コンテンツにスキップ

「つる座」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> https:// (simbad.u-strasbg.fr) (Botによる編集)
本文を全体的に加筆、呼称と方言節を追加、画像追加、出典とする文献を多数追加。
タグ: サイズの大幅な増減 曖昧さ回避ページへのリンク
5行目: 5行目:
| genitive = Gruis
| genitive = Gruis
| pronounce = {{IPA-en|ˈɡrʌs}}、口語的に{{IPA|/ˈɡruːs/}}; 属格:{{IPA|/ˈɡruːɨs/}}
| pronounce = {{IPA-en|ˈɡrʌs}}、口語的に{{IPA|/ˈɡruːs/}}; 属格:{{IPA|/ˈɡruːɨs/}}
| symbology = the [[ツル|Crane]]
| symbology = [[ツル]]
| RA = {{RA|21|27|42.7}} - {{RA|23|27|04.4}}{{R|boundary}}
| RA = 22
| dec= −47
| dec= −36.31° - −56.39°{{R|boundary}}
| quadrant = SQ4
| quadrant = SQ4
| areatotal = 366
| areatotal = 365.513
| arearank = 45
| arearank = 45
| numbermainstars = 7
| numbermainstars = 7
18行目: 18行目:
| brighteststarname = [[つる座アルファ星|α Gru]]
| brighteststarname = [[つる座アルファ星|α Gru]]
| starmagnitude = 1.71
| starmagnitude = 1.71
| neareststarname = [[グリーゼ832]]
| stardistance = 16.1
| numbermessierobjects = 0
| numbermessierobjects = 0
| meteorshowers =
| meteorshowers =
25行目: 23行目:
| notes=
| notes=
}}
}}
'''つる座'''(つるざ、鶴座、Grus)は、南天の[[星座]]の1つ。新しく設けられた星座の中は明る星が多い方だが、日本は南くしか上らないので目立たない。
'''つる座'''(つるざ、Grus)は[[星座#国際天文学連合による88星座|現代の88星座]]の1つ。[[16世紀]]末に考案された新しい[[星座]]、[[鶴]]をモチーフとしてる{{R|boundary|Ridpath}}。[[みなみのうお座]]の南側に位置しており[[日本]]国内からは南の空の低いところに見える


== 主な天体 ==
== 主な天体 ==
=== 恒星 ===
=== 恒星 ===
{{See also|つる座の恒星の一覧}}
{{See also|つる座の恒星の一覧}}
&alpha;星<ref name="simbad_alpha" />、&beta;星<ref name="simbad_beta" />の2つの2等星がある。
&alpha;星&beta;星の2つの[[等級 (天文)|2等星]]がある。
* [[つる座アルファ星|&alpha;星]]:アルナイル(''Alnair'')は、青白色の[[主系列星]]<ref name="simbad_alpha" />。つる座で最も明るい[[恒星]]。
* [[つる座ベータ星|&beta;星]]:Tiaki は、[[赤色巨星]]{{R|simbad_beta}}。つる座で2番目に明るい。
* [[つる座ガンマ星|&gamma;星]]:アルダナブ(''Al Dhanab'')は、3.01等星。


[[2022年]]4月現在、[[国際天文学連合]] (IAU) によって4個の[[恒星]]に固有名が認証されている{{R|iaucsn}}。
==歴史 ==
* [[つる座アルファ星|&alpha;星]]:[[見かけの等級|見かけの明るさ]]1.71等の[[B型主系列星]]で2等星{{R|simbad_alpha}}。「'''アルナイル'''{{R|StellaNavigator11}}Alnair{{R|iaucsn}})」という固有名を持つ。つる座で最も明るく見える恒星。
{{See also|ペーテル・ケイセル}}
* [[つる座ベータ星|&beta;星]]:見かけの明るさ2.11等の[[赤色巨星]]で2等星{{R|simbad_beta}}。脈動変光星の一種「[[不規則変光星]]」に分類される{{R|GCVS_beta}}で、つる座で2番目に明るく見える。[[2017年]]9月に[[トゥアモトゥ語]]由来{{R|WGSN2015-2018}}の「'''ティアキ'''{{R|StellaNavigator11}}(Tiaki{{R|iaucsn}})」という固有名が認証された。
[[File:Johann Bayer - Uraniometria - Southern Birds.jpg|thumb|『[[ウラノメトリア]]』に描かれたつる座(左上)]]
* [[つる座ガンマ星|&gamma;星]]:見かけの明るさ3.01等の3等星{{R|simbad_gamma}}。「'''アルダナブ'''{{R|StellaNavigator11}}(Aldhanab{{R|iaucsn}})」という固有名を持つ。
つる座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。
* [[HD 208487]]:[[太陽系]]から約146 [[光年]]の距離にあるG型またはF型の主系列星の7等星で、2つの[[太陽系外惑星]]の存在が確認されている{{R|simbad_HD208487}}。国際天文学連合の100周年記念行事「[[NameExoWorlds|IAU100 NameExoWorlds]]」で[[ガボン共和国]]に命名権が与えられ、主星はItonda、太陽系外惑星bはMintomeと命名された{{R|approved}}。


=== 星団・星雲・銀河 ===
現在のつる座の領域の一部は、[[クラウディオス・プトレマイオス]](トレミー)が定めた[[みなみのうお座]]の一部で、&gamma;星は魚の尾の部分であった{{R|Ridpath}}。&alpha;星の「アルナイル」は「魚の尾の中での明るい星」というアラビア語の一部から付けられた名称である{{R|Kondo}}が、これは16世紀にアラビアの天文学者が、みなみのうお座の領域をプトレマイオスが定めた境界を超えてさらに南へと拡張したことから生じた名称である{{R|Ridpath}}。
* IC 5148:太陽系から約3,800 光年の距離にある[[惑星状星雲]]{{R|simbad_IC5148}}。[[19世紀]]にオーストラリアのアマチュア天文家[[ウォルター・フレデリック・ゲイル]]とアメリカの[[ルイス・スウィフト]]によってそれぞれ独立に発見された{{R|Streicher2010}}。そのドーナツ状の姿から「スペアタイヤ星雲 ({{Lang-en-short|Spare Tyre Nebula}})」の通称で呼ばれることもある{{R|ESO20121015}}。
[[File:From Cosmic Spare Tyre to Ethereal Blossom (8089844621).jpg|thumb|center|320px|[[ヨーロッパ南天天文台|欧州南天天文台]] (ESO) [[ラ・シヤ天文台]]の[[新技術望遠鏡]] (NTT) で撮影された惑星状星雲IC5148。]]


== 由来と歴史 ==
1598年に、[[ペトルス・プランシウス]]と{{仮リンク|ヨドクス・ホンディウス|en|Jodocus Hondius}}が、[[ペーテル・ケイセル]]と[[フレデリック・デ・ハウトマン]]が残した観測記録を元に作成した[[地球儀]]に''Krane''(オランダ語で鶴)、''Grus''(ラテン語で鶴)として現したものに始まる。それを、[[ヨハン・バイエル]]が[[1603年]]に発刊した『[[ウラノメトリア]]』で引用したことにより世に知られるようになった{{R|Ridpath}}。デ・ハウトマンは1603年に出版した星表で ''Den Reygher''「[[サギ|さぎ]]座」として、プランシウスは、後の1625年に作成した地球儀では ''Phoenicopterus'' 「[[フラミンゴ]]座」として名付けていたが、最終的にはオリジナルの「つる座」が世に広まった{{R|Ridpath}}。
[[File:Johann Bayer - Uraniometria - Southern Birds.jpg|thumb|320px|ヨハン・バイエル『[[ウラノメトリア]]』(1603年)に描かれたつる座(左上)。]]
つる座は、[[ドイツ]]の法律家[[ヨハン・バイエル]]が[[1603年]]に出版した星図『[[ウラノメトリア]]』で世に知られるようになったためバイエルが新たに設定した星座として紹介されることがある{{R|Hara}}。しかし実際は、[[1598年]]に[[フランドル]]生まれの[[オランダ]]の[[天文学者]][[ペトルス・プランシウス]]が、オランダの[[航海士]][[ペーテル・ケイセル]]と[[フレデリック・デ・ハウトマン]]が[[1595年]]から[[1597年]]にかけての[[東インド]]航海で残した観測記録を元に、オランダの天文学者{{仮リンク|ヨドクス・ホンディウス|en|Jodocus Hondius}}と協力して製作した[[天球儀]]にツルの姿を描いたことに始まる{{R|Ridpath}}。そのため、近世星座史の研究が進んだ[[2010年代]]以降はケイセルとデ・ハウトマンが考案した星座とされている{{R|Nenkan2013}}。


プランシウスらは、1598年に製作した天球儀に描いたツルの星座に、[[オランダ語]]で Krane、[[ラテン語]]で '''Grus''' という星座名を付けた{{R|Ridpath|Dekker1987}}。ホンディウスは[[1600年]]と[[1601年]]に製作した天球儀にもツルの星座絵と Grus という星座名を記している{{R|Dekker1987}}。[[1603年]]、バイエルは、プランシウスやホンディウスの天球儀から星の位置をそっくり写し取って、[[星図]]『ウラノメトリア』を出版した{{R|Dekker1987}}。そのため、バイエルの『ウラノメトリア』でも '''Grus''' という星座名がそのまま引き継がれた{{R|Ridpath|Dekker1987}}。
中国の[[近南極星区]]の[[星官]]としては、本星座に相当するものはバイエル星座を直訳した「鶴」の名称となっている。

一方で、この鳥の星座に対して異なる種類の鳥を充てようとする動きが見られた。[[1602年]]に第2次東インド航海からオランダに帰国したデ・ハウトマンは、1603年に出版したマレー語辞典に付録として付けた[[星表]]の中で、オランダ語で「[[サギ]](鷺)」を意味する '''Den Reygher''' という星座名を付けた{{R|Ridpath|de_Houtman1603}}。また、オランダの法学者・地理学者の{{仮リンク|パウルス・メールラ|en|Paulus Merula}}は、[[1605年]]の地理書『Cosmographia Generalis』に著した星座解説の中で、ラテン語で「[[フラミンゴ]]」を意味する '''Phœnicopterus''' という星座名を付けている{{R|Dekker1987|Merula1605}}。また、フランドルの地球儀製作者でプランシウスの共同制作者でもあった{{仮リンク|ペトルス・カエリウス|en|Pieter van den Keere}}も、1625年に製作した天球儀で Phœnicopterus という星座名を充てていた{{R|Ridpath}}。このカエリウスの天球儀はプランシウスの死後に製作されたものだが、イギリスの天文史家[[イアン・リドパス]]は、フラミンゴの星座としたのはプランシウスの影響によるものであるとしている{{R|Ridpath}}。17世紀初頭に見られたこれら独自の命名は、バイエルの『ウラノメトリア』ほどの影響を与えることなく、結局元の Grus が生き残ることとなった{{R|Ridpath}}。

この星座に付けられたギリシア文字の符号は、バイエルが付けたいわゆる「バイエル符号」ではなく、[[18世紀]][[フランス]]の天文学者[[ニコラ=ルイ・ド・ラカーユ|ニコラ=ルイ・ド・ラカイユ]]によって付けられたものである。ラカイユは、自身が考案した14星座のほか、バイエルが符号をつけていなかった南天の星座にギリシア文字の符号を付しており、つる座の星々にも&alpha;から&phi;までの符号を付した{{R|Coelum_australe_stelliferum}}。ただし、このとき&kappa;・&xi;・&nu;・&omicron;の4つは使われなかった{{R|Coelum_australe_stelliferum}}。ラカイユが付した符号は、[[19世紀]][[イギリス]]の天文学者[[フランシス・ベイリー]]が編纂した『The Catalogue of Stars of the British Association for the Advancement of Science』([[1845年]])に全面的に引き継がれた{{R|BAC}}。さらに、[[アメリカ]]の天文学者[[ベンジャミン・グールド]]が[[1879年]]に出版した『Uranometria Argentina』で星座の境界線が引き直した際、ラカイユが使わなかった &kappa;・&xi;・&nu;・&omicron;の4星が加えられた{{R|Gould1879}}。

[[1922年]]5月に[[ローマ]]で開催されたIAUの設立総会で現行の88星座が定められた際にそのうちの1つとして選定され、星座名は '''Grus'''、略称は '''Gru''' と正式に定められた{{R|Ridpath2}}。新しい星座のため星座にまつわる神話や伝承はない。

現在のつる座の恒星の一部には、これらがかつて[[みなみのうお座]]の領域にあったことを伺わせる固有名が付けられている。たとえば、&alpha;星のアルナイルは[[アラビア語]]で「魚の尾の明るいもの」を意味する ''al-nayyir min dhanab al-ḥūt'' に{{R|Ridpath|Kondo2012}}、&gamma;星のアルダナブは、「尾」を意味する ''al-dhanab'' に由来した名称である{{R|Allen2013}}。これは、[[16世紀]]にアラビアの天文学者が、みなみのうお座の領域を[[クラウディオス・プトレマイオス]]が定めた境界を超えてさらに南へと拡張したことによって生じたものである{{R|Ridpath}}。

=== 中国 ===
現在のつる座の領域は、中国の歴代王朝の版図からはほとんど見ることができなかったため、[[三垣]]や[[二十八宿]]には含まれなかった。この領域の星々が初めて記されたのは[[明|明代末期]]の[[1631年]]から[[1635年]]にかけて[[イエズス会|イエズス会士]][[アダム・シャール]]や[[徐光啓]]らにより編纂された天文書『[[崇禎暦書]]』であった{{R|Osaki1987}}。この頃、明の首都北京の天文台にはバイエルの『ウラノメトリア』が2冊あり、南天の新たな星官は『ウラノメトリア』に描かれた新星座をほとんどそのまま取り入れたものとなっている{{R|Osaki1987}}。これらの星座はそのまま[[清|清代]]の[[1752年]]に編纂された天文書『欽定儀象考成』に取り入れられており、つる座の星は「鶴」という[[星官]]に配されていた{{R|Osaki1987}}。

== 呼称と方言 ==
日本では明治末期には「'''鶴'''」という訳語が充てられていた。このことは、[[1908年]](明治41年)に創刊された[[日本天文学会]]の会誌『[[天文月報]]』の第1巻第9号に掲載された「十二月の天」と題した星図で確認できる{{R|AH190812}}。その後、[[1910年]](明治43年)2月に星座の訳名が改定された際も変更なく「鶴」が使われた{{R|AH191002}}。この訳名は、[[1925年]](大正14年)に初版が刊行された『[[理科年表]]』にも「'''鶴(つる)'''」として引き継がれ{{R|Rika_1925}}、[[1944年]](昭和19年)に[[学術研究会議]]によって天文学用語が改定された際も変更されなかった{{R|1944jutsugo}}。戦後の[[1952年]](昭和27年)7月に日本天文学会が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」{{R|gakujutsu1994}}とした際に、Grus の日本語名は「'''つる'''」と改定された{{R|AH195210}}。この改定以降は「つる」が星座名として継続して用いられている。

現代の中国では、天のツルという意味の'''天鶴座'''と呼ばれている{{R|Osaki1987_2}}。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}

=== 出典 ===
{{Reflist|25em|refs=
<ref name="boundary">{{Cite web
| title=The Constellations
| publisher=[[国際天文学連合]]
| url=https://www.iau.org/public/constellations/#gru
| access-date=2023-03-21}}</ref>

<ref name="Ridpath">{{Cite web
| last=Ridpath | first=Ian | authorlink=イアン・リドパス
| title=Grus
| website=Star Tales | url=http://www.ianridpath.com/startales/grus.html
| access-date=2023-03-21}}</ref>

<ref name="iaucsn">{{Cite web
| last=Mamajek | first=Eric E.
| url=https://www.pas.rochester.edu/~emamajek/WGSN/IAU-CSN.txt
| title=IAU Catalog of Star Names | date=2022-04-04
| publisher=[[国際天文学連合]] | access-date=2023-03-21}}</ref>

<ref name="simbad_alpha">{{Cite simbad
| title=alf Gru
| access-date=2023-02-28}}</ref>
<ref name="StellaNavigator11">{{citation | 和書
| publisher=AstroArts
| title=ステラナビゲータ11
| edition=11.0i}}</ref>

<ref name="simbad_beta">{{Cite simbad
| title=bet Gru
| access-date=2023-02-28}}</ref>
<ref name="WGSN2015-2018">{{Cite web
| title=TRIENNIAL REPORT 2016-2018
| work=Division C Working Group Star Names | publisher=[[IAU]]
| url=https://www.iau.org/static/science/scientific_bodies/working_groups/280/wg-starnames-triennial-report-2015-2018.pdf
| access-date=2023-02-28}}</ref>
<ref name="GCVS_beta">{{cite journal
| last1=Samus’| first1=N. N. | last2=Kazarovets | first2=E. V. | last3=Durlevich | first3=O. V. | last4=Kireeva | first4=N. N. | last5=Pastukhova | first5=E. N.
| title=General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1
| url=https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ64170a122aa11c&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=22509
| journal=Astronomy Reports | volume=61 | issue=1 | year=2017 | pages=80-88 | issn=1063-7729
| doi=10.1134/S1063772917010085 | bibcode= 2017ARep...61...80S}}</ref>

<ref name="simbad_gamma">{{Cite simbad
| title=gam Gru
| access-date=2023-02-28}}</ref>

<ref name="simbad_HD208487">{{Cite simbad
| title=HD 208487

| access-date=2023-03-21}}</ref>
<ref name="approved">{{cite web
| title=Approved names
| url=http://www.nameexoworlds.iau.org/final-results
| publisher=[[国際天文学連合]] | website=Name Exoworlds | language=en
| access-date=2023-02-18 | date=2019-12-17}}</ref>

<ref name="simbad_IC5148">{{Cite simbad
| title=IC 5148
| access-date=2023-03-21}}</ref>
<ref name="Streicher2010">{{Cite journal
| last=Streicher | first=Magda
| title=Deep-sky Delights: Grus - an Elegant Starry Bird
| journal=Monthly Notes of the Astronomical Society of South Africa | volume=69 | pages=229-234 | date=2010-12 | issn=0024-8266}}</ref>
<ref name="ESO20121015">{{cite web
| title=From Cosmic Spare Tyre to Ethereal Blossom
| website=www.eso.org | date=2012-10-15
| url=https://www.eso.org/public/images/potw1242a/ | access-date=2023-03-21}}</ref>

<ref name="Hara">{{Cite book | 和書
| author=原恵 | authorlink=原恵
| title=星座の神話 - 星座史と星名の意味
| publisher=[[恒星社厚生閣]] | date=2007-02-28 | edition=新装改訂版4刷 | isbn=978-4-7699-0825-8 | pp=26-30}}</ref>

<ref name="Nenkan2013">{{Cite book | 和書
| author=山田陽志郎
| title=天文年鑑 2013年版
| chapter=星座
| publisher=[[誠文堂新光社]] | date=2012-11-25 | pp=284-287 | isbn=978-4-416-21285-1}}</ref>

<ref name="Dekker1987">{{cite journal
| last=Dekker | first=Elly
| title=Early explorations of the southern celestial sky
| journal=Annals of Science | publisher=Informa UK Limited | volume=44 | issue=5 | year=1987 | issn=0003-3790
| doi=10.1080/00033798700200301 | bibcode=1987AnSci..44..439D | page=451}}</ref>

<ref name="de_Houtman1603">{{cite book
| last=de Houtman | first=Frederick | authorlink=フレデリック・デ・ハウトマン
| title=Spraeck ende woord-boeck inde Maleysche ende Madagaskarsche talen, met vele Arabische ende Turcsche woorden ... : Noch zijn hier byghevoecht de declinatien van vele vaste sterren, staende omtrent den Zuyd-pool ...
| publisher=Jan Evertsz. Cloppenburch | publication-place=Amstelredam, | year=1603 | oclc=68675342 | language=nl | page=245
| url=https://objects.library.uu.nl/reader/index.php?obj=1874-205055&lan=en#page//34/07/73/34077357252614791813273687930502782809.jpg/mode/1up}}</ref>

<ref name="Merula1605">{{cite book
| last=Merula | first=Paulus | last2=Bertius | first2=Petrus | last3=Doetichum | first3=Baptista van | last4=Doetichum | first4=Jan van
| title=Paulli G.F.P.N. Merulae Cosmographiae Generalis Libri Tres : Item Geographiae Particvlaris Libri Qvatvor: Quibus Evropa in genere, speciatim Hispania, Gallia, Italia, describuntur
| publisher=Plantin | publication-place=Lugduni Batavorum
| year=1605 | oclc=634439834 | language=la | page=107
| url=https://play.google.com/books/reader?id=Hz9VAAAAcAAJ&pg=GBS.PA106}}</ref>

<ref name="Coelum_australe_stelliferum">{{cite book
| last=de Lacaille | first=Nicolas-Louis
| title=Coelum australe stelliferum
| publisher=sumptibus Hipp. Lud. Guerin et Lud. Fr. Delatour | doi=10.3931/E-RARA-529
| url=https://www.e-rara.ch/zut/doi/10.3931/e-rara-529 | language=la | access-date=2023-03-07 | page=201-202}}</ref>

<ref name="BAC">{{cite book
| last=Baily | first=Francis | author-link=フランシス・ベイリー
| title=The Catalogue of Stars of the British Association for the Advancement of Science
| publisher=R. and J. E. Taylor | publication-place=London | year=1845 | bibcode=1845tcot.book.....B}}</ref>

<ref name="Gould1879">{{Cite journal
| last=Gould | first=Benjamin Apthorp | author-link=ベンジャミン・グールド
| title=Uranometria Argentina: Brightness and position of every fixed star, down to the seventh magnitude, within one hundred degrees of the South Pole; with atlas
| journal=Resultados del Observatorio Nacional Argentino | year=1879 | volume=1 | oclc=11484342
| url=https://articles.adsabs.harvard.edu/pdf/1879RNAO....1D...1G#page=172
| bibcode= 1879RNAO....1....1G | page=156}}</ref>

<ref name="Ridpath2">{{cite web
| last=Ridpath | first=Ian|authorlink=イアン・リドパス
| title= The IAU list of the 88 constellations and their abbreviations
| url=http://www.ianridpath.com/iaulist1.html
| website=Star Tales | access-date=2023-03-21}}</ref>

<ref name="Kondo2012">{{Cite book | 和書
| author=近藤二郎 | authorlink=近藤二郎
| title=星の名前のはじまり アラビアで生まれた星の名称と歴史
| date=2012年8月 | page=172 | edition=初版 | publisher=[[誠文堂新光社]] | isbn=978-4-416-21283-7}}</ref>

<ref name="Allen2013">{{cite book
| last=Allen | first=Richard H. | author-link=リチャード・ヒンクリー・アレン
| title=Star Names: Their Lore and Meaning
| url=https://books.google.com/books?id=vWDsybJzz7IC
| date=2013-2-28 | publisher=Courier Corporation | isbn=978-0-486-13766-7|pages=237-238}}</ref>

<ref name="Osaki1987">{{cite book | 和書
| author=大崎正次 | authorlink=大崎正次
| title=中国の星座の歴史 | chapter=清時代の星座 | pages=106-114
| date=1987-05-05 | publisher=[[雄山閣出版]] | isbn=4-639-00647-0}}</ref>

<ref name="AH190812">{{cite journal | 和書
| title=星座名
| url=https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1908/pdf/190812.pdf#page=12
| journal=[[天文月報]] | volume=1 | issue=9 | date=1908-12 | page=12 | issn=0374-2466}}</ref>

<ref name="AH191002">{{cite journal | 和書
| title=星座名
| url=https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1909/pdf/191002.pdf#page=11
| journal=[[天文月報]] | volume=2 | issue=11 | date=1910-02 | page=11 | issn=0374-2466}}</ref>

<ref name="Rika_1925">{{Cite book | 和書
| editor=東京天文台 | editor-link=国立天文台
| publisher=[[丸善]] | year=1925
| title=理科年表 第1冊
| url=https://dl.ndl.go.jp/pid/977669/1/39 | pages=61-64}}</ref>

<ref name="gakujutsu1994">{{cite book | 和書
| title=文部省学術用語集天文学編(増訂版)
| publisher=日本学術振興会 | edition=第1刷 | date=1994-11-15 | page=316 | isbn=4-8181-9404-2}}</ref>

<ref name="1944jutsugo">{{cite book | 和書
| editor=[[学術研究会議]]
| title=天文術語集
| date=1944-1 | page=10 | chapter=星座名
| url=https://dl.ndl.go.jp/pid/1124236/1/9 | doi=10.11501/1124236}}</ref>

<ref name="AH195210">{{cite journal | 和書
| title=星座名
| url=https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1952/pdf/195210.pdf#page=13
| journal=[[天文月報]] | volume=45 | issue=10 | date=1952-10 | page=158 | issn=0374-2466}}</ref>

<ref name="Osaki1987_2">{{cite book | 和書
| author=大崎正次 | authorlink=大崎正次
| title=中国の星座の歴史 | chapter=辛亥革命以後の星座 | pages=115-118
| date=1987-05-05 | publisher=[[雄山閣出版]] | isbn=4-639-00647-0}}</ref>


== 出典 ==
{{Reflist|refs=
<ref name="simbad_alpha">{{cite web
| title=Results for * alf Gru
| work=[[SIMBAD|SIMBAD Astronomical Database]]
| url=https://simbad.u-strasbg.fr/simbad/sim-id?Ident=%403420267
| publisher=[[ストラスブール天文データセンター|CDS]]
| accessdate=2013-01-23}}</ref>
<ref name="simbad_beta">{{cite web
| title=Results for V* bet Gru
| work=[[SIMBAD]] Astronomical Database
| url=https://simbad.u-strasbg.fr/simbad/sim-id?Ident=%403388654
| publisher=[[ストラスブール天文データセンター|CDS]]
| accessdate=2013-01-23}}</ref>
<ref name="Ridpath">{{cite web
|url = http://www.ianridpath.com/startales/grus.htm
|title = Star Tales - Grus
|last = Ridpath |first = Ian
|work = Star Tales
|accessdate = 2020-04-21}}</ref>
<ref name="Kondo">{{Cite book|和書
|author = [[近藤二郎]]
|title = 星の名前のはじまり アラビアで生まれた星の名称と歴史
|date = 2012年8月
|page = 172
|edition = 初版
|publisher = [[誠文堂新光社]]
|isbn = 978-4-416-21283-7
|ref = harv }}</ref>
}}
}}



2023年3月21日 (火) 06:33時点における版

つる座
Grus
Grus
属格 Gruis
略符 Gru
発音 英語発音: [ˈɡrʌs]、口語的に/ˈɡruːs/; 属格:/ˈɡruːɨs/
象徴 ツル
概略位置:赤経  21h 27m 42.7s -  23h 27m 04.4s[1]
概略位置:赤緯 −36.31° - −56.39°[1]
広さ 365.513平方度[2]45位
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
28
3.0等より明るい恒星数 2
最輝星 α Gru(1.71
メシエ天体 0
隣接する星座 みなみのうお座
けんびきょう座
インディアン座
きょしちょう座
ほうおう座
ちょうこくしつ座
テンプレートを表示

つる座(つるざ、Grus)は現代の88星座の1つ。16世紀末に考案された新しい星座で、をモチーフとしている[1][3]みなみのうお座の南側に位置しており、日本国内からは南の空の低いところに見える。

主な天体

恒星

α星とβ星の2つの2等星がある。

2022年4月現在、国際天文学連合 (IAU) によって4個の恒星に固有名が認証されている[4]

星団・星雲・銀河

欧州南天天文台 (ESO) ラ・シヤ天文台新技術望遠鏡 (NTT) で撮影された惑星状星雲IC5148。

由来と歴史

ヨハン・バイエル『ウラノメトリア』(1603年)に描かれたつる座(左上)。

つる座は、ドイツの法律家ヨハン・バイエル1603年に出版した星図『ウラノメトリア』で世に知られるようになったためバイエルが新たに設定した星座として紹介されることがある[16]。しかし実際は、1598年フランドル生まれのオランダ天文学者ペトルス・プランシウスが、オランダの航海士ペーテル・ケイセルフレデリック・デ・ハウトマン1595年から1597年にかけての東インド航海で残した観測記録を元に、オランダの天文学者ヨドクス・ホンディウス英語版と協力して製作した天球儀にツルの姿を描いたことに始まる[3]。そのため、近世星座史の研究が進んだ2010年代以降はケイセルとデ・ハウトマンが考案した星座とされている[17]

プランシウスらは、1598年に製作した天球儀に描いたツルの星座に、オランダ語で Krane、ラテン語Grus という星座名を付けた[3][18]。ホンディウスは1600年1601年に製作した天球儀にもツルの星座絵と Grus という星座名を記している[18]1603年、バイエルは、プランシウスやホンディウスの天球儀から星の位置をそっくり写し取って、星図『ウラノメトリア』を出版した[18]。そのため、バイエルの『ウラノメトリア』でも Grus という星座名がそのまま引き継がれた[3][18]

一方で、この鳥の星座に対して異なる種類の鳥を充てようとする動きが見られた。1602年に第2次東インド航海からオランダに帰国したデ・ハウトマンは、1603年に出版したマレー語辞典に付録として付けた星表の中で、オランダ語で「サギ(鷺)」を意味する Den Reygher という星座名を付けた[3][19]。また、オランダの法学者・地理学者のパウルス・メールラ英語版は、1605年の地理書『Cosmographia Generalis』に著した星座解説の中で、ラテン語で「フラミンゴ」を意味する Phœnicopterus という星座名を付けている[18][20]。また、フランドルの地球儀製作者でプランシウスの共同制作者でもあったペトルス・カエリウス英語版も、1625年に製作した天球儀で Phœnicopterus という星座名を充てていた[3]。このカエリウスの天球儀はプランシウスの死後に製作されたものだが、イギリスの天文史家イアン・リドパスは、フラミンゴの星座としたのはプランシウスの影響によるものであるとしている[3]。17世紀初頭に見られたこれら独自の命名は、バイエルの『ウラノメトリア』ほどの影響を与えることなく、結局元の Grus が生き残ることとなった[3]

この星座に付けられたギリシア文字の符号は、バイエルが付けたいわゆる「バイエル符号」ではなく、18世紀フランスの天文学者ニコラ=ルイ・ド・ラカイユによって付けられたものである。ラカイユは、自身が考案した14星座のほか、バイエルが符号をつけていなかった南天の星座にギリシア文字の符号を付しており、つる座の星々にもαからφまでの符号を付した[21]。ただし、このときκ・ξ・ν・οの4つは使われなかった[21]。ラカイユが付した符号は、19世紀イギリスの天文学者フランシス・ベイリーが編纂した『The Catalogue of Stars of the British Association for the Advancement of Science』(1845年)に全面的に引き継がれた[22]。さらに、アメリカの天文学者ベンジャミン・グールド1879年に出版した『Uranometria Argentina』で星座の境界線が引き直した際、ラカイユが使わなかった κ・ξ・ν・οの4星が加えられた[23]

1922年5月にローマで開催されたIAUの設立総会で現行の88星座が定められた際にそのうちの1つとして選定され、星座名は Grus、略称は Gru と正式に定められた[24]。新しい星座のため星座にまつわる神話や伝承はない。

現在のつる座の恒星の一部には、これらがかつてみなみのうお座の領域にあったことを伺わせる固有名が付けられている。たとえば、α星のアルナイルはアラビア語で「魚の尾の明るいもの」を意味する al-nayyir min dhanab al-ḥūt[3][25]、γ星のアルダナブは、「尾」を意味する al-dhanab に由来した名称である[26]。これは、16世紀にアラビアの天文学者が、みなみのうお座の領域をクラウディオス・プトレマイオスが定めた境界を超えてさらに南へと拡張したことによって生じたものである[3]

中国

現在のつる座の領域は、中国の歴代王朝の版図からはほとんど見ることができなかったため、三垣二十八宿には含まれなかった。この領域の星々が初めて記されたのは明代末期1631年から1635年にかけてイエズス会士アダム・シャール徐光啓らにより編纂された天文書『崇禎暦書』であった[27]。この頃、明の首都北京の天文台にはバイエルの『ウラノメトリア』が2冊あり、南天の新たな星官は『ウラノメトリア』に描かれた新星座をほとんどそのまま取り入れたものとなっている[27]。これらの星座はそのまま清代1752年に編纂された天文書『欽定儀象考成』に取り入れられており、つる座の星は「鶴」という星官に配されていた[27]

呼称と方言

日本では明治末期には「」という訳語が充てられていた。このことは、1908年(明治41年)に創刊された日本天文学会の会誌『天文月報』の第1巻第9号に掲載された「十二月の天」と題した星図で確認できる[28]。その後、1910年(明治43年)2月に星座の訳名が改定された際も変更なく「鶴」が使われた[29]。この訳名は、1925年(大正14年)に初版が刊行された『理科年表』にも「鶴(つる)」として引き継がれ[30]1944年(昭和19年)に学術研究会議によって天文学用語が改定された際も変更されなかった[31]。戦後の1952年(昭和27年)7月に日本天文学会が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」[32]とした際に、Grus の日本語名は「つる」と改定された[33]。この改定以降は「つる」が星座名として継続して用いられている。

現代の中国では、天のツルという意味の天鶴座と呼ばれている[34]

脚注

出典

  1. ^ a b c The Constellations”. 国際天文学連合. 2023年3月21日閲覧。
  2. ^ 星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j Ridpath, Ian. “Grus”. Star Tales. 2023年3月21日閲覧。
  4. ^ a b c d Mamajek, Eric E. (2022年4月4日). “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2023年3月21日閲覧。
  5. ^ "alf Gru". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年2月28日閲覧
  6. ^ a b c 『ステラナビゲータ11』(11.0i)AstroArts。 
  7. ^ "bet Gru". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年2月28日閲覧
  8. ^ Samus’, N. N.; Kazarovets, E. V.; Durlevich, O. V.; Kireeva, N. N.; Pastukhova, E. N. (2017). “General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1”. Astronomy Reports 61 (1): 80-88. Bibcode2017ARep...61...80S. doi:10.1134/S1063772917010085. ISSN 1063-7729. https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ64170a122aa11c&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=22509. 
  9. ^ TRIENNIAL REPORT 2016-2018”. Division C Working Group Star Names. IAU. 2023年2月28日閲覧。
  10. ^ "gam Gru". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年2月28日閲覧
  11. ^ "HD 208487". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年3月21日閲覧
  12. ^ Approved names” (英語). Name Exoworlds. 国際天文学連合 (2019年12月17日). 2023年2月18日閲覧。
  13. ^ "IC 5148". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年3月21日閲覧
  14. ^ Streicher, Magda (2010-12). “Deep-sky Delights: Grus - an Elegant Starry Bird”. Monthly Notes of the Astronomical Society of South Africa 69: 229-234. ISSN 0024-8266. 
  15. ^ From Cosmic Spare Tyre to Ethereal Blossom”. www.eso.org (2012年10月15日). 2023年3月21日閲覧。
  16. ^ 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  17. ^ 山田陽志郎「星座」『天文年鑑 2013年版』誠文堂新光社、2012年11月25日。ISBN 978-4-416-21285-1 
  18. ^ a b c d e Dekker, Elly (1987). “Early explorations of the southern celestial sky”. Annals of Science (Informa UK Limited) 44 (5): 451. Bibcode1987AnSci..44..439D. doi:10.1080/00033798700200301. ISSN 0003-3790. 
  19. ^ de Houtman, Frederick (1603) (オランダ語). Spraeck ende woord-boeck inde Maleysche ende Madagaskarsche talen, met vele Arabische ende Turcsche woorden ... : Noch zijn hier byghevoecht de declinatien van vele vaste sterren, staende omtrent den Zuyd-pool .... Amstelredam,: Jan Evertsz. Cloppenburch. p. 245. OCLC 68675342. https://objects.library.uu.nl/reader/index.php?obj=1874-205055&lan=en#page//34/07/73/34077357252614791813273687930502782809.jpg/mode/1up 
  20. ^ Merula, Paulus; Bertius, Petrus; Doetichum, Baptista van; Doetichum, Jan van (1605) (ラテン語). Paulli G.F.P.N. Merulae Cosmographiae Generalis Libri Tres : Item Geographiae Particvlaris Libri Qvatvor: Quibus Evropa in genere, speciatim Hispania, Gallia, Italia, describuntur. Lugduni Batavorum: Plantin. p. 107. OCLC 634439834. https://play.google.com/books/reader?id=Hz9VAAAAcAAJ&pg=GBS.PA106 
  21. ^ a b de Lacaille, Nicolas-Louis (ラテン語). Coelum australe stelliferum. sumptibus Hipp. Lud. Guerin et Lud. Fr. Delatour. p. 201-202. doi:10.3931/E-RARA-529. https://www.e-rara.ch/zut/doi/10.3931/e-rara-529 2023年3月7日閲覧。 
  22. ^ Baily, Francis (1845). The Catalogue of Stars of the British Association for the Advancement of Science. London: R. and J. E. Taylor. Bibcode1845tcot.book.....B 
  23. ^ Gould, Benjamin Apthorp (1879). “Uranometria Argentina: Brightness and position of every fixed star, down to the seventh magnitude, within one hundred degrees of the South Pole; with atlas”. Resultados del Observatorio Nacional Argentino 1: 156. Bibcode1879RNAO....1....1G. OCLC 11484342. https://articles.adsabs.harvard.edu/pdf/1879RNAO....1D...1G#page=172. 
  24. ^ Ridpath, Ian. “The IAU list of the 88 constellations and their abbreviations”. Star Tales. 2023年3月21日閲覧。
  25. ^ 近藤二郎『星の名前のはじまり アラビアで生まれた星の名称と歴史』(初版)誠文堂新光社、2012年8月、172頁。ISBN 978-4-416-21283-7 
  26. ^ Allen, Richard H. (2013-2-28). Star Names: Their Lore and Meaning. Courier Corporation. pp. 237-238. ISBN 978-0-486-13766-7. https://books.google.com/books?id=vWDsybJzz7IC 
  27. ^ a b c 大崎正次「清時代の星座」『中国の星座の歴史』雄山閣出版、1987年5月5日、106-114頁。ISBN 4-639-00647-0 
  28. ^ 星座名」『天文月報』第1巻第9号、1908年12月、12頁、ISSN 0374-2466 
  29. ^ 星座名」『天文月報』第2巻第11号、1910年2月、11頁、ISSN 0374-2466 
  30. ^ 東京天文台 編『理科年表 第1冊丸善、1925年、61-64頁https://dl.ndl.go.jp/pid/977669/1/39 
  31. ^ 学術研究会議 編「星座名」『天文術語集』1944年1月、10頁。doi:10.11501/1124236https://dl.ndl.go.jp/pid/1124236/1/9 
  32. ^ 『文部省学術用語集天文学編(増訂版)』(第1刷)日本学術振興会、1994年11月15日、316頁。ISBN 4-8181-9404-2 
  33. ^ 星座名」『天文月報』第45巻第10号、1952年10月、158頁、ISSN 0374-2466 
  34. ^ 大崎正次「辛亥革命以後の星座」『中国の星座の歴史』雄山閣出版、1987年5月5日、115-118頁。ISBN 4-639-00647-0