エドウィン・エンカーナシオン

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エドウィン・エンカーナシオン
Edwin Encarnación
トロント・ブルージェイズ #10
Edwin Encarnación 2016 Opening Day.jpg
2016年のエンカーナシオン
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 ラ・ロマーナ州ラ・ロマーナ
生年月日 1983年1月7日(33歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 指名打者一塁手
プロ入り 2000年 ドラフト9巡目(全体274位)でテキサス・レンジャーズから指名
初出場 2005年6月24日
年俸 $8,000,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国代表
WBC 2013年

エドウィン・エルピディオ・エンカーナシオン(Edwin Elpidio Encarnación, 1983年1月7日 - )は、ドミニカ共和国ラ・ロマーナ出身のプロ野球選手指名打者一塁手)。右投右打。現在は、MLBトロント・ブルージェイズに所属している。

2012年から2015年までの4シーズンにかけて、連続で30本塁打以上 (うち3度は35本以上) ・90打点以上 (うち3度は100打点以上) をマークしている、MLBを代表するスラッガーの1人である。

スペイン語での発音はエンカルナシーオン

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ドミニカ共和国で生まれたが、後に家族でプエルトリコカグアスに移住し、高校時代までを過ごした[2]。現在、一家は再びドミニカ共和国に戻っている[3]

プロ入りとレンジャーズ傘下時代[編集]

2000年MLBドラフト9巡目(全体274位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。

レッズ時代[編集]

2001年6月14日ロブ・ベル英語版とのトレードで、ルーベン・マテオ英語版と共にシンシナティ・レッズへ移籍した。

2005年6月24日にメジャーデビューを果たすと、7月にレギュラー三塁手のジョー・ランダ英語版がトレード放出されたため、以降はレギュラー三塁手としてプレーした。69試合に出場し、打率.232・9本塁打・31打点・3盗塁・16二塁打をマーク。

2006年三塁手のレギュラーとしてメジャーに定着。117試合の出場で、打率.276・15本塁打・72打点・33二塁打・OPS.832をマーク。しかし、25失策を記録し、守備面での課題が残った。

2007年は2年連続で打率.270・15本塁打以上を記録した。

ブルージェイズ時代[編集]

2009年7月31日ジョシュ・レネキーザック・スチュワートと共にスコット・ローレンとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[4]

2010年は手首の故障の影響で、低打率に苦しんだ。7月にはDFAとなるとマイナー契約となり、AAA級ラスベガス・フィフティワンズに降格となった。シーズン終盤に復調し、最終的に96試合の出場ながら21本塁打を放った。オフに再びDFAとなると、ウェイバー公示を経て、オークランド・アスレチックスに移籍した。しかし、475万ドルの高額年俸がネックとなりアスレチックスは条件提示をせず、そのままノンテンダーFAとなった。結局、12月16日にブルージェイズと1年250万ドル(2年目は350万ドルのオプション)で再契約した[5]

2011年は三塁手としての出場が減り、一塁手やDHとしての起用が増えた。5月29日までは本塁打0だったが、後半戦は復調して例年並みの成績を残した。シーズン終了後にオプションが行使され、2012年もブルージェイズでプレーすることが決まった。

2012年もDHや一塁手としての出場となった。シーズン中盤にチームメイトで主砲のホセ・バティスタが故障離脱するが、その後は代わるかのように本塁打を量産、結果この年は本塁打・打点・安打・得点で自己最多の成績を残したほか、もともと長けていた選球眼で84四球を選んだ。さらに出塁率・長打率・OPSでも自己最高を記録した。7月12日には3年2700万ドル(4年目は1000万ドルのオプション)で契約を延長した[6]

2013年開幕前の3月に第3回WBCのドミニカ共和国代表に選出された[7]。同大会では、主に一塁手で出場しチームの初優勝に貢献。自身も一塁手部門でベストナインを獲得した[8]

レギュラーシーズンでは、打率.272・36本塁打・104打点を記録し、2年連続で35本塁打と100打点のラインをクリアした。また、規定打席以上では自己最少となる62三振を記録するなど、ヒッティングに徹しつつも長打を量産する打撃技術の向上が目立った。また走塁面でも8回の盗塁企図数で7回を成功させている。

2014年5月8日、対フィラデルフィア・フィリーズ戦で2本塁打を放ち、通算200本塁打を達成[9]。5月29日、ハーモン・キルブルー(1959年5月)、アルバート・ベル(1995年9月)に次ぐ、歴代3人目となる月間5回の1試合複数本塁打を達成[10]。この月に放った16本塁打は、5月の月間本塁打数としてはミッキー・マントルの1956年の記録に並ぶアメリカン・リーグ最多タイ記録となった[10]。7月には2年連続でオールスターゲームに選出されたが、選出後の7月7日に左脚の大腿四頭筋の故障で15日間の故障者リスト入りした[11]。8月15日に故障者リストから外れた[12]。故障の影響で出場試合数は128試合に留まったが、3年連続で30本塁打・90打点・OPS.900のラインをクリアし、主砲としてチームに貢献した。

2015年は、ジャスティン・スモーク一塁手が加入したため、DHを中心に出場した。146試合に出場し、打率.277・39本塁打 (自己2位、リーグ7位) ・111打点 (自己最多、リーグ4位) ・OPS0.929 (自己2位、リーグ5位) という素晴らしい成績を収め、4年連続で30本塁打・90打点・OPS0.900をマークした。ジョシュ・ドナルドソンホセ・バティスタと35本塁打・110打点トリオを結成した。なお、エンカーナシオンがあと1本塁打マークしていれば、40本塁打トリオになるところだった。また前述の通り、メインは指名打者だった (85試合) が、59試合でファーストを守り、3失策守備率.994・DRSは±0という成績を残した。

選手としての特徴[編集]

パワーとスピードを兼ね備えており、特にトロント・ブルージェイズ移籍以降は、DHでの出場が多く、守備の負担がなくなったことで打撃成績が向上している。足も速くマイナーリーグでは20盗塁以上も記録している。メジャー昇格後では盗塁こそ減少したものの、2015年終了時点での通算盗塁成功率は80.6%と高い。
選球眼も良く、メジャーでは打率は2割9分以上を打ったことがないが、出塁率は例年3割5分前後をキープしており、通算でも.352をマークしている。また、打率2割6~7分台の長距離砲としては三振は比較的少なめで、100三振以上を喫したのは2008年の102三振のみとなっている(いずれも2015年終了時点)。
守備は苦手で、三塁守備ではRFは平均レベル前後なものの、失策が非常に多いことからもハンドリング・送球に難がある。ブルージェイズ移籍後は、大半がDHのほか、守備に就く際には一塁手として出場しているが、一塁守備も苦手としている。左翼手での出場経験もある[13] [14]

レッズ時代は三塁手失策が多かったため、ファンの間では失策(Errors)と名前(Edwin)の頭文字、ポジション番号(三塁=5)から、“E5”の愛称で呼ばれていた[15]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2005 CIN 69 234 211 25 49 16 0 9 92 31 3 0 0 0 20 2 3 60 8 .232 .308 .436 .744
2006 117 463 406 60 112 33 1 15 192 72 6 3 0 3 41 3 13 78 9 .276 .359 .473 .832
2007 139 556 502 66 145 25 1 16 220 76 8 1 0 1 39 4 14 86 5 .289 .356 .438 .794
2008 146 582 506 75 127 29 1 26 236 68 1 0 0 5 61 1 10 102 13 .251 .340 .466 .806
2009 43 165 139 10 29 6 1 5 52 16 1 1 0 0 24 0 2 38 3 .209 .333 .374 .707
TOR 42 173 154 25 37 5 1 8 68 23 1 0 0 3 13 0 3 29 2 .240 .306 .442 .748
'09計 85 338 293 35 66 11 2 13 120 39 2 1 0 3 37 0 5 67 5 .225 .320 .410 .729
2010 96 367 332 47 81 16 0 21 160 51 1 0 0 4 29 1 2 60 9 .244 .305 .482 .787
2011 134 530 481 70 131 36 0 17 218 55 8 2 0 3 43 2 3 77 17 .272 .334 .453 .787
2012 151 644 542 93 152 24 0 42 302 110 13 3 0 7 84 12 11 94 6 .280 .384 .557 .941
2013 142 621 530 90 144 29 1 36 283 104 7 1 0 5 82 7 4 62 20 .272 .370 .534 .904
2014 128 542 477 75 128 27 2 34 261 98 2 0 0 1 82 6 2 62 18 .268 .354 .547 .901
2015 146 624 528 94 146 31 0 39 294 111 3 2 0 10 77 5 9 98 14 .277 .372 .557 .929
通算:11年 1353 5509 4808 730 1281 277 8 268 2378 815 54 13 0 42 575 43 76 866 124 .266 .351 .495 .846
  • 2015年度シーズン終了時

表彰[編集]

MLB
ドミニカ共和国代表

背番号[編集]

  • 12 (2005年、2007年、2010年)
  • 28 (2006年、2008年 - 2009年途中)
  • 7 (2009年途中 - 同年終了)
  • 10 (2011年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Edwin Encarnacion Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年10月8日閲覧。
  2. ^ Encarnación se roba el show La Semana Deportiva
  3. ^ Toronto Blue Jays’ Edwin Encarnacion has come a long way in the game thestar.com
  4. ^ Jays, Rolen both come away winners GM nets good deal while granting veteran's trade request”. bluejays.com (2009年7月31日). 2009年8月5日閲覧。
  5. ^ Ben Nicholson-Smith(2010-12-16), Blue Jays Sign Edwin Encarnacion, MLBTradeRumors.com(英語), 2010年12月17日閲覧
  6. ^ Blue Jays make Encarnacion the $27-million man The Globe and Mail
  7. ^ 2013 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  8. ^ 井端、マエケンがWBC優秀選手選出 ドミニカ共和国から最多5人”. スポニチアネックス (2013年3月21日). 2013年3月21日閲覧。
  9. ^ Gregor Chisholm (2014年5月9日). “Helping to spark bats, Encarnacion hits 200th HR/ After slow start, first baseman goes yard on three straight nights to reach milestone”. MLB.com. 2014年10月22日閲覧。
  10. ^ a b Gregor Chisholm (2014年5月30日). “Encarnacion ties Mantle for most AL homers hit in May/ First baseman drills two vs. Royals to break Blue Jays mark for any month with 16”. MLB.com. 2014年10月22日閲覧。
  11. ^ Blue Jays place Encarnacion on disabled list”. MLB.com Blue Jays Press Release (2014年7月7日). 2014年7月8日閲覧。
  12. ^ Blue Jays activate Edwin Encarnacion”. ESPN.com (2014年8月16日). 2014年10月22日閲覧。
  13. ^ Edwin Encarnacion Statistics and History” (英語). Baseball Reference.com. 2016年7月7日閲覧。
  14. ^ Edwin Encarnacion Register Statistics & History” (英語). Baseball Reference.com. 2016年7月7日閲覧。
  15. ^ Luke Adams(2010-09-23), Non-Tender Candidate: Edwin Encarnacion, MLBTradeRumors.com(英語), 2010年10月2日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]