明星中学校・高等学校 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
明星中学校・高等学校
明星高校.jpg
過去の名称 明星学校 (1898)
明星商業学校 (1900)
明星工業学校 (1944)
明星商業学校 (1945)
明星中学校 (1946)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人大阪明星学園
校訓 地の塩・世の光
よき明星紳士たれ!
設立年月日 1898年9月1日(明星学校)
11月1日
創立者 ヨゼフ・ウォルフ(マリア会)
共学・別学 男女別学(男子校)
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 27523K
所在地 543-0016
外部リンク 大阪明星学園 大阪明星学園 明星高等学校・明星中学校
Portal.svg ウィキポータル 教育
Project.svg ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

学校法人大阪明星学園が運営する明星中学校・高等学校(めいせいちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Meisei Junior/Senior High School)は、大阪府大阪市天王寺区餌差町にある私立中学校高等学校

東京都にある同名の学校と区別するために「大阪明星中学校」、「大阪明星高等学校」と表記されることが多い。

ミッションスクールで男子校であり、明治から続く学校では現在大阪府で唯一である。

マリア会による日本で3番目の設立で、カトリックを教義とする。

概要[編集]

大阪では明治期に設立された中等教育の学校ではキリスト教主義学校が多くいくつかあるが、ほとんどが女子校であり、現在まで男子校である唯一の学校である。

マリア会(フランス)設立のカトリックによるミッションスクールであり、暁星中学・高校海星中学・高校 (長崎県)札幌光星中学・高校と同じく聖母マリアを示す”星”を中心に据え、本校の屋上には「明星」に学ぶ生徒たちを温かく優しい眼差しで見守る「聖母マリア像」がある。

現在の校地に移転したのは1903年(明治36年)のことである。当初は夜間の外国語学校であり、その後高等小学校を開くが、いずれも生徒が集まらず、商都・大阪という立地を考え、商業学校として再スタートしてからは次第に人気が集まり、校舎が手狭になるほどだったという[1]

かつては野球部が私学7強として有名であり、1963年昭和38年)には第45回全国高等学校野球選手権大会で優勝、以後の10年で5回の夏の甲子園出場を果たしている。サッカー部は大正の創部以来全国大会で準優勝6回を含む連続出場を果たしている。当時は入試でスポーツ推薦枠もあったが、現在は廃止されている。

昭和50年代からは進学校としての道を歩み、東大京大阪大神戸大関関同立に合格している。

2012年度入学生から6ヵ年課程・3ヵ年課程それぞれにコース制を再開。週6日制となっている。

近隣には、高等学校や中高一貫校が多い。現在の校地は、大坂冬の陣・夏の陣の折に真田幸村が構築したとされる大阪城の出城であった真田丸が所在した地の跡地に当たると比定され、現在はそのことを示す顕彰碑が敷地内に設置されている[2][3]

特色[編集]

  • 卒業生は3万人を超える。
  • フランスマリア会を母体としている。
  • 校名は聖母マリア称号の一つである「明けの明星(みょうじょう)」に由来する。校章は、聖母マリアの象徴である「星」を中央に据え、聖母マリアの勝利の「月桂樹」を周りに配したものである。
  • 制服は金ボタン7個の黒詰襟学生服
  • 全教室に「地の塩、世の光」と書かれた文字と絵画が額縁となって飾られている。
  • 授業のベルには「アヴェ・マリア」が流れる。

教育課程[編集]

本校では、履修漏れが無いことが確認済みである。ただし、大学受験に関係の薄い教科・科目の履修は卒業に必要な最低限度に抑えられている。

中学では中2までに数学、英語、国語については中学課程を終わらせる授業を行っている。

2012年から、エスポアールコース・ルミエールコース制、ならびに週5日制による「土曜セミナー」(土曜日開設の希望制補講)を廃止し、6カ年一貫コース(特進コース・英数コース)・3カ年コース(文理選抜コース・文理コース)制にし、週6日制となっている。

設置コース[編集]

  • 6ヵ年コース
    • 特進コース(4クラス)- 最難関国公立を目指すコース
      • 特進選抜(2クラス)- 中2からの編成
      • 特進(2クラス)- 中2からの編成
    • 英数コース(2クラス)- 難関国公立を目指すコース

中1終了時に、習熟度に応じて、特進コースの中でも特進選抜(2クラス)、特進(2クラス)を編成。また、高2まで各学年ごとに特進コース・英数コースの入れ替えが行われる。さらに、高2では、特進選抜・特進・英数からそれぞれ文系・理系に分かれる。ただし、高2終了時にはクラス替えおよびコース入れ替えは行われない。

  • 3ヵ年コース
    • 文理選抜クラス(2クラス)- 最難関国公立を目指すコース
    • 文理クラス(1クラス)- 難関国公立を目指すコース

高1終了時に文理選抜・文理コースの入れ替え、および文理選抜の中から文系選抜・理系選抜が編成される。高2終了時ではクラス替えおよびコース入れ替えは行われない。

部活動[編集]

野球部はかつての私学7強として有名であり、夏の甲子園に合計8回出場しており、特に1963年第45回全国高等学校野球選手権大会では真田重蔵監督の采配の下で優勝している。この当時は、入試においてスポーツ推薦枠もあったが、現在は廃止されている。

2006年度には、ソフトテニス部、2007年度には、陸上競技部、2008年度には、水泳部からインターハイ出場者を輩出した。

文化系部活動は、近年特に活発であり、ディベート部や弁論部などが全国大会へ頻繁に出場している。

沿革[編集]

かつてのコース編成[編集]

2011年度入学生までの編成[編集]

  • 中学校・高等学校(中高6ヵ年課程)
    • エスポアール (Espoir) コース
      • エスポアール - 中2まで6クラス 中3以降4クラス
      • エラン (Elan) - 中3からの編成 2クラス

中3で選抜クラスである「エラン」を選抜する。エラン・エスポアール間の入れ替えは、中2の2学期と高1の2学期の2回行われる「到達度判定試験」の成績に、定期試験の成績を加味して、前学年の3学期末に決定されていた。ただし、高1でもエランの成績不振者とエスポアールの成績上位者を若干数入れ替えていたことはあった。さらに高2では、エラン・エスポアール共に文系クラスと理系クラスに分かれ、以降クラス分けは行われなかった。

  • 高等学校(高校3ヵ年課程)
    • ルミエール (Lumiere) コース
      • 文理クラス(2クラス)
      • 理系選抜クラス(1クラス)

文理クラスは高2で文系クラスと理系クラスに分かれる。同時に理系選抜クラスの成績不振者と文理理系クラスの成績上位者の入れ替えや、志望を文系に変更した理系選抜クラスの生徒の文系クラスへの移動も行われる。理系選抜クラス・文理理系クラス間の入れ替えは、高1の2回に渡って行われる校内実力試験の成績に、定期試験の成績を加味して、高1の3学期末に決定され、以降行われない。

なお、中学校から内部進学した生徒と、高等学校から入学した生徒が同じクラスになることはなかった。ただし、「文理クラス」では従来の特進クラスであるI類のカリキュラムを採用、「理系選抜クラス」ではI類のカリキュラムをベースアップした新カリキュラムを組んでいた。

内部進学者・外部新入生の混成には、内部進学者と外部新入生間での学習進度の違い(大抵の私立中高一貫進学校では、中3終了段階で概ね高1の範囲を履修済み)のため、内部進学者は、外部新入生が学ぶ履修済みの範囲をともに再び学ばねばならず、外部新入生は、内部進学者の学習進度に追いつくために非常に速い授業進度に対応しなくてならないという弊害があった。この完全分離方式は、このような弊害の解決策の一つである。

エスポアールは「希望」、エランは「飛躍」、ルミエールは「光」を、それぞれ意味するフランス語である。

2001年度入学生までの編成[編集]

  • 高等学校(6ヵ年課程・3ヵ年課程)
    • I類
    • II類

I類が選抜クラスである。I類・II類とも高2で文系クラスと理系クラスに分かれる。 ただし、I類理系クラスは、3ヵ年生のみの選抜クラスと、3ヵ年生と6ヵ年生混成のクラスに分かれている。I類理系の選抜クラス以外は、全て6ヵ年生・3ヵ年生混成のクラスである。

  • 中学校(6ヵ年課程)
    • 特進クラス(4クラス)
    • 標準クラス(2クラス)

入試時に、特進クラスと標準クラスを分けて募集していた。2002年に特進クラスに代わりエスポアールコースが設置され、標準クラスが廃止された。高校進学時に、I類・II類に分かれた。

交通[編集]

  • 大阪シティバス(85号系統)清水谷高校前バス停より南へ徒歩約5分
  • JR西日本大阪環状線)・Osaka Metro(長堀鶴見緑地線)玉造駅より徒歩約10分
  • 大阪シティバス(18号系統・73号系統)小橋町バス停より北へ徒歩約10分
  • 大阪シティバス(22号系統)真田山バス停より西へ徒歩約10分
  • 大阪シティバス(62号系統)上本町四丁目バス停より東へ徒歩約10分
  • 近鉄(大阪線・難波線)大阪上本町駅より徒歩約15分
  • Osaka Metro(谷町線・長堀鶴見緑地線)谷町六丁目駅より徒歩約15分

出身者[編集]

政治家[編集]

財界[編集]

法曹[編集]

医師[編集]

  • 手嶋祥一(医療法人手島会総長、トランペット奏者、第一回なにわジャズ大賞受賞)
  • 野村昌作(関西医科大学内科学第一講座・主任教授)
  • 竹村司(近畿大学医学部小児科学講座・主任教授)
  • 肥塚泉(聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科講座・主任教授)

学者[編集]

マスメディア[編集]

芸能人[編集]

文芸[編集]

音楽家[編集]

野球[編集]

※明星中学校卒業後、北陽高等学校進学。

サッカー[編集]

教諭・クラブ指導者(元職も含む)[編集]

姉妹校[編集]

かつて姉妹校関係にあった学校[編集]

参考文献[編集]

  • 2012年度 大阪明星学園 明星中学校・高等学校 入学案内

注釈[編集]

  1. ^ 『2001年 価値のある学校(ラッキースクール)を探そう 関西男子校+共学校』 旺文社2000年7月1日、213頁。ISBN 4-01-008958-X
  2. ^ a b 「真田丸」跡地の学校に顕彰碑 ゆかりの地、大阪PR 朝日新聞 2016年2月1日13時45分配信 2016年11月19日閲覧
  3. ^ a b 「真田丸」の地に顕彰碑 NHK 真田丸ニュース 2016年2月1日配信 2016年11月19日確認

関連項目[編集]

外部リンク[編集]