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ワイルドカードシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ワイルドカードシリーズ: Wild Card Series, WCS)は、メジャーリーグベースボールにおいて、2022年から採用されている一連のポストシーズントーナメント1回戦に相当するステージである。

一部の日本語メディアでは地区シリーズ進出決定戦と訳される場合がある。

概要

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アメリカンリーグ
西地区中地区東地区
ヒューストン・アストロズシカゴ・ホワイトソックスボルチモア・オリオールズ
ロサンゼルス・エンゼルスクリーブランド・ガーディアンズボストン・レッドソックス
オークランド・アスレチックスデトロイト・タイガースニューヨーク・ヤンキース
シアトル・マリナーズカンザスシティ・ロイヤルズタンパベイ・レイズ
テキサス・レンジャーズミネソタ・ツインズトロント・ブルージェイズ
ナショナルリーグ
西地区中地区東地区
アリゾナ・ダイヤモンドバックスシカゴ・カブスアトランタ・ブレーブス
コロラド・ロッキーズシンシナティ・レッズマイアミ・マーリンズ
ロサンゼルス・ドジャースミルウォーキー・ブルワーズニューヨーク・メッツ
サンディエゴ・パドレスピッツバーグ・パイレーツフィラデルフィア・フィリーズ
サンフランシスコ・ジャイアンツセントルイス・カージナルスワシントン・ナショナルズ

新型コロナウイルスの影響で変則シーズンとなった2020年にも1年だけ行われた(後述)。

3地区の優勝チームに加え、地区優勝を逃したチームのうち、勝率の高い3チームをワイルドカードとして6チームでポストシーズンは行われる。地区優勝チームは勝率順にシード1,2,3が割り当てられる。ワイルドカードチームは勝率順にシード4,5,6が割り当てられる。シード1,2はワイルドカードシリーズが免除されて直接ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)に進出する。シード3,4,5,6がワイルドカードシリーズを戦う。

シード、地区優勝、およびワイルドカードのチームを決定する際、勝率が同じチームが存在した場合はタイブレーカーが適用される。

ワイルドカードは次の2カードとなる。シード3(地区優勝チームの中で最低勝率チーム)がシード6と戦い、シード4がシード5と戦う。シード順の高いチームの本拠地球場にて3戦2勝制を争い、その勝者が、ディビジョンシリーズへ進出する。

ディビジョンシリーズでは、シード3と6の勝者がシード2と戦い、シード4と5の勝者がシード1と戦う。

レギュラーシーズンを別表に示した3地区制にした1994年[1]から2011年までは、各地区の1位チーム3チームに加え、2位の中の最高勝率チーム1チームをワイルドカードとしてプレーオフのリーグセミファイナルに当たる1回戦・ディビジョンシリーズに出場させていた。2012年から2021年までは、ワイルドカードゲームとして、地区優勝3チームを除いたリーグの勝率上位2チームがワイルドカードへのノミネートチームとして進出する形式[2]を取り、そこでの1試合でのプレーオフで勝利したチームが、ワイルドカードチームとして、このときからプレーオフの2回戦となったディビジョンシリーズへの進出ができるようになっていた。

歴代結果

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アメリカンリーグ

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開催年地区1位の最低勝率チーム
(ホーム球団)
勝敗第3ワイルドカード
(ビジター球団)
第1ワイルドカード
(ホーム球団)
勝敗第2ワイルドカード
(ビジター球団)
2022 クリーブランド・ガーディアンズ2-0タンパベイ・レイズ3位)トロント・ブルージェイズ2位)0-2シアトル・マリナーズ西2位)
2023 ミネソタ・ツインズ2-0トロント・ブルージェイズ3位)タンパベイ・レイズ2位)0-2テキサス・レンジャーズ西2位)
2024 ヒューストン・アストロズ西0-2デトロイト・タイガース3位)ボルチモア・オリオールズ2位)0-2カンザスシティ・ロイヤルズ2位)
2025 クリーブランド・ガーディアンズ1-2デトロイト・タイガース2位)ニューヨーク・ヤンキース2位)2-1ボストン・レッドソックス3位)

ナショナルリーグ

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開催年地区1位の最低勝率チーム
(ホーム球団)
勝敗第3ワイルドカード
(ビジター球団)
第1ワイルドカード
(ホーム球団)
勝敗第2ワイルドカード
(ビジター球団)
2022 セントルイス・カージナルス0-2フィラデルフィア・フィリーズ3位)ニューヨーク・メッツ2位)1-2サンディエゴ・パドレス西2位)
2023 ミルウォーキー・ブルワーズ0-2アリゾナ・ダイヤモンドバックス西2位)フィラデルフィア・フィリーズ2位)2-0マイアミ・マーリンズ3位)
2024 ミルウォーキー・ブルワーズ1-2ニューヨーク・メッツ3位)サンディエゴ・パドレス西2位)2-0アトランタ・ブレーブス2位)
2025 ロサンゼルス・ドジャース西2-0シンシナティ・レッズ3位)シカゴ・カブス2位)2-1サンディエゴ・パドレス西2位)

2020年のワイルドカードシリーズ

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2020年新型コロナウイルス対策により公式戦の試合数が60試合と短縮された関係もあり、出場枠を各リーグ8チームずつの16チームに広げることになった。これにより、各地区2位までの6チームと、3位以下の中から勝率の高かった2チームがワイルドカードとしてノミネートされ、それぞれの順位ごとに勝率の高い順番にシード順位を決定した。

  • 地区1位の3チームが第1・2・3シード
  • 地区2位の3チームが第4・5・6シード
  • ワイルドカードノミネートの2チームが第7・8シード

これによりワイルドカードゲームの組み合わせは

  • 第1シード(地区1位)対第8シード(ワイルドカード)
  • 第2シード(地区1位)対第7シード(ワイルドカード)
  • 第3シード(地区1位)対第6シード(地区2位)
  • 第4シード(地区2位)対第5シード(地区2位)

となり、各カードにつき3戦2戦先勝方式を行った[3]。また試合会場については、それぞれの対戦カードごとの勝率の高いチーム(すなわち第1-4シードにノミネートされた側の球団)の本拠地での集中開催となった[4]

結果は下記のとおり。

リーグシード上位勝敗シード下位
ア・リーグタンパベイ・レイズ2-0トロント・ブルージェイズ
オークランド・アスレチックス2-1シカゴ・ホワイトソックス
ミネソタ・ツインズ0-2ヒューストン・アストロズ
クリーブランド・インディアンス0-2ニューヨーク・ヤンキース
ナ・リーグロサンゼルス・ドジャース2-0ミルウォーキー・ブルワーズ
アトランタ・ブレーブス2-0シンシナティ・レッズ
シカゴ・カブス0-2マイアミ・マーリンズ
サンディエゴ・パドレス2-1セントルイス・カージナルス

出典

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脚注

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  1. ただし、1994年は労使交渉によるストライキのため途中打ち切り、ポストシーズンも行われなかったため、実際に行われたのは1995年からである
  2. 2020年を除く。
  3. 【MLB】メジャーリーグ、今季のプレーオフ出場枠が16チームに拡大 選手会が合意
  4. ワールドシリーズはテキサス州アーリントンで開催 76年ぶりの1カ所開催