ダニエル・マーフィー

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ダニエル・マーフィー
Daniel Murphy
ワシントン・ナショナルズ #20
Daniel Murphy on March 18, 2016 (2).jpg
2016年3月18日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ジャクソンビル
生年月日 (1985-04-01) 1985年4月1日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手三塁手一塁手左翼手
プロ入り 2006年 ドラフト13巡目(全体394番目)でニューヨーク・メッツから指名
初出場 2008年8月2日 ヒューストン・アストロズ
年俸 $8,000,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2017年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

ダニエル・トーマス・マーフィーDaniel Thomas Murphy, 1985年4月1日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のプロ野球選手。右投左打。MLBワシントン・ナショナルズに所属。愛称はマーフ[2]

経歴[編集]

プロ入りとメッツ時代[編集]

2006年MLBドラフト13巡目(全体394位)でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。

2008年8月2日マーロン・アンダーソン英語版故障者リスト入りに伴い、メジャーに昇格。この年は49試合に出場し、少ない打席数ながらも.313の高打率を記録。

2009年一塁手のレギュラーに定着し、打率.266、12本塁打、63打点とまずまずの成績を残した。

2010年スプリングトレーニング中に十字靭帯断裂をし、シーズンを全休した。

2011年二塁手のレギュラーとして出場し続けていたが、アイク・デービスデビッド・ライトの故障により、一塁手三塁手としても出場した。しかしシーズン後半、ブルックス・コンラッドの盗塁を阻止しようとした際に左足を負傷してしまう。最終的に109試合にしか出場できなかったが打率.320を残した。

2013年8月26日から9月1日にかけて、7試合の出場で29打数13安打(打率.448)、5二塁打、7打点、2盗塁、OPS1.069などの成績を残し、週間MVPを初受賞した。

2014年1月17日にメッツと570万ドルの1年契約を結んだ[3]。前半戦は、好成績を残し、自身初めてMLBオールスターゲームに選出された[4]

2015年二塁手・三塁手として130試合に出場し、これまでとは異なる質の成績を記録した。打率.281・14本塁打(自己ベスト)・73打点(自己2位)という打撃成績は、例年と同水準だったが、3年連続で80以上だった三振が38まで減少した。走塁面では、3年連続2ケタ盗塁を記録していたが、2盗塁・2盗塁死という内容に終わった。守備では、最多の守備機会を得たのが二塁手の69試合で、6失策守備率.979・DRS -6とイマイチの成績だった。次いで三塁手として42試合で守り、6失策・守備率.935・DRS -1という内容で、エラーの生産ペースが高かった。他には一塁手としても17試合で守り、1失策・守備率.992・DRS +2という成績だった。チームにとって9年ぶりのポストシーズンロサンゼルス・ドジャースとのディビジョンシリーズでポストシーズン初出場を果たし、第1戦でドジャースのエースのクレイトン・カーショウから先制の本塁打を放ち、勝利に貢献した。その後、第4戦、第5戦でも本塁打を放つなど活躍した。シカゴ・カブスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは全4試合で本塁打を放つなど、17打数9安打(打率.529)、4本塁打、6打点、OPS1.850の大活躍でMVPを受賞した。また、ディビジョンシリーズからチャンピオンシップシリーズにかけてポストシーズン6試合連続で本塁打を放ち、カルロス・ベルトラン(2004年)の持っていた歴代記録を更新した。なお、山羊の呪いに苦しむカブスの原因の山羊の名前がマーフィーだったことから、カブスの敗退とマーフィーの大活躍は呪いの新たな伝説として人々の記憶に残ることとなった。カンザスシティ・ロイヤルズとのワールドシリーズでは、一転して打撃不振に陥った。5試合で20打数3安打(打率.150)、0打点、長打なし、7三振などを記録し、第4戦、第5戦では、試合終盤で失点に繋がる失策を犯した。この年のポストシーズンで記録した7本塁打は、歴代2位タイ(1位と1本差)であった。オフの11月2日FAとなった[5]

ナショナルズ時代[編集]

2016年1月6日ワシントン・ナショナルズと3年3750万ドルで契約を結んだ[6]。シーズンでは昨年のポストシーズンの勢そのままに開幕から打撃が覚醒し、4月は月間打率.370、5月は.416の活躍で5月の月間MVPにも選ばれた。リーグ首位打者をキープしたまま前半戦を終え、前半戦は打率.348、キャリアハイを更新する17本塁打を記録した。また、選手間投票で自身2度目のオールスター出場となった。後半戦も勢いそのままに打ちっていたが、シーズン終盤に臀部を痛めた影響で、9月20日以降は欠場が続いた。10月2日のシーズン最終戦に代打で登場し、この打席で安打を放てばDJ・ルメイヒューを抜いて打率リーグトップに立つという場面がライトフライに倒れ、結果ルメイヒューとは打率1厘の差で惜しくもタイトルを逃した。それでも142試合に出場して打率.347・25本塁打・104打点、いずれもリーグトップの47二塁打・長打率.595・OPS.985という成績を記録。ブライス・ハーパーライアン・ジマーマンらの調子が上がらない中主砲としてチームを地区優勝に導き、シーズンのMVP投票ではクリス・ブライアントに次ぐ2位となった。オフの12月29日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表への参加の意思を表明した[7]

2017年開幕前の2月9日に第4回WBCのアメリカ合衆国代表に選出された[8]。同大会では3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[9]が、マーフィーは二塁手としてイアン・キンズラーの控えだったため、出場機会は少なく、1安打すら記録できなかった。シーズンでは昨年同様に開幕から好調を維持し、前半戦をリーグトップの打率.342として二年連続でオールスターの先発メンバーに選ばれた。一時は首位打者に立ち、最後まで首位打者争いに絡む活躍を見せたが、8月にやや数字を落としたこともあり、チャーリー・ブラックモンにかわされて二年連続で打率はリーグ2位だった。144試合の出場で打率.322、23本塁打、93打点を記録し、ブライス・ハーパーやライアン・ジマーマンと並んでクリーンナップを形成しチームの地区優勝に貢献した。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2008 NYM 49 151 131 24 41 9 3 2 62 17 0 2 0 1 18 1 1 28 4 .313 .397 .473 .871
2009 155 556 508 60 135 38 4 12 217 63 4 2 4 6 38 4 0 69 13 .266 .313 .427 .741
2011 109 423 391 49 125 28 2 6 175 49 5 5 3 2 24 2 3 42 14 .320 .362 .448 .809
2012 156 612 571 62 166 40 3 6 230 65 10 2 0 4 36 5 1 82 12 .291 .332 .403 .735
2013 161 697 658 92 188 38 4 13 273 78 23 3 0 5 32 2 2 95 13 .286 .319 .415 .733
2014 143 642 596 79 172 37 2 9 240 57 13 5 0 5 39 3 2 86 15 .289 .332 .403 .734
2015 130 538 499 56 140 38 2 14 224 73 2 2 0 6 31 10 2 38 15 .281 .322 .449 .770
2016 WSH 142 582 531 88 184 47 5 25 316 104 5 3 0 8 35 10 8 57 4 .347 .390 .595 .985
2017 144 593 534 94 172 43 3 23 290 93 2 0 0 3 52 14 4 77 16 .322 .384 .543 .928
通算:9年 1189 4794 4419 604 1323 318 28 110 2027 599 64 24 7 40 305 51 23 574 106 .299 .345 .459 .804
  • 2017年度シーズン終了時
  • 太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 左翼(LF)
















































2008 NYM - - - 32 50 1 2 1 .962
2009 101 790 74 10 81 .989 - - 27 56 1 3 1 .950
2011 52 419 36 4 36 .991 24 36 55 2 5 .978 28 13 43 4 4 .933 1 1 0 0 0 1.000
2012 12 46 4 0 5 1.000 138 228 325 15 69 .974 - -
2013 7 70 5 2 3 .974 150 263 391 16 86 .976 - -
2014 1 0 0 0 0 .--- 126 209 347 15 88 .974 16 6 26 0 4 1.000 -
2015 17 117 14 1 12 .992 69 118 166 6 32 .979 42 16 71 6 5 .935 -
2016 WSH 21 134 16 1 14 .993 117 194 265 9 76 .981 1 1 1 1 0 .667 -
2017 - 139 218 353 9 86 .984 - -
通算 211 1576 149 18 151 .990 763 1266 1902 72 442 .978 87 36 141 11 13 .941 60 107 2 5 2 .956
  • 2017年度シーズン終了時

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 28 (2008年 - 2015年)
  • 20 (2016年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Daniel Murphy Contract, Salary Cap Details & Breakdowns” (英語). Spotrac. 2016年1月6日閲覧。
  2. ^ Explaining Nats Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月22日閲覧
  3. ^ Anthony DiComo (2014年1月18日). “Mets agree to one-year contracts with Parnell, Murphy” (英語). MLB.com. 2016年1月7日閲覧。
  4. ^ Anthony DiComo (2014年7月14日). “Years of hard work lead Murphy to All-Star Game” (英語). MLB.com. 2016年1月7日閲覧。
  5. ^ Transactions | mets.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  6. ^ Bill Ladson (2016年1月6日). “Murphy officially inks three-year deal with Nats” (英語). MLB.com. 2016年1月7日閲覧。
  7. ^ Source: Murphy, Goldy to play for US in Classic MLB.com (英語) (2016年12月29日) 2017年3月16日閲覧
  8. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster Archived 2017年2月12日, at the Wayback Machine. USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧
  9. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  10. ^ “メジャーリーグ シルバースラッガー賞発表 引退オルティスの名も”. スポニチアネックス. (2016年11月11日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/11/kiji/K20161111013703170.html 2016年11月11日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]