埼玉県立大宮高等学校

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埼玉県立大宮高等学校
Saitama Prefectural Ohmiya Senior High School 1.JPG
過去の名称 成均學薗髙等女學校
埼玉縣大宮髙等女學校
埼玉縣立大宮女子髙等學校
大宮農薗學校
大宮實科工業學校
埼玉縣立大宮第一髙等學校
国公私立の別 公立学校
設置者 埼玉県の旗 埼玉県
設立年月日 1927年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
理数科
学期 2学期制
高校コード 11126A
所在地 330-0834
外部リンク 公式サイト
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埼玉県立大宮高等学校(さいたまけんりつおおみやこうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市大宮区に所在する高等学校。全日制の課程に普通科、理数科を設置している。通称、おおこう(大高)。

概要[編集]

男女共学の公立高校。2003年より2学期制を導入し、2006年からは隔週で土曜授業を実施。2007年には長期休業(夏休み)の短縮・計画的設定により、5日間程度の授業を確保。それにより、合計で約30日(6週間)以上の授業日を確保している。[1]

理数科は理数系科目を重視した専門性の高い授業内容で、医歯薬理工系大学進学に有利なカリキュラムとなっている。国際交流としてはドイツコトブス姉妹校との交換留学制度などが設けられている。

1950年から2009年までの東京大学合格者は83名となっており、県立浦和高校(2407名)、熊谷高校(444名)、浦和第一女子高校(108名)などに次ぐ県内6位であるが、近年は躍進が目立ち、県内公立高校では県立浦和高校に次ぐ合格者を出している。

進路[編集]

今まで東大合格者は一桁だったが、近年躍進し、2010年に初めて二桁となる16名(現役5名)が東大に合格。
それ以降ずっと二桁の合格者を出しており、2011年に16名(現役11名)、2012年に過去最多の17名(現役12名)、2013年に11名(現役3名)、2014年に13名(現役6名)、2015年に10名(現役7名)、2016年に13名(現役6名)が東大に合格。[2]

東工大筑波大千葉大などへも毎年多数合格者を出し、東工大へは2016年に15名(現役9名)合格し、全国7位にランキングされた[3]
筑波大へは2015年に26名(現役23名)合格し、全国4位となった[4]

2016年は国公立大学に195名(現役137名)の合格者を出している[5]

制服、その他[編集]

男子部・女子部時代から継続。男子:金ボタン5個の黒詰襟学生服(標準学生服)、女子:紺のブレザー白ブラウス、学食あり。

沿革[編集]

女子部[6]

  • 1927年 - 財団法人成均学園高等女学校設立
  • 1934年 - 大宮町に移管、埼玉県大宮高等女学校設置認可
  • 1947年 - 埼玉県大宮高等女学校に併設中学校を設立
  • 1948年 - 埼玉県大宮女子高等学校に校名変更
  • 不明 - 校歌制定(作詞:下山懋、作曲:下総皖一

男子部[7]

  • 1929年 - 大宮農園学校設立
  • 1942年 - 財団法人大宮実科工業学校設立
  • 1943年 - 財団法人明道学園工業学校に校名変更
  • 1944年 - 財団法人片倉学園工農学校に校名変更(農業科設置認可)

        大宮農商学校廃止

  • 1946年 - 中学校を併設し、財団法人片倉学園中学校農業学校に校名変更
  • 1948年 - 新制中学創立、片倉学園中学校に校名変更

        新制高等学校創立、片岡学園高等学校に校名変更(農業科廃止)

  • 1949年 - 財団法人片倉学園が大宮市に移管され、大宮市立大宮中学校、埼玉県大宮第一高等学校に校名変更

統合後

  • 1951年 - 埼玉県大宮女子高等学校と埼玉県大宮第一高等学校を統合し、埼玉県立大宮高等学校と校名変更。埼玉県に移管
  • 1971年 - 県移管20周年並びに校舎改築落成記念式典を挙行[8]
  • 1991年 - 理数科を設置
  • 1997年 - 新生徒ホール「やまぼうし会館」竣工
  • 2001年 - 65分授業の導入
  • 2003年 - 2学期制の導入
  • 2005年 - SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定
  • 2006年 - 土曜授業(隔週)の導入。普通教室に冷房を設置
  • 2008年 - 特別教室に冷房を設置
  • 2010年 - 埼玉県教育委員会進学指導重点推進校」に指定。完全共学化。

教育組織[編集]

次の教育組織がある。

  • 全日制の課程
    • 普通科
    • 理数科
  • 高連研
    高等学校連合研究会(高連研)の埼玉県本部事務局が設置されている。

学校行事[編集]

  • オリエンテーションキャンプ
  • 文化祭(大高祭)
  • 体育祭
  • 修学旅行
  • 球技大会(前期期末考査後と後期期末考査後に実施)
  • 強歩大会 体力向上や精神力を養うため毎年実施。かつては男子が行田から西遊馬公園(さいたま市西区)間約33km、女子が鴻巣から西遊馬公園間約23kmであったが、男女とも西遊馬公園をスタート・ゴールとして男子16.5km、女子13.0kmに短縮された。

事故[編集]

2015年10月16日、第36回強歩大会に参加中だった2年生女子生徒(当時17歳)がスタートから約1時間15分後の同日11時45分頃、ゴール手前約1.6キロのゴール手前で倒れ教員による心臓マッサージを受けて心肺停止の状態で病院に搬送。翌17日夜、搬送先の病院にて死亡する事故が起きた(死因は病死)。これを受けて埼玉県教育委員会は同月21日、全県立高校に向けて体育活動等での事故防止徹底を通達した[9][10]

2016年12月26日、生徒の父親ら遺族3人が「学校はAEDの使用が遅れるなど不適切だった」とし、県に対して計約7293万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地方裁判所に起こした[11]
2017年3月24日、原告が損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論がさいたま地裁(針塚遵裁判長)で開かれ、県側は「教職員に過失はない」と請求棄却を求めた[12][13]

部活動[編集]

運動部

文化部

野球部は甲子園に春夏合計で7回出場し、夏にベスト4になったことがある[14]。ボート部や棋道部が全国大会に出場している。

吹奏楽部は、2005年(平成17年)から9年連続で全日本吹奏楽コンクール西関東大会に出場し、9年連続金賞を受賞。2011年(平成23年)には念願の全国大会出場を果たし初出場で銀賞を受賞。また、2010年(平成22年)3月に行なわれた第33回全日本アンサンブルコンテストでは、木管4重奏が全国大会に出場し金賞を受賞している。

生物部は、2011年と2014年にインテル国際学生科学フェア(Intel ISEF)に出場している[15]。また部員が2013年の第24回国際生物学オリンピック日本代表[16]として出場している。

クイズ研究会は、2014年の第34回全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)で埼玉県代表となり、全国大会に出場している。

文学部と漫画研究部は、漫文連合として連携した活動を行っている。

理科系の部活動や理数科の生徒が中心となり、第2、3、4回科学の甲子園全国大会に埼玉県代表[17]として出場している。

小倉百人一首競技かるた部は2014年、第36回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に出場したほか、全国高等学校総合文化祭に県代表を1名派遣している。2015年にも、全国高等学校総合文化祭に県代表を1名派遣している。

校風[編集]

自由・自主創造の校風である。制服は男子は学生服、女子はブレザーである。

その他[編集]

ロケ場所
2007年、Mr.Children結成15周年の5月10日発売のアルバム『B-SIDE』等に収録されている「ひびき」のPVにおいて撮影場所となった。
植樹祭
2008年4月26日、横浜国立大学名誉教授宮脇昭の発案により『植樹祭 〜大宮高校 命の森づくり〜』が実施された。宮脇は当日生徒の指導をし、53種・計3,294本の植樹がなされた。なお、当日日本テレビが取材を行い、後日情報番組『NEWS ZERO』にてその様子が放送された。
クラス編成
沿革に由来する特色として男女別クラスがあった。男子だけのクラス(通称:男クラ)、女子だけのクラス(女クラ)、男女共学のクラス(共クラ)の3種類のクラスが1つの学年に混在していたのである。学年が上がる度に科目・進路選択等の利便性も考慮して共クラが増えることが多々あった。2010年度にこのクラス編成はほぼ廃止となり、2011年度からは、三学年全てのクラスにおいて全面的に共クラとなった。
校章
校章には「やまぼうし」をデザインしたものと「なでしこ」をデザインしたもの(女子の襟章)の2種類がある。以前は女子の校章を象ったブローチがあった。
大高体操
体育の授業や、体育祭等の準備運動として行われる。当初と現在では体操の一部の内容が変わっている。
授業アンケート
7月、12月の最後のテスト終了後に授業アンケートを実施している。これは教師の質を高めるため生徒が意見、要望などを書いて提出するものとなっており、評価カード(マーク式)1枚、アンケート用紙1枚のセットとなっている。2008年度より記名式となった。
校長協会々長校
2006年4月から当時の校長が1年間のみ会長就任した。会長校に就任するのは、浦和高等学校長が最多であり、次いで熊谷高等学校長であった。ほかに浦和第一女子高等学校(4年間)・川越高等学校(1年間)が会長校になった例もある[18]

出身有名人[編集]

交通[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 平成27年度学校案内 埼玉県立大宮高等学校
  2. ^ 学校案内・大学合格実績 埼玉県立大宮高等学校
  3. ^ 【大学受験】東工大に強い高校はあの私立…2016年ランキング リセマム
  4. ^ サンデー毎日2015年3月25日発売号より
  5. ^ 過去3年間の国公立大学合格者数(平成28年4月1日現在) 埼玉県立大宮高等学校
  6. ^ 歴史写真館1 成均女学園昭和6年卒業アルバムより http://www.ohmiya-h.spec.ed.jp/index.php?key=jorzy36c2-508#_508
  7. ^ 歴史写真館4 片倉学園 http://www.ohmiya-h.spec.ed.jp/index.php?key=jo9sm6dqc-508#_508
  8. ^ 歴史写真館2 昭和46年 新校舎落成記念リーフレット http://www.ohmiya-h.spec.ed.jp/index.php?key=jo8n679oo-508#_508
  9. ^ “「強歩」大会で女子生徒死亡 埼玉県立大宮高 小雨で決行、ゴール前で心肺停止”. 産経新聞. (2015年10月27日). http://www.sankei.com/affairs/news/151027/afr1510270008-n1.html 
  10. ^ “「強歩大会」参加、路上で倒れ…高2女子が死亡”. 読売新聞(YOMIURI ONLINE). (2015年10月28日). http://www.yomiuri.co.jp/national/20151028-OYT1T50020.html 
  11. ^ “強歩大会で女子高生死亡 父親ら、県を提訴「AEDの使用遅れ」”. 埼玉新聞. (2016年12月27日). http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/12/27/02.html 2017年1月25日閲覧。 
  12. ^ 強歩大会で女子生徒死亡、遺族が県提訴 県側は争う姿勢「過失ない」 埼玉新聞 2017年3月24日
  13. ^ 県立大宮高「強歩」大会の女子高生死亡訴訟 県側は争う姿勢 産経ニュース 2017年3月25日
  14. ^ 歴史写真館3 野球部の甲子園出場記録 http://www.ohmiya-h.spec.ed.jp/index.php?key=joxg7hniq-508#_508
  15. ^ ISEF情報サイト これまでの派遣者 http://isef.jp/alumni-list.html
  16. ^ 第24回国際生物学オリンピック(IBO2013)スイス大会 http://www.jbo-info.jp/ibo/ibo2013.html
  17. ^ 科学の甲子園 都道府県代表校について https://rikai.jst.go.jp/koushien/selection/index2.html
  18. ^ この節の参考文献『全国教育新聞埼玉版 2006年4月号』・『世界新報埼玉版 2006年4月号』・『埼玉県高等学校教職員名簿』

関連項目[編集]

外部リンク[編集]