1981年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
1981年の
ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ
チーム 勝数
ロサンゼルス・ドジャース 3
モントリオール・エクスポズ 2
シリーズ情報
試合日程 10月13日 - 10月19日
MVP バート・フートン(LAD)
NLDS LAD 3-2 HOU
MON 3-2 PHI
チーム情報
ロサンゼルス・ドジャース(LAD)
監督 トミー・ラソーダ
シーズン成績 36勝21敗(西地区前期優勝)
27勝26敗(西地区期4位)
モントリオール・エクスポズ(MON)
監督 ジム・ファニング
シーズン成績 30勝25敗(東地区前期3位)
30勝23敗(東地区後期優勝)

 < 1980
NLCS
1981

1982 > 

 < 1980
ALCS
1981

1982 > 
1981ワールドシリーズ

1981年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ1981 National League Championship Series, NLCS)は、1981年10月13日から10月19日まで行われたMLBナショナルリーグリーグチャンピオンシップシリーズである。

概要[編集]

1981年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズは50日間に及ぶストライキの影響で行われたディビジョンシリーズの勝者、西地区ロサンゼルス・ドジャースと、東地区モントリオール・エクスポズとの対戦となった。結果は、3勝2敗でロサンゼルス・ドジャースが3年ぶり17回目のリーグ優勝。ワールドシリーズへ進出した。

MVPは2勝0敗、防御率0.00、7奪三振の成績を残したバート・フートンが受賞した。

試合結果[編集]

表中のR得点H安打E失策を示す。日付は現地時間。

第1試合 10月13日[編集]

カリフォルニア州ロサンゼルス - ドジャー・スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
エクスポズ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 9 0
ドジャース 0 2 0 0 0 0 0 3 X 5 8 0
  1. : バート・フートン (1-0)  : ビル・ガリクソン (0-1)  
  2. :  LAD – ペドロ・ゲレーロ1号2ラン(8回リアドン)、マイク・ソーシア1号ソロ(8回リアドン)
  3. 観客動員数: 51,273人 試合時間: 2時間47分
ドジャースは2回、単打で出塁のガービーをロン・セイが右翼への2塁打で返し先制、さらに1死1、3塁からビル・ラッセルがスクイズを決め2点目。そのまま2-0で迎えた8回、ドジャースはこの回から先発ガリクソンをリリーフしたジェフ・リアドンからゲレーロが2ラン、さらにこの年スティーブ・イェーガーに代わり正捕手となったソーシアがソロ本塁打で続き5点差。エクスポスは9回、完封目前のフートンからゲーリー・カーターラリー・パリッシュの連続2塁打で1点を返し、さらに代わったスティーブ・ハウからウォーレン・クロマティが中前打で続き無死1、3塁と反撃するが、ハウは1死後クリス・スパイアーを遊ゴロ併殺打に打ち取り、ドジャースが先勝。

第2試合 10月14日[編集]

カリフォルニア州ロサンゼルス - ドジャー・スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
エクスポズ 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3 10 1
ドジャース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
  1. : レイ・バーリス (1-0)  : フェルナンド・バレンズエラ (0-1)  
  2. 観客動員数: 53,463人 試合時間: 2時間48分
エクスポスは2回、ドジャース先発バレンズエラからパリッシュとホワイトの連打で1死1、2塁とすると続くクロマティが右翼へ2塁打を放ち先制、なおも2死満塁からティム・レインズの右前打で2点目。6回には1死1塁からカーターの左前打に左翼手ダスティ・ベイカーの失策が絡み3点目が入る。エクスポス先発バーリスは9回に1死1、2塁のピンチを迎えるが、ゲレーロを遊直併殺打に仕留め完封、エクスポスが1勝1敗とした。

第3試合 10月16日[編集]

カナダケベック州モントリオール - オリンピック・スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 0
エクスポズ 0 0 0 0 0 4 0 0 X 4 7 1
  1. : スティーブ・ロジャース (1-0)  : ジェリー・ロイス (0-1)  
  2. :  MON – ジェリー・ホワイト1号3ラン(6回ロイス)
  3. 観客動員数: 54,372人 試合時間: 2時間27分
ドジャースは4回、エクスポス先発ロジャースからベイカーとガービーの連打で無死1、3塁とすると、続くセイの3ゴロの間にベイカーが生還し先制。1点を追うエクスポスは6回、ドジャース先発ロイスを攻め2死1、2塁からパリッシュの左前打で追いつくと、続くホワイトが左翼に3ランを叩き込み逆転。エクスポス一筋のエース・ロジャースは9回、ガービーとセイの連打で無死1、2塁のピンチを迎えるが、続くゲレーロを3ゴロ併殺打に打ち取ると、最後はソーシアを見逃し三振に仕留め完投、エクスポスが悲願のリーグ初優勝に王手をかけた。

第4試合 10月17日[編集]

カナダケベック州モントリオール - オリンピック・スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 0 1 0 0 0 0 2 4 7 12 1
エクスポズ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 5 1
  1. : バート・フートン (2-0)  : ビル・ガリクソン (0-2)  
  2. :  LAD – スティーブ・ガービー1号2ラン(8回ガリクソン)
  3. 観客動員数: 54,499人 試合時間: 3時間14分
ドジャースは3回、2死から3塁手パリッシュの失策で出塁のラッセルをベイカーの左翼への2塁打で返し先制。一方エクスポスも4回、ドジャース3塁手セイの失策から作った2死1、2塁からクロマティの適時打で追いつき、なおも満塁と攻め立てるが、9番ガリクソンが見逃し三振に倒れ同点止まり。このままガリクソンとフートンの投げ合いが続き迎えた8回、ドジャースは1死1塁からガービーに左翼への2ランが出てガリクソンをKO。さらに9回、エクスポス2番手のウッディ・フライマンが1死満塁のピンチを招くとベイカーの中前打で2者が生還、さらに3番手エリアス・ソーサからセイが、4番手ビル・リーから代打レジー・スミスがそれぞれ適時打を打ちこの回4点で試合を決めた。ドジャースは9回を3番手ハウが3者凡退に抑え、決着は第5戦に持ち込まれた。

第5試合 10月19日[編集]

カナダケベック州モントリオール - オリンピック・スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2 6 0
エクスポズ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 3 1
  1. : フェルナンド・バレンズエラ (1-1)  : スティーブ・ロジャース (1-1)  S: ボブ・ウェルチ (1)  
  2. :  LAD – リック・マンデイ1号ソロ(9回ロジャース)
  3. 観客動員数: 36,491人 試合時間: 2時間41分
第5戦は当初、18日日曜日のデーゲームで行われる予定だったが、18日が降雪のため翌19日月曜日に順延となり、寒冷の中で行われたデーゲームは2日前の2/3しか観衆が集まらなかった。そんな中で行われた試合は初回、エクスポスがバレンズエラの立ち上がりを攻め、レインズの2塁打と野選で無死1、3塁とするとアンドレ・ドーソンの2ゴロ併殺打の間にレインズが生還し先制。エクスポス先発バーリスに抑えられていたドジャースは5回、マンデイとゲレーロの連打にバーリスの暴投で1死2、3塁とし、9番バレンズエラの2ゴロの間にマンデイが生還し同点。このまま1-1で迎えた9回表、エクスポスは前の回にバーリスに代打を送ったため、第3戦完投のロジャースを中2日で投入。ロジャースは2死を取るが、6番マンデイにバックスクリーン右に本塁打を叩きこまれ、ドジャースに勝ち越しを許す。リードを貰ったバレンズエラはその裏、簡単に2死を取りあと1人とするが、続くカーターとパリッシュを連続で歩かせ、完投目前で無念の降板。リリーフに立ったウェルチはホワイトを1球で2ゴロに打ち取り、ドジャースの3年ぶりのリーグ優勝が決まった。
「月曜日」に開催され、「ドジャーブルー」のユニフォームに身を包んだ「マンデイ」の決勝本塁打により敗れ、悲願のリーグ初優勝もワールドシリーズ進出も逃したこの試合を、エクスポスのファンは何時しか「ブルー・マンデー」と呼ぶようになった。そして翌年以降、エクスポスは1度もポストシーズンに進出することのないまま、2004年にモントリオールを去っていった。

参考文献[編集]