テゲバジャーロ宮崎
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テゲバジャーロ宮崎 | |
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原語表記 | テゲバジャーロ宮崎 |
呼称 | テゲバジャーロ宮崎 |
愛称 |
テゲバジャーロ テゲバ |
クラブカラー |
白[1] ピンク[1] |
創設年 | 1965年 |
所属リーグ | 日本フットボールリーグ |
クラブライセンス | (未承認) |
ホームタウン | 宮崎県宮崎市、児湯郡新富町 |
ホームスタジアム |
KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場[1] 小林総合運動公園陸上競技場[1] 都農町藤見総合運動公園陸上競技場[1] 串間市総合運動公園陸上競技場[1] |
収容人数 |
15,000(延岡西階) 20,000(ハイビ陸) 3,300(宮崎小林) 1,000(都農) 940(宮崎串間) |
運営法人 | 株式会社テゲバジャーロ宮崎 |
代表者 |
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監督 |
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公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒889-1605 宮崎県宮崎市清武町加納乙463番地13 智建ビル307号 |
設立 | 2015年3月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9350001013305 |
事業内容 | サッカークラブの運営 |
代表者 | 柳田和洋 |
外部リンク | https://www.tegevajaro.com/ |
テゲバジャーロ宮崎 (テゲバジャーロみやざき、Tegevajaro Miyazaki) は、宮崎県宮崎市、児湯郡新富町を本拠地とするサッカークラブである。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つである。
目次
概要[編集]
1965年に創設された「門川クラブ」が前身[2]。2004年に「Andiamo門川1965」へ、2007年に「MSU FC」(Miyazaki Sportsman Unitedの略称)へチーム名を各々変更した[3][4]。
2015年、クラブ名を現在の「テゲバジャーロ宮崎」に変更[2][5]。チーム名の「テゲバジャーロ」は宮崎弁で「すごい」という意味の「てげ」、スペイン語のvaca (牛の意味) およびpájaro (鳥の意味) を組み合わせた造語である[2]。エンブレムには「宮崎牛」(左上)「輝く太陽」(右上)「宮崎神宮の鳥居」(左下)「みやざき地頭鶏」(右下)が描かれる。
歴史[編集]
前史[編集]
2003年に宮崎県サッカーリーグへ昇格。2008年に宮崎県リーグ1部で初優勝。2009年に宮崎県リーグ1部を2年連続で優勝、九州各県リーグ決勝大会で準優勝の成績を収めた。また、2009年8月3日に運営法人となる特定非営利活動法人MSUが認証された[6]。2010年に九州サッカーリーグへ昇格した。
2012年に入れ替え戦で中津クラブに敗れ、宮崎県リーグ1部へ降格。2013年の九州各県リーグ決勝大会で準優勝の成績を収め、2014年から九州リーグへ再昇格した[2]。
2014年 - 2017年(九州リーグ)[編集]
2015年1月20日、クラブ名を現在の「テゲバジャーロ宮崎」に変更し、2017年にJ3リーグ参入を目標にすることを発表した[2][7]。また、クラブの運営法人が、2015年3月に設立された『株式会社テゲバジャーロ宮崎』に変更された[1]。
2017年、Jリーグ監督最多出場記録を持つ石崎信弘が監督に就任。同年2月28日に行われた記者会見では、「1年で(アマチュア最高峰の)JFLに昇格できるチームにし、その先のJリーグを目指して一丸となって頑張る」と決意を述べた。またこの記者会見で、赤ベースであったチームカラーとエンブレムを、今季のスローガン「真摯」を象徴し、県民に親しまれる色とした白へ変更した[8][9]。3月3日には、磐田を退団した元日本代表のFW森島康仁と、岐阜を退団したDF高地系治の加入が発表された。九州サッカーリーグでは、第9節から12連勝し、20戦18勝1PK勝1敗の圧倒的成績で優勝。その後、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017に出場し、Cグループで3勝し1位で決勝ラウンドに進出。初戦のコバルトーレ女川戦では、PK負けを喫したものの、続く2試合を1勝1PK勝で決め、女川に次ぐ2位となったことで、12月6日、2018年度JFLへの昇格が認められた[10]。
2017年シーズンのオフには、リーグ戦、そして全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017での戦いを牽引してきた森島康仁、髙地系治らの契約満了による退団が発表された[11][12]。
2018年 - (JFL)[編集]
2018年[編集]
シーズン開幕前には、神戸から田中英雄が加入[13]。JFLで戦うための体制を整えたが、開幕以降、勝ち星を重ねることができず、13試合を終えて2勝11敗でリーグ最下位と成績不振が続いた。シーズン途中で石崎の監督退任を発表[14]。後任にはヘッドコーチを務めていた倉石圭二が就任した[15]。1stステージは結局3勝12敗で最下位だったものの、徐々に復調し、2ndステージでは6勝5分4敗で9位、年間通算成績は勝点32で9勝5分16敗となり、16チーム中12位で1年目を終えた[16]。
シーズン終了後には、J3参入に向け「百年構想クラブ」の申請に向けた申請書類を提出。その後は、ホームタウンやクラブなどがJリーグからのヒアリングを受ける[17][18]。
2019年[編集]
2月19日、Jリーグ百年構想クラブに認定された[19][20]。
7月1日、2020年J3リーグ加盟へ向けたJ3リーグライセンスを申請したが、新富町の新スタジアム計画(後述)が遅れており、2020年シーズン開幕までに間に合わないことから、9月5日にJリーグに対し、J3ライセンスの申請取り下げを行った[21]。
戦績[編集]
Andiamo門川1965/MSU FC[編集]
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
2006 | 宮崎県2部 | 5位 | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 21 | 27 | -6 | |
2007 | 2位 | 16 | 7 | 5 | 1 | 1 | 27 | 10 | 17 | ||
2008 | 宮崎県1部 | 優勝 | 20 | 8 | 6 | 2 | 0 | 39 | 8 | 31 | |
2009 | 優勝 | 22 | 8 | 7 | 1 | 0 | 45 | 8 | 37 | ||
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | PK負 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
2010 | 九州 | 7位 | 16 | 16 | 3 | 3 | 1 | 9 | 30 | 56 | -26 |
2011 | 9位 | 12 | 18 | 2 | 3 | 0 | 13 | 20 | 82 | -62 | |
2012 | 9位 | 11 | 18 | 3 | 0 | 2 | 13 | 21 | 61 | -40 | |
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
2013 | 宮崎県1部 | 優勝 | 25 | 9 | 8 | 1 | 0 | 38 | 11 | 27 | |
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | PK負 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 |
2014 | 九州 | 7位 | 17 | 18 | 3 | 3 | 2 | 10 | 23 | 54 | -31 |
テゲバジャーロ宮崎[編集]
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | PK負 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 天皇杯 | 監督 |
2015 | 九州 | 2位 | 41 | 18 | 11 | 4 | 0 | 3 | 47 | 13 | 34 | 県予選敗退 | 柳田和洋 |
2016 | 2位 | 22 | 9 | 7 | 0 | 1 | 1 | 26 | 5 | 21 | 山口直大 | ||
2017 | 優勝 | 56 | 20 | 18 | 1 | 0 | 1 | 70 | 12 | 58 | 石崎信弘 | ||
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | 天皇杯 | 監督 | |
2018 | JFL | 12位 | 32 | 30 | 9 | 5 | 16 | 43 | 60 | -17 | 2回戦敗退 | 石崎信弘(-6月) 倉石圭二(6月-) | |
2019 | 位 | 30 | 倉石圭二 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
個人[編集]
- 九州サッカーリーグ MVP
- 森島康仁:2017年
- 九州サッカーリーグ 得点王
- 森島康仁:2017年
スタジアム[編集]
JFL昇格後のホームゲームを開催するスタジアムは、都農町藤見公園陸上競技場(都農町)、宮崎県総合運動公園陸上競技場(宮崎市 2019年9月まで「KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場」)、宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場(宮崎市)、小林総合運動公園市営陸上競技場(小林市)、延岡市西階総合運動公園陸上競技場(延岡市)、串間市総合運動公園(串間市)と県内全域にわたる。クラブとしては人口の多い宮崎市での開催を増やしたい意向があるが、生目の杜運動公園を管理する宮崎市がJリーグクラブのキャンプ誘致に伴う芝の養生期間の確保を理由に10月以降のフィールド使用を認めていないこともあり、宮崎市での開催が増やしにくい状況にある[22]。2019年シーズンは宮崎市の2会場と延岡の3会場に集約することとしている。
JFL在籍時の主催ホームゲーム会場一覧[編集]
年度 | 新富町 | 県総合陸 | 生目の杜陸 | その他 |
2018年 | - | 3 | 0 | 都農町5 延岡4 小林2 串間1 |
2019年 | - | 6 | 8 | 延岡1 |
(2018・2019年シーズンは新富町新スタジアム建設中)
新スタジアム計画[編集]
2018年9月5日、宮崎市に隣接する児湯郡新富町とクラブとの間で、町内のスタジアム建設について大筋で合意し、新富町が開会中の町議会定例会にスタジアムなどの建設用地の購入費を計上した予算案を提案したことが報じられた[23]。新富町がまちづくり実施計画[24]の中で示した、JR日向新富駅にほど近い新富町三納代(国道10号と県道川床日向新富停車場線の交わる付近)に整備を予定している「地域活性化拠点」の一部として、サッカー場2面を備え、サッカー大会に使用できる「フットボールセンター」の一部としてスタジアムを建設するというもので、ホーム誘致も合わせて行うことで、地域活性化を目指すとしている。町は町議会定例会に、18万3,000平方メートルの用地取得費などを盛り込んだ、5億2,700万円の土地取得特別会計補正予算案を提案した。可決されれば、両者は連携協定を結び、建設計画を進める予定とされている。
同年9月26日、新富町内でのホームスタジアム建設について、同町と連携協定を結んだ[25][26]。町がスタジアムの建設用地を確保し、Jリーグの試合を開催できる5,000人以上を収容できるスタジアムをクラブが全額自己資金で建設するというもので。スタジアムは完成後に町に無償譲渡され、テゲバジャーロ宮崎が指定管理者となる。また町は、Jリーグ昇格に向け、スポンサー企業の確保や観客動員などで支援するというものである。スタジアムの総事業費は約4億円で。2019年度中の着工、2020年の完成を目指している。また、用地取得費などを盛り込んだ関連議案が9月町議会で可決されている。
なお、当初は2020年3月ごろまでに完成し2020年シーズンの供用開始を想定していたが、建設費用の高騰などから着工が遅れており、竣工時期が大幅に遅れる(2020年夏季~秋季完成予定)ことになったことから、申請していた2020年度のJ3ライセンス申請を取り下げている[21]。
ユニフォーム[編集]
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クラブカラー[編集]
- 2017年 : 2017年のスローガン「真摯」を象徴し、県民に親しまれる色として、ホームカラーを白に選び、これまでの赤から変更した。アウェー用は「日本のひなた宮崎県」をイメージし、オレンジ色を基調にした。ゴールキーパー用はホーム用が黄色、アウェー用は青とした[8]。
- 2018年 - 2019年 : Jリーグに向かって、「苦難の道のりは覚悟の上」という意志を表す為、一本線をパンツにまで長く引いたデザインを導入。そして、気持ち(ハート)を大切に、熱く戦って行く!という気持ちを込め、エンブレムを通過する「左胸」に一本線を配置した[27]。
ユニフォームスポンサー[編集]
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | 無し | - | - | |
---|---|---|---|---|
鎖骨 | 宮交シティ | 宮交シティ | 2019年 - | 右側に表記 |
背中上部 | 明光社 | 明光社 | 2018年 - | 2016年 - 2017年は袖 |
背中下部 | 無し | - | - | |
袖 | 宮崎重量機工 | 有限会社 宮崎重量機工 | 2019年 - | |
パンツ | 無し | - | - |
ユニフォームサプライヤー[編集]
歴代ユニフォームスポンサー年表[編集]
年度 | 胸 | 鎖骨 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ | サプライヤー |
2013 | - | 解禁前 | - | 解禁前 | - | - | PENALTY |
2014 | -/ 麺処 村尾 奄美大島 |
コインランドリー どるふぃん | |||||
2015 | BIOMIST for wellbeing JAPAN CO.,LTD. |
コインランドリー どるふぃん |
匠家 TAKUMIYA |
ジャステック株式会社 | |||
2016 | -/ セントラルシネマ宮崎 |
- | 明光社 | 匠家 TAKUMIYA | |||
2017 | - | エモテント宮崎 | コインランドリー どるふぃん | ||||
2018 | - | 明光社 | -/ YK 矢野興業 |
日本の ひなた 宮崎県 | |||
2019 | 宮交シティ | - | 有限会社 宮崎重量機工 | - |
関連項目[編集]
注釈[編集]
- ^ 2006年まではFPがPUMA、GKはPENALTYだった
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j “クラブプロフィール”. テゲバジャーロ宮崎. 2015年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e “テゲバジャーロに改称 サッカー九州リーグのMSU”. 読売新聞西部本社. (2015年1月22日) 2015年2月14日閲覧。
- ^ “MSUの挑戦 (前編)”. 照屋の宮崎スポーツblog(略称:てるスポ). (2009年8月23日) 2015年2月14日閲覧。
- ^ “チーム名称変更!!!”. 公式ブログ. (2007年2月6日) 2015年2月14日閲覧。
- ^ “テゲバジャーロ宮崎に改称 MSU、17年にJ3目指す”. 共同通信. (2015年1月20日) 2015年2月6日閲覧。
- ^ “MSU”. 宮崎県NPOポータルサイト. 2015年2月14日閲覧。
- ^ “テゲバジャーロ宮崎に改称 MSU、17年にJ3目指す”. 共同通信. (2015年1月20日) 2015年2月6日閲覧。
- ^ a b “テゲバジャーロ宮崎、新ユニホーム発表”. 読売新聞. 2017年3月2日閲覧。
- ^ “ユニホーム、エンブレム変更 テゲバ宮崎Jへ一新” (プレスリリース), 宮崎日日新聞, (2017年3月1日) 2017年3月2日閲覧。
- ^ “お知らせ「第20回日本フットボールリーグ 新入会チーム決定!」” (プレスリリース), 日本フットボールリーグ, (2017年12月6日) 2017年12月6日閲覧。
- ^ “森島康仁選手契約満了のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2017年12月24日) 2017年12月25日閲覧。
- ^ “髙地系治選手契約満了のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2017年12月24日) 2017年12月25日閲覧。
- ^ “神戸田中がJFL宮崎に加入「チームのために戦う」” (プレスリリース), 日刊スポーツ, (2018年1月31日) 2018年12月2日閲覧。
- ^ “石崎監督の退任を発表 JFLテゲバ” (プレスリリース), 朝日新聞, (2018年6月23日) 2018年12月2日閲覧。
- ^ “倉石圭二ヘッドコーチ 監督就任のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2018年6月26日) 2018年12月2日閲覧。
- ^ “サッカーJFL県勢今季総括” (プレスリリース), 宮崎日日新聞, (2018年11月23日) 2018年12月2日閲覧。
- ^ “百年構想クラブ申請について” (プレスリリース), 公式サイト, (2018年11月27日) 2016年12月2日閲覧。
- ^ “テゲバJ3参入へ準備 「百年構想クラブ」申請” (プレスリリース), 宮崎日日新聞, (2018年11月28日) 2016年12月2日閲覧。
- ^ “テゲバジャーロ宮崎 Jリーグ百年構想クラブ 認定のお知らせ” (プレスリリース), 公式サイト, (2019年2月19日) 2019年2月19日閲覧。
- ^ “Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2019年2月19日) 2019年2月20日閲覧。
- ^ a b “その他 2020シーズン J3クラブライセンス 申請取下げのお知らせ” (プレスリリース), テゲバジャーロ宮崎, (2019年9月5日) 2019年9月10日閲覧。
- ^ “宮崎にJリーグのクラブを! 立ちはだかる壁とは?” (2019年3月12日). 2019年3月12日閲覧。
- ^ “テゲバ、新富町にホームスタジアム建設へ”. 朝日新聞. (2018年9月7日) 2019年9月29日閲覧。
- ^ “新富町まちづくり実施計画について”. 新富町公式サイト. 2018年11月8日閲覧。
- ^ “【ご報告】新富町におけるスタジアム整備等に関する連携協定調印式について” (プレスリリース), 公式サイト, (2018年9月26日) 2018年11月8日閲覧。
- ^ “JFLテゲバが宮崎にスタジアム建設へ J3参入目指し20年完成予定”. 西日本スポーツ. (2018年9月27日) 2019年9月29日閲覧。
- ^ “2018年ユニフォーム、デザインコンセプトについて” (プレスリリース), 公式サイト 2018年2月1日閲覧。
外部リンク[編集]
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