ザスパクサツ群馬

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ザスパクサツ群馬
原語表記 ザスパクサツ群馬
呼称 ザスパクサツ群馬
愛称 ザスパ
クラブカラー    [1]   [1]
創設年 1995年
所属リーグ 日本プロサッカーリーグ
所属ディビジョン J3リーグ
クラブライセンス J1
ホームタウン 草津町前橋市を中心とする群馬県全県[1]
ホームスタジアム Shikishima rikujo 1.JPG
正田醤油スタジアム群馬[1]
収容人数 15,190[1]
運営法人 株式会社草津温泉フットボールクラブ[1]
代表者 奈良知彦[1]
監督 日本の旗 布啓一郎
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ザスパクサツ群馬(ザスパクサツぐんま、Thespakusatsu Gunma)は、日本吾妻郡草津町前橋市を中心とする群馬県全県をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するサッカークラブである。

概要[編集]

1995年に創設された「東日本サッカーアカデミー」に所属する選手を中心に編成されたリエゾン草津が前身であり、2002年に「ザスパ草津」へ名称を変更。2005年よりJリーグへ加盟、2012年に「ザスパクサツ群馬」へ名称を変更した[1]。ホームスタジアムは正田醤油スタジアム群馬、練習場は前橋市下増田運動場、サンデンフットボールパークなどである(詳細は#スタジアム・練習場を参照)。また、運営会社は株式会社草津温泉フットボールクラブ(2003年2月設立)である[1]

クラブ名は、英語で温泉を意味する「スパ(spa)」とチーム誕生の地である草津温泉に由来する[1]。クラブマスコットは、2002年に誕生した湯友(ゆうと)である[1][2]。エンブレムは草津町の「前口諏訪神社」にて行なわれる伝統行事「前口の獅子舞」をモチーフにしている[2]

歴史[編集]

1995年 - 2004年[編集]

1995年に専修学校の東日本サッカーアカデミーに所属する選手を中心として編成された「リエゾン草津」が前身となる。選手の育成や将来のJリーグ加盟を目的としながら群馬県社会人サッカーリーグに所属していた[3]

1999年に同アカデミーが閉鎖され、選手が4名へ減少したが、地元サッカークラブの協力を得てチームは存続[3]。また、選手が草津温泉宿泊施設などでアルバイトの斡旋提供を受けて働きながら練習を続けた[2]

2002年、「ザスパ草津」へ名称を変更[1]。2003年2月、運営法人となる株式会社草津温泉フットボールクラブを設立[1] し、指導者として元モンテディオ山形監督の植木繁晴を招き、元日本代表のGK小島伸幸、元鹿島アントラーズDF奥野僚右らを獲得。選手が働いて得た収入をクラブ運営費に充てた。関東社会人サッカー大会で準優勝して関東サッカーリーグ2部へ昇格した。

2003年、関東リーグ2部で優勝。また、「Jリーグ加盟を標榜するクラブに対する優遇措置」の適用を受けて出場した第27回全国地域サッカーリーグ決勝大会も優勝[3] した。また、天皇杯に初出場したが、1回戦で市立船橋高校に敗れた。

2004年は日本フットボールリーグ(JFL)に参加して年間順位は3位。また、Jリーグ加盟を申請しており、12月6日のJリーグ臨時理事会でJリーグ入会が承認された[4]第84回天皇杯は、セレッソ大阪、同年のJリーグ年間王者である横浜FMに勝利して、ベスト8へ進出した。

2005年 - 2012年[編集]

2005年より手塚聡が監督に就任した。J2初勝利は同年4月2日、同じく昇格組の徳島ヴォルティス戦だった。3月5日の開幕後、初勝利まで約1カ月、5戦を要した[5]。昇格初年度は最下位、植木が監督に再任した2006年、2007年も下位に低迷し、2005年後半には経営問題が浮上した(詳細は#2005年の経営問題を参照)。この間、リエゾン草津時代から在籍していた堺陽二が2006年にクラブを離れ、肺がんを患っていた社長兼GMの大西忠生が同年6月に死去した。

2008年まで植木が監督を務め、2009年は佐野達、2010年からの3年間は副島博志が指揮を執った。2008年は一時期昇格争いに絡む時期もあったが、高田保則が離脱した終盤に失速した[6]。この間の最高成績は2008年、2011年の9位で、最多勝ち点は2011年の57。前述の高田のほか、中盤では熊林親吾松下裕樹、FWでは都倉賢らが活躍した。都倉は2009年シーズンにリーグ2位となる23得点を挙げた。

2013年 -[編集]

2013年
このシーズンからクラブ名称をザスパクサツ群馬へ変更(詳細後述)。副島の後任監督には秋葉忠宏が就任した。松下や熊林といった主力を放出したチームは、新加入の平繁龍一を中心にリーグを戦うも、残留争いから抜け出せずに20位でシーズンを終えた[7]。2014年度Jリーグライセンス審査では、正田醤油スタジアムの観客席増席工事・大型映像装置設置工事・諸室改修工事が決定したことによってJ1ライセンスの交付が決定したものの[8]、同時に債務超過かつ3期連続の赤字となった経営状況に対して是正通達が出された[9]
2014年
チームスローガン:「ひとつになって
2月24日の臨時株主総会で経営陣が刷新され、都丸晃が新社長に、図南サッカークラブ代表の菅原宏が取締役に就任。
秋葉体制2年目のシーズンはリーグ戦18位の成績。天皇杯では4回戦で名古屋に敗れた。シーズン終了後、秋葉が退任。
2015年
チームスローガン: 「無我夢中
前橋市出身の服部浩紀が監督に就任。GK岩丸史也、DF金沢浄、DF黄大俊が引退。FWエデルとFW青木孝太との契約を満了。DF瀬川和樹山形へ、FWダニエル・ロビーニョ京都へ、FW平繁龍一とDFクォン・ハンジン熊本へ、MF加藤弘堅北九州へ、MF永田亮太讃岐へ、GK内藤圭佑町田へ、いずれも完全移籍。MF宮崎泰右が期限付き移籍期間満了で大宮に復帰した。
一方、MF松下裕樹横浜FCから3シーズンぶりに復帰加入(完全移籍)したほか、湘南からGK鈴木雄太とMF吉濱遼平、山形からDF小林亮、JFL・栃木UからDF川島將関西1部和歌山から元日本代表FW永井雄一郎をいずれも完全移籍で獲得。MFアクレイソン・MFオリベイラ・FWタンケブラジル人3人とFW大岩亮太(秀岳館高)、FW小牟田洋佑(駒澤大)、DF川岸祐輔(駒澤大)、MF江坂任流通経済大)が新加入したほか、ザスパ草津チャレンジャーズからDF小林誠が加入(昇格)した。
リーグ戦は17位の成績。天皇杯は1回戦でFC岐阜SECONDに敗れた。
2016年
チームスローガン: 「覚悟
服部体制2年目。
GK北一真、FW野崎桂太、DF小林亮が引退。MF坂井洋平、MFオリベイラ、MFアクレイソン、MFウーゴ、MFユン・ヨンスン、FWタンケが退団、GK富居大樹山形へ、DF小林誠が北信越1部サウルコス福井へ、DF久富良輔藤枝へ、DF有薗真吾が町田へ、DF小柳達司金沢へ、DF夛田凌輔長野へ、MF黄誠秀大分へ、MF江坂任大宮へ完全移籍、MF横山翔平が町田へ、FW大津耀誠が大分へ期限付き移籍、カイケが期限付き移籍期間満了で退団した。
一方で、磐田から高崎市出身のDF坪内秀介、山形からDF舩津徹也タイリーグピチットFCからDF一柳夢吾水戸からDF石川大徳、長野からFW高橋駿太熊本からFW常盤聡を完全移籍で、大宮から前橋市出身のGK清水慶記、DF高瀬優孝を期限付き移籍で獲得。新外国人選手としてMFチアゴ、MFマテウス、MFイム・チョンビン、FWボカを補強、MF山岸祐也流通経済大学)、MF瀬川祐輔明治大学)が新加入した。またアマチュア契約選手としてMF志村駿太(U-18から昇格、伊勢崎市出身)、MF中村駿駒澤大学)の2名が入団したが、その後中村は6月1日付けでプロ契約に移行した。
シーズン開幕直後の3月24日、選手の強化・育成、公式戦での試合経験を積ませる目的[10] によりFW福島遼と今シーズンからアマチュア契約で入団したGK朴昇利JFLFC大阪から移籍)、DF中村俊貴国士舘大学から新入団)の3名を同じ群馬県にホームを持つ関東1部tonan前橋へ完全移籍、またFW大岩亮太と今季から加入した新外国人FWオ・ハンビンを育成型期限付き移籍で群馬県1部tonan前橋サテライトへ移籍した。その後、朴昇利と福島遼は7月に完全移籍でチームに復帰した。また3月31日には、早稲田大学からアマチュア契約で入団したDF八角大智がクラブと本人の協議の結果、契約を解除した。
シーズン中には、MFチアゴ、FWボカが退団、DF石川大徳が相模原へ期限付き移籍、さらにDF川島將藤枝に期限付き移籍したが、鳥栖からFW平秀斗、長野からMFパク・ゴン神戸からFW田代容輔を育成型期限付き移籍で獲得、退団した外国人選手の代わりにFWルーカス・ガウショを補強、ザスパ草津チャレンジャーズからDF鵜飼亮多がアマチュア契約で加入した。
開幕2連勝でスタートしたが、第15節の清水戦でJ2ワースト記録となる8点差での敗戦を喫するなど、最終順位は17位。天皇杯では2回戦で山形に敗れた。シーズン終了後に、服部が監督を退任した。
2017年
チームスローガン: 「全力 前に向かって
鳥栖森下仁志が監督に就任。
DF青木良太、FW常盤聡、FW福島遼、相模原へ期限付き移籍をしていたDF石川大徳が現役引退、DF乾大知長崎、MF瀬川祐輔が大宮、MF中村駿が山形、NF吉濱遼平が町田へ完全移籍、DF川島將が期限付き移籍先の藤枝、FW大津耀誠が期限付き移籍先の大分へ完全移籍、FW平秀斗、FW田代容輔が育成型期限付き移籍期間満了、MFイム・チョンビン[11]、FWルーカス・ガウショ、DF鵜飼亮多、町田へ期限付き移籍していたMF横山翔平が契約満了。さらにtonan前橋サテライトへ育成型期限付き移籍していたFWオ・ハンビンは契約満了、FW大岩亮太は退団でチームを去ることになった。
一方で、選手の強化・育成、公式戦での試合経験を積ませる目的で関東2部・tonan前橋へ移籍していたDF中村俊貴が完全移籍で復帰、中村はGK朴昇利とともにアマチュア契約からプロ契約に変更された。また北九州から藤岡市出身のDF市川恵多甲府からFW盛田剛平福岡からDF阿部巧鳥栖からFW岡田翔平ブリオベッカ浦安からMF村田翔を完全移籍で、京都から昨年相模原でプレーしたFW石田雅俊磐田から昨年鳥栖でプレーしたGK牲川歩見を期限付き移籍で獲得、MFパク・ゴンは完全移籍に移行、GK清水慶記、DF高瀬優孝は期限付き移籍期間が延長、DF藤原雅斗(流通経済大学)、MF高井和馬日本体育大学)、MF出岡大輝関西学院大学)が新加入、さらに昨年シーズン途中で町田を退団したMF鈴木崇文が加入した。またアマチュア契約選手としてMF岡庭裕貴東京農業大学)、MF佐藤遵樹専修大学)、MF早坂龍之介(明治大学)、FW小林祐太本庄第一高校)の4名が入団した。
シーズン中には、元韓国代表のFWカン・スイルが入団、松本からDFヨ・ソンヘが完全移籍で加入、代わりに外国人籍枠の関係でFWイ・ガンウを契約解除、今季韓国外国語大学校からアマチュア契約で加入していたGKハン・ホドンが登録抹消(その後、関東2部・tonan前橋へ移籍)となった。また、今季明治大学から新加入したFW岩田拓也が相模原へ育成型期限付き移籍、さらに、FW小牟田洋佑福島へ期限付き移籍した。さらに関東2部・tonan前橋から吉田直矢を完全移籍で獲得した(契約はアマチュア契約)。
しかし、開幕戦で長崎に0-4と大敗し、同節からの6連敗を含むリーグ戦11試合連続未勝利で第1節終了時から最下位が続き、第12節対熊本戦でシーズン初勝利を挙げた後、第14節からの3連勝により順位も第15節終了時には21位、第16・17節では一旦20位まで上げたものの、第17節からリーグ戦で7連敗を含む15試合連続未勝利を記録したことで再び順位は低迷、第18・19節に21位となり、第20節終了時に再び最下位に落ちてからは一度も最下位から脱出できないまま、第37節終了時点でJ3降格圏の21位以下でシーズンを終えることが確定した。またこの試合後にはフロントを批判する横断幕が掲げられ[12]、クラブが声明文を掲載した[13]。第39節終了時には年間最下位が確定、J3で2018年度J2ライセンスを保有しないクラブが上位2位までを占めない限り、次年度J3に降格することが決定した。第40節終了後の11月5日、菅原が同日付でGMを辞任、都丸が後任が確定し次第社長を辞任[14]。また、シーズン終了後に森下が監督を退任した。
12月3日、J3リーグ終了時点で栃木SCが2位に入り、翌年のJ2昇格を決めたことにより、2018年のJ3リーグに降格することが決まった。
2018年
チームスローガン: 「乾坤一擲 stake everything one has
2月1日付で前橋商高サッカー部元監督・育英短期大学特任教授の奈良知彦が社長に就任。また、取締役会長にLPガス販売等を手がけるサンワの会長である遠藤祐司が就任することが決定[15]。強化本部長に熊本のチーム統括本部長・強化本部長だった飯田正吾を招聘。
新監督には元市立船橋高校監督で岡山コーチの布啓一郎が就任。フィジカルコーチのエルシオとトップチームコーチのホチョルが退団し、アカデミーダイレクター兼U-18監督の佐藤正美がトップチームコーチに異動。クラブアドバイザーで前橋育英高等学校校長兼サッカー部監督の山田耕介が強化育成アドバイザーに就任した。
GK鈴木雄太、FW永井雄一郎FIFTY CLUBへ移籍)、MF村田翔栃木Uへ移籍)、FW盛田剛平、MFマテウス、MFパク・ゴン(Kリーグ・富川へ移籍)、FW小林祐太tonan前橋へ移籍)が契約満了で退団。MF山岸祐也岐阜に、FW高井和馬東京Vに、DFヨ・ソンヘが韓国・慶南FCに、DFチェ・ジュンギが韓国・城南FCに、FWカン・スイルがタイ・ラーチャブリーFCにそれぞれ完全移籍。DF高瀬優孝熊本へ完全移籍)、GK牲川歩見、FW石田雅俊(以上沼津へ期限付き移籍)、GK清水慶記秋田へ期限付き移籍)がいずれも期限付き移籍満了となった。またMF佐藤遵樹とMF早坂龍之介は再契約せず退団となった。
一方、讃岐からGK松原修平、岐阜からGK常澤聡、岡山からDF久木田紳吾横浜FCからFW大久保哲哉熊本(前年は富山に期限付き移籍)からFW平繁龍一が完全移籍加入。FW岩田拓也相模原)、FW小牟田洋佑福島)、DF中村俊貴、DF藤原雅斗、MF志村駿太(以上tonan前橋)が期限付き移籍から復帰。山形からMF風間宏希とFW永藤歩が期限付き加入。

チーム名の変更[編集]

2012年4月3日、2013年2月1日から「ザスパクサツ群馬」にチーム名を変更すると発表された。

クラブを運営する株式会社草津温泉フットボールクラブ(草津温泉FC)によると、従来のチーム名だと、チーム発祥の草津町のチームというニュアンスが未だに強く、広く群馬県に愛されるチームを明確にしたいとした。また「ザスパ草津・群馬」にしてしまうと、略称が「ザスパ群馬」と略される可能性があるため、カタカナの「ザスパクサツ」とした[16]

スローガン[編集]

  • 2005年 Impact![17]
  • 2006年 走撃![17]
  • 2007年 進め[17]
  • 2008年 必至 ~戦え!上蹴群騨~[17]
  • 2009年 Get it Dream[17]
  • 2010年 MAX evolution[17]
  • 2011年 跳舞[17]
  • 2012年 龍翔[17]
  • 2013年 新鮮力[17]
  • 2014年 ひとつになって[17]
  • 2015年 無我夢中[17]
  • 2016年 覚悟[17]
  • 2017年 前に向かって全力[17]
  • 2018年 乾坤一擲 stake everything one has[17]

成績[編集]

タイトル・表彰[編集]

リーグ戦
カップ戦他

個人[編集]

日本フットボールリーグ
J2リーグ

スタジアム・練習場[編集]

ホームスタジアムは、正田醤油スタジアム群馬である[1]。なお、過去のホームゲーム開催スタジアムは「当項目」を参照のこと。

練習場は前橋市下増田運動場(前橋フットボールセンター)、サンデンフットボールパーク(2008年3月にスポンサーの1社でもあるサンデン伊勢崎市)のサンデングローバルセンター(旧本社工場)内に開設[18])、敷島公園などである[19]

運営会社[編集]

株式会社草津温泉フットボールクラブ
Kusatsu Onsen Football Club Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 377-1711
群馬県吾妻郡草津町大字草津454-14[20]
設立 2003年2月5日
業種 サービス業
法人番号 7070001024068
事業内容 サッカークラブの運営他
代表者 奈良知彦
資本金 2億5,300万円(2017年1月期)[21]
売上高 5億2,200万円(2017年1月期)[21]
営業利益 ▲3,700万円 (2017年1月期)[21]
経常利益 ▲3,800万円 (2017年1月期)[21]
純利益 ▲3,600万円 (2017年1月期)[21]
純資産 2,100万円 (2017年1月期)[21]
総資産 1億6,600万円 (2017年1月期)[21]
決算期 1月期
関係する人物 菅原宏大西忠生植木繁晴
外部リンク 公式ウェブサイト
特記事項:群馬県前橋市岩神町1丁目2‐1 ヤマダグリーンドーム前橋内に前橋事務所を置いている[20]
テンプレートを表示

クラブ運営会社の株式会社草津温泉フットボールクラブ(以下草津温泉FC)は、2003年2月5日に設立された[1][3]。本社所在地は草津町に置かれているが、現在のフロント業務は前橋市に置かれた事務所で行われている。

草津温泉FCの経営状況は後述の経営問題を発端として恒常的に不安定な状態にあり、2013年までに3期連続の赤字を計上。債務超過額は8700万円(-79.1%の自己資本比率)に上り、2013年のクラブライセンス審査に於いて、クラブライセンス交付第一審機関(FIB)から是正通達を出され、債務超過の解消に向け、(1)今期損益見通し詳細を報告し、Jリーグの指導を受けること(2)2014年度予算編成に際し、Jリーグの事前指導を受けることの2点が言い渡された[9]

2005年の経営問題[編集]

  • 2005年9月17日、草津温泉FCは、草津町より助成金500万円の返還請求を受けた。JFL後期第10節(2004年10月23日、佐川印刷戦)を「草津町本白根第3グランド」で開催するに際して、草津温泉FCと草津町は「観客用の仮設スタンドを購入し、試合後も草津町が無償で使用できる」との協定を結び、草津温泉FCは草津町より補助金を受けたが、草津温泉FCは購入せずにレンタル(即日返却)で対応したことが判明し、左記協約に違反したことが理由である[22]
  • 2005年9月25日、前橋市内の競技場で草津温泉FCが主催したJ2リーグ公式戦14試合の使用料が、施設を所有する群馬県に対して未納であったことが明らかとなった。14試合の内訳は群馬県立敷島公園県営陸上競技場(以下「群馬陸」)開催分6試合(1試合当りの使用料は約100万円)と群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場(以下「群馬サ」)開催分8試合(1試合当りの使用料は約14万円)で、朝日新聞は草津温泉FCの未納総額を700~800万円としている。なお、草津温泉FCは、「未納ではなく、支払う予定があるもの」とコメントした[23]
  • 2005年9月27日、草津温泉FCは、5月及び6月に群馬サで開催された5試合(12節:横浜FC戦、13節:京都戦、15節:水戸戦、17節:甲府戦、18節:湘南戦)について、群馬県に支払うスタジアム使用料の算定根拠となる有料入場者数や広告看板の設置数を群馬県に対して過少に申告していたことを公表した[24]

2005年6月の経理担当社員による内部告発を発端に、上記の不正が次々と明るみになった。不正は社長の賢持宏昭(当時)の指示の下で行われたものとされ[24]、大西忠生GMの要請によって賢持は7月26日に代表取締役を辞任[25]。同年11月20日の臨時株主総会で取締役を解任され、代行の大西が後任社長に就任した[26]。賢持は不正の指示に加え、2004年7月頃から出張費の仮払いおよび商標登録に関する費用として約400万円を着服していた。クラブは賢持の告訴も検討したが、着服金の全額が返還されたことを理由として刑事告訴を見送った[27]

同年10月18日、Jリーグは草津に公式試合安定開催基金の適用第1号として5,000万円を低利融資することを決定。同時に熊地洋二常務理事と財務の専門職員が派遣され、経営再建が図られた[28]。なお、草津温泉FCは「スポーツ振興投票対象試合安定開催特別会計」からの追加融資を加えた総額1億6,000万円を、2008年年1月までに完済。また、草津町からの補助金500万円、および群馬県への使用料等未納金1,730万円余についても、2005年12月までに返還・納付した。

下部組織[編集]

アカデミー[編集]

育成組織(アカデミー)として、U-18、U-15、U-15吾妻、U-12およびU-15レディースを有しており、U-18は2006年4月に発足した。また、小学生を対象としたサッカースクールを3ヶ所(前橋伊勢崎および吾妻・草津)設置している[29]。なお、2012年3月までは草津温泉FCがアカデミーを運営していたが、2012年4月より特定非営利活動法人ザスパスポーツクラブ(2012年2月設立)に業務移管し、同法人が上述のアカデミーを運営している[29]。またザスパスポーツクラブでは年代別に運営カテゴリーを分けており、U-18を「強化部」、U-15(吾妻チームを含む)、U-12とレディースは「育成部」、サッカースクールは「普及部」が運営に当たっている。

セカンドチーム[編集]

ユニフォーム[編集]

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 紺×黄
FP(2nd)
GK(1st) オレンジ オレンジ オレンジ
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

チームカラー[編集]

  •    [1]   [1]

ユニフォームスポンサー[編集]

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
カインズ CAINZ 2010年、2012年、
2014年、2016年、
2018年
2006年 - 2009年、2011年、
2013年、2015年、2017年は背中上部
2011年より奇数年は背中上部
偶数年は胸に掲載
(2004年 - 2011年は「CAINZ HOME」表記)
鎖骨 なし -
背中上部 ベイシア Beisia 2010年、2012年、
2014年、2016年、
2018年
2004年 - 2009年、2011年、
2013年、2015年、2017年は胸
2010年より奇数年は胸
偶数年は背中上部に掲載
背中下部 なし -
グローバルピッグファーム 和豚
もちぶた
2013年 - 2005年 - 2012年はパンツ
パンツ なし -

練習着スポンサー[編集]

ユニフォームサプライの遍歴[編集]

歴代ユニフォームスポンサー年表[編集]

年度 鎖骨 背中上部 背中下部 パンツ サプライヤー
2004 Beisia 解禁前 泉質主義
草津温泉
解禁前 BUNSHINDO UNIQLO
uhlsport(GKのみ)
2005 ITAGAKI 和豚
もちぶた
UNIQLO
2006 CAINZ HOME ITAGAKI Phiten
2007 K'BIX
2008
2009 A-LINE
2010 CAINZ HOME Beisia
2011 Beisia CAINZ HOME
2012 CAINZ Beisia
2013 Beisia CAINZ 和豚
もちぶた
- FINTA
2014 CAINZ Beisia
2015 Beisia CAINZ 三栄商事
2016 CAINZ Beisia - -
2017 Beisia CAINZ
2018 CAINZ - Beisia

応援スタイル[編集]

サポーターは応援に湯揉みを採用している。湯揉みをする女性はゴール裏に伝統的な湯揉みのかすりの着物と姉さんかぶりをまとって登場する[30]

又、Jリーグクラブはリーグ優勝など祝事があった際には水掛け(ウォーターファイト)を行う事が多いが、ザスパでは湯掛けが行われる。Jリーグ昇格決定時には、この湯掛けが選手・スタッフ・サポーター一体となって草津温泉の湯畑で行われた[31]

メディア[編集]

テレビ[編集]

群馬テレビ
  • ニュースeye8 毎週月曜〜金曜20:00〜21:00
    毎週月曜日の「Mスポ」にてザスパの試合結果を放送している。また、不定期に水曜日の「スポーツeye」にて選手が生出演している。
Jリーグ
群馬テレビにて月一回程度、FMぐんまで不定期にホームゲーム中継が放送される。

その他[編集]

  • ザスパ草津へ名称変更した2002年から、J2昇格と天皇杯で活躍した2004年度までの出来事を漫画にした『ザスパ草津 〜夢は枯れない〜』が、2005年週刊少年サンデー24号に掲載された。
  • 2013年10月に窃盗容疑で逮捕(後に起訴猶予処分)され、同年10月22日付で契約解除された後藤涼の社会復帰に向けた支援を当面実施していくことが発表された[32]。同事件に伴い12月3日、Jリーグはクラブに対しけん責(始末書提出)および制裁金100万円の制裁処分が下った[33]
  • アシストパートナーとして、地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」がサポートすることが決まった[34]

決算[編集]

ザスパクサツ群馬の決算は、つぎのとおり。

損益[編集]

年度 収入 広告料 入場料 配分 その他 費用 事業費 人件費 管理費 利益 純利益
2005 518 165 85 109 159 642 443 N.A. N.A. -124 -132
2006 586 256 95 117 118 535 410 160 125 51 32
2007 553 258 87 122 86 525 386 184 139 28 22
2008 544 243 81 124 96 528 394 196 134 16 7
2009 536 221 84 116 115 550 395 182 155 -14 -13
2010 512 216 91 104 101 571 420 187 151 -59 -56
  • 金額の単位: 百万円
  • 人件費は事業費に含まれる。

出典: 各年度のJクラブ決算一覧。 200520062007200820092010

年度 収益 広告料 入場料 配分 育成 その他 費用 人件費 試合 トップ 育成 女子 販売 利益 純利益
2011 562 213 78 93 49 129 598 204 52 108 51 0 183 -36 -24
2012 496 226 80 87 6 97 536 184 54 91 24 0 183 -40 -33
2013 469 217 84 93 4 72 494 163 58 78 9 0 186 -25 -18
2014 555 261 79 90 3 122 480 168 51 74 19 0 168 75 71
2015 548 290 71 81 3 103 534 202 54 81 16 0 181 14 6
  • 金額の単位: 百万円

出典: 各年度のJクラブ決算一覧。 20112012201320142015

年度 収益 広告料 入場料 配分 育成 物販 その他 費用 人件費 試合 トップ 育成 女子 物販 販売 利益 純利益
2016 522 266 75 83 0 33 65 559 228 53 92 16 0 24 146 -37 -38
  • 金額の単位: 百万円

出典: 各年度のJクラブ決算一覧。 2016

資産[編集]

年度 総資産 総負債 純資産 資本金
2005 217 392 -174 107
2006 116 209 -93 157
2007 83 150 -66 159
2008 98 156 -58 159
2009 150 170 -20 186
2010 104 181 -76 185
2011 78 180 -102 185
2012 110 197 -87 208
2013 119 175 -56 234
2014 187 159 28 240
2015 184 145 10 243
2016 166 145 21 253
  • 金額の単位: 百万円

出典: 各年度のJクラブ決算一覧。 200520062007200820092010201120122013201420152016

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q ザスパクサツ群馬”. 日本プロサッカーリーグ. 2018年1月17日閲覧。
  2. ^ a b c チーム名・ロゴ・マスコット”. ザスパクサツ群馬公式サイト. 2013年3月16日閲覧。
  3. ^ a b c d 会社概要・沿革”. ザスパクサツ群馬公式サイト. 2013年3月16日閲覧。
  4. ^ “徳島ヴォルティス、ザスパ草津のJリーグ入会を承認” (プレスリリース), J's GOAL, (2004年12月6日), https://www.jleague.jp/jsgoal_archive/official/detail.php?press_code=00014368 2017年11月7日閲覧。 
  5. ^ 伊藤寿学 (2005年4月2日). “【J2:第5節 草津 vs 徳島 レポート】J2昇格クラブ同士の初対決!草津に初勝利をもたらしたのは、吉本の2分間での2得点”. J's Goal. 2014年1月29日閲覧。
  6. ^ 伊藤寿学 (2009年3月2日). “【開幕直前!36クラブ別戦力分析レポート:草津】”. J's Goal. 2014年1月29日閲覧。
  7. ^ 小澤亮太 (2014年2月16日). “ザスパクサツ群馬、2014補強診断。残留が“目標”は避けたい、2年目の秋葉体制”. フットボールチャンネル. 2014年2月24日閲覧。
  8. ^ “いつも変わらぬ応援をいただいている、『ザスパクサツ群馬』を愛する皆様へ”. ザスパクサツ群馬 オフィシャルサイト. (2013年10月2日). http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2013100201 2013年10月5日閲覧。 
  9. ^ a b “クラブライセンス交付第一審機関(FIB)による 2014シーズン Jリーグクラブライセンスの交付について” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2013年9月30日), https://www.jleague.jp/release/article-00005359/ 2017年12月10日閲覧。 
  10. ^ “【トップチーム】朴昇利選手、中村俊貴選手、福島遼選手、tonan前橋へ移籍のお知らせ”. ザスパクサツ群馬 オフィシャルサイト. (2016年3月24日). http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2016032402 2016年3月25日閲覧。 
  11. ^ 9月に選手登録を抹消されていたが契約は続いていた
  12. ^ J2 : ザスパJ3降格圏確定 ホームでサポーター怒り爆発”. 毎日新聞社 (2017年10月17日). 2017年11月8日閲覧。
  13. ^ “ザスパクサツ群馬を応援してくださる皆様へ”. ザスパクサツ群馬 オフィシャルサイト. (2017年10月21日). http://www.thespa.co.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2017102102 2017年10月21日閲覧。 
  14. ^ “株式会社草津温泉フットボールクラブ 役員の辞任について”. ザスパクサツ群馬 オフィシャルサイト. (2017年11月5日). http://www.thespa.co.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2017110501 2017年11月7日閲覧。 
  15. ^ “ザスパ新社長に奈良氏「1年でJ2復帰めざす」”. 朝日新聞. (2017年12月28日). https://www.asahi.com/articles/ASKDW3C8XKDWUHNB003.html 2017年12月30日閲覧。 
  16. ^ “「ザスパクサツ群馬」に改称 来年2月”. 読売新聞群馬版. (2012年4月4日). オリジナル2012年4月7日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20120407213621/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20120404-OYT8T00012.htm 2013年2月1日閲覧。 
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n ザスパクサツ群馬 クラブスローガン”. ザスパクサツ群馬. 2018年1月19日閲覧。
  18. ^ 2010年度CSR報告書(社会性報告) (PDF) サンデン株式会社 2013年3月18日閲覧
  19. ^ 練習場見学について”. ザスパクサツ群馬. 2017年12月10日閲覧。
  20. ^ a b 代表挨拶・概要・沿革”. ザスパクサツ群馬. 2017年9月18日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g 2016年度(平成28年度)Jクラブ個別情報開示資料”. 日本プロサッカーリーグ. 2017年9月18日閲覧。
  22. ^ 朝日新聞(2005年9月17日)、2013年3月17日閲覧
  23. ^ 朝日新聞(2005年9月25日)、2013年3月17日閲覧
  24. ^ a b 朝日新聞(2005年9月28日)、2013年3月17日閲覧
  25. ^ ザスパ草津・賢持宏昭代表取締役 辞任会見コメント”. J's GOAL (2005年7月30日). 2013年3月18日閲覧。
  26. ^ 役員人事についてのお知らせ”. J's GOAL (2005年11月21日). 2013年3月18日閲覧。
  27. ^ 前社長の刑事告訴見送り J2草津が株主総会”. 共同通信 (2006年4月30日). 2013年3月18日閲覧。
  28. ^ 来季への課題 ザスパ草津この1年”. 読売新聞. 2014年2月25日閲覧。
  29. ^ a b サッカー事業”. NPO法人ザスパスポーツクラブ公式サイト. 2013年3月16日閲覧。
  30. ^ 「湯もみ娘」参加者募集”. ザスパクサツ群馬 オフィシャルサイト. 2014年2月25日閲覧。
  31. ^ “草津ニュースメイルvol.217”. 草津温泉観光協会. (2004年12月13日). http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/newsmail/217.html 2014年2月25日閲覧。 
  32. ^ “弊クラブ所属 後藤 涼 の処分に関して”. ザスパクサツ群馬. (2013年11月12日). http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2013111202 2013年11月12日閲覧。 
  33. ^ “制裁決定について” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2013年12月3日), https://www.jleague.jp/release/article-00005527/ 2017年12月10日閲覧。 
  34. ^ “ザスパクサツ群馬のアシストパートナーに加盟!”. 温泉むすめ. (2017年11月12日). https://onsen-musume.jp/news/2056 2017年11月14日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]