エリック・ホズマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • エリック・ホスマー
エリック・ホズマー
Eric Hosmer
カンザスシティ・ロイヤルズ #35
Eric Hosmer (27258744970).jpg
2016年6月7日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ハイアリア
生年月日 (1989-10-24) 1989年10月24日(27歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目(全体3位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名
初出場 2011年5月6日
年俸 $12,250,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年2017年
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

エリック・ジョン・ホズマーEric John Hosmer, [ˈhɒzmər] 1989年10月24日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ハイアリア出身のプロ野球選手一塁手)。左投左打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズに所属。代理人スコット・ボラス

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校時代は最終学年に打率.470、11本塁打、27打点を記録。全米No.1の高校生スラッガーとして注目を集め、2008年MLBドラフト1巡目(全体3位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けるも、代理人のスコット・ボラスが700万ドルの契約金を要求し、ロイヤルズとの入団交渉は難航した[2]。決裂した場合にはアリゾナ州立大学へ進学する予定だったが、交渉期限の11分前に球団史上最高額となる600万ドルの契約金で入団に合意した[3]。この年はルーキーリーグで3試合の出場に留まったが、その期待の大きさから、2009年の開幕前には「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、球団内ではマイク・ムスターカスに次ぐ2位、マイナー全体では24位にランクインされた[4]

プロ入り後[編集]

2009年乱視と右手甲の亀裂骨折の影響で不振に陥り、A級とA+級で打率.241、6本塁打OPS.695という成績に終わった。オフには乱視矯正のためのレーシック手術を受けた[5]

2010年は本来の打撃を取り戻し、A+級ウィルミントン・ブルーロックス英語版とAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズで打率.338、20本塁打、OPS.977を記録。オフには「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団トップ、マイナー全体でも9位の評価を受けた[6]

2011年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズ打率.439、OPS1.107という好成績を残し、5月6日オークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューを果たした。5月11日ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初本塁打を放つと、次の試合でも本塁打を放ち、ロイヤルズ側からは早くもホズマーの契約延長を望む声が上がり始めたが、将来のFA市場を優先するボラスはそれを一蹴した[7]。7月にはア・リーグの月間最優秀新人に選出[8]。後半戦は3番を任され、1年目ながら打率.293、19本塁打、78打点という成績を残した。ア・リーグ新人王の投票ではジェレミー・ヘリクソンマーク・トランボに次ぐ3位に入った[9]

2012年は3番・一塁手として開幕を迎えたが、5月の後半まで打率が1割台に低迷する有様で、次第に下位打線へと回されるようになった。結局、最後まで調子が上がらなかった[10]

2013年は怪我で離脱したマーク・テシェイラに代わりWBCアメリカ代表に選出された[11]。自身初の.300以上となる打率.302・17本塁打・79打点という打撃成績を残す一方、守備・走塁面でも活躍。3年連続での2桁盗塁、ゴールドグラブ賞を初めて受賞した。

2014年1月17日にロイヤルズと360万ドルの1年契約に合意した[12][13]。レギュラーシーズンでは、メジャーデビューから4年連続で規定打席に到達したが、本塁打・盗塁は自身初の二桁未達、得点・打点は自己最少となった。また、エラーの数がリーグ最多ながら2年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した。

2015年は158試合に出場し、打率.297・18本塁打・自己最多の93打点をマークした。ファーストの守備では、154試合で守りに就いて4失策・守備率.997・DRS + 1という成績を残した。また1261刺殺と101補殺はいずれも、リーグの一塁手としては最多であった。

2016年は初めてオールスターにファン投票にて選出された。7月12日に行われたオールスターゲームでは2安打1本塁打2打点の活躍で、ロイヤルズの選手では1989年のボー・ジャクソン以来となるMVPに輝いた[14]。この年は25本塁打を放って104打点 (リーグ9位タイ) を記録した。一塁手の守備は、154試合で6失策・守備率.995・DRS - 7だった。

2017年は開幕前の2月9日第4回WBCアメリカ合衆国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[15]3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[16]。大会最優秀一塁手賞を受賞した[17]

プレースタイル[編集]

類稀なパワーに、広角に打ち分ける打撃技術と選球眼を兼ね備え、活躍が期待される選手とされる[18]。ロイヤルズの主砲ビリー・バトラーは「この年代の選手ではずば抜けている」と感嘆し、メジャーデビュー時に打撃コーチを務めていたケビン・サイツァーも「凄い才能の持ち主だ」とホズマーを絶賛していた[5]

一塁手としては珍しい強肩の持ち主である。高校時代には投手として90マイル台中盤の速球を投げていた[18]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 KC 128 563 523 66 153 27 3 19 243 78 11 5 0 5 34 7 1 82 13 .293 .334 .465 .799
2012 152 598 535 65 124 22 2 14 192 60 16 1 0 5 56 4 2 95 10 .232 .304 .359 .663
2013 159 680 623 86 188 34 3 17 279 79 11 4 1 4 51 4 1 100 15 .302 .353 .448 .801
2014 131 547 503 54 136 35 1 9 200 58 4 2 0 6 35 4 3 93 12 .270 .318 .398 .716
2015 158 667 599 98 178 33 5 18 275 93 7 3 1 3 61 6 3 108 16 .297 .363 .459 .822
2016 158 667 605 80 161 24 1 25 262 104 5 3 0 4 57 5 1 132 18 .266 .328 .433 .761
MLB:6年 886 3722 3388 449 940 175 15 102 1451 472 54 18 2 27 294 30 11 610 84 .277 .335 .428 .763
  • 2016年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 右翼(RF)
























2011 KC 127 1096 78 8 101 .993 -
2012 148 1183 103 9 132 .993 3 1 1 1 0 .667
2013 158 1205 122 8 118 .994 1 0 0 0 0 .---
2014 140 1043 88 10 85 .991 -
2015 154 1261 101 4 121 .997 1 0 0 0 0 .---
2016 154 1240 74 6 118 .995 -
MLB:6年 871 7028 566 45 675 .994 5 1 1 1 0 .667

表彰[編集]

MLB
国際大会

記録[編集]

背番号[編集]

  • 35 (2011年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Eric Hosmer Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2017年3月22日閲覧。
  2. ^ Sam Mellinger(2008-08-08), Eric Hosmer, Scott Boras, and the Royals' quest to get better, KansasCity.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  3. ^ Mark Dent(2008-08-16), Royals sign top Draft pick Hosmer, royals.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  4. ^ Top 100 Prospects: No. 21-40, BaseballAmerica.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  5. ^ a b Ken Rosenthal(2011-05-13), Hosmer sure looks like the real deal, Fox Sports on MSN(英語), 2011年5月13日閲覧
  6. ^ 2011 Top 100 Prospects, BaseballAmerica.com(英語), 2011年5月13日閲覧
  7. ^ Jeff Passan(2011-05-12), Agent puts kibosh on Royals locking up Hosmer, Yahoo!Sports(英語), 2011年5月13日閲覧
  8. ^ Hosmer surprised by Rookie of the Month honor”. MLB.com (2011年8月4日). 2011年8月3日閲覧。
  9. ^ Agee, Kevin(2011-11-14). Hosmer places third in ROY voting. Scout.com(英語). 2011年12月23日閲覧
  10. ^ The Sophomore Slump Royals Review
  11. ^ 米国、ホズマーを登録
  12. ^ Royals agree to terms with Bonifacio, Hochevar and Hosmer”. MLB.com Royals Press Release (2014年1月17日). 2014年1月18日閲覧。
  13. ^ Dick Kaegel (2014年1月17日). “Royals avoid arbitration with trio of players”. MLB.com. 2014年1月18日閲覧。
  14. ^ http://m.mlb.com/news/article/189461578/eric-hosmer-wins-2016-all-star-game-mvp-award/
  15. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧
  16. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  17. ^ Yadi, Balentien among All-Classic Team standouts World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  18. ^ a b 2011 Top 50 Prospects | Top 50 Prospects: No. 8 - Eric Hosmer, 1B, KC - Video, MLB.com(英語), 2011年5月13日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]