スーパーマリオブラザーズシリーズのキャラクター一覧

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スーパーマリオブラザーズシリーズのキャラクター一覧』(スーパーマリオブラザーズシリーズのキャラクターいちらん)は、任天堂のマリオシリーズのうち、スーパーマリオブラザーズシリーズに登場するキャラクターを一覧化したものである。

スーパーマリオブラザーズ[編集]

ここでは概要のみを記載する。詳細はそれぞれの記事を参照。

クリボー (英語:Goomba, グンバ)
ほとんどのコースに登場。あるゆる攻撃で倒せる。説明書には「キノコ王国を裏切った悪いキノコ」と記されている。8-4をクリアする事で、キノコ王国の住人に戻る為、メットに置き換わり出て来なくなる。1-4のクッパの正体。
ノコノコ(赤/緑)(英語:Koopa Troopa, クッパ・トゥルーパ)
赤は足場がない場所では来た道を引き返し[1]、緑はそのまま直進する。踏むと甲羅に閉じこもるが一定時間で復活する。甲羅は蹴って武器に使える。チビマリオの時は後ろから触れても振り向かないが、それ以外の時は振り向く。2-4のクッパの正体(色は緑)。説明書によれば「カメ帝国の兵士」。
パタパタ(赤/緑)(英語:Koopa Paratroopa, クッパ・パラトゥルーパ)
羽がついたノコノコ。踏むとノコノコになる。緑は地面をはねて移動し、赤はその場を上下に移動する。説明書によれば、緑は「凶暴な性格」で赤は「のんびり屋」。
パックンフラワー (英語:Piranha Plant, ピラニア・プラント)
土管から出てくる人食い花。土管に隣接していると出てこない。
メット (英語:Buzzy Beetle, バジー・ビートル)
動きは緑ノコノコと同じだがファイアボール攻撃を受け付けない。3-4のクッパの正体。8-4クリア後には、クリボーが出現していた場所にも出てくるようになる。
ジュゲム (英語:Lakitu, ラキツ)
空を飛行しパイポを投げてくる。倒しても一定時間で再出現する。5-4のクッパの正体。
パイポ (英語:Spiny Egg, スパイニー・エッグ)
ジュゲムが落としてくるトゲゾーの卵。地面に落ちるとトゲゾーになる。
トゲゾー (英語:Spiny, スパイニー)
甲羅に無数のトゲがついていて踏むことができない。ブロックや空中の土管から落ちるとマリオのいる方へ進行方向を変えて向かってくる。4-4のクッパの正体。説明書によればジュゲムのペット。
プクプク(赤/緑)(英語:Cheep-cheep, チープチープ)
トビウオ。水中を泳いでいるものと、画面の下からジャンプしてくるもの(赤のみ)がいる。
ゲッソー (英語:Blooper, ブルーパー)
水中でマリオにゆっくり近づいてくる。足には当たり判定はない。6-4のクッパの正体。
キラー (英語:Bullet Bill, ブレット・ビル)
砲台から発射される砲弾のような敵。一方向に進む。画面右からランダムに飛んでくるステージもある。
ハンマーブロス (英語:Hammer Bros., ハンマー・ブラザーズ)
基本的に2体で登場する。飛び跳ねる動きをしながら、ハンマーを大量に投げてくる。一定時間すると前進してくる。7-4のクッパの正体。説明書によれば双子。
バブル (英語:Podoboo, ポドブー)
溶岩や穴から飛び出してくる火の玉。
クッパ (英語:Bowser, バウザー)
カメ族の首領。本作のボスキャラクター中ボス最終ボス両方を務めている。炎を吐いたりハンマーを投げて攻撃してくる。なお、ワールド8以外のクッパは影武者で、ファイアボールで倒すと正体を現す。ワールド1〜5までは炎、ワールド6と7はハンマー投げ、8-4の本物のクッパはハンマー投げと炎の両方を使う。

スーパーマリオブラザーズスペシャル[編集]

ここではPC-8800シリーズ版・X1版『スーパーマリオブラザーズスペシャル』で新たに追加されたキャラクターを挙げる。原作『スーパーマリオブラザーズ』で登場したものは上記の節を参照。

チョキチョキ
マリオブラザーズ』のサイドステッパー(カニ)に相当し、同じく横移動する。
ナカジ
『マリオブラザーズ』のファイターフライ(ハエ)に相当し、同じく地面を跳ねるようにして移動する。
タルサー
ドンキーコング』のタル(樽)に相当し、段差などから転がり落ちてくる。
シゲボウ
『ドンキーコング』のおじゃま虫(炎)に相当し、地面を這うように移動する。
ツララ
『マリオブラザーズ』のフリーザー(ツララ)に相当し、天井より落下する。
ハチスケ
ハドソンのマスコットキャラクター。敵ではなくアイテムとして登場し、取得すると8,000点を得る。

スーパーマリオブラザーズ2[編集]

ここでは『スーパーマリオブラザーズ2』で新たに追加されたキャラクターを挙げる。前作『スーパーマリオブラザーズ』で登場したものは上記の節を参照。

空中ゲッソー
主にアスレチックステージに登場する空中を浮遊するゲッソー。水中のゲッソーと違い、上から踏めば倒せる。なお、このゲッソーを踏み潰すと1000点という高得点が入る。
赤パックン
赤色のパックンフラワー。説明書には「(アカ)恐怖のパックンフラワー」との記述がある。通常のパックンフラワーより動きが速く、土管に隣接していても出現する。4-1より登場する。
逆さパックン
逆さ土管に潜むパックンフラワー。外見は赤パックンと同じだが動きがさらに速く、土管の上や下にいても出現を止めることはできない。
偽クッパ
本物のクッパの少し前と9-3に登場する青色のクッパ。強さは本物のクッパと同じだが、9-3のみ炎は吐かない。元々は『1』のバグで本物のクッパの色が一時的に青に変化することがあり、それを『2』で実際に敵キャラクターとして採用したもの。正式な名称は付けられておらず、「偽クッパ」や「青クッパ(クッパ・アオ)」と呼称されることもある。一部の攻略本で「クッパの兄弟」などのように紹介されたり、ゲームブックでは「クッパの兄・ビビンバ」とされていたこともあるが、ゲーム本編での公式設定ではない。
リメイク版では偽クッパの色も同じ緑色に変更され、ハンマーを投げるようになった。

スーパーマリオブラザーズ3[編集]

前作に登場した敵キャラクターは、「ファイアバー」と「偽クッパ」を除いて全て登場しており、さらに種類が大幅に追加されている。後の作品に登場する「ボム兵」や「ドッスン」もこの作品でデビューした。ファイアバーは原作には登場しなかったが『スーパーマリオアドバンス4』で復活登場している。

ザコキャラクター(3)[編集]

以上のキャラクターはそれぞれの記事を参照。

パタクリボー (英語:Para-Goomba, パラグンバ)
羽根が生えている赤いクリボー。赤い個体はパタクリボーのみ存在。
親パタクリボー
子連れ(マメクリボー)の黄色いパタクリボー。
マメクリボー (英語:Micro-Goomba, マイクログンバ)
黄色のパタクリボーが撒き散らしてくる。当たってもダメージは受けないが、まとわりつかれると小さいジャンプしか出来なくなる。ジャンプを繰り返すなどすれば振り払うことができる。
ブロックマメクリボー (英語:Pile Driver Micro-Goomba, パイルドライバー・マイクログンバ)
ブロックに潜んでいて、マリオが近づくとジャンプして踏み潰そうとしてくる。通常のマメクリボーと異なり当たるとダメージを受ける。マメクリボー単体で存在することはなく、踏んでブロックを壊すとマメクリボーごと消える。倒すとブロックの破片と共にマメクリボーが落ちていくのが見える。またポーズすると消えるのが特徴。
クツクリボー (英語:Shoe Goomba, シュー・グンバ)
靴を履いてジャンプしながら向かってくるクリボー。ブロックの上にいる時に下から叩くと、クツマリオになれる靴を残して消える。踏んで倒したりした場合は靴ごと消えてしまう。5-3にのみ登場。
子連れゲッソー (英語:Bloober Nanny, ブルーバ・ナニー)
4匹の子ゲッソーを連れているゲッソー。子ゲッソーは1体ずつ倒せる(親ゲッソーを倒すと、子ゲッソーも全員倒れる)。
散らしゲッソー (英語:Baby Bloober, ベビィ・ブルーバ)
見た目は子連れゲッソーと同じだが、子供を四方に散らしてくる。散らした子供は一定時間経つと消えるが、また親から出てくる(親ゲッソーを倒すと、子ゲッソーも全員倒れる)。
逆さメット
天井を歩くメット。近づくと落ちてきて回転攻撃をする。
リフトメット (英語:Buster Beetle, バスター・ビートル)
白ブロックを持ち上げて投げつけてくる。動きも素早い。メットと異なり踏みつけやファイアボールで倒せる。
パタメット (英語:Para-Beetle, パラビートル)
甲羅から羽根の生えた赤いメット。空を群れをなして飛んでいる。踏んでも倒れず乗ることができ、足場として利用することができる。乗り続けると、だんだん上昇していく。5-6エリアのみ登場。
パイポ(赤/緑)
ジュゲムが落としてくるトゲゾーの卵。赤は地面に着地するとトゲゾーになるが、緑はそのまま転がる。
逆さトゲゾー
天井を歩くトゲゾー。逆さメットと同じ動きをする。FC版では踏めなかったが、リメイク版では踏めるようになった。
巨大プクプク (英語:Boss Bass, ボスバス)
大きなプクプク。常に口を開けて水中から追いかけてきて時々飛び出してくることもあり、食べられるとマリオの状態に関係なくミスになる。水中のステージにいるものは小さいプクプクを吐いてくる。
トゲプク (英語:Spiny Cheep-Cheep, スパイニー・チープチープ)
背中にトゲが付いているプクプクで、一定方向に泳ぐ。プクプクよりも動きが若干速い。唇はFC版では緑色だったが、マリオコレクション版ではピンク色に変化。
ブーメランブロス (英語:Boomerang Bros., ブーメラン・ブラザーズ)
ブーメランを投げてくる緑の肌のブロス。
ファイアブロス (英語:Fire Bros., ファイア・ブラザーズ)
口からファイアボールを吐いてくる赤い肌のブロス。ほとんど出現しない。一部のステージで貴重なアイテムを隠し持っている。
ヒマンブロス (英語:Sledge Bros., スレッジ・ブラザーズ)
体が大きいハンマーブロス。ハンマーを投げつつ、時々ジャンプして着地時の振動でマリオを暫く身動きをとれなくさせる。
ファイアパックン(赤/緑)(英語:Venus Fire Trap, ビーナス・ファイア・トラップ)
マリオに向かって火を吐くパックンフラワー。赤は背が高く、緑は背が低い。
逆さパックンフラワー(赤/緑)
行く手を遮る人食い花。マリオの動きと無関係に逆さ土管から出現。
逆さファイアパックン(赤/緑)
逆さ土管からマリオの動きと無関係に出現する火を吐くパックンフラワー。
横パックン
行く手を遮る赤いパックン。マリオの動きと無関係に横向きの土管から出現。
フーフーパックン (英語:Ptooie, ピトゥーイ)
シューリンガン(鉄球)を吹き飛ばすパックンフラワー。根っこで地面を歩き回るウォークフーフーパックンもいる。
プチパックン (英語:Nipper Plant, ニッパー・プラント)
姿が小さく色が白い。その場に留まっていてマリオが頭上を越えようとするとジャンプしてくる。ピョンピョン跳ねながら向かってくるものがいるほか、7-8の終盤に無数のファイアボールを吐き出すファイアプチパックンも一体だけいる。
ブラックパックン (英語:Muncher, マンチャー)
姿が小さく色が黒い[2]。集団で地面に待機している。無敵状態やクツマリオでは上に乗ることが出来るため、敵キャラクターというよりは障害物の一種。固定でなく土管に出入りを繰り返すものもあるが、パックンフラワーと異なり、土管の上に乗っていても一定間隔で出入りする。Pスイッチを押すと、ブロック扱いされてコインに変わる。常に固定でいるものは当たり判定が広くブラックパックンと同じ高さの足場の上部から半歩踏み込む程度で接触判定を取られてしまうが、土管に出入りを繰り返す方は口を開けている状態のみ接触判定があり土管の出入りの際には触れてもやられない。
Uターンキラー (英語:Missile Bill, ミサイル・ビル)
赤く[3]点滅しているキラーで、プレイヤーの側を通り過ぎると戻ってくる。
ファイアスネーク (英語:Fire Snake)
火が連なってできた蛇。火がいくつも重なった姿をしている。ジャンプしながら向かってくる。リメイク版では目がついている。一度倒しても一定時間で復活する。
逆さバブル
天井から地面に向かって降ってくるバブル。ワールド5の雲上の砦のみの登場。
カロン (英語:Dry Bones, ドライ・ボーンズ)
骨だけで歩き回るカメ。踏むと崩れ落ちるが一定時間で復活する。グラフィック上では胴体のみノコノコのリカラーである[4]
クッキー (英語:Roto-Disc, ロトディスク)
主に鉄球を中心に回転している、光る丸い物体。地蔵マリオ以外では倒せない。中心の鉄球には触れてもダメージはない(ブロック扱い)。?ブロックを軸に回る個体もいる。
テレサ (英語:Boo Buddy, ブー・バディー)
恥ずかしがりやのオバケ。面と向かうと動きが止まり、背中を向けると近づいてくる。GBA版では笑い声をあげながら近寄ってくる。
ネッチー (英語:Stretch, ストレッチ)
白い足場を一定の間隔で顔を出して往復するオバケ。顔はテレサにそっくり。
ドッスン (英語:Thwomp, スウォンプ)
全身がトゲに覆われた岩。近づくと落ちてきて押し潰そうとする。横や斜めに動くタイプもいる(斜め移動はワールド8の砦にて2体のみ登場する)。
ウォーク (英語:Hot Foot, ホットフット)
ロウソクの火に化けた火のオバケ。テレサ同様、背中を向けると動き出し、プレイヤーのいる方向に歩くが、テレサのように浮遊したり壁を登る事はできない。
ボム兵 (英語:Bob-Omb, ボッボム)
爆弾の形をしており、踏まれるとやがて点滅して爆発する。持つことができる。砲台から発射されるタイプもいて、こちらは通常のものよりも動きが速く外観も『頭部にゼンマイの様な安全ピン』が付いていないので別種であることが判別でき、踏まずとも一定時間後に勝手に自爆する。
ワンワン (英語:Chain Chomp, チェーン・チョンプ)
鎖でブロックに繋がれた鉄球。噛み付こうとしてくる。一定時間すると鎖が外れてどこかに行ってしまう。
ケロンパ (英語:Fire Chomp, ファイア・チョンプ)
火の尻尾を持つ鉄球。空を飛びながら火を吐いている。火を吐くたびに火の尻尾がひとつ消え、すべて消えると赤く点滅した後に爆発する。開発中は「ポーポー玉」と名づけられていた[5]。一度倒しても一定時間で復活する。
ガボン (英語:Spike, スパイク)
歩き回り、口からシューリンガン(鉄球)を出して真横に飛ばしてくる。
スイチューカ (英語:Lava Lotus, ラーバ・ロータス)
水中にいる透明の花。その場から動かないが、一定時間ごとにいくつもの球を飛ばしてくる。
しびれくらげ (英語:Jellectro, ジェレクトロ)
光っているクラゲ。その場に止まったまま動かない。無敵状態でも倒すことができず(ブロック扱いのためすり抜けず上に乗れる)、敵キャラクターというよりは障害物の一種。
太陽 (英語:Angry Sun, アングリー・サン)
ワールド2の砂漠ステージとワールド8のステージ2に登場する、空に浮かんでいる悪魔のような顔をした太陽[6]。一見背景のように見えるが、スクロールに合わせて移動し、しばらく進むと弧を描くように体当たりしてくる(スクロールと無関係に画面そのものを基準にして軌道が決まっている)。ハンマーマリオのハンマーや、甲羅を当てると倒すことができる。斜め移動のドッスンと並んで非常に珍しいキャラクターである。
プー(赤/黄)(英語:Rocky Wrench, ロッキー・レンチ)
モグラに見えるが、れっきとした亀である。飛行船の床のマンホールから頭を出してスパナを投げてくる。赤いタイプは1度倒せば出現しないが、黄色いタイプは何度でも出現する。マリオコレクション版では全て赤色に統一され、甲羅の色で区別される(黄色の甲羅は赤いタイプで青い甲羅が黄色いタイプ)。マンホールの上にマリオが乗っていると、下からそのまま押し上げて顔を出す(その場でジャンプすれば倒せる)。
ワリオランドにも「プー」という同名のキャラクターが登場するが、両者は全くの別物。
英語版では『スーパーマリオギャラクシー』に登場する「モグ」が同じ「Rocky Wrench」の名前で登場している。
モグラのような外見と共通のある名前からチョロプーと混同されやすいが、『スーパーマリオメーカー2』では、別キャラ扱いとなっている。
砲弾 (英語:Cannonball, キャノンボール)
飛行船にある砲台から発射される弾。一定の間隔で砲台の向きに合わせて発射される。大きい砲台から発射されるものは大きくスピードも速い。キラー同様、上から踏むことができる。
レーザー像 (英語:Bowser Statue, バウザー・スタチュー)
クッパを模した石像。その場から動かないが、近づくと口から斜め方向にレーザーを撃ってくる。見た目はレーザーを撃たない普通の石像と同じで、倒すこともできない。

ボスキャラクター(3)[編集]

ブンブン (英語:Boom Boom)
砦及びワールド8の戦艦・高速飛行船・戦車2のボス。トゲ付きの甲羅を上に向けて待機し、近づくと立って両手を振りながら向かってくる。3回踏めば倒せるが踏むごとに攻撃方法が若干変わる。ワールド3からの一部の砦では羽を出して空を飛ぶものもいる。色は茶色だが、ワールド2はFC版のみ色が黒い。『スーパーマリオランド』にも同名のザコキャラクターが登場するが無関係。後に『スーパーマリオ 3Dランド』で再登場するほか、『SUPER MARIO RUN』でも飛行船ステージのボスとして、『マリオスポーツ スーパースターズ』では、サッカーおよびベースボールでのプレイアブルサブキャラクターなどとして登場する。『スーパーマリオパーティ』や『マリオストライカーズ バトルリーグ』にも登場。
コクッパ7兄弟 (英語:Koopalings, クッパリングス)
各ワールドの目的地である飛行船にいる、クッパの子供達。ラリー・クッパ (Larry Koopa)、モートン・クッパ・ジュニア (Morton Koopa Jr.)、ウェンディ・O・クッパ (Wendy O. Koopa)、イギー・クッパ (Iggy Koopa)、ロイ・クッパ (Roy Koopa)、レミー・クッパ (Lemmy Koopa)、ルドウィッグ・ヴォン・クッパ (Ludwig von Koopa) の順に登場する。発売当時の日本語版ではまだ個人名が無く「コクッパその1、その2…」と呼ばれており、英語版で名前が付けられた後、日本語版でも『スーパーマリオワールド』に登場した際に名前が判明した。なお、リメイク版(スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス)では名前が付けられている。ジャンプをしつつ、持っている杖からビームを放つという行動が中心だが、リングを飛ばしたり、玉乗りをしていたり、着地時にヒマンブロスのような地震を起こすタイプもいる。
クッパ
本作の最終ボスで、カメ族の首領。炎を吐いた後にジャンプして押し潰してくる。

夢工場ドキドキパニック / スーパーマリオUSA[編集]

名前の後に記す()内は英語版『Super Mario Bros. 2』での名称。リメイク版である『スーパーマリオコレクション』の公式ガイドブックでは、この英語名を日本語表記にしたものがキャラクター名として使用されているため、併記する。なお、ゲーム内表記、英語版・日本語版の取扱説明書、日本版の公式ガイドブックなどでは、キャサリン (Birdo)ダウチョ (Ostro) の英語名が本来のものから入れ替わっており、キャサリンが「オストロ」、ダウチョが「バードー」の名前で紹介されていたが、後のシリーズで訂正された。 ※は『夢工場ドキドキパニック』に登場。※※は同説明書にないキャラ。

ザコキャラクター(USA)[編集]

以上のキャラクターはそれぞれの記事を参照。

ハリマンネン※ (Porcupo, ポーキュッポ)
地面を這い回っているだけだが、トゲゾーと同様にトゲがあり、上に乗ることができない。
ポンキー※ (Panser, パンサー) (赤/緑/桃/灰/青)
火の玉を吐く植物系の敵。乗ることはできない。緑は移動せずその場で直上に吐く。赤はその場でプレイヤーのいる側に放物線軌道で吐く。ピンク(リメイク版は青)はプレイヤーのいる側に放物線軌道で吐く上に歩行する。オリジナル版では、灰色のポンキーもいて、緑と同じく移動せずその場で直上に火の玉を吐いていた。リメイク版では灰色のポンキーは緑に統一された。
『スーパーマリオワールド』でも登場するが、こちらは歩行せず火の玉の吐き方も本作とは異なる。
ドドリゲス※ (Pidget, ピジット)
じゅうたんに乗ってふわふわ飛んでおり、たまにプレイヤーに向かって放物線軌道で向かってくる。キャラ本体を持ち上げた後、残されたじゅうたんに乗って一定時間空を飛ぶことができる。
カメーン※ (Phanto, ファント)
カギを守る仮面。鍵が配置された部屋の背景に存在して普段は静止しているが、カギを取ると動き出し高速でプレイヤーを追いかけてくる。カギを地面に置くと去っていく。
コレクション版では動きの軌道が変更されており、『スーパーマリオブラザーズ3』に登場した太陽のように、円弧を描くような動きで襲ってくる。
『夢工場』版ではデザインが微妙に違う他、カギを取っても動き出さず、カギを取って部屋の外に出ると同時に前触れもなく襲ってくる。
スパック※※ (Spark, スパーク)
足場や壁に沿って回っている。乗ることはできず、触れると感電してダメージを受ける。ドン・チュルゲの近衛兵でもある。ゆっくり動くものと速く動くものの2種類がいる。
トンドル※ (Albatoss, アルバトス/アバトス)
空を真横にまっすぐ飛んでいる。ボブをつかんでいて落としてくるものもいる。持ち上げる事はできない[7]
ボブ※ (Bob-omb, ボムオム)
手足のついた爆弾。しばらく歩いた後、立ち止まって爆発する。野菜と同様に土に埋まっていることもあり、この場合は引き抜くとすぐに爆発する。日本国外ではボム兵の名前もBob-ombであり、全くの同一キャラ扱いとなっている。
国内版においては『魔王マムーにスカウトされてUSAの世界にやってきた』とされている[8]
ターペン※ (Hoopster, フープスター)
ツタを上り下りしているてんとうむしのようなキャラ。プレイヤーがツタのすぐ近くまで寄ると、上り下りの速度が大幅に上がる[9]
リートン※※ (Tweeter, トゥイータ)
跳ねながら近づいてくるメガネをかけた鳥のようなキャラ。ガプチョの近衛兵でもある。
トトス※ (Trouter, トラウター)
滝の下から垂直に勢いよく飛び出してくる魚。
ガラゲーロ※ (Cobrat, コブラ)
砂もしくは壺の中から出てくる蛇。蛇使いの夢に登場。時間が経つと弾を吐いてくる。砂の中にいるものは、出てきた後左右移動しながら弾を吐く[10]
ナカボン※※ (Flurry, フラーリ/フルーリィ)
雪だるまのような姿をした敵。氷上を滑りながらプレイヤーと横軸を合わせるように突進してくる。
ダウチョ※ (Ostro, オストロ)
ヘイホーを乗せて走り回っているダチョウ。ヘイホーが乗っているときはプレイヤーのいる方向に向きを変えて進んでくる。
トンダリヤ※ (Beezo, ビーゾー)(赤/緑/灰)
羽根の生えたヘイホーの近縁種。槍を持っている。個体数の少ない緑、大群で襲いかかる灰色と赤(降下して直進する)がいる。公式イラストではピンクもいた。
ターボン※ (Autobomb, オートボム)
ヘイホーが乗っている自走式火炎放射器。ヘイホーが乗っている間は時折炎を発射する。ヘイホーを持ち上げた後上に乗ることができるが、ターボン自体を持ち上げることはできない。

ボスキャラクター(USA)[編集]

スーパーマリオアドバンス版では英語で喋る。ドン・チュルゲ、ガプチョ、チョッキー、マムーの声はチャールズ・マーティネーが、キャサリンの声はジェン・テイラーが担当している。

キャサリン※ (Birdo, バードー)(桃/赤/緑/灰)
恐竜のキャラクター。頭には様々な色のリボンをつけていて、吐く物が異なる3種類のタイプがある。タマゴを吐く場合は上に乗って持ち上げて武器にできる。基本的にはエリアボスだが、それ以外で出現するケースもあり、ピンクはタマゴのみ、赤はタマゴか火の玉(どちらを吐くかはランダム)、緑は火の玉のみを吐いてくる。オリジナル版では、このほかに灰色のキャサリンもいて、緑と同じく火の玉のみを吐いていたが、リメイク版では灰色のキャサリンは緑に統一された。また、GBAのリメイク版では赤と緑のみ、リボンが持ち上げられるようになったが、本体に投げつけてもダメージはなく、再び頭にくっつくだけである。
桃は1-1・1-2・2-1、赤は2-2・3-1・3-2・4-2・5-2・5-3・6-3・7-2、緑は5-1・6-1・6-2・7-1のボスとして登場する。
ドン・チュルゲ※ (Mouser, マウサー)
サングラスを掛けたネズミ。爆弾を投げつけてくる。耳が桃色と水色の2種類、体が灰色もしくは白色のものがいるが、SFC版以降のリメイクでは統一。オリジナルではワールド1と3と5(USAではチョッキーに変わっている)、GBA版ではワールド1と6に登場する。
ガプチョ※ (Triclyde, トライクライド)
三つ首の大蛇。炎を吐いて攻撃してくるが、何故か左の頭だけは火を吐かない。ボスキャラの中で唯一キャラクターのいる方向にのみ攻撃してくる。ワールド2と6(GBA版はワールド2のみ)に登場する。
ヒーボーボー※ (Fryguy, フライガイ)
左右に飛びながら火の玉で攻撃してくる。キノコブロックを3回当てると4つの小さい火の玉に分裂して、それぞれジャンプしながら襲ってくる。これらは数が少なくなるにつれて、ジャンプ力や飛ぶ距離が上がっていく。ワールド4に登場する。
チョッキー (Clawgrip, クローグリップ)
岩を投げつけてくる巨大なカニ。オリジナルの『夢工場ドキドキパニック』には存在せず、『SUPER MARIO BROS. 2』で新しく登場したキャラクター。
GBA版では『マリオブラザーズ』のサイドステッパーが巨大化して変化する演出が追加された。
なお、GBA版以前のゲーム中ではClawglipと表記されていたが誤植であり、本来の英語名はClawgrip
マスクゲート※※ (Mask Gate, マスクゲート)
通常は次のステージまたはワールドボスへの扉となるゲートだが、7-2ではクリスタルを取った後ゲートが襲ってくる。3回ダメージを与えると口を開き、マムーの部屋に入れる。口を開いているときにマムーの部屋に入らずそのまま放っておくと口が閉ざされ、再び襲い掛かってくる。
マムー※ (Wart, ワート)
本作の黒幕・最終ボスにして、マリオシリーズでは初となるクッパ以外の最終ボス。カエルに似た緑色の大きな怪物で、『夢工場ドキドキパニック』では夢宇界(ムウかい)、『スーパーマリオUSA』では夢の国サブコンの支配を企む大魔王(前者では絵本の中の存在)。どちらの世界でも「ドリームマシン」を乗っ取り、次々と悪夢の怪物・魔夢族(マムーぞく)を生み出す。苦手な物は野菜全般で、口を開けている際に野菜を放り込まれることでダメージを受ける。攻撃は泡による攻撃のみ。部屋の壁には多数のカメーンがいるが、飾られているだけで攻撃しない。
なお、1993年発売の『ゼルダの伝説 夢をみる島』および1998年発売の同作のリメイク『DX』へゲスト出演を果たし(こちらは欧米版でも「Mamu」の名で登場)、主人公にゲームクリア上必要不可欠となるオカリナのメロディを法外な値段で教える。
また、どうぶつの森シリーズに登場するキャラクターのひとり「サム」の英語名は「Wart Jr.」となっており、どちらもカエルであるが、体色は異なり具体的な関係は不明。
メカキャサリン (Robirdo, ロバードー)
GBA版『スーパーマリオアドバンス』のワールド3にのみ登場するボス。巨大なタマゴを吐いたり、ジャンプして地震攻撃を仕掛けたりする。3回攻撃を当てると、動きが速くなる。

脚注[編集]

  1. ^ 赤パタパタから赤ノコノコになったものは引き返さない。
  2. ^ ただし、『スーパーマリオアドバンス4』では色がオレンジになっている。また、FC版のみ、黄色い葉と青い葉の2種類に分かれている。
  3. ^ FC版は1人プレイ時には黄色、2人プレイの場合マリオ時には赤く、ルイージ時には緑色に点滅していた。
  4. ^ SFC版及びGBA版の場合、踏みつける時スーパーマリオワールドと同じ踏みつけ音が使われた。
  5. ^ ファミリーコンピュータMagazine』の付録より。
  6. ^ 8-2では高台からスタートするため、坂を下りるまで地面に隠れて見ることができない。
  7. ^ SFC版及びGBA版の『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド5の王様が姿を変えられたキャラとして使われた。
  8. ^ 講談社まんが百科『スーパーマリオ大図鑑』p71 ウェポン族①より
  9. ^ SFC版及びGBA版の『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド2の王様が姿を変えられたキャラとして使われた。
  10. ^ SFC版及びGBA版の『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド1の王様が姿を変えられたキャラとして使われた。

関連項目[編集]