モブサイコ100

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漫画:モブサイコ100
作者 ONE
出版社 小学館
掲載サイト 裏サンデー
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表号 2012年4月18日 - 連載中
巻数 既刊7巻(2014年7月現在)
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モブサイコ100』(モブサイコひゃく)は、ONEによる日本漫画。2012年4月18日から裏サンデーで連載されている。

概要[編集]

主人公のモブこと影山茂夫は、超能力を持ちながらも生きていく上でそれは不要だと考える目立たない中学生。勉強もスポーツも出来ず、人付き合いも出来ない不器用な彼を取り巻く様々な人物や出来事を描く。

各編ストーリー[編集]

(笑)(かっこ わらい)編[編集]

どうすれば好きな子にモテるか困っていたモブは、ある日怪しい宗教「(笑)」の勧誘に引っかかってしまう。連れて行かれた集会所には、(笑)をインチキ宗教と断定し、取材をしようと試みた同じ高校の新聞部の米里も居合わせ、モブを巻き込む波乱を巻き起こすことになる。

番長編[編集]

モブが通う塩中の番長鬼瓦は、黒酢中の裏番長の花沢と対決したがあっけなくやられてしまう。しかし、負けたまま引き下がれない鬼瓦は、肉体改造部と花沢が戦うよう裏工作を仕掛ける。やがて、鬼瓦の思惑通り黒酢中の校庭にテル・鬼瓦・肉体改造部(とモブ)が一同に会することになり激しい戦いが始まる。

爪編[編集]

モブや律の身の回りに、怪しい大人の超能力者の影がチラつき始める。彼らは超能力者による世界制服を目論むテロ組織「爪」の構成員だった。

アルバイト編[編集]

モブがアルバイトをする霊とか相談所には、様々な依頼が舞い込んでくる。バラエティに富んだ仕事をこなすうちに、自分なりに色んな事を考え始めたモブ。やがて、とある依頼が来た。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

影山茂夫(かげやま しげお)
主人公。「モブ」と呼ばれている。オカッパ頭が特徴的。塩中学校2年1組。おとなしく、場の空気を読むのが苦手な性格。超能力を持っているが、自分の能力は危険なものだと考えており積極的には使わない。超能力を使わず感情を抑えている状態には限界があり、限界に達したときは感情がむき出しとなり強力な超能力が発動する。その状態を100%と表す。超能力について霊幻に相談したことがきっかけで彼の元で時給300円でアルバイトをするようになった。同学年であるツボミに恋心を抱いており、自分を変えるために肉体改造部に入部した。
幼いとき弟の律と共に高校生に絡まれた際に意識を失って暴走し、弟の律をも大怪我をさせてしまったことがトラウマとなり以後超能力を人に向けないと決意する。
危険な宗教団体の壊滅や、学校の破壊・再生を行う等、様々な事象を引き起こしてしまったため、沢山の人間に注目され正体を探られているが、本人は気付いていない。
影山律(かげやま りつ)
モブの弟。塩中学校1年3組。生徒会役員。成績優秀でスポーツも万能。外見も良い方でそれなりにモテている。兄のモブとは正反対とも言える。
幼いときに意識を失ったモブの超能力の暴走で大怪我を負い、モブの前では気にしていない素振りを見せるがいつまた暴走するか分からないモブに怯えている面もある。
兄の超能力に対して幼い頃からコンプレックスを抱いていた。中学に入学して生徒会役員になった後、生徒会長の神室の画策に乗り、卑劣な手段で学校改革を敢行するが、その罪悪感による強いストレスから超能力に目覚めた。目覚めたことに最初気づかずエクボと接触し体を貸すことで超能力を使いこなせるようになる。超能力を得た後はその力を使って街の不良達と暴力沙汰を何度も起こし、それが原因で爪に目をつけられ誇山に拉致されてしまう。
霊幻新隆(れいげん あらたか)
自称霊能力者。しかし霊能力の類は一切なく実質的な詐欺師である。「霊とか相談所」という心霊現象に関する(ほとんど詐欺に近い)相談所を営んでいる。
超能力について相談に訪れたモブをアルバイトとして雇い、うまく言いくるめて自分では手に負えない悪霊退治などをさせている。
霊能力の無さに周囲からもしばしば疑いの目を向けられるが、依頼人への対応自体は誠実に行い、力の行使に悩むモブに対しても的確な助言を与えるなど、ペテン師であることを別にすれば人格者と言っていい人物である。特に超能力を特別なものと見なさない彼の価値観は、モブに多大な影響を与えている。
器用で処世術に長け、更に鋭い洞察力や判断力も持っているなど、霊能以外の能力は高い。
登場当初は霊能力をまったく持たなかったが、「爪」編でモブから一時的に全超能力を引き渡された影響で、常人には見えないはずのエクボが見えるようになった。
エクボ
上級悪霊。万物の頂点の立ちたいという野望を持っており、宗教団体「(笑)」(かっこわらい)を設立するが、モブによって解体されてしまう。その後、モブの力を利用しようと彼にすり寄る。
テルとの戦いで、超能力を発動しようとしないモブの代わりにテルと戦おうとするが、逆に消滅させられてしまう。
しかし、その後律と接触し、超能力を与えるきっかけとなった。律を利用しようとしているが、徐々にコントロールが利かなくなっていると感じ始めている。
初登場の後、二度に渡って弱体化しているが、一般の人間に憑依したり弱い悪霊を倒す程度の力はあり、爪のアジトに乗り込む際には守衛の1人に憑依した。

塩中学校[編集]

調味市に所在する中学校。

ツボミ
2年生。黒いロングヘアー。モブの幼馴染で、意中の女の子。スポーツの出来る男がタイプで、異性としてはモブには目もくれていないようだが、相手にしていないというわけでもない。
暗田トメ(くらた トメ)
3年5組。脳感電波部部長。宇宙と交信するためテレパシストを探している。他の超能力者を探させるなどいまだにモブとはよく絡んでいる。
神室真司(かむろ しんじ)
生徒会長。「大掃除」と称して鬼瓦などの不良を一掃しようと考え、まず鬼瓦の人望を失わさせた。
家族から優秀な兄と比べられ続けたことから、屈折した形で周囲に認められようとしている。律を利用しようとしたが逆に嵌められ、益々惨めな状況に陥っていく。騒動の後、兄の擁護を受け、今までの行いを反省し更正する兆しを見せ始める。
徳川(とくがわ)
生徒会副会長。「大掃除」に賛成していたものの途中から反対し、神室と対立する。苦言を吐くが、本質をついた発言もする思いやりのある人物。
ムサシ
肉体改造部部長。中学生とは思えないほどに肉体を鍛え上げている。性格は優しさと理性と気概に満ち、面倒見も良い理想的な先輩。
テルとの騒動では、捕らわれたモブを助けるために部全体を率いて黒酢中学校に乗りこみ、不良達を打ち払った。
鬼瓦とも徐々に交友関係を深めていっているようだ。
米里イチ(めざと イチ)
2年1組。オカッパ頭をした新聞部部員の女の子。
(笑)教団に単身乗り込む行動力と旺盛な好奇心がある。モブに興味を持ち、秘密を暴こうと近づいてくる。モブの信者達が集って作り上げたサイコヘルメット教についても興味を持っている様子。
鬼瓦天牙(おにがわら てんが)
塩中の番長。喧嘩番長だが、憎めないところが多い。
黒酢中に殴り込み黒酢中の不良を叩きのめしたが、テルの超能力によって倒される。その後肉体改造部を使って打倒テルを計画するものの、肉体改造部もろとも超能力で倒される。
テルを倒した塩中裏番長(通称白Tポイズン)がモブとは知らず捜索していたが、その最中に律と神室によって陥れられる。

黒酢中学校[編集]

調味市に所在する中学校。

花沢輝気(はなざわ てるき)
通称テル。2年生。黒酢中の裏番長と呼ばれている。モブが初めて会った自分以外の超能力者である。
肉体改造部や鬼瓦をあっさりと倒すほどの超能力を持つ。モブには頭頂部と衣服を消され無惨なほどに完敗したが、超能力者としては相当な実力者。
超能力の行使に集中すると内股になる。
モブに敗北した後は、これまでのうぬぼれた自分を恥じ、性格も大きく変わり更生した。人当たりがよくなり、律に以前の自分のように超能力に頼りすぎるなと忠告する。"爪"に律を誘拐された際には自分から進んでモブの協力者とななった。
枝野剛
黒酢中の番長。テルに「レベルが低すぎる」ということで番長を降りることを命じられた。その後敗北したテルの姿を見て逃走。

“爪”[編集]

超能力者による犯罪者集団。各地の超能力者を集め、超能力による世界征服を目論むテロリストグループ。

ボス
爪を束ねるボス。正体不明の爪の支配者。超能力者の息子を支部の視察に向かわせ、有能な者を本部に引き抜く等の工作を行っている。また、有能(超能力が優れているもの)が支配者になるべきだと考えており、それが爪が世界支配を目論む理由でもあると同時に、幹部はいつでもボスに挑戦でき、勝てばボスの座につけるというシステムを組織に導入している。
遺志黒 (いしぐろ)
爪の第7支部を束ねる支部長。第7支部の幹部ですらかなわない圧倒的なサイコキネシスを持っている。また、超能力で重力を操る事が出来、作り出した重力の塊『黒玉』であらゆるものを引き寄せ、吸い込むことが出来る。普段はガスマスクとボイスチェンジャーで正体を隠している。
誇山(こやま)
爪の幹部。初登場時はフードで顔を隠していた。凶暴な超能力者であり、『念動螺旋』による打撃でモブを追い詰めたが、モブの「100%」の前に圧倒される。しかし目的達成を優先し、モブとの交戦を諦めて律をさらって退却した。他の幹部からはバカだと思われている。
桜威(さくらい)
爪の幹部。誇山のパートナー。日本刀を携え、理知的な雰囲気を漂わせる。幼少期にイジメを受けた悲惨な経験からこの世のあらゆるものを呪うようになり、呪いによってあらゆる物体に特殊な力を付加する能力を持つようになった。玩具に呪いを掛け強化する『呪玩(じゅがん)』を用いて戦う。
寺蛇(てらだ)
爪の幹部。誇山がモブを取り逃したことを支部長に告げ口したこともあり、誇山からはあまりよく思われていない。念力の鞭を操る『空鞭(からぶち)』で戦闘を行う。
独断でモブを倒そうと研究所に乗り込むが、その場で拘束・拷問をされる。アジトまで案内をさせられるも森の中へ逃走、『空鞭(からぶち)』を有利に使える地の利を得てモブ達を襲うが、モブとテルの共闘により敗北する。
宮蛾輪(みやがわ)
爪の幹部。能力は『パイロキネシス(発火能力)』。別行動をしているテルと接触し、戦うも倒される。
無飼(むかい)
爪の幹部。一人称は「ボク」。木人形を操る人形使いの少女。槌屋をツッチーと呼び慕っている。大切な木人形達をモブに破壊される。
槌屋(つちや)
爪の女性幹部。気を体内に留める事で身体能力を強化できる気功術の使い手。無飼の人形を破壊されたあとにモブと接触。気功術を生かした近接戦闘でモブにダメージを与えるが、本気を出したモブに敗北。
邑機(むらき)
爪の幹部。物理攻撃が効かない霊体を無数に飛ばし、相手を一方的に攻撃する『幽体術(ゆうたいじゅつ)』の使い手。
霧藤(むとう)
爪の幹部。幻覚を見せる能力者で、支部の教育係でもある。支部戦ではモブに強烈な幻覚を見せて失神させるも、モブに幻覚を逆流させられ自身も失神してしまう。
魔津尾(まつお)
爪の幹部。悪霊使い。エクボを捕らえ、蟲毒によって最強の悪霊「キャンディちゃん」を作り出そうとした。
獄内(たけうち)
爪の幹部。槌屋とは逆に、気の力を体外に放出する技の持ち主。戦闘モードになるとその顔つきまでも変わり、底が計り知れないと遺志黒に言わしめるが、作中ではその能力を振るう様が描かれる事は無かった。

単行本[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]