ブルース・チェン

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ブルース・チェン
Bruce Chen
Bruce Chen on July 27, 2009.jpg
ロイヤルズ時代(2009年7月27日)
基本情報
国籍 パナマの旗 パナマ
出身地 パナマ県パナマ市
生年月日 1977年6月19日(38歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1993年 アマチュア・フリーエージェントとしてとアトランタ・ブレーブス契約
初出場 1998年9月7日
最終出場 2015年5月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム パナマの旗 パナマ
WBC 2006年2009年

ブルース・カストロ・チェン(Bruce Kastulo Chen, 陳用彩, Chén Yòngcaǐ, 1977年6月19日 - )はパナマパナマ県パナマ市出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

中国系のパナマ人である。

経歴[編集]

プロ入りとブレーブス時代[編集]

1993年7月2日アトランタ・ブレーブスと契約。

1994年、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでプロデビュー。9試合に登板し、1勝4敗1セーブ・防御率3.80だった。

1995年はルーキー級ダンビル・ブレーブスで14試合に登板し、4勝4敗・防御率3.97だった。

1996年はA-級ユージーン・エメラルズで11試合に登板し、4勝1敗・防御率2.27だった。

1997年はA級メイコン・ブレーブスで28試合に登板し、12勝7敗・防御率3.51だった。

1998年はAA級グリーンビル・ブレーブスとAAA級リッチモンド・ブレーブスでプレー。AA級グリーンビルでは24試合に登板し、13勝7敗・防御率3.29だった。9月7日ニューヨーク・メッツ戦で先発起用されメジャーデビュー。3回を投げ、6安打(2本塁打)4失点2四球と結果を残せず降板。勝ち負けは付かなかった。9月12日フロリダ・マーリンズ戦では6.1回を6安打2失点7奪三振に抑え、メジャー初勝利を挙げた。この年は4試合に登板し、2勝0敗・防御率3.98だった。

1999年はAAA級リッチモンドで開幕を迎え、5月にメジャーへ昇格。8月7日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦からリリーフへ転向した。16試合に登板し、2勝2敗・防御率5.47だった。

2000年はリリーフに専念し、22試合に登板。4勝0敗・防御率2.50だった。

フィリーズ時代[編集]

2000年7月12日アンディ・アシュビーとのトレードでジミー・オスティングと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。移籍後は先発に復帰し、15試合に登板。3勝4敗・防御率3.63だった。

2001年は開幕ロースター入りし、16試合に登板。4勝5敗・防御率5.00と数字を残せず、7月6日にAA級レディング・フィリーズへ降格した。

メッツ時代[編集]

2001年7月27日に、デニス・クックおよびターク・ウェンデルとのトレードで、アダム・ウォーカーと共にメッツへ移籍。移籍後は11試合に登板し、3勝2敗・防御率4.68だった。

2002年は開幕ロースター入りし、リリーフとして1試合に登板した。

エクスポズ時代[編集]

2002年4月5日フィル・セイベルおよびマット・ワトソンスコット・ストリックランドとのトレードで、後日発表選手と共にモントリオール・エクスポズへ移籍(後日発表選手は、ソール・リベラディッキー・ゴンザレスルイス・フィゲロア)。移籍後は15試合に登板(先発は5度の登板)し、2勝3敗・防御率6.99だった。

レッズ時代[編集]

2002年6月14日ジム・ブラウワーとのトレードでシンシナティ・レッズへ移籍[1]。39試合に登板し、0勝2敗・防御率4.31だった。

2003年3月10日に放出された。

アストロズ時代[編集]

2003年3月14日ヒューストン・アストロズとマイナー契約を結んだ[2]。開幕ロースター入りして11試合に登板し、0勝0敗・防御率6.00だった。5月3日DFAとなった[3]

レッドソックス時代[編集]

2003年5月7日ウェーバーボストン・レッドソックスへ移籍した[4]5月9日にメジャーへ昇格したが、5試合に登板し、0勝1敗・防御率5.11と結果を残せず、6月1日]にDFAとなり[5]6月5日にAAA級ポータケット・レッドソックスへ降格した。オフの10月3日FAとなった。

ブルージェイズ傘下時代[編集]

2003年11月26日トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[6]

2004年はAAA級シラキュース・チーフスで開幕を迎え、3試合に登板し、0勝1敗・防御率8.71だった。

オリオールズ時代[編集]

2004年5月1日に金銭トレードでボルチモア・オリオールズへ移籍。移籍後はAAA級オタワ・リンクスでプレーし、8月25日にメジャー契約を結んだ[7]。昇格後は8試合に登板し、2勝1敗、防御率3.02だった。

2005年は開幕ロースター入りし[8]、34試合に登板。新たにチェンジアップを習得し、投球に幅が広がったこともあって、メジャ-8年目で自身初の二桁勝利、また自己最多となる13勝をマーク。自身2度目の完投勝利を挙げ、197.1投球回と133奪三振も自己最多と飛躍の年となった。

2006年1月17日にオリオールズと1年契約に合意[9]。開幕前の3月には、この年から開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のパナマ代表に選出された[10]。シーズンでは、エリック・ベダードロドリゴ・ロペスらと共に、開幕から先発投手としてプレーした。しかし、制球難に陥り、6月頭に先発ローテーションを外され、中継ぎとしてプレーすることとなった。オフの10月31日にFAとなった。

レンジャーズ時代[編集]

2007年2月6日テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び[11]4月1日にメジャー契約を結んだ[12]。昇格後は5試合に登板したが、防御率7.20と乱調。4月21日にDFAとなり[13]4月28日にAAA級オクラホマ・レッドホークスに降格した。降格後はAAA級オクラホマで4試合に登板し、1勝1敗・防御率5.62だった。10月15日にFAとなった。また、この年にトミー・ジョン手術を受けて[14]、その影響で2008年はどの球団にも所属せず、リハビリに充てていた。

ロイヤルズ時代[編集]

2009年開幕前の3月に、第2回WBCパナマ代表に選出され[15]2大会連続2度目の選出を果たした。大会では、初戦のプエルトリコ戦に先発するも4回2失点で負け投手となった。
シーズンでは、3月1日カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[16]。AAA級オマハ・ロイヤルズで開幕を迎え、6月26日にロイヤルズとメジャー契約を結んだ[17]。昇格後は17試合に登板し、1勝6敗、防御率5.78だった。11月6日にFAとなったが、12月11日にマイナー契約で再契約した[18]

2010年はAAA級オマハで開幕を迎え、4月23日にロイヤルズとメジャー契約を結んだ。この年は4年ぶりの二桁勝利となる12勝(7敗)を挙げ、防御率4.17だった。11月5日にFAとなった。

2011年1月15日にロイヤルズと1年契約で再契約した。開幕ロースター入りしたが、5月10日に腰の故障で15日間の故障者リスト入りし、6月24日に復帰。約1ヶ月間離脱していたが、25試合に登板し、2年連続の二桁勝利となる12勝(8敗)を挙げ、防御率は3.77だった。オフの10月30日にFAとなったが、11月23日に総額900万ドル(出来高を含めると最大で総額1100万ドル)の2年契約でロイヤルズと再契約した[19]

2012年開幕投手を務め、34試合に登板(34試合の先発登板はリーグトップ)。11勝14敗・防御率5.07と前年に比べ成績は悪かったが、3年連続の二桁勝利を挙げた。

2013年第3回WBC中国代表として参加することを目指したが、祖父母が中国出身である証明書を揃えることができなかったため出場資格を満たせず不参加となった。レギュラーシーズンの開幕はリリーフとして迎え、7月12日クリーブランド・インディアンス戦から先発に復帰。34試合に登板し、9勝4敗・防御率3.27だった。オフの10月31日にFAとなった。

2014年1月30日にロイヤルズと325万ドルの1年契約(2015年のオプション付き)で再契約したことが報道され[20]2月1日に球団が発表した[21]。開幕ロースター入りし、4試合に登板したが、5月2日椎間板ヘルニアで15日間の故障者リスト入りした[22]9月5日に放出された[23]。この年のレギュラーシーズンでは、7試合の先発登板を含む計13試合に登板したが、2勝4敗・防御率7.45で負け越しと振るわなかった。

インディアンス時代[編集]

2015年2月16日にインディアンスとマイナー契約を結ぶ事で合意した[24]。開幕を傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズで迎えた後、5月9日にメジャー昇格[25]。だが、2試合に先発して防御率12.79と振るわず、16日にDFAとなり、18日に現役引退を表明した。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
1998 ATL 4 4 0 0 0 2 0 0 -- 1.000 91 20.1 23 3 9 1 1 17 0 0 9 9 3.98 1.57
1999 16 7 0 0 0 2 2 0 0 .500 214 51.0 38 11 27 3 2 45 0 0 32 31 5.47 1.27
2000 22 0 0 0 0 4 0 0 0 1.000 176 39.2 35 4 19 2 1 32 0 1 15 11 2.50 1.36
PHI 15 15 0 0 0 3 4 0 0 .429 383 94.1 81 14 27 2 1 80 4 0 39 38 3.63 1.14
'00計 37 15 0 0 0 7 4 0 0 .636 559 134.0 116 18 46 4 2 112 4 1 54 49 3.29 1.21
2001 16 16 0 0 0 4 5 0 0 .444 381 86.1 90 19 31 4 1 79 2 0 53 48 5.00 1.40
NYM 11 11 0 0 0 3 2 0 0 .600 253 59.2 56 10 28 0 0 47 3 0 37 31 4.68 1.41
'01計 27 27 0 0 0 7 7 0 0 .500 634 146.0 146 29 59 4 1 126 5 0 90 79 4.87 1.40
2002 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 3 0.2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 1.50
MON 15 5 0 0 0 2 3 0 0 .400 179 37.1 47 9 23 3 1 43 3 0 29 29 6.99 1.88
CIN 39 1 0 0 0 0 2 0 4 .000 178 39.2 37 7 20 2 1 37 1 0 24 19 4.31 1.44
'02計 55 6 0 0 0 2 5 0 4 .286 360 77.2 85 16 43 5 2 80 4 0 53 48 5.56 1.65
2003 HOU 11 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 60 12.0 14 2 8 1 2 8 0 0 8 8 6.00 1.83
BOS 5 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 50 12.1 12 4 2 0 0 12 0 0 8 7 5.11 1.14
'03計 16 2 0 0 0 0 1 0 1 ---- 110 24.1 26 6 10 1 2 20 0 0 16 15 5.55 1.48
2004 BAL 8 7 1 0 1 2 1 0 0 .667 196 47.2 39 7 16 0 0 32 0 0 19 16 3.02 1.15
2005 34 32 1 0 0 13 10 0 0 .565 832 197.1 187 33 63 0 9 133 2 1 94 84 3.83 1.27
2006 40 12 0 0 0 0 7 0 1 .000 453 98.2 137 28 35 3 0 70 1 0 81 76 6.93 1.74
2007 TEX 5 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 46 10.0 11 3 6 1 0 7 0 0 11 8 7.20 1.70
2009 KC 17 9 0 0 0 1 6 0 0 .143 279 62.1 74 12 25 3 4 45 4 0 42 40 5.78 1.59
2010 33 23 1 1 0 12 7 1 0 .632 608 140.1 136 17 57 4 3 98 3 0 68 65 4.17 1.38
2011 25 25 1 0 0 12 8 0 0 .600 654 155.0 152 18 50 2 7 97 2 0 71 65 3.77 1.30
2012 34 34 0 0 0 11 14 0 0 .440 827 191.2 215 33 47 3 8 140 5 0 114 108 5.07 1.37
2013 34 15 0 0 0 9 4 0 2 .692 498 121.0 107 13 36 4 3 78 0 1 46 44 3.27 1.18
通算:15年 385 218 4 1 1 80 76 1 8 .513 6361 1477.1 1492 247 529 38 44 1100 30 3 800 737 4.49 1.37
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 48 (1998年 - 2000年途中)
  • 39 (2000年途中 - 2001年途中)
  • 32 (2001年途中 - 2002年途中)
  • 52 (2002年途中 - 同年終了、2003年途中 - 同年終了、2009年 - 2015年)
  • 31 (2003年 - 同年途中)
  • 64 (2004年)
  • 27 (2005年 - 2006年)
  • 46 (2007年)

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Reds acquire Chen from Expos”. MLB.com Reds Press Release (2002年6月14日). 2014年5月3日閲覧。
  2. ^ Astros sign lefthander Chen”. MLB.com Reds Press Release (2003年3月14日). 2014年5月3日閲覧。
  3. ^ Lefthander Bland joins Astros”. MLB.com Astros Press Release (2003年5月3日). 2014年5月3日閲覧。
  4. ^ Red Sox claim LHP Bruce Chen off waivers from the Houston Astros”. MLB.com Red Sox Press Release (2003年5月7日). 2014年5月3日閲覧。
  5. ^ Tom Singer (2003年6月1日). “Notes: Kim ready for Boston”. MLB.com. 2014年5月3日閲覧。
  6. ^ Blue Jays sign Bruce Chen”. MLB.com Blue Jays Press Release (2003年11月26日). 2014年5月3日閲覧。
  7. ^ Gary Washburn (2004年8月25日). “Notes: Raines Jr., Leon recalled”. MLB.com. 2014年5月3日閲覧。
  8. ^ Orioles set 25-man roster”. MLB.com Orioles Press Release (2005年4月2日). 2014年5月3日閲覧。
  9. ^ Orioles agree to terms with four players”. MLB.com Orioles Press Release (2006年1月17日). 2014年5月3日閲覧。
  10. ^ 2006 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月20日閲覧
  11. ^ Texas Rangers sign LHP Bruce Chen to Minor League contract”. MLB.com Rangers Press Release (2007年2月6日). 2014年5月3日閲覧。
  12. ^ Texas Rangers announce 2007 Opening Day roster”. MLB.com Rangers Press Release (2007年4月1日). 2014年5月3日閲覧。
  13. ^ Texas Rangers purchase contract of Willie Eyre”. MLB.com Rangers Press Release (2007年4月21日). 2014年5月3日閲覧。
  14. ^ 「カンザスシティ・ロイヤルズ WBCに投げた2人が思わぬ形で交差」『月刊スラッガー』2009年9月号 日本スポーツ企画出版社 69頁
  15. ^ 2009 Tournament Roster WBC公式サイト 英語 2015年3月20日閲覧
  16. ^ Dick Kaegel (2009年3月1日). “Royals secure another veteran arm”. MLB.com. 2014年5月3日閲覧。
  17. ^ Wayne Staats (2009年6月26日). “Farnsworth lands on disabled list”. MLB.com. 2014年5月3日閲覧。
  18. ^ Royals agree to terms with six players on minor league deals”. MLB.com Royals Press Release (2009年12月11日). 2014年5月3日閲覧。
  19. ^ Kaegel, Dick (2011年11月23日). “Royals, Chen agree to two-year contract”. MLB.com. 2011年11月30日閲覧。
  20. ^ Dick Kaegel (2014年1月30日). “Chen, Royals working toward one-year contract”. MLB.com. 2014年1月31日閲覧。
  21. ^ Royals sign veteran left-handed pitcher Bruce Chen”. MLB.com Royals Press Release (2014年2月1日). 2014年2月1日閲覧。
  22. ^ Dick Kaegel (2014年5月2日). “Chen scratched from start, lands on DL”. MLB.com. 2014年5月3日閲覧。
  23. ^ “Veteran pitcher Bruce Chen released by Royals”. Associated Press. ESPN.com. (2014年9月5日). http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=11472796 2014年9月11日閲覧。 
  24. ^ Chen ready for a new chapter in his career with the Indians MLB.com Jordan Bastian 英語 (2015年2月19日) 2015年3月20日閲覧
  25. ^ Indians promote LHP Bruce Chen; designate RHP Anthony Swarzak for assignment”. 2015年5月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]