パット・ネシェック

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パット・ネシェック
Pat Neshek
ヒューストン・アストロズ #37
PatNeshek2014.jpg
カージナルス時代(2014年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ウィスコンシン州マディソン
生年月日 1980年9月4日(35歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 投手
プロ入り 2002年 ドラフト6巡目(全体182位)でミネソタ・ツインズから指名
初出場 2006年7月7日 テキサス・レンジャーズ
年俸 $6,500,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

パトリック・J・ネシェックPatrick J. Neshek, 1980年9月4日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ウィスコンシン州マディソン出身のプロ野球選手投手)。右投両打。現在はMLBヒューストン・アストロズに所属している。

メディアによっては「ニーシェック」「ニーシェク」とも表記される。

経歴[編集]

アマチュア時代[編集]

パークセンター高校時代には州の代表チームに選ばれた。1999年のMLBドラフト45巡目(全体1337位)でミネソタ・ツインズから指名を受けたが、低評価のためプロ入りせずバトラー大学へ進学。大学では1試合18奪三振(2001年4月15日)、シーズン118奪三振(2001年)、通算280奪三振を残しチームの3つの奪三振記録を更新。

ツインズ時代[編集]

2002年MLBドラフトミネソタ・ツインズから6巡目(全体182位)指名され、6月20日に契約。この年は傘下のルーキー級エリザベストン・ツインズで23試合に登板し、0勝2敗15セーブ・防御率0.99だった。

2003年はA級クアッドシティズ・リバーバンディッツ、A+級フォートマイヤーズ・ミラクル、AA級ニューブリテン・ロックキャッツでプレー。A級クアッドシティズでは28試合に登板し、3勝2敗14セーブ・防御率0.52だった。

2004年はA+級フォートマイヤーズで開幕を迎え、7月にAA級ニューブリテンへ昇格。AA級ニューブリテンでは26試合に登板し、2勝1敗2セーブ・防御率3.82だった。

2005年はAA級ニューブリテンで55試合に登板し、6勝4敗24セーブ・防御率2.19だった。オフの11月18日にツインズとメジャー契約を結び[2]40人枠入りを果たした。

2006年2月8日にツインズと1年契約に合意[3]3月14日にAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ配属され[4]、開幕を迎えた。AAA級ロチェスターでは33試合に登板。6勝2敗14セーブ・防御率1.95と好成績を残し、7月6日にメジャーへ昇格[5]。同日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。2イニングを投げて被安打1、無失点だった。7月30日デトロイト・タイガース戦では打者1人、僅か5球でメジャー初勝利を挙げた。この年は32試合に登板し、4勝2敗・防御率2.19だった。

2007年3月2日にツインズと1年契約に合意し[6]、自身初の開幕ロースター入りを果たした。開幕後は4月に2勝0敗、防御率2.25、5月は13.2イニングを投げて被安打6、防御率0.66と好成績を残し、オールスターの最終選出候補者に選ばれる(他の候補者はジェレミー・ボンダーマンケルビム・エスコバー岡島秀樹ロイ・ハラデイで最終的に岡島が選出)。この年は74試合に登板し、7勝2敗・防御率2.94だった。

2008年2月27日にツインズと1年契約に合意[7]5月9日に右肘の怪我で故障者リスト入りし、残りのシーズンを全休した。この年は故障の影響で15試合の登板にとどまり、0勝1敗・防御率4.73だった。オフの11月11日トミー・ジョン手術を受けることが発表され[8]11月18日に手術を受けた。

2009年は前年の手術の影響でシーズンを全休した。

2010年1月19日にツインズと1年契約に合意[9]。開幕後は4試合に登板したが、中指の炎症で4月15日に故障者リスト入りしたが、別の機関のMRI検査で指ではなく手のひらの炎症と明らかになる。この事に対してネシェックは誤った診断を下された事で復帰が遅れることに自身のFacebookで怒りを顕にし、ロン・ガーデンハイアー監督もツインズ首脳陣とメディカル・スタッフを公の場で批難した。6月5日に故障者リストから復帰し、AAA級ロチェスターへ異動。9月6日にメジャーへ昇格した[10]。この年は11試合に登板し、0勝1敗・防御率5.00だった。オフの12月2日にツインズと1年契約に合意した[11]

パドレス時代[編集]

2011年[]3月20日]]にウェーバーサンディエゴ・パドレスに移籍[12]。移籍後は25試合に登板したが、1勝1敗・防御率4.01と結果を残せず、8月21日DFAとなり[13]9月7日にAAA級ツーソン・パドレスへ降格した。9月29日FAとなった。

オリオールズ傘下時代[編集]

2012年1月30日ボルティモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[14]スプリングトレーニングにも招待選手として参加した。傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで開幕を迎え、35試合に登板。3勝2敗11セーブ・防御率2.66だった。

アスレチックス時代

アスレチックス時代[編集]

2012年8月3日に金銭トレードオークランド・アスレチックスへ移籍し[15]、同日にメジャーへ昇格。移籍後は24試合に登板し、2勝1敗・防御率1.37だった。11月28日に1年契約で再契約した[16]

2013年は開幕ロースター入りし、開幕後は41試合に登板したが、8月26日にDFAとなり[17]8月28日にAAA級サクラメント・リバーキャッツへ降格した。9月3日に再びアスレチックスとメジャー契約を結んだ[18]。この年は45試合に登板し、2勝1敗・防御率3.35だった。11月5日にFAとなった。

カージナルス時代[編集]

2014年2月6日セントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んだ[19]3月30日にカージナルスとメジャー契約を結んだ[20]抑えトレバー・ローゼンタールにつなぐセットアッパーを務め、前半戦は43試合に登板。防御率0.70と好成績を残し、オールスターに初選出された。この年は71試合に登板し、7勝2敗6セーブ・防御率1.87だった。オフの10月30日にFAとなった。

アストロズ時代[編集]

2014年12月12日ヒューストン・アストロズと総額1250万ドルの2年契約(2017年の球団オプション付き)を結んだ[21][22]

2015年、2年連続60試合以上となる66試合に投げた。前年に素晴らしい成績だった為、それと比するとやや低下して防御率3.62・3勝6敗1セーブという内容だった。前年から10.0イニング以上減ったが、被本塁打が倍増したのも防御率上昇の一因となった。

投球スタイル[編集]

独特なサイドスローが特徴。ショートを守っている時に負った怪我が原因でこの投球フォームに変わったが、傷が癒えた後も投球フォームが戻ることはなかった。 その投球フォームについてはベースボール・トゥナイトでも検証され、腕に余計な負担がかかる恐れがあるが、右打者にとっては球の出どころの見極めが非常に難しいという見解がなされた。

人物[編集]

ネシェックはプロの選手にしては珍しく自分で自身の公式サイトを制作し管理し、自身の趣味であるサインのコレクション(主に野球アイス・ホッケー)を公開したりしている。

2012年10月7日に第一子の息子が誕生したが23時間後に命を失い、そのことを自身のツイッターアカウントで報告した [23][24]。その後、2014年3月に第二子が誕生している[25]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2006 MIN 32 0 0 0 0 4 2 0 10 .667 138 37.0 23 6 6 0 0 53 0 0 9 9 2.19 0.78
2007 74 0 0 0 0 7 2 0 15 .778 278 70.1 44 7 27 5 2 74 2 0 25 23 2.94 1.01
2008 15 0 0 0 0 0 1 0 6 .000 56 13.1 12 2 4 1 0 15 0 0 7 7 4.73 1.20
2010 11 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 43 9.0 7 1 8 0 1 9 0 0 5 5 5.00 1.67
2011 SD 25 0 0 0 0 1 1 0 0 .500 112 24.2 19 4 22 1 1 20 1 0 12 11 4.01 1.66
2012 OAK 24 0 0 0 0 2 1 0 4 .667 77 19.2 10 3 6 1 1 16 1 0 3 3 1.37 0.81
2013 45 0 0 0 0 2 1 0 1 .667 177 40.1 40 6 15 2 0 29 1 0 17 15 3.35 1.36
2014 STL 71 0 0 0 0 7 2 6 25 .778 255 67.1 44 4 9 2 2 68 1 0 14 14 1.87 0.79
2015 HOU 66 0 0 0 0 3 6 1 28 .333 223 54.2 49 8 12 1 2 51 1 0 25 22 3.62 1.12
通算:9年 363 0 0 0 0 26 17 7 90 .605 1359 336.1 248 41 109 13 9 335 7 0 117 109 2.92 1.06
  • 2015年度シーズン終了時

獲得タイトル・表彰・記録[編集]

背番号[編集]

  • 72 (2006年 - 同年途中)
  • 17 (2006年途中 - 2010年)
  • 34 (2011年)
  • 40 (2012年)
  • 47 (2013年)
  • 37 (2014年 - 同年途中、2015年 - )
  • 41 (2014年途中 - 同年終了)

脚注[編集]

  1. ^ Pat Neshek Salaries”. 2016年1月10日閲覧。
  2. ^ Twins add to Major League roster”. MLB.com Twins Press Release (2005年11月18日). 2014年12月11日閲覧。
  3. ^ Twins agree to terms with six players on contracts for 2006”. MLB.com Twins Press Release (2006年2月8日). 2014年12月11日閲覧。
  4. ^ Twins make roster moves”. MLB.com Twins Press Release (2006年3月14日). 2014年12月11日閲覧。
  5. ^ Twins to recall Pat Neshek”. MLB.com Twins Press Release (2006年7月6日). 2014年12月11日閲覧。
  6. ^ Twins agree to terms with 22 players on contracts for 2007 season”. MLB.com Twins Press Release (2007年3月2日). 2014年12月11日閲覧。
  7. ^ Twins sign 16 players to 2008 contracts”. MLB.com Twins Press Release (2008年2月27日). 2014年12月11日閲覧。
  8. ^ Neshek to undergo 'Tommy John' surgery on right elbow”. MLB.com Twins Press Release (2008年11月11日). 2014年12月11日閲覧。
  9. ^ Twins agree to terms with all eight arbitration eligible players”. MLB.com Twins Press Release (2010年1月19日). 2014年12月11日閲覧。
  10. ^ Twins to recall Neshek and Perkins from Triple-A Rochester”. MLB.com Twins Press Release (2010年9月6日). 2014年2月7日閲覧。
  11. ^ Twins agree to terms with Jason Repko and Pat Neshek”. MLB.com Twins Press Release (2010年12月2日). 2014年12月11日閲覧。
  12. ^ Padres claim RHP Pat Neshek off waivers from the Minnesota Twins”. MLB.com Padres Press Release (2011年3月20日). 2014年2月7日閲覧。
  13. ^ Padres reinstate RHP Ernesto Frieri from 15-day DL”. MLB.com Padres Press Release (2011年8月21日). 2014年2月7日閲覧。
  14. ^ Orioles sign RHPs Armando Galarraga and Pat Neshek and CA Ronny Paulino as non-roster invitees”. MLB.com Orioles Press Release (2012年1月30日). 2014年2月7日閲覧。
  15. ^ Jane Lee (2012年8月3日). “A's trade for reliever Neshek”. MLB.com. 2014年2月7日閲覧。
  16. ^ A’s Agree to Terms with RHP Pat Neshek on One-Year Contract”. MLB.com Athletics Press Release (2012年11月28日). 2014年2月7日閲覧。
  17. ^ A's Place Reddick on the 15-day DL; Designate Neshek for Assignment”. MLB.com Athletics Press Release (2013年8月27日). 2014年12月11日閲覧。
  18. ^ A's Recall LHP Milone and RHP Scribner”. MLB.com Athletics Press Release (2013年9月4日). 2014年12月11日閲覧。
  19. ^ Cardinals sign Pat Neshek to a Minor League contract”. MLB.com Cardinals Press Release (2014年2月6日). 2014年2月7日閲覧。
  20. ^ Cardinals set 2014 Opening Day roster”. MLB.com Cardinals Press Release (2014年3月30日). 2014年3月31日閲覧。
  21. ^ Astros sign free agent pitchers Luke Gregerson and Pat Neshek”. MLB.com Astros Press Release (2014年12月12日). 2014年12月13日閲覧。
  22. ^ Brian McTaggart (2014年12月12日). “Astros introduce upgrades to back end of bullpen”. MLB.com. 2014年12月13日閲覧。
  23. ^ https://twitter.com/PatNeshek/status/253708072185384960
  24. ^ http://itsybitsysteps.com/oakland-a-pitcher-pat-nesheks-baby-dies-23-hours-after-birth/
  25. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、229頁。ISBN 978-4-331-51921-9

外部リンク[編集]