クロスゲーム
クロスゲーム | |
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ジャンル | 野球漫画・少年漫画 |
漫画 | |
作者 | あだち充 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
発表号 | 2005年22・23号 - 2010年12号 |
巻数 | 全17巻 |
話数 | 全160話 |
アニメ | |
原作 | あだち充 |
監督 | 関田修 |
シリーズ構成 | 土屋理敬 |
キャラクターデザイン | 近藤優次 |
音楽 | 中川幸太郎 |
アニメーション制作 | SynergySP |
製作 | テレビ東京 小学館集英社プロダクション |
放送局 | テレビ東京系列(TXN)他 |
放送期間 | 2009年4月5日 - 2010年3月28日 |
話数 | 全50話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
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『クロスゲーム』(CROSS GAME)は、あだち充による日本の野球漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載された。
概要
主人公・樹多村光と、その幼馴染である月島家の四姉妹、長女の一葉、次女の若葉、三女の青葉、四女の紅葉を通しての青春を描く野球漫画。第一部「若葉の季節」は小学生時代、第二部は中学生時代から高校3年生の夏の北東京大会二回戦終了までを描く構成になっているが、2008年第43号をもって「第二部完」として休載となり、2009年15号から第三部として再開され、2010年12号で終了。
中等部末期〜高等部初期の内容については、特待生制度・学校の姿勢・監督の方針など、高校野球の暗部を描いた作品であるといえる。
2009年、第54回(平成20年度)小学館漫画賞少年向け部門受賞。同年4月から翌年3月までの1年間、テレビアニメが放送された[1]。
なおタイトルの英語表記は「CROSS GAME」であるが、接戦を意味する野球用語のクロスゲームは「close game」であり、別の語となっている。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
主人公はスポーツ用品店・キタムラスポーツの一人息子である樹多村 光(以下「コウ」と記述)。近所のバッティングセンターを営む月島家(父親と長女・一葉、次女・若葉、三女・青葉、四女・紅葉)とは家族ぐるみの付き合いであり、同い年の若葉とは特に親しかったが、その反面2歳年下の青葉とは犬猿の仲だった。
初めは野球に興味がなかったコウだが、青葉の投球フォームを見て憧れ、人知れずトレーニングを始める。そして小5の夏、若葉が突然の事故で亡くなる。
中学生になったコウは、野球部にこそ所属していなかったがトレーニングは続けていた。そして、小学生の頃から付き合いがあった中西、赤石と共に星秀学園高等部野球部に入部したが、星秀では校長が病に倒れ、校長代理となった教頭が野球部の甲子園出場を掲げ、新たに外部から名監督との呼び声高い大門監督を招聘し、超高校級との呼び声高い東や高い野球センスを持つ三木など、有望な野球留学生を集めるようになっていた。そして、野球部は野球留学生及び選抜テストに合格した部員が「一軍」とされ、以前からの監督である前野と、選抜テスト不合格もしくは受けなかった部員は「二軍」に追いやられる(「プレハブ組」)。大門の下で野球をすることを嫌がったコウたちは、選抜テストを受けなかったためプレハブ組に配属され、前野と共に打倒・大門と甲子園出場を目指して練習を積むが、1年夏の地区予選前の一軍対二軍の試合で惜敗する。
夏休みに入り、一軍は甲子園を目指し北東京大会を戦っていたが、純粋に勝利を目指そうとしない大門の方針に東や三木は反感を抱いていた。一方、プレハブ組は改めて打倒・大門と甲子園出場を目指し、廃校になった小学校で前野から特訓を受ける。そして夏休みも後半になり、校長代理からプレハブ組の解散が命じられると、前野はクビを懸けて一軍との再戦を申し入れる。しかし一軍では、大門の方針に我慢できなくなった三木が他校へ転校し、東は「甲子園への近道を見極めるために」試合出場を拒否する。こうして迎えた試合当日、一軍は大門が目を付けた中学3年生たち、二軍は高校進学前の青葉が助っ人として参戦したその試合で、コウは事前に捕手の赤石と立てていた作戦通りの快投を見せて完封勝利を収める。その結果、一軍野球部が解散となり大門は解任され、大門に集められた一軍の部員たちや教頭は他校へ転校するが、東は星秀に残ってコウたちと甲子園出場を目指す道を選ぶ。
翌春、青葉も高等部野球部に加わるが、女子であるが故に公式戦には出場できない。それでも、青葉は欠かさず練習に出て野球部を鼓舞し、コウがエース、赤石が捕手、中西が3番打者、東が4番打者となった新チームは悲願の甲子園出場を目指す。
登場人物
学年・年齢は第3巻開始時点のもの。第2部開始直後の2巻は1つ下。また、8巻・13巻で1つずつ上に進級する。
主要人物
- 樹多村 光(きたむら こう)
- 声 - 入野自由
- 右投げ右打ち。投手。
- 今作の主人公。通称「コウ」。
- 実家はスポーツ用品店を営んでいる。近所の月島家とは「月島バッティングセンター」の取引相手であるだけでなく家族ぐるみの付き合いをしている。特に同じ日に生まれた次女・若葉とはとても仲がよく、両想いだった。野球はしたことがなかったが、月島家が営むバッティングセンターに幼少のときから通っていたため、直球に対するバッティングだけは上手かった。小学5年生のときに月島家の三女青葉にピッチングで負けてから、その投球フォームに憧れるようになり、若葉の勧めもあって青葉がしているものと同じトレーニングを重ねていた。
- 中等部では野球部に入らなかったが、野球部に所属していた赤石、先輩との対立が原因で野球部を退部していた中西と練習をしていた。高等部では野球部に入部し、彼らともども選抜試験を受けずに二軍扱いである「プレハブ組」に在籍することになった。
- 変化球はいまひとつだが、直球はバントも容易にできないほどの威力。豪速球派だがコントロールも良い。コーチ役である青葉が新しい変化球を教えると1週間でマスターするなど、野球センスは高い。用いる変化球は、青葉に教わったスライダー、カーブ、カットボール、高2の時に竜旺戦で投げたチェンジアップ。青葉のフォームを参考にした力みの無い投球フォームをしている。バッティングは緩急を付けられると簡単に引っかかってしまうものの、「東の次に危険」と言われるほど評価は高い。チーム一の俊足でもある。
- 野球部では東に次いでモテるようで、コウに悪い虫がつかないようにと赤石が「コウは青葉と付き合っている」というデマを流した事もある。しかしバレンタインのチョコは4個しか貰えず、女子の青葉より少なかった(東曰く「まだ付き合っている噂が消えていない」)。
- 青葉とは喧嘩ばかりしているが、実は似たもの同士でお互いの事は誰よりも良く理解しあっている。また、青葉が誰かとデートすることを紅葉から聞き動揺したり、青葉と水輝の相合傘が描かれた張り紙を剥がして捨てるなどの場面も見られる。本人曰く「青葉は寝ている時が一番可愛い」らしい。声帯模写が上手く、料理もこなせる。6月10日生まれ、好物はそば。読書家。
- スポーツ用品店の息子として大口の注文を取るとお小遣いが増えるらしく、スポーツを紹介してはその用具の一括購入まで勧めるという行為もしばしばみられるが、一度被害に遭った中西に止められることが多い。
- 経歴:区立千川北小学校 - 星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 月島 青葉(つきしま あおば)
- 声 - 戸松遥
- 月島家の三女。右投げ右打ち。投手。
- 今作のヒロイン。幼いときから野球が好きで、中等部・高等部では男子に混じって野球部に所属。速球は高等部1年時で約130km/h、加えて変化球も操る本格派投手。投手だけでなくセンターなども務め、走攻守いずれも高い野球センスを持つ。「一軍」との試合にあたって、東以外の打者の弱点を分析した。女子であるためにバッティング練習や練習試合でしか投球させてもらえないので、全力投球は多くは見られない。ピッチングフォームは素晴らしく、青葉のフォームを真似たコウのフォームを見た東に「ヒジを痛めない理想的なフォーム」と言わしめるほど。その実力は学年一の才能とも評価されており、また、女子野球日本代表の1次選考に通るほどである。高校野球の公式戦に出場できない事は理解しているが、それでも他の部員より早く来て練習している。好みの男性は「160km/hのストレートを投げられる男」。自宅に五十嵐亮太に似たポスター[注 1](原作に描かれているポスターには53の表記があるが、実際にヤクルト時代の五十嵐の背番号は53番である)を貼っている。
- 次女若葉のことが好きで「ワカちゃん」と呼んでおり、いつも一緒に遊んでもらおうとしていたが、若葉はコウにベッタリだったためコウを嫌って(?)いる。しかしコウの野球の実力も認めている。(小学生のときから光のことが好きであったと取れるような描写もある)小学生時代の草野球では、実力を垣間見た途端敬遠の死球を与えていた。若葉亡き後、若葉の私物は一切捨てていないようである。
- コウの事を下の名前で呼ぶ事は滅多になく、「アンタ」や「アイツ」、または皮肉を込めて「樹多村先輩」と呼ぶ。
- 性格は男っぽい。コウに対する言動は特にきつく、青葉がコウに「ありがとう」と言った後は、雨が降ったり電車が止まったりと良くないことが起こることが多い。一葉には、「あんた(青葉)とコウちゃんはよく似てる」と何度も言われていて、事実性格や言動がそっくりである。その性格からバレンタインデーにはコウ以上にチョコを貰っていた。
- 容姿の良さから男子に非常にモテるのだが、誰とも付き合ったことはない。自分が魅力的な女性であるという自覚は無く、あかねと東には「自分の魅力に気づけ」といったような事を言われている。制服以外にスカートは持っていないが、扉絵では一度デニムスカートを穿いている。また、水着はピンク色のハイレグ(アニメでは黄色)。料理はかなりヘタなので、喫茶店の店番が青葉一人のときは、常連客はコーヒーしか注文しない。それでもナポリタンはコウに食べさせるためにそれなりに上達している。
- コウが3年生の夏の地区予選・決勝戦の前に青葉に言った3つのウソ「160km/h出す、甲子園に行く、そして青葉が一番好きだ」の内、前者2つをコウが達成したことでコウの気持ちを知り、試合後コウに「ずっと大嫌いだったんだから」という言葉で自身の気持ちを伝えている。ただ、青葉はかなり前から光のことが好きであったという描写もある。
- 靴のサイズは23.5cmで底にマジックで野球のボールのマークを描いている。血液型はB型。
- アニメでは女子野球代表セレクションを受けるも、練習中に東の打球が足に直撃し、入院したため棄権。回復したところで代表監督から特別枠での出場を打診されたが星秀の甲子園行きを見届けるため再度辞退した。
- 経歴:区立千川北小学校 - 星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 月島 若葉(つきしま わかば)
- 声 - 神田朱未
- 月島家の次女。故人(開始当時:小学5年生)。
- 今作のもう一人のヒロイン。コウの幼馴染みで、同じ日に、同じ病院で生まれたこともあってとても仲がよかった。性格は明るく、その容姿から赤石などにも好意を寄せられていたが、本人はコウの部屋に貼った「20歳までの誕生日プレゼント予定表」の最後の欄(20歳でのプレゼント)に「婚約指輪」と書き込むほど、コウに気持ちを寄せていた。コウも彼女を好きだったのだが、小5の夏のキャンプ中に川の深みに足を取られた下級生を助けようとして激流に巻き込まれ、病院で息をひき取った。葬式は夏祭りの日に行われた。若葉亡き後もコウは、若葉が貼った予定表に沿って「プレゼント」を毎年購入し、箱に収めている。そして若葉がコウに贈った目覚まし時計(1個じゃ効果が薄いということで2個)は、今でも使われ続けている。
- 青葉には「コウはその気になれば160km/hの球を投げられる」と言っていたが、「(コウのことを)奪っちゃダメだからね」と言っていたため、青葉にはそれが堪えている様子。生前、七夕の短冊には『コウと青葉が仲良くなりますように』と書いていた。キャンプに行く前日の夜に甲子園で試合をしているコウたちの夢を見たことがコウが本気で野球をするきっかけになった。
- 6月10日生まれ、血液型はAB型。水泳が得意でよくコウや青葉とプールに行っていた。帰り際にいつもコウの頬にキスをしていた。
- アニメでは第1話で故人となり、それ以降は回想シーンで登場する。
- 経歴:区立千川北小学校(他界)
- 滝川 あかね(たきがわ あかね)
- 声 - 神田朱未
- 月島若葉に瓜二つであり、樹多村スポーツの隣に越して来てコウや青葉たちを驚かせる。近所でもそのことで評判。赤石は「幽霊もちゃんと年をとるのかなァ。」、青葉は「死んだ人間も年をとるのかなァ。」と発言していたほど。
- 両親は「そば滝川」を営む。成績優秀で他校の男子から人気あるも、彼氏なし。兄弟姉妹はおらず、青葉のような活発な妹が欲しかったらしい。月島家が経営する喫茶クローバーでアルバイトを始め、そのことがきっかけで青葉ともかなり親しくなっている。小学生時代は病弱で学校を休みがちで、部屋で読書やお絵描きばかりしていたという。美術部所属であり、高2の時には青葉をモデルに、「全国高校野球選手権大会ポスター用原画コンクール」で応募総数1231点の中からグランプリを受賞するなどの腕前。
- 高3夏の星秀野球部が挑む北東京大会決勝戦の日に手術を受けることになるも無事に成功し、その試合を病室のテレビの前で応援していた。
- 趣味でクッションを手作りする。6月25日生まれ、血液型はA型。
- アニメでは秋季戦を一葉、紅葉と共に見に来ており、そこでコウがまねをした青葉のピッチングフォームの写真を見てコンクールの絵を描いた。大晦日の日には年越しソバの注文で店が忙しかったため、見かねたコウに手伝って貰っていた。
- 経歴:聖泉女学園
- 東 雄平(あずま ゆうへい)
- 声 - 櫻井孝宏
- 左投げ左打ち。一塁手。
- 高等部に「野球留学生」として入ってきた。関心のない人物の顔は何度見ても覚えられないが、コウや三島などの実力のある選手の顔と名前はすぐに覚える。コウの能力を高く買っており、一軍が解散してチームメイトが違う学校へ去っていく中唯一星秀に残ったが、成長していくコウと勝負出来ないことも内心後悔しており、三島を羨ましがっていた。高校生としてはトップクラスの実力で、青葉の力をもってしても弱点を見つけられないほど。その長打率は8割を超える。守備も上手く、足も速い。「一軍」の解散により特待生ではなくなったが、コウがいる星秀学園を「甲子園への近道」と選んで残留し、雄平の兄・純平が「アパートが見つかるまで」とコウに頼み込みコウの家に居候することになる。
- バッターとしてのスタイルは、実況アナウンサーによれば「鎧ごと叩き斬る剛剣の迫力」。
- 過去にふざけて階段から落ちそうになった自分を助けようとした兄が、足を踏み外して選手生命を絶たれる大怪我を負ってしまうということがあった。これ以降東は甲子園出場に固執していたが、兄が元気を取り戻してからは野球を楽しむようになった。一軍対プレハブ組の再戦では、どちらが甲子園出場への近道かを計るため、わざと怪我をして出場しなかった。
- 野球部では一番モテているが、本人は青葉に好意を持っており、自分の打球で青葉が骨折した際にわざわざ月島家まで行き荷物を運んだりしている[注 2]。また、バレンタインデー前に「今のところおれがつき合ってもいいと思うのは、おまえくらいだからな。」と青葉に直接伝えている。しかし一方で青葉のコウに対する気持ちにも気付いている。兄の純平と青葉の姉の一葉が結婚した際、青葉とは義兄弟になるが、青葉に対し「義兄弟でも結婚できるよな」と発言している。7月生まれ。アニメ版では5月生まれ。
- 当初は自己中心的なキツい性格をしていたが、コウたちと接していくとともに穏やかになる。また、かつては本塁打を打っても静かだったが、竜旺戦で及川から三塁打を打った際にはガッツポーズを見せている。
- 経歴:星秀学園高等部
星秀学園
野球部
- 赤石 修(あかいし おさむ)
- 声 - 乃村健次
- コウと若葉の幼馴染。酒屋の息子。捕手。
- 若葉のことが好きだったが、コウの存在があり両思いはかなわなかった。小学生のときはガキ大将。
- 小学生時代はリトルリーグに所属していたが、エース投手の座を争った相手に暴力をふるったためチームを去る。コウが初めてプレイした草野球の試合で途中から登板し、100km/h超の速球を投げたがコウにホームランを打たれた。中学校では野球部に入り、3年時にはキャプテンを務めた。
- 喧嘩は中西より強く、あかねに迫ったチンピラを威圧感だけで追い払った事もある。高等部ではコウらと共に野球部へ入部し、選抜試験を受けずプレハブ組となった。捕手になった理由は、若葉が死ぬ前日の夜に甲子園で捕手をやっている赤石の夢を見たことを聞かされたため。あかねが現れてからは、若葉の生き写しであるあかねの事が気になっているが、東曰く「赤石はコウのことが若葉と同じくらい大好き」なためコウとあかねを結び付けようとするも、最終的には周囲の計らいもあり、あかねと親密な関係になった。
- 基本的にポーカーフェイスであるが、不器用で繊細であり、あかねが入院した際にはかなりのスランプに陥っており、それを理解していたコウは試合が終わるまであかねの手術の事を黙っていた。またキャッチャーを始める前から洞察力は高く、コウが運動会で巻いていた鉢巻に書いてあった「頑張れ」が若葉の字だと気付き、若葉にその字を自分のノートに書いてもらい今でも「宝物」として大事に持っている。
- 強肩を持ち前としており、東にもすぐ名前を覚えられている。良いリードをし、バッティングでも三振が少なくないが長打力があるため5番打者を担当。プレハブ組時代や東の不在時には4番を務めた。
- その実力は星秀を見下す大門が「東以外で怪我をして欲しいのは、ピッチャーとキャッチャーぐらい」と発言し、三島と及川も「ウチ(竜旺)のキャッチャーを上回る」と評価するほどである。
- 高3時にはキャプテンを務める。
- 経歴:区立千川北小学校 - 星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 中西 大気(なかにし だいき)
- 声 - 園部好徳
- 三塁手。
- コウとは小学校時代からの同級生で、お揃いのユニフォーム注文などでの腐れ縁。コウに初めて野球を教えた人物でもある。おだてると即その気になるお人好し。
- 中等部では一旦野球部に入るものの、当時の3年生を全員殴り倒し、僅か3ヶ月で退部した。しかし退部後もトレーニングは続けていた。喧嘩は赤石に次いで強い。
- 高等部に進学すると、コウらと共に選抜試験を受けず、プレハブ組となる。小学生の時は捕手だったが、プレハブ組では一塁手をやっていた。しかし東とポジションが重なるため、三塁手にコンバートされた(太り気味のため、5kgの減量を命じられる)。2年生になってからは3番打者を務める(プレハブ組時代は5番)。バッティングは良い方で、長打を打つことも少なくないが、前述のとおり太り気味のため走りは遅く、二塁上で刺されてしまう事もある。
- 経歴:区立千川北小学校 - 星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 千田 圭一郎(せんだ けいいちろう)
- 声 - 岸尾だいすけ
- 遊撃手。
- コウの中学時代からの同級生。中等部では一応エースで4番を務めていた。お調子者の上にナルシストで自分は女子にモテると思っているが、チームのメンバーにすら存在が忘れられがちで、存在感が薄い。当然、東にも名前は覚えてもらえずアニメではその事を根に持っていたが、アニメでは後に名前を覚えられる(ただし青葉との会話でのみで、本人の前ではわざと名前を間違えている)。
- 大門監督のもと一軍で投手をやっていたが、あくまでバッティングピッチャーとしてであった。対プレハブ戦で先発するが2回3失点(被安打3、内2本が本塁打)でクビになり、試合途中からプレハブ組となった。前野監督に遊撃手としての才能を見出され、すぐに試合に出ている。ミート力はあるが大振りが目立ち、先頭打者であるにもかかわらず三振やフライアウトが極端に多い。
- 青葉にホレているが、いつも全く相手にされていない。マネージャーの志堂にはパシリにされていたが、好意をもっている姿もある。
- アニメでは従兄弟の小金沢みどりが登場し、練習に付き合わされることを嫌っている。町内では名前を覚えられていない。
- 経歴:星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 巻原(まきはら)
- 声 - 遠藤大輔
- 三塁手。
- さぼり癖がある、単純な性格の持ち主。中学3年時に気が合わなかった中西に殴り倒されたという因縁がある。実力はあるものの性格が原因でプレハブ組に。一軍対プレハブ組の試合は四番で出場した。試合ではコウの活躍に嫉妬して不真面目にプレーしていた。しかし、試合の終盤からは前野監督の嘘の武勇伝や、「思いっ切り楽しんで来い」という一言により、チームに尽くすようになる。
- アニメでは高校卒業後も野球部を忘れたわけではなく、3年生になったコウたちが夏の北東京大会決勝で竜旺学院と戦う時は、応援に駆けつけている。卒業後、就職していた。
- 経歴:星秀学園中等部 - 星秀学園高等部
- 前野 千太郎(まえの せんたろう)
- 声 - 稲葉実
- 星秀学園高等部の野球部監督。62歳。
- 大門が赴任する前から監督を務めていた。プレハブ組存続のために監督生命をかけて一軍対プレハブ戦を計画。長く監督をやっているため、強豪の野球部にも顔が利き、試合経験の少ないプレハブ組の実力を高めていった。コウたちが入部してくるまではおとなしい監督だったが、対一軍戦のための練習からスパルタ指導になり、結果プレハブ組は勝利を収め、現職監督に復帰した。
- 野球に関する知識は優れており、「勝負に拘る采配をしていれば名将と呼ばれていただろう」と言われるほどだが、野球部としての実績は残していなかった。試合で「よろしく頼む」とサインの意味をなさないサインを出すなど、ややいい加減な部分もある。
- 大久保 博子(おおくぼ ひろこ)
- 声 - 亀岡真美
- 星秀学園高等部野球部のマネージャー。
- プレハブ組出身のふくよかで大柄なマネージャー。あだ名は「デーブ」。打たれて暴れていたコウが、右手を使おうとしたときにそれを止めるなど、よく気が回る。実は帰国子女で祖父は星秀学園理事長だが一軍再戦までそのことを公言してはいなかった。
- 宮 俊男(みや としお)
- 声 - 川上貴史
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が2年生の時3年生で、当時のキャプテン。2番・レフト。
- バントを得意とする。一方でスイングは力不足のようで、前野曰く「去年(2年時)までの宮のスイングなら台風でもない限りフェンスは越えなかった」とのことだが、キャプテンに指名されてからの素振りの量は半端ではなかったらしく、それが功を奏して霧ヶ丘西高戦では本塁打を放った。
- 高田 智史(たかだ さとし)
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が2年生の時の3年生。7番・セカンド。
- 参能戦におけるデータでは「引っ張り専門で三遊間はなし」だったが、偶然にもその試合で三遊間のヒットを放った。
- 森中 渡(もりなか わたる)
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が2年生の時の3年生。8番・センター。
- 岩井 哲(いわい てつ)
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が2年生の時の3年生。9番・ライト。
- 三谷(みたに)
- 声 - 宮崎寛務
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が3年生の時の2年生。2番・センター。
- 都立瀬名高との対戦で三木に星秀打線が封じられていた際、決勝点となる3ランホームランを打った。
- 江原、浜、八代と同様に青葉に好意を持っており、女子故に公式戦に出られない青葉の悔しさを理解していた。また、自分達で決めた成績を試合で残したらデートをする約束を提案していた。
- アニメでは中学時代に江原、浜、八代と共に登場しており、この頃から4人共、青葉に好意を持っていた。
- 江原(えはら)
- 声 - 川上貴史
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が3年生の時の2年生。7番・セカンド。
- 浜(はま)
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が3年生の時の2年生。8番・ライト。
- 八代(やしろ)
- 声 - 金光宣明
- 野球部レギュラーの一人。コウ達が3年生の時の2年生。9番・レフト。
関係者
- 大久保 横道(おおくぼ よこみち)
- 声 - 麦人
- 星秀学園の理事長。
- 大久保博子の祖父。赤石の父親が営んでいる酒屋の常連客でもある。約束事などに対しては非常に頑固な性格。理事長である事には志堂教頭以外気づかなかったことから、あまり顔を表に出していない模様。一軍対プレハブ組の試合ではお忍びで青葉と観戦していたが、監督の座をかけた再戦では一軍とプレハブ組のベンチを行き交っていた。
- 加藤(かとう)
- 星秀学園の校長。病気療養で入院していたが、現場復帰した。入院中、志堂が教頭だった頃は彼を信用していた。
- 糸山 徹(いとやま とおる)
- 声 - 堂坂晃三
- 星秀学園中等部の野球部監督。35歳。
- 青葉や赤石、千田、巻原らに野球を教えた。監督といってもチームへの指示は殆どキャプテンが出している。高等部の大門元監督には頭が上がらなかった。野球を心から愛している青葉に期待している。
生徒
- 志堂 理沙(しどう りさ)
- 声 - 平田裕香
- 星秀学園高等部1年生。元野球部のマネージャー。
- 元校長代理の娘。元一軍のマネージャー。帰国子女である。エリート意識が強くあまり働かない。野球部マネージャーでありながら野球には興味が無く、サイクルヒットをマイケルヒットと言う程知識も乏しい。一軍とプレハブ組再戦の時は夏休み中でヨーロッパ旅行のため不在だった。一軍の試合の敗北後、系列校に転任した元校長代理にはついて行かず、現在はブティックを経営する母親と2人暮らし。両親は離婚調停中という噂がある。親の七光りが無くなった後も態度は変わっていない。その後も野球部に居着いたが、映画『アイドルA』のヒロインのオーディションのため青葉の投球フォームを練習し、配役はヒロインをいじめるマネージャー役ながらオーディションに合格し、あっさり退部した。マネージャーとしての仕事は何一つやっていなかったことは自覚していたものの、3年生の夏の大会前には野球部の活躍を案じていた。
- アニメではオーディションの際青葉に礼を言いに来るなど、原作では語られなかった場面がある。
- 中河 今日子(なかがわ きょうこ)
- 声 - 須藤絵里花
- 星秀学園高等部1年生で、陸上部員。
- 中西のクラスメイトで、中西とはなかなかいい感じの関係。2年生時の夏祭りに中西と共にラムネを買っていた。
転任・転校
- 志堂 英太郎(しどう えいたろう)
- 声 - 斉藤次郎
- 星秀学園の校長代理・教頭。51歳。
- 病気療養中の校長に代わり学校経営をしている。星秀学園を日本全国で名を通じる高校にしたいと思っており、野球部の甲子園出場を果たすため大門を連れてきた。そのため野球部(一軍)に対する費用や待遇は惜しまない。野球は学校と自らの名を広めるための手段と思っており、野球自体に興味はない。「校長代理」と呼ばないと怒る。かつての教員から不正を理事長に告げ口された。一軍対プレハブ組の2戦目で一軍が勝利すれば調査しないとされていたが、一軍は敗戦。その後、星秀学園山奥校に転任(左遷)となった。
- 大門 秀悟(だいもん しゅうご)
- 声 - 古澤徹
- 星秀学園高等部の野球部監督。48歳。
- 元一軍の監督。甲子園での優勝経験を買われ志堂教頭が連れてきた。野球留学生である東らを集め、3年生やコウ達をプレハブ組に追いやった。黒いうわさがありチームとして甲子園には出たもののその後プロで大成した選手はいない。名将とされているが、選手の能力を見抜けなかったり、采配ミスも犯している。これらは自身のミスを決して認めない傲慢さが原因であり、平然と選手を使い潰したり、采配ミスだと暗に指摘したレギュラー選手を試合に出さないなど指導者として問題がある人物。負けた方の監督が解任、という条件だった一軍対プレハブ組の2戦目で敗戦。解任され、新しい雇い主を求めて星秀学園を出て行った。その後、黒駒実業高校野球部の監督になったが、強引な選手集めとプライド任せの采配は変わらず、三木がエースである都立瀬名高校に1-2で負けてしまった。アニメではその後、星秀VS竜旺を中継で観ていた。
- 三木 竜正(みき たつまさ)
- 声 - 宮崎寛務
- 星秀学園高等部1年生。中堅手。
- 高等部に野球留学生として入ってきた。基本的に器用なバッター。球種を問わず外寄りが得意で、追い込まれるまでは内角に手を出さない。プレハブ組との試合中に星秀学園を選んだ事が間違っていたのではないかと不安を感じ始める。夏の地区大会の3回戦で大門監督の指示を無視してファインプレイをした結果、監督のミスを皆に気付かせてしまった。そのため、四回戦からはスタメンを外された。その後、「勝ったら全員で抱き合える野球」を求めて転校した。大門が連れて来た留学生の中でも、野球センスは飛び抜けていて、中学校では4番でエースだった為、外野手としてだけでなく控え投手としても期待されていた。東はその実力を高く買っていたため、三木の転校を惜しんでいた。その後は無名校である都立瀬名高校で12人しかいない野球部に所属し、練習指導までしていたようである。監督は野球好きの教員であり、三木も「野球好きが1番」と言っている。3年生の夏の大会では、エースで4番であった。投手としては、豪腕ではないが、3つの塁とボールカウントをいっぱいに使って相手を打ち取るクレバーなタイプ。大門が率いる黒駒実業高校に勝ち、その後星秀学園と当たり、7回までは0対0で粘ったが、8回に3失点。9回に自身の本塁打で反撃するもこの1安打・1得点に終わり、1-3で敗退。
- 経歴:星秀学園高等部 - 都立瀬名高校
- 岸部 啓介(きしべ けいすけ)
- 声 - 堂坂晃三
- 元星秀学園高等部1年生。遊撃手。
- 高等部に野球留学生として入ってきた。一軍のクリーンアップの一角。スイングの速さはチームでも1・2を争うほど。高目の球が得意で多少コースが外れていても外角球に手を出す。足も速い。中学校では4番でエースだった。東からは「俺が星秀に入ったのは三木、岸辺、神川がいたから」と評価されており、東が出場を拒否したプレハブ組との再戦では4番を務めた。大門監督が解雇されたので後を追って他校へ転校した。
- 経歴:星秀学園高等部 - 転校
- 神川 昇(かみかわ のぼる)
- 声 - 斉藤次郎
- 星秀学園高等部1年生。投手。
- 高等部に野球留学生として入ってきた。完封型ではないが、1試合を2〜3点で抑えられる。武器は緩急を付けた多彩な変化球。東は1年前にあと4〜5km/hは速くなると踏んでいたが、思った程伸びなかった。東によると、神川の変化球は7回を越えるとキレが悪くなるらしく、プレハブ組との試合でも、1戦目では登板して7イニング目、2戦目でも7回から失点している。また、コウへの対抗意識からか無謀に直球勝負を挑んで痛打される場面もあった。大門監督が解雇されたので後を追って他校へ転校した。
- 経歴:星秀学園高等部 - 転校
竜旺学院高校
- 寺田(てらだ)監督
- 声 - 金光宣明
- 野球部監督。名門・竜旺学院を率いる監督。4期連続甲子園に出場、三島らが3年生のセンバツで全国優勝を果たした。
- 青葉曰く「大門監督に比べて憎めない」。
- 三島 敬太郎(みしま けいたろう)
- 声 - 野島健児
- 竜旺学院高校2年生(コウと同学年)。右投げ右打ち。三塁手(2年時の星秀戦では志摩野に代わっての途中出場だったため一塁手)。
- 東がたった一度会っただけで名前を覚えた強打者。東とはシニアリーグで顔見知りである。1年の夏に1年生では唯一、6番・センターで出場し、最初の打席でセンター越えのホームランを打っている。だがその直後・3回の守備で骨折し全治6ヶ月の重傷を負う。そのため、翌年のセンバツには監督が大事を取って出場させていない。その実力の高さから志摩野に煙たがられ、レギュラーには定着しておらず、世間での知名度は低かったが、監督や及川、一部の竜旺の女子など当時から既に三島を評価する者もいた。星秀学園高等部との試合中に骨折して病院送りとなった志摩野に代わって出場、それ以降レギュラーに定着する。楽しくなると口が軽くなる癖があり、上記の試合中、志摩野に挑発ともとれる発言をしたこともある。
- バッティングのタイプは、実況アナウンサーによれば「相手が斬られた事に気付かない名刀の切れ味」。
- UFOキャッチャーが得意。
- 及川 卓郎(おいかわ たくろう)
- 声 - 奈良徹
- 竜旺学院高校2年生(コウと同学年)。右投げ右打ち。投手。
- 竜旺学院高校右のエース。直球は140km/hを超える本格速球派。全く同じフォーム、全く同じ腕の振りで、複数の球種を投げ分ける。クイックで投げてもキレも制球も乱れず、盗む癖もなければ、牽制もうまい。考えた事は遠慮なく口にするタイプであり、監督には、静かな松島と比較されて「おしゃべりエース」と呼ばれるが、試合運びは常に冷静でキャッチャーに「(コウと)スピード競争してみるか?」と水を向けられても「野球やろうぜ」と自分のスタイルに徹する。また三島とは対称的に女子からの人気は低いが、守備陣を信頼して打たせて取る事から、監督やチームメイトからの信頼は厚く、勝利の為ならば敬遠も厭わない姿勢である。地区大会後半からはエース扱いとなる。3年になってからの地区大会決勝戦でコウと対決した際には150km/hをたたき出している。高校に入ってからの被本塁打はゼロだったが、3年次の地区大会決勝ではコウに本塁打を許し、それが決勝点となった。
- 志摩野 忠(しまの ただし)
- 声 - 浜田賢二
- 竜旺学院高校3年生(コウの1学年上)。左投げ左打ち。一塁手。
- 竜旺学院の四番。高校通算50本塁打を超えるスラッガー。スター気取りだが、傲慢な性格で周囲の人気は低い。「シマチュウ」のニックネームで呼ばれている。三島によれば「志摩野さんの野球の才能は高校まで」との事。しかしその経歴に恥じぬ実力はしっかり持ちあわせており、コウの速球をファールとはいえ2連続でホームラン級の当たりで打ち返す等、スラッガーとしての実力は本物であり、東にも名前を覚えられている。星秀学園高等部との試合中に、東の火の出るような当たりを執念のベアハンドキャッチで止めるなど、尋常ではない執念も持ち合わせる。この際に左手を骨折、そのまま病院送りとなり、その後の動向は描かれていない。
- アニメでは従姉妹の志摩野恵がいる。
- 松島(まつしま)
- 声 - 鈴木恭輔
- 竜旺学院高校3年生(コウの1学年上)。左投げ左打ち。投手。
- 竜旺学院高校左のエース。直球は140km/hを超える本格速球派で、冷静沈着なピッチングから「静かなエース」の異名を持つ。キレのいいスライダーを持つ。及川にスタミナ不足を指摘されている。自身で、高めで三振を奪うときはフォームが崩れた証拠と分析する。風貌も投げ方も瓜二つの3歳下の弟がおり、あとを追って入学している。
- 久保 雄二(くぼ ゆうじ)
- 竜旺学院高校1年生。三塁手。
- 野球留学生として高等部から星秀学園に入学。一軍のクリーンアップの一角だが、東には顔を覚えてもらえていない。フルスイングを信条とし、よく脇腹を痛める。有望な中学生の三塁手が見付かったので用無しとされ、プレハブ組との再試合ではその中学生にスタメンを奪われた。大門監督が解雇されたので、強豪である竜旺学院へ転校した。しかし竜旺学院では練習試合にも出してもらえず雑用を押し付けられているが、本人にその自覚はなくプレハブ組を見下していた。
- 経歴:星秀学園高等部(中退)- 竜旺学院高校
月島家
- 月島 清次(つきしま せいじ)
- 声 - 川津泰彦
- 月島家の主。51歳(開始当時:46歳)。
- 「月島バッティングセンター」と「喫茶クローバー」を経営している。幼いころからコウと若葉が仲が良かったため、コウとはかなり親しい仲。基本的にいつも明るい性格である。高校時代はチームの控え捕手として甲子園に行ったことがある。男の子が生まれたら野球選手にするつもりだった。大きな笑い声とイビキが特徴。面倒見が良くお人好し。働き者で娘思い。妻とは若葉が小学校2年生の時に死別しているが、当時は酒を飲むたびに泣いていた。ヘビースモーカーである。
- 月島 一葉(つきしま いちよう)
- 声 - 豊口めぐみ
- 月島家の長女。大学3年生(開始当時:高校1年生)。
- 家庭では、早くに他界した母親の代わりとなっている。高校時代は言葉遣いが悪いところがあったが、それ以降は穏やかになっている。(アニメでは開始当時から大学時の口調であまり変化はない)。しっかり者で料理も上手く、喫茶クローバーはほとんど彼女が手伝っていたが、あかねがアルバイトに来てからは落ち着いている。彼女の作るナポリタンは好評で、看板メニュー。東純平から一目惚れされ、一葉の方からも好意を抱くようになり、結婚に関して「星秀が甲子園に出場すること」などの条件を出してはいるが、結婚する方向で話は進んでいるようで、純平の両親に挨拶に出向いた。
- 妹達やコウから「お姉ちゃん」、「一葉姉ちゃん」、「イチ姉」などと呼ばれている。
- アニメでは最終回のEDで結婚式の描写が挿入され純平と結婚したことが窺える。
- 月島 紅葉(つきしま もみじ)
- 声 - 下屋則子
- 月島家の四女。千川北小学校5年生(開始当時:幼稚園児)。
- 幼いときに母と姉を亡くしているが、とても元気で活発な性格。コウとは仲の良い兄妹の様な関係である。
- 青葉と同様に若葉の事を「ワカちゃん」と呼んでおり、青葉の事は「アオちゃん」と呼ぶ。
- コウとよくキャッチボールをしており、また若葉と同じく水泳が得意。
- 生前の若葉によく似ており、コウは時々見間違える。紅葉に初めて会った赤石も驚いていた。
- 経歴:区立千川北小学校
- 月島 洋子(つきしま ようこ)
- 月島家の四姉妹の母親。故人。
- 開始当時からすでに他界していた(若葉が小学校2年生の時に他界)。月島4姉妹の名前を決めたのは彼女である。あかねの母親と似ている。
- ノモ
- 声 - 野沢雅子
- 月島家の飼い猫。5歳(開始当時:生後6か月)。
- 白黒の模様で首に鈴をつけている猫。物語のマスコット的存在。鳴き声は「み」「なー」。不敵な笑みをする。
- 『いつも美空』に登場した「バケ」に似ている。
- 朝見 水輝(あさみ みずき)
- 声 - 柿原徹也
- 月島姉妹のいとこ。
- 父・勇とともに海外を転々としていたが、本人の「高校生活だけは日本で」との希望により、帰国して月島家に居候している。
- 青葉と同い年で、星秀学園に通う。将来の夢は父親と同じ登山家。非常にモテるのだが、本人は幼い頃から青葉のことが好き。
- コウと青葉の関係を応援したり雄平と青葉を巡って張り合う場面も見られ、コウの悪口ばかり書いてあった青葉の交換日記を勝手に見た事で青葉の気持ちに気付いた節がある。
- コウには本人の前では敬語を使っているが、影では「アイツ」などと呼んでいた。
- 学力は、英語では青葉を上回るものの、それ以外では青葉が上。
- 朝見 菊次(あさみ きくじ)
- 声 - 麻生智久
- 月島家の四姉妹の祖父。勇と洋子の父親。カメラが趣味で、コウや青葉が幼い頃の写真をたくさん撮っている。
- 朝見 とき枝(あさみ ときえ)
- 声 - 野沢雅子
- 月島家の四姉妹の祖母。勇と洋子の母親。
- 朝見 勇(あさみ いさむ)
- 月島家の四姉妹の叔父。洋子の弟。世界的に有名な登山家。どちらかといえば海外で名が知られている。
樹多村家
- 樹多村 健作(きたむら けんさく)
- 声 - 鈴木琢磨
- コウの父親。47歳(開始当時:42歳)。
- キタムラスポーツ用品店を経営している。東京ヤクルトスワローズのファン。
- 樹多村 君江(きたむら きみえ)
- 声 - 氷上恭子
- コウの母親。43歳(開始当時:38歳)。
- 健作の営むキタムラスポーツ用品店を手伝っている。青葉は君江のコロッケをとても気に入っている。
その他
- 東 純平(あずま じゅんぺい)
- 声 - 真殿光昭
- 東雄平の兄。25歳。
- 喫茶クローバー御用達の八百屋に勤務していて、故障気味の軽トラックを使って仕事をしている。弟の雄平とは似ていないと評される。雄平によると今の朗らかな性格になったのは選手生命を絶ってかららしく、本人も高校時代は野球以外の事は何も見えず、チームも自分のワンマンだったと語っている。鷹尾実業高校の元エースで四番であり、高校2年生の時の夏は地区大会準優勝という成績を持つが、春の選抜は不祥事で辞退。プロも注目した高校3年生の時の夏は圧倒的強さで甲子園確実と思われたが、地区大会決勝戦当日の朝に家の階段から落ちそうになった雄平を助けようとして足を踏み外し足の靭帯断裂。甲子園どころか選手生命まで失った悲劇のヒーローとして当時はかなり大きな話題になったらしい。現在はリハビリの甲斐あって日常生活には支障の無い程に回復しているが、走ることは出来ない。雄平が大門に誘われて野球留学生として星秀学園に行くことを反対していた。一葉に一目惚れし、積極的にアプローチを続けては空回りしていたが、やがて交際することになる。交際中の一葉から「星秀が甲子園に行けたら結婚する」という条件を出され、それまで「野球を楽しめ」が口癖だったのにも関わらず、星秀に「必ず甲子園に行け」とまで言う様になった[注 3]。野球部の打撃コーチをして、その指導ぶりは、自らの高校時代の経験と実力を活かしてかなりハードである。
- アニメでは一葉へのプロポーズのシーンがあり、一葉には条件を付けられたが両親に引き合わせるなど話は進んでいる。さらに、最終回EDでは結婚式の描写があり、結婚したことが伺える。
- 車(くるま)
- 東京の地区大会での解説者。本作では、3年次の地区大会決勝で登場。
- 解説者としての力量には疑問符が付き、半ば断言した予想をことごとく外したり、わざとらしく漢字の読みを間違えたり、軽く扱っていた無名選手があとから注目されると「最初から知っていた」などとうそぶくなどの傾向がある。
- 竜旺学院との決勝戦では、試合途中にも関わらず他の解説者に交代させられた(ただしアニメ版では交代していない)。
- アニメ版では、前述のような解説内容で目立つ出番がほとんどなく、声のみの出演となっていた。
- H2でも登場している。
アニメオリジナルキャラクター
- 小金沢 みどり(こがねざわ みどり)
- 声 - 渡辺明乃
- 千田の従兄弟。里見女子高校硬式野球部1年。
- 女子野球部のエースで、昔から男にも野球で負けたことが無いらしい。千田に練習を付き合わせては嫌がられている。千田から青葉のことを聞かされ、青葉に興味を持ち打席勝負を挑むも、あっさり敗北。しかし、バッティングセンスは青葉が認める程の実力を持っている。その後青葉をライバル視しているも、相手にされていない。実力を認め、同じ高校を勧めるも断られる。志堂理沙と気が合わないが、映画のオーディションのためのバッティング練習に協力したことも。女子野球代表セレクションに青葉と受け、補欠で合格。しかし、合宿では一番実力を伸ばしたのではないかと尾崎が青葉に話した。
- 松山 ユキ(まつやま ゆき)
- 声 - 笹本優子
- 里見女子野球部3年で部のキャプテン。捕手。
- 桜花女子大学との練習試合にあたって、当初は部外者である青葉に助っ人を頼むことを快く思っていなかった。しかし試合で意識が変わり、リードの仕方を勉強し直した。女子野球代表セレクションを受けて合格し、代表になる。
- 小島 美奈子(こじま みなこ)
- 声 - 松岡由貴
- 里見女子高校硬式野球部3年。投手。
- 控え目な性格。桜花女子大学との練習試合で意識が変わり、大学に進学しても野球を続けるつもりらしい。女子野球代表セレクションを受けたが一次選考で不合格。
- 尾崎(おざき)
- 声 - 青山桐子
- 女子野球の強豪と言われている桜花女子大の野球部員。右翼手。左投げ・左打ち。
- かなりのバッティングセンスの持ち主。女子野球代表セレクションを受けて合格し、代表になる。
- 沢口(さわぐち)
- 声 - 浅野真澄
- 桜花女子大の女子野球部員。投手。
- プライドの高い性格で、里見女子野球部との練習試合で点差を詰められたことから青葉に対抗心を懐き、結果勝利するも、ライバル視するようになる。女子野球代表セレクションを受けて合格し、代表になる。
- 志摩野 恵(しまの めぐみ)
- 声 - 皆川純子
- 竜旺学院高校野球部志摩野忠の従兄弟。通称「シマケイ」。
- 忠と瓜二つの容姿を持ち、性格も彼と似て自信家。女子野球代表セレクションに参加しており、一次選考にてピッチングマシンでの選考に異議を唱え、青葉と当たり勝り気になっていたが、青葉に三振を喰らう。一次選考は不合格。
テレビアニメ
アニメ概要
2009年4月5日より、テレビ東京系列(TXN)にて放送が開始された。SynergySP制作。
『MÄR -メルヘヴン-』・『ハヤテのごとく!』(第1期)・『絶対可憐チルドレン』と『週刊少年サンデー』原作のアニメが続いた日曜朝10時枠での放送となり、あだち充原作の漫画作品では、『H2』以来13年ぶりのテレビアニメ化となる。
ハイビジョン制作、アナログ(標準画質)放送では16:9レターボックスでの放送。同時ネット局のみ字幕放送も実施。全50話。
基本的に原作通りに進むが、月島若葉が第1話で他界する・月島青葉が女子野球に参加するシーンが明確に描かれたり(原作では「日本代表の一次選考に通過した」と僅かに触れられるのみ)、秋季大会の試合シーンも描かれる(原作では台詞で敗因が語られるのみ)など多少の違いがある。また、原作にある性的シーンや表現がカットされている。
キャストのクレジットでは、2役担当している野沢雅子はノモのみ、神田朱未は月島若葉か滝川あかねのいずれか一方のみを表記している。
第16話(7月19日)から第46話(2月21日)までは「ノモのえかきうた」と「クロスゲームクイズ」が交互にアバンパート前におかれている。
作品が高校野球や女子野球を扱っているためスポンサーにわかさ生活が入っており、青葉が福知山成美女子野球部選手に一球勝負を求める内容のCMが放送されている。また、本編と次回予告の間には野球に打ち込む女子選手を「今日の青葉」として取り上げる「夢見る青葉!」というコーナーが差し込まれる[注 4]。ナレーションはノモ役の野沢が担当。最終話(第50話)のみ、本編の前に放送された。
アニメ版のキャッチコピーは「あの夏。止まったままの時間が、動きはじめる…」 、「2009年最高のラブストーリー」
サンデーでの連載はアニメ最終回1か月前に終了したばかりであるが、原作最終話までアニメ化された。このため、第49話・第50話の内容は単行本発売に先駆けての放送となった。
テレビアニメは2010年3月28日に最終回を迎え、6年続いた日曜朝10時の小学館アニメ枠は終了。アニメ枠は日曜9時の再放送枠と入れ替わる形となったが、2012年4月開始の『カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編』で再開されている。
2013年4月から2014年3月にかけてTOKYO MXでも放送された。2015年10月からはKBS京都で再放送中。
スタッフ
- 原作 - あだち充
- 企画 - 沢辺伸政、中沢利洋
- 原案協力 - 竹田哲也
- 監督 - 関田修
- シリーズ構成 - 土屋理敬
- メインキャラクターデザイン - 近藤優次
- サブキャラクターデザイン - 松本朋之
- 美術デザイン - 高橋麻穂
- プロップデザイン - 今野幸一
- 美術監督 - 椋本豊
- 色彩設計 - 大野嘉代子
- 撮影監督 - 坪内弘樹
- 編集 - 小峰博美
- 音響監督 - 高寺たけし
- 音楽 - 中川幸太郎
- 音楽プロデューサー - 田中統英、黒岩利之
- アニメーションプロデューサー - 桜井涼介
- アニメーション制作 - SynergySP
- プロデューサー - 青木俊志(1話 - 13話)→東不可止(14話 - 26話)→和田慎之介(27話 - 50話)、古市直彦
- 製作 - テレビ東京、小学館集英社プロダクション
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「Summer rain」(2009年4月15日発売)
- 作詞・作曲 - 小渕健太郎 / 編曲・歌 - コブクロ
- エンディングテーマ
-
- 「恋焦がれて見た夢」(2009年4月22日発売)
- 作詞・作曲・歌 - 絢香 / 編曲 - 常田真太郎
- 第1話 - 第13話、第30話、第31話(挿入歌)
- 「オレンジDays」[注 5]
- 作詞・歌 - SQUAREHOOD / 作曲 - SQUAREHOOD & NATABA / 編曲 - NATABA
- 第14話 - 第26話
- 「燃えるような恋じゃないけど」
- 作詞・作曲 - 秋野温 / 編曲・歌 - 鶴
- 第27話 - 第39話
- 「リハーサル」
- 作詞・作曲・歌 - 近藤夏子 / 編曲 - 藤澤慶昌
- 第40話 - 第49話
- 「恋スル乙女」※スペシャルエンディング
- 作詞・作曲・歌 - 近藤夏子 / 編曲 - 藤澤慶昌
- 第50話
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 原作巻 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 四つ葉のクローバー | 土屋理敬 | こでらかつゆき | 関田修 | 宍戸久美子 | 小丸敏之 | 1巻 | 2009年 4月5日 |
2 | 大っ嫌い! | 鈴木孝聡 | 松本朋之 | - | 1、2巻 | 4月12日 | ||
3 | ちゃんと? | 白根秀樹 | 藤本義孝 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 2巻 | 4月19日 |
4 | 秘密兵器 | 末永光代 | 福田道生 | 藤本義孝 | 徳田夢之介 | 小丸敏之 | 4月26日 | |
5 | ナベ貸してくれる? | 福田裕子 | 川口敬一郎 | 近藤優次 | - | 1、2巻 | 5月3日 | |
6 | 誰だ? おまえ | 土屋理敬 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 3巻 | 5月10日 | |
7 | 面食いなんです | 福田裕子 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 宍戸久美子 小丸敏之 |
小丸敏之 | 5月17日 | |
8 | 似てるんだ | 末永光代 | 大宙征基 | 鈴木孝聡 | 松本朋之 | - | 3、4巻 | 5月24日 |
9 | しまって行こー | 白根秀樹 | 藤本義孝 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 4巻 | 5月31日 |
10 | 冗談はよせ | 福田道生 | 藤本義孝 | 徳田夢之介 | 小丸敏之 | 4、5巻 | 6月7日 | |
11 | ニヤニヤするな | 末永光代 | 川口敬一郎 | 近藤優次 | - | 5巻 | 6月14日 | |
12 | 勝負しなさい! | 土屋理敬 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 6月21日 | ||
13 | 夏合宿? | 福田裕子 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 宍戸久美子 島崎知美 |
小丸敏之 | 6月28日 | |
14 | 何点? | 白根秀樹 | 大宙征基 | 鈴木孝聡 | 松本朋之 | - | 6巻 | 7月5日 |
15 | もっと楽しめよ | 福田裕子 | 藤本義孝 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 7月12日 | |
16 | 知るか | 末永光代 | 福田道生 | 小野田雄亮 | 徳田夢之介 | - | 6、7巻 | 7月19日 |
17 | シンドイな | 土屋理敬 | こでらかつゆき | 関田修 | 近藤優次 | 7巻 | 7月26日 | |
18 | オーディション? | 白根秀樹 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 8月2日 | ||
19 | 思い出の… | 福田裕子 | 福田道生 | 小野田雄亮 | 早川ナオミ 松岡秀明 青木真理子 |
- | 8月9日 | |
20 | 朝見水輝 | 末永光代 | 大宙征基 | 鈴木孝聡 | 松本朋之 | 8巻 | 8月16日 | |
21 | 何はともあれ | 藤本義孝 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 8月23日 | ||
22 | なめてたでしょ | 土屋理敬 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 岡辰也 島崎知美 |
小丸敏之 | オリジナル | 8月30日 |
23 | 逆転するよね? | 寺岡巌 | 鈴木孝聡 | 近藤優次 | - | 9月6日 | ||
24 | やめるなよ | 福田裕子 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 8、9巻 | 9月13日 | |
25 | 光栄ですね | 白根秀樹 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 島崎知美 敷島博英 |
小丸敏之 | 9巻 | 9月20日 |
26 | 知ってるよ | 末永光代 | 藤本義孝 | 松本朋之 | - | 9月27日 | ||
27 | …かもしんない | 白根秀樹 | 大宙征基 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 10巻 | 10月4日 |
28 | 終わらせようぜ | 末永光代 | 福田道生 | 小野田雄亮 | 元昌喜 | 10月11日 | ||
29 | だれがァ!? | 福田裕子 | こでらかつゆき | 鈴木孝聡 | 近藤優次 | - | 10、11巻 | 10月18日 |
30 | 若葉 | 土屋理敬 | 関田修 | 小丸敏之 | 回想 | 10月25日 | ||
31 | 年をとるのかなァ | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 11巻 | 11月1日 | ||
32 | ちょっと | 白根秀樹 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 島崎知美 井口忠一 |
小丸敏之 | 11月8日 | |
33 | はたまた運命…か | 末永光代 | 藤本義孝 | 松本朋之 | - | 11、12巻 | 11月15日 | |
34 | あけまして | 土屋理敬 | 大宙征基 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 7巻 | 11月22日 |
35 | 2月14日 | 福田裕子 | 熊沢祐嗣 | 羽原久美子 | Kim Young Sik | 小丸敏之 | 12巻 | 11月29日 |
36 | 女子野球へ!? | 白根秀樹 | こでらかつゆき | 鈴木孝聡 | 近藤優次 | - | オリジナル | 12月6日 |
37 | よく寝たからでしょ | 土屋理敬 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 12巻 | 12月13日 | |
38 | 初デートですよ | 福田裕子 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 島崎知美 敷島博英 |
小丸敏之 | 12、13巻 | 12月20日 |
39 | ずっとずっと | 末永光代 | 藤本義孝 | 松本朋之 | - | 13巻 | 12月27日 | |
40 | バカたれ! | 大宙征基 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 小丸敏之 | 2010年 1月10日 | ||
41 | 行くぞ甲子園! | 福田裕子 | 東海林真一 | 羽原久美子 | Kim Young Sik | 小丸敏之 | 13、14巻 | 1月17日 |
42 | それぞれの夏 | 土屋理敬 | こでらかつゆき | 鈴木孝聡 | 近藤優次 | - | オリジナル | 1月24日 |
43 | あいかわらずだな… | 白根秀樹 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 14巻 | 1月31日 | |
44 | 失投…か? | 福田裕子 | こでらかつゆき | 松本マサユキ | 島崎知美 ふくだのりゆき |
小丸敏之 | 2月7日 | |
45 | こっちのセリフだろ! | 白根秀樹 | 藤本義孝 | 松本朋之 | - | 15巻 | 2月14日 | |
46 | やーな感じだなァ | 末永光代 | 大宙征基 | 緒方隆秀 | 田辺謙司 | 藤崎賢二 | 2月21日 | |
47 | ウソついてもいいか? | 土屋理敬 | 東海林真一 | 羽原久美子 | Kim Young Sik 西尾公伯 |
小丸敏之 | 16巻 | 3月7日 |
48 | よし | 白根秀樹 | こでらかつゆき | 鈴木孝聡 | 近藤優次 | - | 3月14日 | |
49 | 楽しんでるか? | 土屋理敬 | 藤本義孝 | Kim Yoon Joung | 藤崎賢二 | 16、17巻 | 3月21日 | |
50 | 世界中で一番… | 藤本義孝 | 関田修 | 近藤優次 松本朋之 |
- | 17巻 | 3月28日 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京(制作局) | 2009年4月5日 - 2010年3月28日 | 日曜 10:00 - 10:30 | テレビ東京系列 |
北海道 | テレビ北海道 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | |||
大阪府 | テレビ大阪 | |||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | |||
福岡県 | TVQ九州放送 | |||
日本全域 | AT-X | 2009年4月15日 - 2010年4月7日 | 水曜 9:00 - 9:30 (リピートあり) |
CS放送 |
宮城県 | 東日本放送 | 2009年4月15日 - 2010年4月14日 | 水曜 16:02 - 16:31 | テレビ朝日系列 |
京都府 | KBS京都 | 2009年4月18日 - 2010年4月10日 | 土曜 11:00 - 11:30 | 独立UHF局 |
秋田県 | 秋田テレビ | 2009年4月21日 - 2010年4月6日 | 火曜 16:23 - 16:53 | フジテレビ系列 |
広島県 | 広島ホームテレビ | 2009年4月25日 - 2010年4月24日 | 土曜 6:30 - 7:00 | テレビ朝日系列 |
石川県 | テレビ金沢 | 2009年4月27日 - 2010年4月12日 | 月曜 15:53 - 16:23 | 日本テレビ系列 |
日本全域 | BSジャパン | 2009年4月30日 - 2010年4月22日 | 木曜 19:30 - 20:00 | BSデジタル放送 |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 2009年5月3日 - 2010年5月9日 | 日曜 6:15 - 6:45 | フジテレビ系列 |
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 2009年5月10日 - 2010年5月2日 | 日曜 5:10 - 5:40 | 日本テレビ系列 |
青森県 | 青森朝日放送 | 2009年5月15日 - 2010年4月30日 | 金曜 15:55 - 16:25 | テレビ朝日系列 |
愛媛県 | 南海放送 | 2009年5月18日 - 2010年5月10日 | 月曜 15:53 - 16:23 | 日本テレビ系列 |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 2009年5月23日 - 2010年5月22日 | 土曜 6:45 - 7:15 | テレビ朝日系列 |
長野県 | 長野放送 | 2009年5月26日 - 2010年5月18日 | 火曜 15:30 - 16:00 | フジテレビ系列 |
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | 2009年5月27日 - 2010年5月19日 | 水曜 16:54 - 17:24 | |
日本全域 | キッズステーション | 2009年7月15日 - 2010年7月29日 | 水曜 6:00 - 6:30 (リピートあり) |
CS放送 |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2009年10月19日 - 2010年10月18日 | 月曜 19:27 - 19:57 | 独立UHF局 |
滋賀県 | びわ湖放送 | 2010年4月15日 - 2011年3月24日 | 木曜 5:40 - 6:10 | |
岐阜県 | 岐阜放送 | 2010年10月7日 - 2011年10月26日 | 水曜 19:30 - 20:00[注 6] |
テレビ東京系列 日曜10時00分枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
クロスゲーム
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単行本・他
- 少年サンデーコミックスから全17巻が発刊された。コミックスの色は、タイトル色から「奇数巻はオレンジ・偶数巻は緑」(帯は1巻を除いてオレンジと緑の2色で、奇数巻ではオレンジが上、偶数巻は逆)の彩色である。(前作の「KATSU!」も同様の趣向だった)
- 単行本裏表紙にある四葉のマークは2巻から16巻までは左の葉の色が薄くなっている。これは、1巻裏表紙で若葉が立っている位置と合わせたものと思われる。最終17巻では、元の濃い葉に戻った。アニメ放送においてもOP曲やスーパー表示・アイキャッチ等で登場する四葉のマークが2話 - 49話において左の葉が薄くなり、最終話で元に戻っている。
- 3部構成で、第一部は「若葉の季節」(1巻)。第二部「青葉の季節」(2巻 - 14巻)、第三部「光の季節」(15巻 - 最終巻)となっている。
- 小学館によるあだち充ファンサイトでは毎週『クロスゲーム』の扉絵が更新されている。
- 累計部数は650万部(2009年1月時点)[1]
- 第2部が終わったあとは単行本1冊分の連載ごとに数週間から数か月の休載期間があり、コミックス最新刊の発売とほぼ時を同じくしてその続きから連載再開という状態であった。作者曰く、要因は「寄る年波」。
脚注
注釈
- ^ 作者のあだち充は東京ヤクルトスワローズのファンである。
- ^ 原作では青葉の好きな野球を毎日出来なくなった事に負い目を感じていたが、アニメではこの骨折で青葉は女子野球日本代表を棄権する事になったため、罪悪感が強調されている。
- ^ ただし竜旺戦では今まで通り、雄平に「野球を楽しめ」と言っている。
- ^ 2013年より放送のTOKYO MX版では次回予告後に「夢のチカラ〜白球を追い続けて〜」として、女子プロ野球で活躍する選手を毎回一人(もしくは二人)紹介するコーナーに変更されている。KBS京都ではコーナーがカットされている
- ^ テレビ東京他で放送されているオーディション番組『イツザイ』にて、HI LOCKATION MARKETSとSQUAREHOODの二組のアーティストが新エンディングテーマをかけて競い、投票数の多かったSQUAREHOODに決定した。
- ^ 2011年3月までは木曜 17:30 - 18:00枠での放送。
出典
- ^ a b “クロスゲーム:あだち充の野球マンガ 09年春にアニメ化”. 毎日jp / まんたんウェブ (毎日新聞社). (2009年1月14日). オリジナルの2009年1月18日時点におけるアーカイブ。
関連項目
- 城北高等学校 - 本作およびなかいま強の『ゲイン』の舞台の校舎は城北高校である。
- 西武池袋線 - 本作に登場する鉄道路線のモデル。
- 全国高等学校女子硬式野球連盟 - 女子高校野球の普及の為、アニメ版では連携している。
外部リンク
- クロスゲーム(WEBサンデー) - ウェイバックマシン(2010年12月27日アーカイブ分)
- クロスゲームアニメ公式サイト
- テレビ東京・あにてれ クロスゲーム