四天王 (曖昧さ回避)
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四天王(してんのう)、四大天王
四天王
[編集]- 四天王 - 仏教用語で、仏法を守護する持国天(東方天)・増長天(南方天)・広目天(西方天)・多聞天(毘沙門天または北方天)の4守護神の総称。中華圏では「四大天王」「四大金剛」とも称される。
- これになぞらえ、特定分野・集団の中で有力な4者の総称。「四大○○」「四強」の類義語。命名の時点では若手や中堅の有力者から4人が選ばれ、それが年月を経ることによって4人の大御所、さらには4人の長老となっているケースも多いため、位置づけはさまざまである。
- 四天王 (将棋) - 将棋の駒の一つで、車兵の成駒(単独の駒のことであり、総称ではない)。
- 四天王 (お笑いコンビ) - お笑いコンビ。
- 道長四天王 - 藤原道長に仕えた有力な武士、源頼信、平維衡・平致頼・藤原保昌の4人。
- 頼光四天王 - 源頼光の家臣、渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武の4人。
- 義仲四天王 - 源義仲の家臣、今井兼平、樋口兼光、根井行親、楯親忠の4人。
- 新田四天王 - 新田義貞の家臣、栗生顕友、篠塚重広、畑時能、由良具滋の4人。
- 細川四天王 - 細川勝元の家臣、安富盛長、香西元資、奈良元安、香川元明の4人。
- 山名四天王 - 山名氏の家臣、垣屋続成、田結庄是義、八木豊信、太田垣輝延の4人など。
- 武田四天王 - 武田信玄・勝頼の家臣、馬場信春、内藤昌豊、山県昌景、春日虎綱(高坂昌信)の4人。
- 龍造寺四天王 - 龍造寺隆信の家臣、江里口信常、成松信勝、百武賢兼、円城寺信胤、木下昌直の5名のうち4人(諸説ある)。
- 浮世絵四天王 - 葛飾北斎、東洲斎写楽、安藤広重、喜多川歌麿の4人。
- 織田四天王 - 織田信長の家臣、柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益、明智光秀の4人。
- 徳川四天王 - 徳川家康の家臣、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政の4人。
- 松門四天王 - 吉田松陰の弟子、久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿、入江九一の4人。
- 伊藤四天王 - 伊藤博文の側近、井上毅、金子堅太郎、末松謙澄、伊東巳代治の4人。
- ファシスト四天王 - ベニート・ムッソリーニを支えたミケーレ・ビアンキ、エミーリオ・デ・ボーノ、イタロ・バルボ、チェーザレ・マリーア・デ・ヴェッキの4人。
- 財界四天王 - 池田勇人内閣を支えた小林中、水野成夫、永野重雄、櫻田武の4人。
- 沖縄財界四天王 - 国場幸太郎、具志堅宗精、宮城仁四郎、大城鎌吉
- 安倍派四天王 - 安倍晋太郎を支えた森喜朗、塩川正十郎、加藤六月、三塚博の4人。
- 和歌四天王
- 宗旦四天王 - 千宗旦の門弟、藤村庸軒、杉木普斎、山田宗徧、久須美疎安(または三宅亡羊、松尾宗二)。
- 県門の四天王 - 賀茂真淵の弟子、加藤千蔭、村田春海、楫取魚彦、河津美樹の4人。
- 芝蘭堂四天王 - 大槻玄沢の弟子、宇田川玄真、橋本宗吉、山村才助、稲村三伯の4人。
- 漱石門下四天王 - 安倍能成、小宮豊隆、森田草平、および阿部次郎または鈴木三重吉を指す。
- 子規門下四天王 - 高浜虚子、河東碧梧桐、佐藤紅緑、石井露月の4人。
- 京都学派四天王 - 京都学派に属する高坂正顕、西谷啓治、高山岩男、鈴木成高の4人。
- 東京大学比較文学四天王 - 東京大学大学院比較文学に学び、教授となった芳賀徹、平川祐弘、亀井俊介、小堀桂一郎の4人。
- 天野宗歩門下四天王 - 江戸末期から明治にかけての将棋指しである小林東伯斎、市川太郎松、渡瀬荘次郎、平居寅吉の4人。
- 講談神田派四天王 - 五代目神田伯龍、初代神田ろ山、三代目神田伯治、初代神田山陽。
- 関西若手四天王(のち関西若手四強) - 将棋界で平成から令和にかけて活躍した、関西の若手棋士たち。豊島将之、糸谷哲郎、稲葉陽、村田顕弘。
- 平成四天王 - 日本の囲碁界において、平成期に台頭した棋士、張栩、山下敬吾、羽根直樹、高尾紳路の4人。
- 東京落語四天王 - 三代目古今亭志ん朝→六代目三遊亭圓窓、五代目春風亭柳朝→五代目月の家圓鏡、五代目三遊亭圓楽、七代目(自称五代目)立川談志。元来は「若手四天王」で矢野誠一が命名。戦後再建期の先頭にたち、上の世代が空白なまま大御所として君臨した上方落語四天王と異なり、かなり年齢を重ねた後も上にそれぞれの師匠クラスが健在なまま(中堅の)四天王と呼ばれた。
- 落語立川流四天王 - 七代目(自称五代目)立川談志の弟子、立川志の輔、立川談春、立川志らく、立川談笑の4人。落語評論家の広瀬和生の著書の中で提唱されたのが語源。
- 上方落語四天王
- アングラ演劇四天王 - 唐十郎、寺山修司、佐藤信、鈴木忠志の4人。
- ピンク四天王 - ピンク映画を支えた映画監督、佐藤寿保、サトウトシキ、瀬々敬久、佐野和宏の4人。
- Vシネ四天王 - 小沢仁志、白竜、哀川翔、竹内力[1]
- 深夜放送四天王 - 『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『パックインミュージック』(TBSラジオ)、『セイ!ヤング』(文化放送)、『JET STREAM』(TOKYO FM)
- 昭和アイドル四天王 - 1960年代前半から1970年代前半にかけて歌謡曲の一時代を築いた御三家(西郷輝彦、橋幸夫、舟木一夫)に三田明を加えた4人の総称[2]。
- 女性アイドル四天王 - 1980年代後半頃に人気を博したアイドルの浅香唯、工藤静香、中山美穂、南野陽子の4人。
- ものまね四天王 - 清水アキラ、ビジーフォー(グッチ裕三・モト冬樹)、栗田貫一、コロッケの4組。
- アニメソング四天王 - 大杉久美子、ささきいさお、子門真人、堀江美都子、前川陽子、水木一郎のうちの4人。諸説あり。
- U-18四天王 - テレビ番組『THEカラオケ★バトル』における18歳以下の出場者のうち、好成績を残した4名に与えられる称号。称号が使われ始めた2014年12月では、佐々木麻衣、角田龍一、堀優衣、鈴木杏奈の4人で構成されていたが、成績により入れ替えが行われる事もある。
- カリスマモデル四天王 - 吉木千沙都、池田美優、オクヒラテツコ 、藤田ニコル
- バンド四天王 - 80年代末期のバンドブームに活動した、THE BLUE HEARTS、UNICORN、JUN SKY WALKER(S)、THE BOOMの4バンド。
- ヴィジュアル系四天王 - SHAZNA、La'cryma Christi、MALICE MIZER、FANATIC◇CRISISの4バンド。
- 韓流四天王 - ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビンの4人。
- 講道館四天王 - 講道館師範代として活躍した柔道家、西郷四郎、横山作次郎、山下義韶、富田常次郎の4人。
- プロレス四天王 - ジャイアント馬場の弟子、三沢光晴、川田利明、小橋建太、田上明の4人。
- 愛知県高校野球四天王(愛知私学4強) - 中京大中京、東邦、愛工大名電、享栄の4校を指す。
- 高知県高校野球四天王 - 高知商、高知、土佐、明徳義塾の4校を指す。
- 青学(駅伝)四天王 - 小椋裕介、神野大地、久保田和真、一色恭志の4人。
- 回転寿司四天王 - スシロー、くら寿司、はま寿司、かっぱ寿司。
- VTuber四天王 - キズナアイ、電脳少女シロ、ミライアカリ、輝夜月、ねこますの5人。
- ポケモン四天王 - 『ポケットモンスター』シリーズに登場する、各地方のポケモンリーグで関門を務める4人のポケモントレーナーのこと。ゲーム、アニメ、コミック版で設定が異なる。四天王 (ポケットモンスターSPECIAL)、四天王・チャンピオン (アニメポケットモンスター)を参照。
- デビルガンダム四天王 - 『機動武闘伝Gガンダム』に登場する、マスターガンダム、ガンダムヘブンズソード、グランドガンダム、ウォルターガンダムの4体。
- デブタレ四天王 - 伊集院光、松村邦洋、石塚英彦とパパイヤ鈴木または内山信二
- リスニング四天王 - 2019年のセンター試験第1日目の「英語:リスニング」問題に登場したリンゴ、ニンジン、キュウリ、ブドウの4人のキャラクターの通称。
- ベルばら四天王 - 榛名由梨、安奈淳、汀夏子、鳳蘭の4人。
- トレンディエース四天王 - 西崎幸広、阿波野秀幸、星野伸之、渡辺久信の4人。時代背景についてはトレンディドラマも参照。
- 立浪四天王 - 1950年代に立浪部屋で活躍した北の洋昇、時津山仁一、安念山治、若羽黒朋明の4人。
四大天王
[編集]- 粤劇四大天王 - 20世紀初頭の粤劇を代表する俳優。薛覚先、馬師曾、桂名揚、白玉堂
- 平喉四大天王 - 20世紀初頭の粤曲平喉を代表する歌手。徐柳仙、小明星、張月兒張惠芳
- 広東音楽四大天王 - 20世紀初頭の広東を代表する音楽家。呂文成、尹自重、何大傻、程岳威(前期)、何浪萍(後期)
- 空軍四大天王 - 日中戦争初期に活躍したエースパイロット。高志航、劉粋剛、楽以琴、李桂丹
- 香港四大天王 - アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、レオン・ライ、アーロン・クオック
- 新四大天王 - ハッケン・リー(李克勤)、アンディ・ホイ(許志安)、レオ・クー(古巨基)、エドモンド・リョン(梁漢文)
- 四大天王 - 台湾の男性ユニット。四大天王の物まねを披露したことがきっかけで結成された。羅志祥、欧漢声、陳顕政、陳中威。1998年解散。
- 中棒四大天王 - 中華職業棒球大聯盟創設初期に活躍した投手。黄平洋(味全ドラゴンズ)、陳義信(兄弟エレファンツ)、謝長亨(統一ライオンズ)、涂鴻欽(三商タイガース)
- 民進党四大天王 - 呂秀蓮、謝長廷、游錫堃、蘇貞昌
- 台湾佛教四大天王 - 台湾仏教を代表する4人の高僧。釈聖厳、釈星雲、釈証厳、釈惟覚
四小天王
[編集]- 四小天王(香港) - 陳奕迅(イーソン・チャン)、古天楽(ルイス・クー)、陳冠希(エディソン・チャン)、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)
- 四小天王(台湾) - 金城武、林志穎(ジミー・リン)、蘇有朋(アレック・スー)、呉奇隆(ニッキー・ウー)。香港の四小天王に対抗して台湾メディアが選定。
四大名旦
[編集]- 四大名旦 - 京劇俳優の梅蘭芳、程硯秋、尚小云、荀慧生。1927年、順天時報が読者投票により決定[3]。
- 四小名旦 - 京劇俳優の李世芳、張君秋、毛世来、宋徳珠。1940年の公演が好評を博したことがきっかけ[4]。
四小花旦
[編集]- 四小花旦 - 中国の若手女優の徐静蕾(シュー・ジンレイ)、周迅(ジョウ・シュン)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、章子怡(チャン・ツィイー)。中国メディア(繁體中文)は遅くとも2001年の段階でこの4人を四小花旦と呼んでいた。日本では「中国四大若手女優」と訳された。後に彼女たちの成長とともに四大花旦(中国四大女優)と呼ばれるようになる。
- 騰訊版四小花旦(2009年) - 黄聖依(ホアン・シェンイー)、王珞丹(ワン・ルオダン)、楊冪(ヤン・ミー)、劉亦菲(リウ・イーフェイ)
- 網易版90後四小花旦(2010年) - 1990年以後生まれ。周冬雨(チョウ・ドンユィ)、徐嬌(シュー・チャオ)、楊紫(ヤン・ズー)、林妙可(リン・ミャオコー)
- 南都版四小花旦(2013年) - 劉詩詩(リウ・シーシー)、楊冪(ヤン・ミー)、倪妮(ニー・ニー)、楊穎(アンジェラベイビー)
- 騰訊版90後四小花旦(2013年) - 1990年以後生まれ。鄭爽(ジェン・シュアン)、楊紫(ヤン・ズー)、徐嬌(シュー・チャオ)、周冬雨(チョウ・ドンユィ)
- 央視版新四小花旦(2016年) - 趙麗穎(チャオ・リーイン)、馬思純(マー・スーチュン)、周冬雨(チョウ・ドンユィ)、関暁彤(グァン・シャオトン)
- 南都版90後四小花旦(2016年) - 1990年以後生まれ。鄭爽(ジェン・シュアン)、周冬雨(チョウ・ドンユィ)、関暁彤(グァン・シャオトン)、楊紫(ヤン・ズー)
- 搜狐版95後四小花旦(2018年) - 1995年以後生まれ。関暁彤(グァン・シャオトン)、張子楓(チャン・ツィフォン)、文淇(ウェン・チー)、欧陽娜娜(オーヤン・ナナ)
- 央視版95後四小花旦(2019年) - 1995年以後生まれ。張子楓(チャン・ツィフォン)、文淇(ウェン・チー)、張雪迎(チャン・シュエイン)、関暁彤(グァン・シャオトン)
脚注
[編集]- ^ a b 「任侠もの」が定額ネット配信で人気の理由 東洋経済ONLINE
- ^ "西郷輝彦&三田明、盟友・舟木一夫の生歌に「感動、涙出た」". Oricon News. Oricon NE. 6 June 2012. 2022年2月21日閲覧。
- ^ “京剧四大名旦和四小名旦”. 科普中国. 中国科学技術出版社有限公司 (2018年3月22日). 2019年6月18日閲覧。
- ^ 周象耕 (2010-02-01) (繁體中文). 旋乾轉坤話男旦: 乾旦面面觀. 秀威出版. p. 39. ISBN 9789862214022