空のキャラクター。登場時は「ボム兵」と表記されていたが、近年はほとんど「ボムへい」と表記されている。

概要[編集]

初登場は1988年の『スーパーマリオブラザーズ3』。ただし、同作取扱説明書P38において「よーく見るとどこかで見たことがあるなぁ」と、『夢工場ドキドキパニック』に登場した「ボブ」と同種であることが示唆されている。日本国外ではボムへいの名前もBob-ombであり、全くの同一キャラ扱いとなっている。

爆弾のキャラクター。いくつかのタイプが存在するが、「体は球体で、中央付近に2つの目、下部に2本の、上部に導火線と起爆スイッチが付いている」という形状は共通している。また、動力はゼンマイである。初登場時は紫色だったが、『スーパーマリオワールド』以降は黒色になり、以降はこれが基本色となっている。『スーパーマリオサンシャイン』では目が赤色で、目の部分には3から始まるカウントダウンが爆発直前にデジタル表示される機能がある。

普段は地上を歩き回っているだけ。捕まえたり、目が合うと追いかけてきて爆発する。踏みつけたり、ファイアボールをぶつけたりすると爆発させることも出来る。また、爆発の直前は体が光ったり、行動が止まったりすることが多い。爆発を利用してブロックや、特定の床を破壊することができる。

人工物と明言されたり、使い捨てのアイテムとして扱われたりする場合もあれば、明確な人格を持った生き物のような存在として描かれる場合もあり、作品によって扱いは大きく異なる。また、それぞれのゲーム毎に特別な設定が追加されている場合もある。

腕は存在しないと思われていたが、『マリオストーリー』のエンディングで腕があることが発覚した。劇場版『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では「ボム爆弾」と呼ばれていた。同映画では珍しく原作そのままの姿をしている。

GC以降のマリオカートシリーズでは、アイテムとして登場する。投げた後一定時間で爆発するが、近くをカートが通過するだけでも爆発する。また、マリオカートアドバンスでは、バトルモード(3人以上)で、風船を全部失ったキャラはボム兵に変身し、他のキャラに体当たり攻撃ができる。『ゲームボーイギャラリー3』にも「エッグ」のいまモードで登場する。クッキーに混じって時々流れて来る。ヨッシーが食べるとミスになる。

パーティではミニゲームやカプセルとして登場する作品もある。

派生種[編集]

赤ボム
スーパーマリオ64』で登場。赤いボムへい。黒ボムとの間で戦争をしているが、マリオには友好的で危害を加えてこない。また、移動のための大砲を貸してくれる。リメイク版ではアイテムの位置なども教えてくれる様になった。
その後、『マリオパーティ』で正式に黒ボムと和平を結んでいる。また、『New スーパーマリオブラザーズ』のミニゲームにも登場。『スーパーマリオギャラクシー2』では、『64』のバッタンキングのとりでを再現した「なつかしの砦ギャラクシー」において登場、さらに星船マリオにも現れる。
パラボム
スーパーマリオワールド』『スーパープリンセスピーチ』『New スーパーマリオブラザーズ Wii』で登場。パラシュートを付け、空中から降ってくるボム兵。踏むか、地上に降りると普通のボム兵になる。
プチボム
スーパーマリオRPG』で登場。小さめのボムへい。ボスキャラクターのペパットが従えているほか、壁を壊す道具としても登場。
ビックボム
『スーパーマリオRPG』で登場。やや大きめのボムへい。登場はペパットが従えている者のみ。能力は通常のボムへいより高いが基本的な行動は同じ。
キングボム
『スーパーマリオRPG』で登場。超大型のボムへい。ペパットが最後に切り札として呼び出そうとするが、未完成のためうまくいかず、ようやく出てきた時にペパットを押し潰してしまう。さらに落石がぶつかった衝撃で自爆する。後にカメザードが自分を守る壁として呼び出すモンスターのひとつとして登場する。直接戦闘をするのはカメザード戦の時のみで、名前が明かされるのも同じ時である。通常攻撃はしないが時間がたつと「超自爆」という全体攻撃を使って消滅する。「爆発するほか能が無い」らしい。
ハイボム
『スーパーマリオRPG』で登場。ボムへいの上級種。
ヘビーボム
ペーパーマリオRPG』で登場。大型のボムへい。色はピンク色。防御力に長けている他、集団で現れた場合、1体でも爆発すると残りのヘビーボムも誘爆するという性質を持つ。戦闘開始から攻撃力を上げ始め、その後自爆する。この時の攻撃力は「8」。自爆以外の攻撃は一切しない。
ジャイアントボム
『ペーパーマリオRPG』で登場。ヘビーボムの強化版。色は紫色。戦闘開始から攻撃力を上げ始め、その後自爆する。この時の攻撃力は「16」。
時限ボム
マリオ&ルイージRPG』で登場。ロイ戦、ウェンディ戦、ラリー戦で登場する顔に数字が付いたボム。時限ボムの爆発に巻き込まれると即死することから、『スーパーマリオRPG』の「一撃死」を彷彿とさせる。バトル開始直後は、数字が「8」だが、1ターン経過するごとに1ずつ減っていき、0になるとマリオとルイージの所まで行って爆発しゲームオーバーとなる。なお、時限ボムは数字が0になるまでは数字を1ずつ減らすだけだが、こちらから攻撃して追い出すようなこともできない。
ゲドンコボム
マリオ&ルイージRPG2』で登場。ゲドンコリーダー戦で、3体のゲドンコサポーターが支えている巨大なボム。支えるには最低2体のサポーターが必要で、右の2体のサポーターを倒すとゲドンコボムが右側へ転がり、巻き込まれたゲドンコリーダーが登場する。左の2体または両端を倒してしまうとゲドンコボムが左のマリオ側に転がり、大ダメージを受ける。
ひっさつボム
『マリオ&ルイージRPG2』で登場。ボムへいの上級種。自爆しかできないボムへい。
ハナビボム兵
『New スーパーマリオブラザーズ』で登場。動きは通常のボムへいと同じだが、ファイアボールや火山弾に当たると点火してしばらくマリオを追跡した後、爆発するときに勝手に空中へ打ち上がる。何気に少しカラフル。
ウルヘイ
マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。目覚まし時計のようなボムへい。アラームを鳴らしながらマリオ兄弟やクッパの前をうろつき、最後には自爆する。眠っているゴーネムがいる時、アラームを何度か止められてしまうがクッパのカウンターで倒してしまうとゴーネムのPOWを上げてしまう。
ジェイルン
『マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。ボムへい(またはクリボー)を中に閉じ込めた動く檻の敵。大砲から弾を発射したり、盾を構えて突進してきたりする。倒すとボムへい(クリボー)は解放され、クッパ相手だと感謝して回復アイテムを投げてくれる。しかしボムへいの場合、ブレス攻撃など炎を当てると爆発してしまい、助けることができない。
ボムへい(ダークボコスカ)
『マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。ラストボス、ダーククッパの必殺技「ダークボコスカ」で登場するクッパ軍団を模した暗黒モンスター。突進してくるところを反撃するとその場で爆発するが、反撃に失敗すると大きなダメージを喰らう。
しっぽボムへい
スーパーマリオ 3Dランド』で登場するタヌキのしっぽが生えたボムへい。空中からフワフワと落下してきて、地上に降りてしばらくすると爆発する。
キラボムへい
ペーパーマリオ スーパーシール』で登場するキラシールのボムへい。通常のボムへいより少し強い。
ボムへい(緑)
MARIO SPORTS MIX』のミニゲーム『ドッジ オア ダイ』のハードモードで登場する緑色のボムへい。ロックオン機能を持っており、プレイヤーをロックオンした後高速でロックオンしたプレイヤーに飛びついてくる。
ドリームボムへい
マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』に登場。ドリームクッパの召喚するモンスターの一体。

近種[編集]

どんけつ
スーパーマリオ64』で登場。ボムへいの近種。姿はボムへいに似るが、目が大きく、2本の角を生やしている。
マリオに向かって来るが爆発せず、体当たりで攻撃してくる。繰り返しパンチなどで溶岩に落とし、破裂させる以外に倒す方法は無い。逆に、彼らの体当たりを受けてもダメージは無く、彼らもマリオを溶岩に落とそうとしている。
アイスどんけつ
『スーパーマリオ64』で登場。氷のどんけつ。体は水色で、角も1本になっているが、倒し方、行動パターンはキングどんけつと同じ。ただし、よく滑る氷の床の上で戦うことになるため、若干倒しにくい。
ホルヘイ
『スーパーマリオ64』で登場。中型の敵。姿はボムへいに似ているが、車輪で移動する、導火線が丁髷の様になっている、自爆はしないなど相違点も多い。マリオを見つけると高速で迫って来て、ボムキングと同じように放り投げようとする。狭い所に現れる事が多い。色は紫。後ろに回りこんで持ち上げ、放り投げると破裂してコインが出る。
ボブ
夢工場ドキドキパニック』と『スーパーマリオUSA』で登場。行動パターンはボムへいとほぼ同じだが、こちらはから出てくる。また、コンドル型キャラ「トンドル」が落としてくる場合や、野菜に混じって地面に埋まっている場合もある。
危険だが、壁を爆破するために必要となることもある。
ばくだんミニカー
マリオカート64』で登場。VS対戦時に登場するカート。コース内を逆走しており、衝突すると大爆発する。また、3人以上でバトルをしていた場合、リタイアしたキャラがこれに変身して他キャラに体当たり攻撃をする事もできる。『マリオカート ダブルダッシュ!!』、『マリオカートWii』にも「ボム兵カー」として登場している。
ボムニャン
スーパーペーパーマリオ』で登場。ネコ型のロボット。カメレゴンに呼び出され登場する。ボムへいと同様時間が経つと体が赤くなり始め、やがては自爆する。

個別[編集]

近年では、マリオの味方をしたり、ゲーム中で重要な役割を担うボムへいもいる。『マリオパーティシリーズ』や『マリオストーリー』で冒険の手助けをしているのが有名だが、ミニゲームに登場する事も多い。

ボムキング
『スーパーマリオ64』で初登場。ボムへいの王様。通常のボムへいの6倍程の大きさがあり、髭と王冠と腕が特徴。行動は鈍いが、近づくと放り投げようとしてくる。リメイク時に、小型のボムへいを作り出す能力も加わっている。
「フェアな戦い」を望んでいるらしく、場外に投げ捨てられると文句を言うが自分は平気で(しかも結構積極的に)場外に投げ捨ててくる(この事にはフジテレビ系の『ゲームセンターCX』で有野が突っ込みを入れた)。以降のマリオ作品にもたびたび登場し、ボスパックンと並んでマリオシリーズに定着したボスキャラクター。『スーパーマリオ64DS』では、「この前来たヒゲの奴ら(マリオ・ルイージ・ワリオ)は口ほどにも無かった。3秒でボコボコにしてやった」とも言っている。『マリオカートDS』でミッションランのLEVEL5のボスとして再び登場。プレイヤーは、アイテムボックスから出るボムへいで攻撃する。たまに、自爆をする事がある。
ボスどんけつ
『スーパーマリオ64』で初登場。どんけつの王様。ボムキング並に巨大で、攻撃力も高いが、基本的な性質はどんけつと変わらない。どんけつより声が低い。見た目はどんけつを一回り大きくした姿だが、『スーパーマリオ64DS』では、眉間に皺がつき、赤い隈取がついた。『マリオカートDS』でミッションランのLEVEL1のボスとして再登場。プレイヤーは、アイテムボックスから出るトリプルキノコを使って湖に落とす。
キングアイスどんけつ
スーパーマリオ64DS』で登場。アイスどんけつの王様。アイスどんけつより更に大きく、も生やしている。また、3回落とさないと倒せず、1,2回目は復帰時に足場を崩してくる。『マリオカートDS』でミッションランのLEVEL6のボスとして登場。プレイヤーはアイテムボックスから出るトリプルキノコを使って湖に落とす。2回落とすと、こちらが体当たりしてきたときにジャンプでかわす事がある。表向きのミッションランのラスボス(真のボスはハナチャン)。
ピンキー
マリオストーリー』で登場。仲間として登場するピンクのボムへい。女の子だが、かなりお転婆な性格である。
ブルース
『マリオストーリー』で登場。脇役。ピンキーに恋をしている。
バレル
ペーパーマリオRPG』で登場。仲間として登場する年老いた船乗りのボムへい。帽子をかぶってヒゲを生やし、ゼンマイが操舵輪になっているのが特徴。技はピンキーと多少異なり、時限爆弾なども使いこなす。酒好きで、お気に入りの一本は「ヴィンテージ・レッド」。

登場作品[編集]