ピンポン野球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピンポン野球(ピンポンやきゅう)は、野球を原型として考案されたピンポン球を使ったスポーツである。

2014年、神奈川県横浜市保土ケ谷区に住む平田小次郎[1]によって考案された。ピンポン野球連盟があり、主にレジャースポーツとして愛好されているほか、リーグ戦・トーナメント戦も行われている。

空気の抵抗力を利用して様々な変化球を投げられる。

ルール[編集]

野球と同様、2つのチームが攻撃と守備を交互に繰り返して勝敗を競う。

ピッチャーはキャッチャーに向かってボールを投げ、バッターはそれを打ち返す。


基本的なカウント
  • 基本的なカウントの仕方は4ボール・3ストライク・3アウト交代である。
  • 投手の投球が打者の身体に当たった場合は1ボールとなる。
  • バッターは基本走塁無し。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離
  • 10.5m
その他のルール
  • フェア/ファウルの分岐点は、一塁打線とファウルフラインの交点。
  • ファウルライン上の打球はフェア(野球と同じ)。
  • 各ヒットライン及び各バントライン上の打球は、打者から見て遠い方のゾーンに入っているものとみなす。
  • ファンブルした球がファウル側にバウンドしても、1バウンドルールを適用する。
  • 補給位置の判断は、守備選手の体の位置ではなく、補給したボールの位置で行う(野球と同じ)。

安打の数え方(日本ウィッフルボール協会採用ルール)[編集]

前述のとおり、必ずしも走塁は求められない。フライの打球が1塁打エリア(12から14m)に落ちた場合は安打、2塁打エリア(14から18m)に落ちた場合は二塁打となり、3塁打エリア(18から20m)、フェンスに当たった場合は三塁打、フェンスより外に落ちた場合は、本塁打としてカウントする。

アウトになる場合[編集]

アウトとしてカウントされるのは、「空振り/見逃し三振の場合」・「ファウルライン、フェアラインでフライの打球を取った場合」・「ゴロの打球を、直接フェアライン上で捕球した場合」の3つである。

試合形式[編集]

  • 攻撃側 → 相手投手が投げた球を打って、所定のエリアまで打球を飛ばすことによって出塁・得点を得る。
  • 守備側 → 投手はKゾーンに向かってボールを投げる、相手に得点を与えないように打者をアウトにする。
  • カウントの仕方や、3つアウトを取れば攻撃に移れる点など、野球と同様の部分もある。

チーム編成(登録人数)[編集]

1チームは約4 - 9人の選手で構成される。


投手含めフィールドプレーヤーは4人であり、指名打者は5人まで出場させることができる。

フィールド内人数
  • ピッチャー+キャッチャー+レフト+ライト

用具[編集]

  • ボール(ピンポン球):40mm硬式球
  • バット規格:プラスチックバットに衝撃材を施したものに限る。バット自体のサイズは、コーティングを含め直径100mm以内。
  • グローブの使用は自由
  • 手袋は厚み5mm以内、粘着性の無いもの。
  • 靴は、体育館の使用規定に従う。

フィールドの形状・サイズ[編集]

フィールドは扇形である。

脚注[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]