有頂天家族

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有頂天家族
小説
著者 森見登美彦
出版社 幻冬舎
発売日 2007年9月25日
巻数 全1巻
漫画
作者 岡田祐
出版社 幻冬舎
掲載誌 コミックバーズ
発表号 2013年6月号 -
アニメ
原作 森見登美彦
監督 吉原正行
シリーズ構成 菅正太郎
脚本 菅正太郎、檜垣亮
キャラクターデザイン 久米田康治(原案)、川面恒介
音楽 藤澤慶昌
アニメーション制作 P.A.WORKS
製作 「有頂天家族」製作委員会
放送局 #放送局を参照
放送期間 2013年7月 - 9月
話数 全13話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル 文学アニメ

有頂天家族』(うちょうてんかぞく、uchoten-kazoku)は、森見登美彦による日本小説。森見作品の中で「五男」、「毛深い子」と呼ばれる。幻冬舎より2007年9月25日に刊行された。森見作品初の、動物が主人公の小説。3部作となる予定の「たぬきシリーズ」の第1部に当たる。公式読本巻末にて二部の発売の予告を発表。

2013年7月から同年9月までテレビアニメが放送された。詳細は#テレビアニメを参照。

物語[編集]

千年の都・京都。ここでは古来より、人に化けた天狗が、人間に紛れて暮らしていた。

糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父であり、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎はある年の瀬、人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまった。

遺された息子たち「下鴨四兄弟」の三男で「面白く生きる」がモットーの矢三郎と、それを取りまく狸と天狗と人間たちの奇妙で多彩なキャラクターが繰り広げる奇想天外なコメディドラマ。

父の死に秘められた真実とは? そして長男・矢一郎は次期「偽右衛門」になれるのか?

登場キャラクター[編集]

担当声優は、ラジオドラマ / テレビアニメの順。

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下鴨家[編集]

下鴨神社糺の森に暮らす狸の名門。

下鴨矢三郎
声 - 河相我聞 / 櫻井孝宏、幼少期 - 能登麻美子
主人公。下鴨家三男。父の残した「面白きことは良きことなり!」の言葉を身上に勝手気ままに暮らしている。父の近年まれに見る化け力をもっとも受け継いでおり、女子高生から達磨まで様々なものに化けることができ、普段は男子大学生に化けている。また、「我々のみに許されたこの力で面白おかしく世を渡って何が悪いのか」とも思っている。
かつて初恋の相手・弁天と共謀し「魔王杉の事件」を起こしたが、それ以来赤玉先生には負い目を感じ、なにかと身の回りの世話をしている。赤玉先生や矢二郎によると四兄弟の中では父に一番買われていたらしい。
下鴨矢一郎
声 - 棚橋真典 / 諏訪部順一
下鴨家長男。生真面目な性格。矢三郎に負けないくらいの化け力を持っており、特に虎によく化け「鴨虎」の通り名を持つ。普段は和服姿の若旦那風に化けている。また、父から受け継いだ絡繰り式の人力車を操ることができる。長男としての自覚が強く、亡き父のような立派な狸になるべく努力してはいるが、融通が利かない上に、緊急時になると慌てふためいて混乱してしまうなど土壇場に弱い。
亡き父の遺志を継ぐべく次期「偽右衛門」選挙に出馬している。それゆえ弟たちの不甲斐なさと(特に矢三郎の)奇行に悩まされており、揉め事を好まない。
下鴨矢二郎
声 - 知嶋大貴 / 吉野裕行
下鴨家次男。めったなことではやる気を見せない怠け者。現在では六道珍皇寺の境内の古井戸で蛙となって隠居生活しているが、それにはある理由があった。
井戸にこもってからは多くの天狗や狸の悩みや愚痴の聞き相手となっている。
父親とは兄弟の中で一番仲が良く、かつては大好物の偽電気ブランを飲んで「偽叡山電車」に化け父とともに大暴れしたが、父の死後一度も飲んでいない。その際に父の最後の言葉を思い出せずに後悔している。
単行本版の聖なる怠け者の冒険では今までの身の上相談で身につけたノウハウを生かし浦本探偵として探偵事務所を構えている。
下鴨矢四郎
声 - 伊藤圭基 / 中原麻衣
下鴨家四男。普段は少年姿に化けているが、化け力を悉く兄に取られたと言われるほど化けるのが苦手で気が弱く、恐怖を感じるとすぐ狸の姿に戻ってしまう。
携帯電話の充電ができるという特技を持つ。通り名は「しっぽ丸出し君」。修業のため偽電気ブラン工場で働いているが、そこで金閣・銀閣によくいじめられている。
声 - 山下容莉枝 / 井上喜久子
狸四兄弟の母。宝塚歌劇に心酔し、「美青年には優雅な玉突きがふさわしい」という独自の観念から、タカラヅカ風美青年に変じてはビリヤード場に通う。通り名は「黒服の王子」。雷を非常に苦手としている。息子たちを心から愛しており、立派な狸であると信じて疑わない。
父(下鴨総一郎)
声 - 鈴木林蔵 / 石原凡
狸四兄弟の父。山に化けることができるほどの非凡の化け力を持っており、赤玉先生をして「狸にしておくには惜しい人物」と言わしめた。
その化け力と器の大きさから狸のみならず天狗からも一目置かれる狸であり、長年京都狸界の頭領「偽右衛門」(にせ・えもん)として狸界を束ねた偉大な狸であったが、数年前に金曜倶楽部によって狸鍋にされて急逝した。

夷川家[編集]

下鴨家と並ぶ名門で、偽電気ブランの卸元。下鴨家とはライバル関係にある。

夷川早雲
声 - 多田木亮佑 / 飛田展男
夷川家の頭領。総一郎の実弟で矢三郎たちの叔父にあたり、下鴨家から夷川家に婿入りしている。実兄総一郎とは数年前から仲たがいしており、以来下鴨家とは犬猿の仲である。意地の悪い性格。次期「偽右衛門」選挙に出馬しており、 偽電気ブランの卸元という立場を利用して狸界で幅をきかせているが、性格が悪い上に悪趣味なため、評判は余り良くない。
金閣・銀閣
声 - 長尾武典(金閣)、貞方秀紀(銀閣) / 西地修哉(金閣)、畠山航輔(銀閣)
早雲の双子の息子で、本名を呉二郎・呉三郎という。金閣が兄で銀閣が弟。銀閣は兄を非常に慕っている。親同様に意地が悪く、意味をよく理解せずに厳めしそうな四字熟語の書かれた物を身につけていて、本人達はそれが格好いいと思っている。あまり頭が回らず、矢一郎や矢三郎にやり込められることもしばしば。
海星
声 - 宮嶋麻衣 / 佐倉綾音
早雲の娘で金閣・銀閣の妹。一時期矢三郎の許嫁であり、四兄弟の母からも気に入られていたが、総一郎の死後、早雲によって縁談は一方的に破棄された。なぜか矢三郎の前に姿を現そうとしない。弁天が大嫌いである(本人曰く「あんな生天狗の言うことを聞くくらいなら死んだほうがマシだ」)。非常に口が悪く矢三郎にはいつも罵声を浴びせているが、父親や兄たちと違って性格はよく、文句を言いながらも何らかの形で矢三郎たちに力を貸すことが多い。そのせいか過去の出来事で夷川家を憎んでいる筈の下鴨兄弟の母も、彼女のことだけは今現在もお気に入りのようである。
その姿は原作では明確な描写がなされていないが、アニメでは化け姿が描かれた。

その他の狸[編集]

八坂平太郎
声 - 小川真司
現「偽右衛門」。総一郎の死後、その後を継いで狸界をまとめてきた大狸。
「偽右衛門」の座を後進に譲って自身は南の国へ旅立ちたいと考えており、「偽右衛門」を引退する前からもうアロハシャツ姿でいる。
店主
声 - 保村真
赤玉先生や下鴨家の狸たちが贔屓にしている飲み屋「朱硝子」の店主。弁天を非常に恐れていて、弁天としばしば行動を共にする矢三郎を心配している。
夷川親衛隊
ただで飲める偽電気ブランに惹かれて夷川家につき従っている狸たち。もっとも親衛隊とは名ばかりで何かあるとすぐに逃げてしまう。
へそ石様
紫雲山頂法寺にある「へそ石」と呼ばれる六角形の石に化けているとされる狸。あまりに我慢強く化け続けているために、近年ではかえって軽んじられていたが、子供頃の矢三郎のいたずら(煙で燻した)によって真に狸であることが証明され、また熱心に訪ねられるようになった。
長老たち
京都市中の狸の長老たち。その姿はほとんど毛玉で見分けがつかない。原作では高齢のため化ける力を失ってしまっているとされているが、アニメでは化けた姿を見せている。偽右衛門は彼ら長老たちの選挙によって決定される。
南禅寺
声 - 野島裕史
南禅寺家の頭領。「偽衛門」選挙では矢一郎側を支援している。

天狗[編集]

赤玉先生(如意ヶ嶽薬師坊)
声 - 石田太郎 / 梅津秀行
大天狗の一。如意ヶ嶽を治めていた絶大な力を持つ大天狗だったが、「魔王杉の事件」がきっかけで落ちぶれてしまい、 鞍馬天狗達に如意ヶ嶽を追われ、現在では出町桝形商店街裏のアパートで逼塞している。かつては狸たち相手に教鞭をとっており、下鴨家の四兄弟やその父や母、夷川の面々もその教え子であり、特に総一郎とは盟友であった。非常に傲慢でありのべつまくなく周囲を見下すが弁天に恋焦がれ、彼女の帰りをずっと待ち続けている。また、持っていた天狗道具はことごとく弁天に貢いでしまっており、周囲からもあきれられている。世話を焼いてくる矢三郎にも傲岸な態度をとり続けているが、内心では彼のことを気に入っている。赤玉という名は「赤玉ポートワイン」を好んで飲んでいることに由来する。
一人息子がいるらしいが、遠い昔に喧嘩別れしたという。
岩屋山金光坊
声 - 清川元夢
大天狗の一。赤玉先生の旧友で天狗としては珍しく穏やかな性格をしている。現在では岩屋山天狗の地位を二代目に譲り、日本橋で中古カメラ屋を営んでいる。
鞍馬天狗
鞍馬山を根城としている天狗たちで赤玉先生とは犬猿の仲。リーダーは鞍馬山僧正坊。赤玉先生が落ちぶれてからは如意ヶ嶽を占拠しており、現在は弁天に従っている。

人間[編集]

金曜倶楽部[編集]

弁天(鈴木聡美)
声 - 馬渕英俚可 / 能登麻美子
「金曜倶楽部」のメンバーの一人。本名は鈴木聡美といい、弁天という名は金曜倶楽部に加入した時に授かった。赤玉先生に一目惚れされ、琵琶湖湖畔から攫われて天狗の術を教え込まれた。そのため人間でありながら空を飛んだり天候を操ったりすることができる。最初は純粋な少女だったが、だんだんと自由奔放に振る舞うようになり、ついには矢三郎をけしかかけて「魔王杉事件」を引き起こし、赤玉先生を追い落とすと先生のもとから離れていった。現在は天狗よりも天狗らしいと言われ、その冷徹で妖艶な姿にはかつての面影は感じられない。矢三郎の事を「食べちゃいたいほど好きなんだもの」と口にすることがある。
寿老人
声 - 天野鎮雄 / 間宮康弘
「金曜倶楽部」のメンバーで、高利貸しをしている老人。金曜倶楽部の最長老で中心人物的存在。弁天を新メンバーとして推挙した人物でもあり、怪しげな技を使う。自家用電車や生業から著者の作品である『夜は短し歩けよ乙女』に登場する李白と同一人物だと思われる。ただし、アニメ版有頂天家族の彼は長髪なのに対して、マンガ版『夜は短し歩けよ乙女』やアニメ版の『四畳半神話体系』OVAの彼は禿頭である。
布袋(淀川長太郎)
声 - 伊沢勉 / 樋口武彦
「金曜倶楽部」のメンバーで、大学の農学部教授[1]。非常に食いしん坊だが、心優しい人物でもある。
食べるからには旨く食ってやらなければ失礼であるという考えから、「食べるということは愛するということである」を身上にしており、世界各地で様々なものを食べてきている。
狸をこよなく愛するが、本人曰く「狸を食べることも愛」であるといって狸鍋も喜んで食べている。学生時代は詭弁論部に所属していた。
四畳半王国見聞録にも登場しており、爬虫類が大の苦手らしく、それをネタに生徒にしぶしぶ追試をしてやっている。
大黒
声 - 高橋良吉
「金曜倶楽部」のメンバーで、京料理「千歳屋」の主人。著者の作品である『夜は短し歩けよ乙女』にも登場する。閨房調査団に所属しており、春画を見に行った際に李白風邪にかかってしまう。
毘沙門
声 - 青山穣
恵比寿
声 - 斧アツシ
福禄寿
声 - 山岸治雄


その他の人間[編集]

スズキ君
淀川の研究室に所属する男子学生。

用語[編集]

作中に登場する狸たちは人間をはじめとして様々なものに化けることができ、人間に交じって暮らしている。ただし、化けるためにはある程度の心の落ち着きと集中力が必要で、苦手なものを前にしたり不測の事態に陥るなどして心の余裕を失うと、化けが解けてしまったり化けられなくなってしまう。
人間とは異なる独自の伝統や風習を持っており、中でも下鴨家と夷川家は名門とされている。
偽右衛門
京都市内に住む狸たちを取りまとめる頭領の位。空白となるたびに立候補者を募り、その中から長老たちによる選挙によって決定される。先代の偽右衛門は四兄弟の父であった下鴨総一郎であり、彼の亡き後は八坂平太郎が後を継いでいる。作中ではその平太郎の隠居に伴い再び立候補者が募られ、下鴨矢一郎と夷川早雲が立候補している。
天狗
作中では実在するとされている。様々な神通力を持ち、空を飛んだり天候を操ったりすることができる。様々な派閥が存在し、互いにいがみ合っているが、総じて気位が高く、他を見下す傾向にある。なお、天狗の持つ神通力は学べば人間でも使うことができる。『夜は短し歩けよ乙女』での樋口いわく、「俗世を捨てることで天狗へとなれる」模様。『新釈、走れメロス』では、天狗へとなった人間は下界に降りられないとされている。
魔王杉の事件
西方で起きた大きな地震(阪神・淡路大震災であることが示唆されている)で困った人間を嘲笑いに行くという赤玉先生に腹を立てた矢三郎が、弁天にけしかけられて赤玉先生が休憩に使う魔王杉に化けた事件。矢三郎はちょっと困らせてやろうという程度の軽い気持ちで行ったが、赤玉先生は騙されまいと思案するうちに力尽きて転落し、それがきっかけで天狗としての力のほとんどを失ってしまった。
アニメでは詳しく描写されず、矢三郎と弁天の会話で取り上げられるのみにとどまった。
如意ヶ嶽
京都に実在する山。赤玉先生が昔から支配していたが、先生が落ちぶれて追い落とされてからは鞍馬天狗が代わって支配している。
偽如意ヶ嶽事件
鞍馬天狗と勢力争いをしていた赤玉先生に生前の総一郎が手を貸し、如意ヶ嶽に化けた事件。これによって鞍馬天狗は完全に化かされ、赤玉先生が勢力争いに勝利することとなり、総一郎はさらに名をあげることとなった。狸達にとっては快挙として、鞍馬天狗達にとっては屈辱としてその記憶に残っている。
金曜倶楽部
京都に大正時代から存在するといわれる秘密結社。席数は常に7つと決まっていて、メンバーはそれぞれ七福神の名を持っている。活動自体は月に1回寄り集まって宴会を開くだけだが、伝統的に忘年会では必ず狸鍋を食べるため、狸たちの間では非常に恐れられ、嫌われている。ルールに違反すると除名処分となり、それは大変不名誉とされている。なお、弁天以外の現在のメンバーは狸が化けられるということは知らないようである。聖なる怠け者の冒険では格下の組織のようで、土曜倶楽部や日曜倶楽部などの上位組織の言うことには逆らえない。
風神雷神の扇
表に風神、裏に雷神が描かれた扇。風神の面で仰げば大風を、雷神の面で仰げば雷雨を引き起こせるが、加減がかなり難しい。もとは赤玉先生の持ち物であったが、弁天にあげてしまった。
薬師坊の奥座敷
小さな茶室の形をした天狗の乗り物。真ん中に配置された茶釜がエンジンであり、赤玉ポートワインを燃料にして空を飛べるが、ポートワイン以外は受け付けない。もとは赤玉先生の持ち物であったが、弁天にあげてしまった。
偽電気ブラン
狸の間で広く飲まれている、電気ブランをもとに作られている酒。人間にも愛好者がおり、夷川家が卸元としてその製造販売を統括している。密造酒であるため、詳しいことはあまり言えないらしい。著者の他作品にもたびたび登場する。別名「天狗ブラン」。

章題[編集]

『有頂天家族』
  • 第1章:納涼床の女神(『papyrus』2号〈2005年8月〉)
  • 第2章:母と雷神様(『papyrus』4号〈2005年12月〉、「血族」を改題)
  • 第3章:大文字納涼船合戦(『papyrus』6号〈2006年4月〉)
  • 第4章:金曜倶楽部(『papyrus』8号〈2006年8月〉)
  • 第5章:父の発つ日(『papyrus』10号〈2006年12月〉)
  • 第6章:夷川早雲の暗躍
  • 第7章:有頂天家族

ラジオドラマ[編集]

NHK-FM放送ラジオドラマ青春アドベンチャー」にて、本放送は2008年11月3日 - 11月14日、再放送が2010年6月21日 - 6月25日6月28日 - 7月2日の日程で放送された。全10回。

キャスト[編集]

主要人物については先項に併記。

書誌情報[編集]

幻冬舎から発売。

漫画[編集]

コミックバーズ』2013年6月号より連載中。作画は岡田祐

テレビアニメ[編集]

スタッフ
原作 森見登美彦
監督 吉原正行
シリーズ構成 菅正太郎
キャラクター原案 久米田康治
キャラクターデザイン
総作画監督
川面恒介
プロップデザイン 藤井康雄
美術監督 竹田悠介、岡本春美
色彩設計 井上佳津枝
3D監督 菅生和也
撮影監督 並木智
編集 高橋歩
音響監督 明田川仁
音楽 藤澤慶昌
音楽プロデューサー 伊藤善之
エグゼクティブプロデューサー 河野洋範、井上俊次、宮内康行
鉄屋浩三、安藝貴範、濱田健二
プロデューサー 堀川憲司、斎藤滋、木下満寿裕
武井潤、北田修一[2]、坂本耕作[3]
小田ツヨシ[4]
ラインプロデューサー 相馬紹二
アニメーション制作 P.A.WORKS
製作 「有頂天家族」製作委員会

2013年7月から同年9月まで、TOKYO MXKBS京都サンテレビほかにて放送された。また、バンダイチャンネルでも通常放送分が配信された[5]うえ、本放送の30分前である毎週日曜21:30には前話おさらいが配信された。

テレビアニメ化は2013年3月21日に発表された。久米田康治が自分の作品以外のキャラクター原案を務めることや、吉原正行がテレビアニメの監督を務めることは、それぞれ本作が初である[6]

京都市京都府KBS京都が「協力」としてクレジットされている。

2013年12月、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞[7]

イベント[編集]

2013年6月16日には、テレビアニメ第1話の先行上映イベントが南座で開催された。司会の岩崎和夫南かおりのほか、主要声優陣や原作の森見、監督の吉原やプロデューサーの堀川が登壇した[8][9]。南座でアニメ作品のイベントが開催されたのは、設立以来初のことである。なお、同劇場は本作のスポンサーとしても参画しており、一部の放送局では主題歌後のスポンサー表記にも名を連ねている。

2014年2月9日には、関東初のイベント『有頂天祭'14』が森のホール21で開催された[10]

2014年9月21日には、弁天関係回の上映イベント『「有頂天家族」トーク&上映会〜弁天セレクション〜』が京都コンピュータ学院・京都駅前校大ホールで開催された[11]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「有頂天人生」(第1話 - 第12話)
作詞・歌 - milktub / 作曲・編曲 - 宮崎京一
第13話ではエンディングテーマとして使用。
エンディングテーマ「ケセラセラ」(第1話 - 第11話)
作詞 - 林英樹 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhána
第12話、第13話では未使用。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 コンテ 演出 作画監督
第一話 納涼床の女神 菅正太郎 吉原正行 菅沼芙実彦 川面恒介
第二話 母と雷神様 倉川英揚 大東百合恵
第三話 薬師坊の奥座敷 許琮 井上俊之、杉光登
第四話 大文字納涼船合戦 檜垣亮 岡村天斎 菅沼芙実彦 小島明日香
第五話 金曜倶楽部 菅正太郎 吉原正行 伊藤秀樹
第六話 紅葉狩り 倉川英揚 大東百合恵
第七話 銭湯の掟 檜垣亮 許琮 今泉賢一
第八話 父の発つ日 吉原正行 菅沼芙実彦 川面恒介、大東百合恵
第九話 夷川の娘・海星 菅正太郎 岡村天斎 許琮 杉光登
第十話 夷川早雲の暗躍 檜垣亮 岸二千雄 佐土原武之 佐藤友子、後藤麻梨子
高鉾誠、桝井一平
小林ゆかり、阿部千秋
黒川明日香
第十一話 捲土重来 菅正太郎 吉原正行 倉川英揚 大東百合恵
第十二話 偽叡山電車 檜垣亮 許琮 川面恒介、大東百合恵
第十三話 有頂天家族 菅正太郎 菅沼芙実彦

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2013年7月7日 - 9月29日 日曜 22:00 - 22:27 独立局
京都府 KBS京都 日曜 22:00 - 22:30 協力
兵庫県 サンテレビ
日本全域 バンダイチャンネル 日曜 22:00 更新 ネット配信
BS11 2013年7月10日 - 10月2日 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) BS放送 ANIME+』枠
キッズステーション 2013年7月11日 - 10月3日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) CS放送
富山県 北日本放送 木曜 1:58 - 2:28(水曜深夜) 日本テレビ系列 P.A.WORKS所在地

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2013年9月25日 第1話 BCXA-0780 BCBA-4551
2 2013年10月25日 第2話 - 第3話 BCXA-0781 BCBA-4552
3 2013年11月22日 第4話 - 第5話 BCXA-0782 BCBA-4553
4 2013年12月25日 第6話 - 第7話 BCXA-0783 BCBA-4554
5 2014年1月29日 第8話 - 第9話 BCXA-0784 BCBA-4555
6 2014年2月21日 第10話 - 第11話 BCXA-0785 BCBA-4556
7 2014年3月26日 第12話 - 第13話 BCXA-0786 BCBA-4557

舞台[編集]

七変化音楽劇 有頂天家族』のタイトルで、2014年1月16日から同月26日まで本多劇場にて、同年2月8日京都劇場にて上演された。『詭弁・走れメロス』に続く、シリーズ第2弾である。

スタッフ(舞台)[編集]

  • 原作 - 森見登美彦「有頂天家族」(幻冬舎文庫刊)
  • 脚本・演出 - 松村武
  • 音楽 - 土屋玲子
  • 美術 - 中根聡子
  • 人形制作 - KINO4TA(バジリコFバジオ)
  • 照明 - 林之弘
  • 音響 - 堀江潤
  • 衣装 - 山下和美
  • ヘアメイク - 木村久美
  • 演出助手 - 矢本翼子
  • 舞台監督 - 佐川明紀
  • 宣伝美術 - 山下浩介
  • 宣伝写真 - 引地信彦
  • 宣伝衣装 - 花谷律子
  • 宣伝ヘアメイク - 黒木翔、菊池彩香
  • 宣伝協力 - アッパース、東宝舞台、車杏里
  • 票券 - 後藤まどか
  • アシスタントプロデューサー - 蓮田恵美子
  • プロデューサー - 池田道彦
  • 主催 - イープラス
  • 企画・製作 - アトリエ・ダンカン

キャスト[編集]

出典[編集]

  1. ^ アニメ版では名刺に京都大学農学研究科と書いてある。ちなみに同研究科は原作者の出身校でもある。
  2. ^ 北田は読売テレビのプロデューサーである。 写真左より、北田修一さん(よみうりテレビ放送株式会社 プロデューサー )、Caos Caos Caos 白石乃梨さん、高山みなみさん、於地紘仁さん(名探偵コナン 監督)、山川剛史さん(株式会社トムス・エンタテイメント プロデューサー)/「名探偵コナン」OPアーティストがアフレコ現場を訪問!|音楽ニュース ListenJapan 【 リッスンジャパン 】
  3. ^ 坂本はキッズステーションのプロデューサーである。 [1]
  4. ^ 小田は2013年末までグッドスマイルカンパニーのフィギュア原型師、プロデューサーであった。小田 ツヨシ (@odaP_gsc) - Twitter
  5. ^ 7月のテレビ新番組を見放題、都度課金、無料で続々と配信決定!:バンダイチャンネルからのお知らせ”. バンダイチャンネル. 2013年6月28日閲覧。
  6. ^ 久米田康治キャラ原案、森見登美彦「有頂天家族」アニメ化”. コミックナタリー. 2013年10月19日閲覧。
  7. ^ 第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞
  8. ^ 久米田康治キャラ原案の「有頂天家族」コミカライズ開始 コミックナタリー
  9. ^ 京都での『有頂天家族』先行プレミアイベントより公式レポをお届け! アニメイトTVニュース 2013年6月17日、同年7月7日閲覧。
  10. ^ TVアニメ「有頂天家族」 イベント「有頂天祭’14」オフィシャルレポート トーキョーアニメニュース 2014年2月17日、同年2月18日閲覧。
  11. ^ 「有頂天家族」トーク&上映会~弁天セレクション~ KBS京都 2014年9月1日閲覧。

外部リンク[編集]