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立川談春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
立川たてかわ 談春だんしゅん
立川(たてかわ) 談春(だんしゅん)
丸に左三蓋松は、立川流の定紋である。
本名 佐々木 信行(ささき のぶゆき)
別名 談春はる
生年月日 (1966-06-27) 1966年6月27日(58歳)
出身地 日本の旗 日本東京都板橋区
師匠 七代目立川談志
弟子 立川小春志
名跡 1. 立川談春
(1984年 - )
活動期間 1984年 -
活動内容 落語家
俳優
所属 落語立川流
公式サイト https://dansyun-tatekawa.com/
主な作品
ルーズヴェルト・ゲーム
下町ロケット
受賞歴
1997年林家彦六賞
2003年:彩の国落語大賞
2004年国立演芸場花形演芸大賞
2008年講談社エッセイ賞(『赤めだか』)
備考
一般社団法人落語立川流副代表(2024年 - )

立川 談春(たてかわ だんしゅん、1966年6月27日 - )は、落語立川流所属の落語家俳優。一般社団法人落語立川流副代表。出囃子は『鞍馬』。

略歴[編集]

人物[編集]

  • 初めて聴いた立川談志の落語が「芝浜」であり、好き嫌いや良否を考えるスキも暇も与えてくれない高座に衝撃を受け、その場で談志への入門を決意する[5]
  • 中学生時代に親に連れて行かれた戸田競艇場で見た加藤峻二に憧れて競艇選手の養成所を目指したが、入所資格の身長170cmを超えていたため断念[6]。噺家となってからも、「競艇ナビゲーター」として競艇中継に度々出演するほか、競艇雑誌、新聞のコラムも執筆している。また、2015年5月の加藤の引退記者会見にはゲストとして現れ、花束を贈呈している[7]
  • かつて、競艇マクールで、競艇選手・関係者にインタビュー・交流する「立川談春師匠の 俺と一緒に飲みに行こうぜ!」を連載していた。
  • 1990年代には弟弟子立川志らく、兄弟子朝寝坊のらく(前名:立川談々)と共に、「立川ボーイズ」として深夜番組『平成名物TV ヨタロー』に出演した。一時期は本名でミュージカルに出演することもあったが、真打昇進を志らくに先を越されてからは一念発起。真打トライアルで演じた『包丁』は「俺より上手かった」と師匠談志に言われたことを談春は著書『赤めだか』に書いている。
  • 福田和也の勧めにより季刊文芸誌『en-taxi』(扶桑社)にて、談志との逸話や前座時代のエピソードを記したエッセイ『談春のセイシュン』を連載(NO.9 - NO.19)。2008年4月20日、『赤めだか』と改題し同社より単行本として刊行された(ISBN 978-4594056155)。
  • 2014年に放送された情熱大陸では「今、最もチケットが取れない落語家」と紹介された[8]
  • 2011年11月の師匠談志の死後、それまでと一転し様々なメディアへの登場機会を増やした。理由としては、談志が亡くなり落語界から大きな広告塔を失われた事が大きいとのことで、弟子である談春は師の志を継承し広く一般に落語を認知させるため、できる限りメディアに出ていくことを心にしたとのこと[9]
  • 笑福亭鶴瓶三浦友和と飲んでいた際に呼び出された事がきっかけで二宮和也とは『赤めだか』がテレビドラマ化される前の2012年4月から面識があった。
  • 国際政治学者の三浦瑠麗と友人である。三浦の夫である三浦清志が逮捕された当日は三浦の事務所を訪れて一緒にウィスキーを飲んでいたと「炎上上等対談(第2回)」(オンライン配信、文藝春秋)で語っている。
  • 既婚。子どもはいない。東京都の井の頭恩賜公園で妻にプロレス技をかけて血まみれにしたことがある[10]

受賞歴[編集]

弟子[編集]

真打[編集]

廃業[編集]

  • 立川はる一
  • 立川春太[11][12]
  • 立川はるく
  • 立川春吾
  • 立川春樹
  • 立川はるか
  • 立川春松
  • 立川春太郎
  • 立川春来
  • 立川ちはる
  • 立川春次郎

噺家が闇夜にコソコソの配信企画では誕生日プレゼントを手渡した弟子に対して「ふざけてんのかテメェ」と怒鳴りながら受け取ったプレゼントを投げつける動画が配信されていた[要出典](現在は配信されていない)。自我のない状態に弟子を置くため、まずプライドを徹底的に叩き壊すと語っている[13]。昇進に厳しい落語立川流の中でも談春一門は特に厳しいとされ、厳格な試験を課す上に以下の条件が設けられている。この基準を満たしたのは立川春吾のみ[注釈 2]

  • 談春門下の前座でいられる期間は入門してから5年間で、それまでに二つ目に上がれなければ破門される。
  • 二ツ目昇進の試験は1度限り。

また、ビートたけしが「立川梅春」を名乗って高座に上がることがある。2015年3月のテレビ番組内において発言したのが発端だが[14]、同月の立川談春三十周年記念落語会(国立演芸場)で客演して以来[15]、実際に名乗っている。

出演[編集]

バラエティ番組[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

テレビアニメ[編集]

劇場アニメ[編集]

ラジオ[編集]

ナレーション[編集]

CM[編集]

  • サントリーBOSS』「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ『老舗』」(2019年9月)[33]

舞台[編集]

オンライン配信[編集]

  • 文蔵組落語会(第3回)- (2020年4月22日、三代目橘家文蔵組・トリプルフィールドネットワーク)
  • 炎上上等対談(第2回)- 立川談春×三浦瑠麗「芝浜と夫婦の情愛」(2023年3月21日、文藝春秋)- ゲスト

作品[編集]

CD[編集]

  • 20年目の収穫祭(2005年7月21日、プライエイド)
『九州吹き戻し』
文七元結
  • 来年3月15日(2006年3月15日、プライエイド)
紺屋高尾
明烏
『父さんとポチ』

ビデオ[編集]

DVD[編集]

著書[編集]

書籍[編集]

解説[編集]

関連書籍[編集]

  • 橘蓮二(写真)吉川潮(文)『高座の七人』(2001年12月、講談社文庫
  • 八木忠栄『落語はライブで聴こう』(2005年9月、新書館)
  • 橋上寿子『恋寄席通い』(2006年7月、現代書林)
  • 瀧口雅仁『平成落語論 - 12人の笑える男』(2009年2月、講談社新書
  • 阿川佐和子『阿川佐和子の会えばドキドキ この人に会いたい7』(2009年11月、文春文庫)
  • 広瀬和生『この落語家をよろしく』(2010年6月、講談社)
  • 立川志らく『立川流鎖国論』(2010年11月、梧桐書院
  • 奥山コーシン『放送作家が教える売れる雑談』(2010年9月、産経新聞出版
  • 立川談志・福田和也石原慎太郎・立川談春『談志 名跡問答』(2012年4月、扶桑社
  • 広瀬和生『噺家のはなし』(2012年5月、小学館)
  • 藤山直樹『落語の国の精神分析』(2012年11月、みすず書房
  • 橘蓮二『カメラを持った前座さん』(2013年8月、ちくま文庫
  • 立川談志『立川談志 東横落語会 CDブック』(2015年3月、小学館
  • さだまさしとゆかいな仲間たち『うらさだ』(2018年10月、小学館)

演じた俳優[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 情熱大陸2008年1月4日OAでも紹介。
  2. ^ こはるに関しては入門してから6年での昇進であり本来は破門が妥当だったが、談春一門の総領弟子としてのまとめ役に鑑み1年の猶予が与えられた。
  3. ^ ナレーションブースにカメラが入っており、放送上は顔を出している。
  4. ^ 親交のあるさだまさしのステージトークネタを、落語家がカヴァーするという作品。

出典[編集]

  1. ^ 小林伸行「一語一会 負ける喧嘩はするな 落語家立川談春さん」『朝日新聞』2023年10月26日、夕刊、4面。
  2. ^ 立川談春 35周年記念公演 ~玉響-tamayura~”. bunkamura. 2019年9月2日閲覧。
  3. ^ 立川談春と柳家三三が「俺たちの円朝を聴け!」牡丹灯籠をリレーで全国ツアー「今やっておくことが必要」”. スポーツ報知 (2022年10月30日). 2023年6月26日閲覧。
  4. ^ 「落語立川流」が一般社団法人に 代表に志の輔 - 中日新聞Web 2024年6月18日
  5. ^ 立川談春『赤めだか』文庫本版 (2015年11月、扶桑社文庫 ISBN 9784594073626 ) pp14 - 20
  6. ^ 『赤めだか』文庫本版 (2015年11月、扶桑社文庫) pp11 - 14
  7. ^ 〝ボート界のレジェンド〟加藤峻二73歳 悔しい引退記者会見「もう少し走りたい気持ある」”. 東スポweb (2015年5月7日). 2018年8月1日閲覧。
  8. ^ 立川談春(落語家): 情熱大陸 - MBSテレビ 2014年12月17日閲覧[リンク切れ]
  9. ^ WONDER VISION : J-WAVE 81.3 FM RADIO - J-WAVE 2014年12月28日閲覧
  10. ^ 「この人の月間日記 妻が血まみれになった」(『文藝春秋』株式会社文藝春秋、 2018年1月号 )
  11. ^ 後に立川春吾(現:ナツノカモ)になった者とは別人。初高座を迎えるはずの当日、家の事情で廃業。
  12. ^ 立川談志+落語立川流一門『増補 談志が死んだ 立川流は誰が継ぐ』dZERO、2013年12月18日、462頁。ISBN 9784844375975 
  13. ^ 「プロフェッショナルに聞く!“生きる力”の育て方」”. 2023年3月7日閲覧。
  14. ^ たけし、落語家になる!?「立川梅春(ばいしゅん)と名乗りたい”. zakzak (2015年3月9日). 2016年2月19日閲覧。
  15. ^ たけしはともかく…芸能界の落語熱に評論家「金は取れない」”. 日刊ゲンダイ (2015年4月7日). 2016年2月19日閲覧。
  16. ^ 株式会社 ジャパネットホールディングス (2023年6月26日). “無料のBS放送局・BSJapanextが21時台ゴールデン帯で毎日ゴルフ番組を放送!帯タイトルは「9じゴル」”. PR TIMES. 2023年7月1日閲覧。
  17. ^ 『下町ロケット』キャスト追加発表 財前部長役・吉川晃司はTBSドラマ初出演”. オリコン (2015年9月17日). 2015年9月22日閲覧。
  18. ^ 金曜ロードSHOW!:天海祐希主演「天才を育てた女房」放送 “孤高の数学者”岡潔を妻目線で描く”. まんたんウェブ (2018年2月23日). 2018年2月23日閲覧。
  19. ^ “【どうする家康】豪華追加キャストを発表 立川談春、田辺誠一、中村勘九郎ら【7人の役柄紹介】”. ORICON NEW (oricon ME). (2022年12月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2258892/full/ 2022年12月1日閲覧。 
  20. ^ 青柳翔、『波よ聞いてくれ』第3話にストーカー役で出演 立川談春が小芝風花の父親役に”. Real Sound|リアルサウンド映画部. blueprint (2023年4月29日). 2023年4月30日閲覧。
  21. ^ 『ブラックペアン シーズン2』第3話ゲスト発表 大御所俳優&人気落語家が登場”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年7月14日). 2024年7月14日閲覧。
  22. ^ “忍者VS侍、マキタスポーツや立川談春が大野智主演「忍びの国」で合戦”. お笑いナタリー. (2016年8月22日). https://natalie.mu/owarai/news/198958 2016年8月22日閲覧。 
  23. ^ 倉科カナが映画版「あいあい傘」で主演、市原隼人、立川談春、原田知世も参加(映画ナタリー)”. 2018年6月27日閲覧。
  24. ^ “萬斎主演で池井戸氏「七つの会議」映画化 香川&及川&愛之助“常連”勢ぞろい”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年5月10日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/05/10/kiji/20180509s00041000430000c.html 2018年5月10日閲覧。 
  25. ^ 津田健次郎「マイホームヒーロー」映画版のラスボスに、Eveが主題歌書き下ろし”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月10日). 2024年1月10日閲覧。
  26. ^ 河合優実、中村獅童、尾上右近、立川談春が映画「八犬伝」に出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年6月18日). 2024年6月18日閲覧。
  27. ^ 松重豊、葛飾北斎役でアニメ声優初挑戦! 原恵一監督作「百日紅」主要キャスト発表”. 映画.com (2015年2月27日). 2015年2月27日閲覧。
  28. ^ “「北極百貨店のコンシェルジュさん」津田健次郎、花澤香菜ら第2弾キャスト14人解禁”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年6月12日). https://natalie.mu/comic/news/528318 2023年6月12日閲覧。 
  29. ^ 第360回 文化放送番組審議会”. 文化放送 (2009年8月14日). 2020年2月2日閲覧。
  30. ^ いずれも尾崎世界観の担当日。2019年4月4日は担当初日、2020年9月22日は担当最終日。
  31. ^ 立川談春、家具屋店主がIKEA創業者を誘拐する映画の予告でナレーション”. お笑いナタリー (2016年2月9日). 2016年2月9日閲覧。
  32. ^ 他地域でも放送決定!さだまさしが生まれた場所で~さようならNBCビデオホール~”. テレビinfomation. NBC長崎放送. 2022年8月1日閲覧。
  33. ^ 立川談春が和菓子職人演じる「BOSS」新CM、跡継ぎ息子役の岡崎体育と“サボる””. お笑いナタリー (2019年8月27日). 2019年8月31日閲覧。
  34. ^ これまでの地人会公演一覧(演劇制作体地人会)”. 2018年6月26日閲覧。
  35. ^ 今田耕司&立川談春:芸人としての共通のルーツ語る「天才がそばにいた」(2012年11月11日、MANTAN WEB)”. 2018年6月26日閲覧。
  36. ^ AVM : 今田耕司×鈴木おさむの舞台シリーズ - 今田の舞活

関連項目[編集]

外部リンク[編集]