エディンソン・ボルケス

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エディンソン・ボルケス
Edinson Volquez
カンザスシティ・ロイヤルズ #36
Edinson Volquez 01.jpg
サンディエゴ・パドレス時代
(2012年)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 バラオナ州
生年月日 1983年7月3日(32歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 アマチュア・フリーエージェントとしてテキサス・レンジャーズと契約
初出場 2005年8月30日 シカゴ・ホワイトソックス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
WBC 2009年2013年

エディンソン・ボルケスEdinson Volquez, 1983年7月3日 - )は、ドミニカ共和国バラオナ州出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、MLBカンザスシティ・ロイヤルズに所属している。

経歴[編集]

プロ入りとレンジャーズ時代[編集]

2001年10月29日テキサス・レンジャーズと契約を結んた。

2005年8月30日シカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たした。6試合に登板して0勝4敗・防御率14.21の成績でメジャー1年目を終えた。

2006年シーズン2回目の登板となった7月12日にメジャー初勝利を挙げたが、その後は5連敗でシーズンを終えた。

2007年は、制球難が深刻なためマイナーでメカニックスを改造し、チェンジアップのキレがよくなった[1]。マイナーで14勝6敗・防御率3.67を記録し、9月にメジャー昇格を果たした。6試合に登板し2勝1敗・防御率4.50の成績を残し、シーズン終了後にはレンジャーズ傘下の最優秀マイナー投手に選出された[2]

レッズ時代[編集]

2007年12月21日ジョシュ・ハミルトンとのトレードダニエル・レイ・ヘレーラとともにアーロン・ハラングブロンソン・アローヨに続く先発ローテーションを必要とするシンシナティ・レッズへ移籍[3]

レッズは、マリオ・ソトにボルケスとジョニー・クエトの教育係に依頼。ソトはボルケスとクエトに対し、登板の際に違反すれば罰金250ドルのルールを10項目以上課した[4]

2008年スプリングトレーニングで20イニングを投げ、奪三振26に対し与四球は4と好投し、先発入りを果たし[1]、4月・5月と2か月連続で防御率1点台を記録した。7月以降は月間防御率が4点台で推移したが、オールスター初選出を果たし、17勝・防御率3.21・206奪三振でチーム投手三冠を達成。

2009年は開幕の3月に、第2回WBCドミニカ共和国代表に選出された[5]。 シーズンでは、開幕投手を務めた。しかし、6月1日以降登板がなく、8月3日トミー・ジョン手術を受けた[6]。復帰は2010年の7月から8月ころの復帰が見込まれていた。

2010年4月20日、競技力向上に効果がある禁止薬物 (performance-enhancing drug) に陽性反応を示したため、21日から50試合の出場停止処分となった[6]

パドレス時代[編集]

2011年12月17日マット・レイトスとの1対4のトレードでヨンダー・アロンソヤズマニ・グランダルブラッド・ボックスバーガーと共にサンディエゴ・パドレスに移籍した[7]

2012年は、32試合に登板して11勝11敗・防御率4.14だった。

2013年開幕前の3月に、第3回WBCのドミニカ共和国代表に選出された[8]。 シーズンでは自身2度目の開幕投手を務めた。しかし、27試合に登板して9勝10敗・防御率6.01と不本意な成績で8月27日DFAとなった[9]

ドジャース時代[編集]

2013年8月30日ロサンゼルス・ドジャースと契約した[10]。ドジャースでは6試合に登板して0勝2敗・防御率4.18だった。オフの10月31日にFAとなった。

パイレーツ時代[編集]

2013年12月13日ピッツバーグ・パイレーツと500万ドルの1年契約を結んだ[11][12]

2014年は32試合に登板し、13勝7敗・防御率3.04だった。オフの10月30日にFAとなった。

ロイヤルズ時代[編集]

2014年12月29日カンザスシティ・ロイヤルズと総額2000万ドルの2年契約[13](2017年・1000万ドルのミューチュアル・オプション付き[14])を結んだ[15][16]

2015年4月23日のシカゴ・ホワイトソックス戦で乱闘を起こし退場処分を受けた[17]。26日に、5試合の出場停止処分を科された[18]

投球スタイル[編集]

90mph前半 - 中頃のフォーシームに90mph前半のシンカーチェンジアップカーブを投げ分け[19]、特にチェンジアップはペドロ・マルティネスと比較されるほどのキレを誇るが、制球難が課題[20]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2005 TEX 6 3 0 0 0 0 4 0 0 .000 75 12.2 25 3 10 0 2 11 0 0 22 20 14.21 2.76
2006 8 8 0 0 0 1 6 0 0 .143 164 33.1 52 7 17 0 1 15 0 0 28 27 7.29 2.07
2007 6 6 0 0 0 2 1 0 0 .667 149 34.0 34 4 15 0 2 29 0 0 18 17 4.50 1.44
2008 CIN 33 32 0 0 0 17 6 0 0 .739 838 196.0 167 14 93 5 14 206 10 1 82 70 3.21 1.33
2009 9 9 0 0 0 4 2 0 0 .667 218 49.2 34 6 32 0 5 47 2 1 25 24 4.35 1.33
2010 12 12 0 0 0 4 3 0 0 .571 275 62.2 59 6 35 0 3 67 5 0 30 30 4.31 1.50
2011 20 20 0 0 0 5 7 0 0 .417 489 108.2 106 19 65 3 4 104 5 2 72 69 5.71 1.57
2012 SD 32 32 1 1 0 11 11 0 0 .500 802 182.2 160 14 105 6 9 174 9 1 88 84 4.14 1.45
2013 27 27 0 0 0 9 10 0 0 .474 659 142.1 168 14 69 2 3 116 11 0 100 95 6.01 1.67
LAD 6 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 118 28.0 25 5 8 0 0 26 5 0 14 13 4.18 1.18
'13計 33 32 0 0 0 9 12 0 0 .429 777 170.1 193 19 77 2 3 142 16 0 114 108 5.71 1.59
通算:9年 159 154 1 1 0 53 52 0 0 .505 3787 850.0 830 92 449 16 43 795 47 5 479 449 4.75 1.51
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録[編集]

背番号[編集]

  • 40 (2005年)
  • 38 (2006年)
  • 31 (2007年)
  • 36 (2008年 - 2011年、2015年 - )
  • 37 (2012年 - 2013年途中)
  • 30 (2013年途中 - 同年終了)
  • 36 (2014年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「MLB30球団レポート&全選手個人成績 シンシナティレッズ/CIN 先発ローテーションを勝ち取った24歳の右腕」『スラッガー』2008年6月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-6、84頁
  2. ^ Sheldon, Mark (2007年12月21日). “Reds reel in Volquez from Rangers” (英語). MLB.com. 2010年4月21日閲覧。
  3. ^ Reds send outfielder to Rangers for Volquez, minor leaguer” (英語). ESPN.com. 2008年10月18日閲覧。
  4. ^ 友成那智村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』 廣済堂出版、2009年、380頁。ISBN 978-4-331-51370-5
  5. ^ 2009 Tournament Roster WBC公式サイト英語 2015年5月4日閲覧
  6. ^ a b Sheldon, Mark (2010年4月20日). “Volquez suspended 50 games for PED use” (英語). MLB.com. 2010年4月21日閲覧。
  7. ^ Mat Latos pitcher traded to Cincinnati Reds from San Diego Padres FOX Sports on MSN
  8. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年5月4日閲覧
  9. ^ Brock, Corey (2013年8月27日). “Padres release struggling Volquez”. MLB.com. 2015年4月23日閲覧。
  10. ^ Hernandez, Dylan (2013年8月28日). “Dodgers reach agreement with pitcher Edinson Volquez”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/sports/dodgersnow/la-sp-dn-padres-edinson-volquez-dodgers-reach-agreement-20130828,0,3324259.story?track=rss#axzz2dNBdyfQk 2015年4月23日閲覧。 
  11. ^ Reported Volquez signing gives Pirates options MLB.com
  12. ^ Twitter / The @Pirates sign free agents Edinson Volquez and Clint Barmes; DFA Ryan Reid and Jerry Sands.
  13. ^ 2015年は750万ドル、2016年は950万ドル。
  14. ^ 違約金は300万ドル。
  15. ^ Royals sign free agent pitcher Edinson Volquez to two-year deal with mutual option”. MLB.com Royals Press Release (2014年12月29日). 2014年12月30日閲覧。
  16. ^ Edinson Volquez gets $20M over 2”. ESPN MLB (2014年12月29日). 2014年12月30日閲覧。
  17. ^ Time has come for Ventura to display maturity MLB.com 英語 (2015年4月24日) 2015年5月4日閲覧
  18. ^ 4 Royals suspended in fracas with White Sox MLB.com 英語 (2015年4月26日) 2015年5月4日閲覧
  19. ^ 月刊スラッガー』2009年7月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-7、35項。
  20. ^ 『月刊スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-12、45項。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]