前橋育英高等学校

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前橋育英高等学校
地図北緯36度22分7.46秒 東経139度3分53.1秒 / 北緯36.3687389度 東経139.064750度 / 36.3687389; 139.064750座標: 北緯36度22分7.46秒 東経139度3分53.1秒 / 北緯36.3687389度 東経139.064750度 / 36.3687389; 139.064750
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人群馬育英学園
理念 正直・純潔・無私・愛
設立年月日 1962年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制(全日制)
単位制(通信制)
設置学科 普通科
保育科(全日制)
総合学科(通信制)
学科内専門コース スポーツ科学コース(普通科)(全日制)
総合学科(通信制)
学期 3学期制(全日制)
2学期制(通信制)
学校コード D110310000020 ウィキデータを編集
高校コード 10510E
所在地 371-0832
群馬県前橋市朝日が丘町13番地
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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前橋育英高等学校(まえばしいくえいこうとうがっこう)は、群馬県前橋市朝日が丘町に所在する私立高等学校。学校法人群馬育英学園が経営し、近くには利根川が流れる。

概要[編集]

県内では「育英」、全国的には「マエイク」の愛称で親しまれている。全日制の高校入試の総募集定員は510名ほどで、全校生徒数はおよそ1500人を超えるマンモス校である[注 1]

体育系の部活動が活発であり、特に男子サッカー部は全国屈指の強豪としてもその名を知られている。近年では硬式野球部も甲子園へ頻繁に出場するなど、高校野球の常連校として飛躍を遂げている。その他にも女子サッカー部や男子バスケ部、柔道部、陸上競技部なども全国屈指の強豪として知られている。

また進学面にも力を入れており、毎年50名前後の国公大学合格者を輩出している。

前橋育英高校を運営する学校法人群馬育英学園は、群馬県高崎市育英大学育英短期大学も設置している[5]

なお、宮城県にある仙台育英学園高等学校兵庫県にある育英高等学校奈良県にある奈良育英高等学校などとは無関係である。

通信制[編集]

建学の精神[編集]

正直・純潔・無私・愛の道義標準に基づく道徳理念を培い、知育・徳育・体育を以って人格の陶冶と錬成をはかり、つねに国際的視野に立って、世界平和と社会の福祉に貢献できる人材の育成を期すること

校歌[編集]

設置学科[編集]

全日制(修業年限 3年制)
  • 普通科
    • I類(特進選抜コース)
    • II類(特進コース)
    • III類(進学コース)
    • IV類(スポーツ科学コース)
    • V類(保育コース)
通信制サテライト校(修業年限 5年制)岡山理科大学附属高等学校のサテライト校。
  • 総合学科
  • 服飾デザイン科

沿革[編集]

(沿革節の主要な出典は公式サイト[7]

  • 1962年昭和37年) - 創立。普通科。男子のみ。
  • 1970年 - 保育科(女子)を新設。
  • 1976年 - 普通科に体育コース(男子)を新設。
  • 1983年 - 英語科を新設(女子)。本校組織を男子部(普通科)、女子部(保育科・英語科)とする。
  • 1984年 - 普通科体育コースを体育科(男子)に改組。
  • 1994年平成6年) - 普通科を男女共学とする。
  • 1999年 - 英語科を募集停止。普通科を定員増。
  • 2009年 - 体育科を募集停止。普通科スポーツ科学コースを新設。

部活動[編集]

サッカー部・陸上競技部・柔道部・硬式野球部・バスケットボール部(以上男子)、サッカー部・陸上競技部・柔道部・ソフトボール部(以上女子)が強化指定クラブに指定されている。

男子サッカー部[編集]

前述の通りサッカー部は全国大会の常連であり、選手権優勝1回、準優勝2回、四強4回の実績を誇る強豪。山口素弘松田直樹細貝萌らをはじめ70名以上のプロサッカー選手を輩出している[8]。別校地にサッカー高崎グラウンドと呼ばれる練習場があり[9]、部の練習場に留まらずU-18の公式戦[10] やJ2ザスパクサツ群馬の練習場などにも利用されている[11]

硬式野球部[編集]

近年になってからは、群馬県の高校野球を代表する強豪校として知られている。 2013年に高橋光成らを擁しての夏の甲子園では初出場で初優勝という快挙を達成し、2021年には史上初となる夏の県予選5連覇という偉業を成し遂げた。荒井直樹監督が社会人野球のいすゞ自動車硬式野球部(2002年をもって活動休止)でプレーしていたことから、ユニフォームは同社の硬式野球部のデザインを流用したものが使われている[13]

男子バスケ部[編集]

冬の選手権の出場回数は16度を数え、冬夏通算4度の8強入りを果たすなど関東屈指の強豪としても知られる。OBには、現在信州に所属してる熊谷航らがいる。

陸上競技部[編集]

群馬県内で屈指の強豪としても知られ、令和3年の学校対抗では10年連続15度の優勝に輝いた。 どの競技も高い実績を残しているが、特に棒高跳びでは毎年全国での上位進出が目立っている。

女子サッカー部[編集]

関東屈指の強豪として知られ、平成30年度のインターハイでは四強入りを果たした。

騒動・不祥事[編集]

  • 前橋育英高校男子バスケットボール部の当時の監督が2013年4月から8月にかけて複数の部員に暴力を振るっていたとして、学校法人群馬育英学園は2014年3月、元監督に90日間の停職処分を下した[14]

著名な出身者[編集]

サッカー[編集]

野球[編集]

バスケットボール[編集]

陸上[編集]

格闘技[編集]

その他のスポーツ[編集]

芸能[編集]

その他の出身者[編集]

著名な教職員・関係者[編集]

系列校[編集]

学校法人群馬育英学園
学校法人群馬英数学舘(姉妹法人)
学校法人中村学園(姉妹法人)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 県内の私立高校で全日制の高校入試の総募集定員が500名ほどの高校には、前橋育英高校のほかに、東京農業大学第二高等学校(募集定員520人)[1]高崎商科大学附属高等学校(募集定員500人)[2]高崎健康福祉大学高崎高等学校(募集定員460人)[3]桐生第一高等学校(募集定員500人)[4]などが存在する。

出典[編集]

  1. ^ 【完成版】2024年度_生徒募集要項.pdf” (PDF). www.nodai-2-h.ed.jp. 東京農業大学第二高等学校. 2024年1月12日閲覧。
  2. ^ 入試概要 2024年度”. www.tuc-hs.ed.jp. 高崎商科大学附属高等学校. 2024年1月12日閲覧。
  3. ^ 2024年度生徒募集要項”. www.tuhw-h.ed.jp. 高崎健康福祉大学高崎高等学校. 2024年1月12日閲覧。
  4. ^ 受験生の方へ 2024年度入試案内”. www.kiriichi.ac.jp. 桐生第一高等学校. 2024年1月12日閲覧。
  5. ^ 学園設置校|群馬育英学園”. www.ikuei-g.ac.jp. 群馬育英学園. 2024年1月17日閲覧。
  6. ^ 学習内容、キャンパスライフ、入試情報、部活動等を紹介する前橋育英高校学校ウェブサイトです。”. maebashiikuei-h.ed.jp. 2022年3月12日閲覧。
  7. ^ 校歌・沿革”. 前橋育英高等学校. 2019年7月27日閲覧。
  8. ^ http://mikuei-dousoukai.com/clubob/soccer/ (PDF)
  9. ^ http://www.maebashiikuei-h.ed.jp/life/club_sport/img/h25_succer_0725.pdf (PDF)
  10. ^ 関東大会 2種関連大会” (PDF). 群馬県サッカー協会. 2014年3月23日閲覧。
  11. ^ ザスパクサツ群馬「試合会場・練習会場の案内」” (PDF). ザスパクサツ群馬オフィシャルファンクラブ. 2014年3月23日閲覧。
  12. ^ “前橋育英が初優勝 全国高校サッカー(写真=共同)” (日本語). 日本経済新聞 電子版. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25433700Y8A100C1000000/ 2018年7月31日閲覧。 
  13. ^ 荒井監督「いすゞ時代の意志受け継ぐ」 ユニホームに感謝の思い スポニチアネックス 2013年8月24日 2016年5月26日閲覧
  14. ^ 前橋育英バスケ部元監督が暴力”. 産経ニュース. 産経デジタル (2014年8月2日). 2023年1月11日閲覧。
  15. ^ a b c 群馬育英学園”. www.ikuei-g.ac.jp. 学校法人群馬育英学園. 2024年1月11日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]