大天狗

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大天狗(おおてんぐ、だいてんぐ)は、より強力な神通力を持つとされる天狗。天狗の中でも特に高い鼻を持つため鼻高天狗とも呼ばれる。

修験者の中でも驕り高ぶった者が死後大天狗になるといわれ、そのため他の天狗に比べ強大な力を持つという。山伏装束に高下駄という出で立ちをしており、手にした葉団扇によって強力な颶風を起こすことができるといわれる。

また、天狗になったとされる崇徳上皇や、牛若丸が剣術を習ったとされる鞍馬天狗も大天狗の一人である。

なお、天狗を「小天狗」「大天狗」とおおまかに分類する場合、小天狗は烏天狗木の葉天狗などの鳥の顔した天狗を、大天狗は通常の天狗を指すこととなる。

目次

[編集] 八大天狗

日本を代表する八大天狗は、愛宕山太郎坊、比良山次郎坊、飯綱三郎、鞍馬山僧正坊、大山伯耆坊、彦山豊前坊、大峰山前鬼坊、白峰相模坊であり、さらに別格の石鎚山法起坊を加えることもある。

[編集] 四十八天狗

大天狗の中でも、江戸時代中期に書かれた密教系の祈祷秘経『天狗経』に登場する四十八天狗は有名である。『天狗経』に書かれた四十八天狗は以下の通りである。

俗に鼻が高い天狗を大天狗と呼び、鳥の姿をした天狗を小天狗と呼ぶことがあるが、四十八天狗の中では飯綱三郎、秋葉山三尺坊などは鳥の姿をしている。これは飯縄系天狗の大元である飯縄権現が不動明王荼枳尼天と共に迦楼羅とも習合しているためである。四十八天狗には実在の僧侶を前身とするものがいるが、山伏が慢心で天狗になった例のような破戒者の類ではなく、尊敬を受ける仏教者で占められている。

[編集] 参考文献

  • 小笠原観心編『石土経 全』大八木興文堂、1955年(『天狗経』を収録)

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