チャーリー・ブラックモン

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チャーリー・ブラックモン
Charlie Blackmon
コロラド・ロッキーズ #19
Charlie Blackmon on June 3, 2014 (cropped).jpg
2014年6月3日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 (1986-07-01) 1986年7月1日(32歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2008年 ドラフト2巡目(全体72位)でコロラド・ロッキーズから指名
初出場 2011年6月7日 サンディエゴ・パドレス
年俸 $21,000,000(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

チャールズ・カッブ・ブラックモンCharles Cobb Blackmon, 1986年7月1日 - )[2]は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBコロラド・ロッキーズに所属している。愛称はチャック・ナッツィー[3]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

テキサス州ダラスで生まれ、 ジョージア州スワニーで育ち、ノースグウィネット高校では左利きの投手と外野手としてプレーしていた。 野球以外にもバスケットボールやフットボールにも参戦し、年間最優秀スポーツ選手に3回選ばれた。

2004年MLBドラフト28巡目(全体848位)でフロリダ・マーリンズから指名されたが、順位が低かったのでヤング・ハリス大学に進学した。

ヤング・ハリス大学では2年間投手として大学野球をプレーした[4]。 1年生のシーズンで15勝をあげ、127イニングで138個の三振を奪った。シーズン終了後の2005年MLBドラフト20巡目(全体618位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、この時も順位を理由に契約には至らなかった。翌シーズンもヤング・ハリス大学でプレーした。

2006年には奨学金を得てジョージア工科大学に転校した[5]。1年目は肘の腱炎のためRedshirt英語版になり、復帰後も球威は下がってしまった。しかしその間に野手として見いだされ、4年生時には外野手として、打率.396・8本塁打・25盗塁の成績を残した[6]。2011年にジョージア工科大学を卒業した[7]

ロッキーズ時代[編集]

2008年MLBドラフト2巡目(全体72位)でコロラド・ロッキーズから指名され、6月8日に契約。A-級トリシティ・ダストデビルズ英語版で68試合に出場し、2本塁打33打点13盗塁、打率.338を記録。ノースウェストリーグのオールスターチームに選出された。

2009年はA+級モデスト・ナッツで133試合に出場し、7本塁打69打点30盗塁、打率.307だった。

2010年はAA級タルサ・ドリラーズで86試合に出場し、11本塁打55打点19盗塁、打率.297だった。

2011年はAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスで58試合に出場し、10本塁打49打点12盗塁、打率.337だった。6月7日にロッキーズとメジャー契約を結び[8]、同日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー。7番・左翼で先発起用され、3打数無安打に終わった。7月1日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦、25歳の誕生日に代打ホアキム・ソリアから初本塁打を記録した。7月8日に左足の骨折で15日間の故障者リスト入りし[9]7月15日に60日間の故障者リストへ異動した[10]。この年は27試合に出場し、1本塁打8打点5盗塁、打率.255だった。オフの10月31日に故障者リストから外れた[11]

2012年3月3日にロッキーズと1年契約に合意。開幕前の4月4日にターフトゥで15日間の故障者リスト入りした[12]4月14日に故障者リストから外れたが、AAA級コロラドスプリングスへ降格[13]8月18日に再昇格した[14]。この年は42試合に出場し、2本塁打9打点1盗塁、打率.283だった。

2013年3月5日にロッキーズと1年契約に合意し[15]3月24日にAAA級コロラドスプリングスへ異動した[16]5月12日にメジャーへ昇格し[17]5月29日にAAA級コロラドスプリングスへ降格した[18]。7月8日に再昇格した[19]。9月16日から22日かけて7試合で36打数18安打(打率.500)、5二塁打、1本塁打、5打点、OPS1.222などの成績を残し週間MVPを初受賞した。この年は82試合に出場し、6本塁打22打点7盗塁、打率.309だった。

2014年は開幕ロースター入りし[20]、開幕から7試合で24打数13安打(打率.542)、3二塁打、1本塁打、6打点、OPS1.352などの成績を残し、2度目の週間MVPを受賞した。4月4日、チームとしてはアンドレス・ガララーガ以来19年振り2人目となる1試合6安打を記録した。途中から右翼のレギュラーに定着してオールスターにも初選出された。この年は154試合に出場し、自身初のメジャーでの規定打席到達となった。打率こそ.288で2年連続の.300以上とはならなかったものの、19本塁打(内、5本は初回先頭打者)・72打点という成績を残し、中軸打者として成長した。また走塁面では28盗塁(リーグ8位)を決め、俊足を発揮した。

2015年は打率.287、17本塁打(内、6本は初回先頭打者)、58打点、176安打(リーグ7位)、43盗塁(リーグ3位)、93得点(リーグ10位)、9三塁打(リーグ2位)、276塁打(リーグ10位)などと活躍した。

2016年は143試合に出場。リードオフとしての起用が殆どながら、打率.324、29本塁打、82打点、チームトップのOPS.933と主砲クラスの活躍を見せ、シルバースラッガー賞を受賞。本拠地のクアーズ・フィールドは極端な打高球場だが、この年はホームで打率.335、12本塁打、アウェイで打率.313、17本塁打と成績の大きな乖離も見られなかった。反面、盗塁数は17に減少した。

2017年は5月に打率.359、6本塁打の成績で月間MVPを獲得するなど前半戦で打率.316、20本塁打の成績を残し、2014年以来2度目となるオールスターに選出された。後半戦はさらに調子を上げ、8月8日のクリーブランド・インディアンス戦で通算100本塁打を達成した[21]。最終的には、打率.331、37本塁打(リーグ3位タイ)、104打点(リーグ8位、1番打者として歴代最多[22])、OPS1.000(リーグ4位)など主要打撃項目全部門でキャリアハイの成績を残し、自身初の首位打者、また自身初の200安打となる213安打で最多安打のタイトルを獲得。また、10三塁打、35本塁打、100打点、130得点、210安打を同時に記録したのはナ・リーグ史上5人目の快挙で、1948年のスタン・ミュージアル以来69年ぶりの記録だった。また、マルチ安打66回は1998年のダンテ・ビシェットと並びチームタイ記録だった。一方で、ホーム打率.391、24本塁打に対して、ビジター打率は.276、13本塁打であり、例年以上にクアーズ・フィールドの恩恵を受けていた。

2018年4月4日にロッキーズと6年総額1億800万ドルの契約延長を結んだ[23]。シーズンでは前半戦を打率.287・19本塁打・45打点で折り返し、オールスターゲームに選出された[24]。9月30日のワシントン・ナショナルズ戦ではサイクルヒットを達成した[25]。最終成績は打率.291・29本塁打・70打点だった。ホーム成績は打率.334に対してアウェイ成績が打率.249でアウェイの成績が足を引っ張る結果となった。守備面は急激に悪化し、中堅手としてDRS -28・UZR -25.3でともにリーグ最下位だった。

2019年からは昨年の守備状況を鑑み、中堅をイアン・デズモンドが守る為、右翼へコンバートされる。

選手としての特徴[編集]

好打で有名な選手であるが、2015年に43盗塁をしているように走塁も悪くはない。しかしデビュー以来打者有利であるホーム球場のクアーズ・フィールドの恩恵を大きく受けている選手であり、2018年までの通算成績で、ホーム打率.344に対し、ビジター打率.262に留まっている。

人物[編集]

髭が覆っている顔から少し怖い印象を受けるが、SNS上ではチャック・ナッツィー(Chuck Nazty)というキャラクターで気軽で面白いツイートや写真をしており人気を博している[26][27]

学生時代は学業面でも優秀で、高校時代は学業成績における年間最優秀スポーツ選手に3度選ばれており、短大時代も“ディーンズリスト(成績優秀者名簿)”に名を連ね、大学時代にはスポーツで貢献しながら勉学でも好成績を残した生徒としてESPNの“アカデミック・オール・アメリカ”の大学野球部門セカンドチームに選出されている[28]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2011 COL 27 102 98 9 25 1 0 1 29 8 5 1 1 0 3 1 0 8 2 .255 .277 .296 .573
2012 42 121 113 15 32 8 0 2 46 9 1 2 1 0 4 0 3 17 4 .283 .325 .407 .732
2013 82 258 246 35 76 17 2 6 115 22 7 0 2 0 7 0 3 49 1 .309 .336 .467 .803
2014 154 648 593 82 171 27 3 19 261 72 28 10 6 5 31 5 13 96 3 .288 .335 .440 .775
2015 157 682 614 93 176 31 9 17 276 58 43 13 5 4 46 2 13 112 4 .287 .347 .450 .797
2016 143 641 578 111 187 35 5 29 319 82 17 9 3 4 43 4 13 102 2 .324 .381 .552 .933
2017 159 725 644 137 213 35 14 37 387 104 14 10 3 3 65 9 10 135 4 .331 .399 .601 1.000
2018 156 696 626 119 182 31 7 29 314 70 12 4 1 2 59 2 8 134 10 .291 .358 .502 .860
MLB:8年 920 3873 3512 601 1062 185 40 140 1747 425 127 49 22 18 258 23 63 653 30 .302 .359 .497 .857
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル[編集]

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 8(2011年 - 2012年)
  • 19(2013年 - )

脚注[編集]

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  1. ^ Charlie Blackmon Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac. 2019年3月27日閲覧。
  2. ^ Charlie Blackmon Bio”. RamblinWreck.com. 2018年4月4日閲覧。
  3. ^ Rockies Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
  4. ^ https://www.denverpost.com/2018/04/15/evolution-rockies-all-star-charlie-blackmon/
  5. ^ "Charlie Blackmon" Archived June 23, 2011, at the Wayback Machine. Cotuit Kettleers website
  6. ^ Jack Etkin (2014年5月18日). “Charlie Blackmon worked hard to get to where he is.”. Sports on Earth. 2018年4月4日閲覧。
  7. ^ "Charlie Blackmon | LinkedIn" Charlie Blackmon | LinkedIn
  8. ^ Rockies place Dexter Fowler on 15-day DL”. MLB.com Rockies Press Release (2011年6月7日). 2014年5月1日閲覧。
  9. ^ Rockies place OF Charlie Blackmon on 15-Day Disabled List”. MLB.com Rockies Press Release (2011年7月8日). 2014年5月1日閲覧。
  10. ^ Rockies recall outfielder Dexter Fowler, purchase contract of catcher Eliezer Alfonzo from Triple-A Colorado Springs”. MLB.com Rockies Press Release (2011年7月15日). 2014年5月1日閲覧。
  11. ^ Rockies and Jason Giambi exercise mutual option for 2012 Season”. MLB.com Rockies Press Release (2011年10月31日). 2014年5月1日閲覧。
  12. ^ Rockies set Opening Day roster”. MLB.com Rockies Press Release (2012年4月4日). 2014年5月1日閲覧。
  13. ^ Rockies Reinstate OF Charlie Blackmon From 15-Day Disabled List”. MLB.com Rockies Press Release (2012年4月14日). 2014年5月1日閲覧。
  14. ^ Carlos Gonzalez placed on bereavement list”. MLB.com Rockies Press Release (2012年8月18日). 2014年5月1日閲覧。
  15. ^ Rockies transactions for March 5, 2013”. MLB.com Rockies Press Release (2013年3月5日). 2014年5月1日閲覧。
  16. ^ Rockies transactions for March 24”. MLB.com Rockies Press Release (2013年3月24日). 2014年5月1日閲覧。
  17. ^ Michael Cuddyer placed on 15-Day DL with an inflamed cervical disc”. MLB.com Rockies Press Release (2013年5月12日). 2014年5月1日閲覧。
  18. ^ Rockies recall RHP Rob Scahill from Triple-A Colorado Springs”. MLB.com Rockies Press Release (2013年5月29日). 2014年5月1日閲覧。
  19. ^ Rockies place RHP Roy Oswalt on 15-day DL with left hamstring strain”. MLB.com Rockies Press Release (2013年7月8日). 2014年5月1日閲覧。
  20. ^ Rockies announce active roster for Opening Day”. MLB.com Rockies Press Release (2014年3月29日). 2014年5月1日閲覧。
  21. ^ Charlie Blackmon hits 100th career home run FANRAG (英語) (2017年8月8日) 2017年8月12日閲覧
  22. ^ a b Charlie Blackmon sets MLB record for RBI by leadoff man in Rockies' win”. USAトゥデイ (2017年9月29日). 2018年10月14日閲覧。
  23. ^ Rockies sign Charlie Blackmon to six year extension worth $108 million”. MLB. 2018年4月4日閲覧。
  24. ^ https://www.mlb.com/news/three-rockies-named-to-all-star-team/c-284826748
  25. ^ Harding, Thomas (2018年9月30日). “Blackmon 1st to get cycle in Game 162”. https://www.mlb.com/news/charlie-blackmon-gets-cycle-in-game-162/c-296674490 2018年9月30日閲覧。 
  26. ^ Andrew Lawrence. “チャーリーとチャック:2つの顔を持つ好打者C・ブラックモン【前編】” (日本語). www.sportingnews.com. 2019年1月14日閲覧。
  27. ^ Dechert, Renee (2018年1月10日). “The evolution of Charlie Blackmon’s social media self, Chuck Nazty”. Purple Row. 2019年1月14日閲覧。
  28. ^ メジャー屈指の好打者は元三刀流!?【MLBの変わり種】 | BASEBALL KING” (日本語). BASEBALL KING. 2019年1月14日閲覧。
  29. ^ “メジャーリーグ シルバースラッガー賞発表 引退オルティスの名も”. スポニチアネックス. (2016年11月11日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/11/kiji/K20161111013703170.html 2016年11月11日閲覧。 
  30. ^ 104のうちの1は9月3日に3番打者として記録

関連項目[編集]

外部リンク[編集]