ジオ・ゴンザレス

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ジオ・ゴンザレス
Gio Gonzalez
ミルウォーキー・ブルワーズ #47
Gio González 2017 (34547728785) (cropped).jpg
ワシントン・ナショナルズ時代
(2017年5月8日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州マイアミ・デイド郡ハイアリア
生年月日 (1985-09-19) 1985年9月19日(33歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2008年8月15日
年俸 $12,000,000(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年

ジオバニー・アラミス・ゴンザレスGiovany Aramis "Gio" Gonzalez, 1985年9月19日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ・デイド郡ハイアリア出身のプロ野球選手投手)。左投右打。現在はMLBミルウォーキー・ブルワーズ所属。愛称はダブルG[2]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

モンシニョール・エドワード・ペース高等学校英語版時代はクリス・マレーロとチームメイトだった。

プロ入りとマイナー時代[編集]

2004年MLBドラフト1巡目追補(全体38位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名を受け、85万ドルの契約金で入団した[3]

2005年ジム・トーミとのトレードで、アーロン・ローワンドらと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[4]ベースボール・アメリカ誌の有望株ランキングではフィリーズ傘下でコール・ハメルズに次ぐ評価を受けた。

2006年12月、フレディ・ガルシアとのトレードで、ガビン・フロイドと共に再びホワイトソックスに移籍した。

2007年にはマイナーリーグで150イニングを投げて185奪三振を記録した。

アスレチックス時代[編集]

アスレチックス時代 (2011年)

2008年1月3日にニック・スウィッシャーとのトレードで、ライアン・スウィーニーファウティノ・デロスサントスと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した。8月5日にメジャー初昇格し、翌日メジャーデビューした。この年は10試合に登板し、1勝4敗を記録した。

2009年スプリングトレーニングでAAA級サクラメント・リバーキャッツに戻された。5月3日、再びメジャーに呼び戻され、このシーズン6勝7敗を記録した。

2010年は1年間先発ローテーションを守り、15勝9敗、防御率3.23を記録した。

2011年も好成績を残した。この年は自身初めてオールスターに選出された。また、チーム最多の16勝を記録。オフにはトレード候補になり、争奪戦が繰り広げられた。

ナショナルズ時代[編集]

2011年12月22日にブラッド・ピーコックトム・ミローンデレク・ノリスA.J.コールとの1対4トレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍することが発表された[5]

2012年1月15日に5年総額4200万ドル(6年目の2017年は1200万ドルのオプション)でナショナルズと契約を延長した[6]。移籍1年目のシーズンは21勝でナ・リーグ最多勝を獲得する活躍を見せ、ナショナルズ躍進の原動力となった。サイ・ヤング賞の投票ではR・A・ディッキークレイトン・カーショウに次ぐ3位に入った。しかしオフにバイオジェネシス・スキャンダルが発覚し、薬物使用疑惑が浮上した。この問題については、ジオの父親が合法な痩せ薬を購入しただけである事がMLBの調査により判明し、ジオの疑惑は晴れて処分も受けなかった[7]

2013年2月9日に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[8]。シーズンでは4月は不調だったが、5月以降に調子を上げ始めると、投げた試合の約70%を自責点2以内で切り抜ける投球を披露した[7]。最終的には32試合全てで先発登板し、防御率3.36・11勝8敗・192奪三振という成績を残した。

2014年は、5月の試合で炎上した後、肩痛で故障者リスト入りした[9]。復帰後の防御率は3.08[9]と好投したが、規定投球回には届かなかった。27試合に投げて防御率3.57・5年連続2桁勝利となる10勝(10敗)を挙げた。

2015年は31試合に先発登板して2年ぶりに規定投球回に到達した。11勝を挙げて連続2桁勝利の記録を6年に伸ばしたが、防御率は3年連続で悪化して3.79だった。

2016年も先発ローテーション通りに登板し、32試合に先発登板した。7年連続2桁勝利となる11勝を挙げ、通算100勝も達成したが、2シーズンぶりに勝ち星と負け星が同等となったほか、防御率は4.57に悪化した。また、被本塁打19でもキャリアワーストを更新した。プレーオフでは、ロサンゼルス・ドジャースとのNLDSに1試合先発登板したが、4.1イニングで4安打3失点1本塁打と打ち込まれた。

2017年は開幕から好調で、4月は5度の先発機会で3勝・防御率1.62の成績を挙げる。前半戦をリーグ3位となる防御率2.86、投球回数、奪三振数でもリーグトップ10の位置につけたが、ナショナルズから他に先発投手のマックス・シャーザースティーブン・ストラスバーグが選出されていたこともありオールスターゲームには選出されなかった。シーズン通算では6年ぶりとなる200投球回に到達して15勝9敗、防御率2.96と5年ぶりの15勝・防御率2点台を記録した。

2018年は再び調子を崩し、8月までに27試合で7勝11敗、防御率4.57、WHIP1.53と安定感を欠いていた。

ブルワーズ時代[編集]

2018年8月31日にKJ・ハリソン英語版ギルバート・ラーラ英語版とのトレードで、金銭と共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[10]。移籍後は調子を取り戻し、5試合で3勝0敗、防御率2.13、WHIP0.95を記録した。オフの10月29日にFAとなった[11]

ヤンキース傘下時代[編集]

2019年3月20日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約(メジャー昇格すると300万ドル、さらに先発1試合につき30万ドルのインセンティブを受け取る。4月20日にオプトアウトの権利を持つ)を結んだ[12]。開幕後は傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーしていたが、4月22日に自由契約となった[11]

ブルワーズ復帰[編集]

2019年4月27日にブルワーズとメジャー契約を結んだ[13]

投球スタイル[編集]

球種は平均92mphフォーシームと、ツーシームチェンジアップカーブ

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2008 OAK 10 7 0 0 0 1 4 0 0 .200 163 34.0 32 9 25 1 3 34 1 0 34 29 7.68 1.68
2009 20 17 0 0 0 6 7 0 0 .472 455 98.2 113 14 56 2 1 109 2 0 68 63 5.75 1.71
2010 33 33 1 0 1 15 9 0 0 .625 851 200.2 171 15 92 1 4 171 4 1 75 72 3.23 1.31
2011 32 32 0 0 0 16 12 0 0 .571 864 202.0 175 17 91 1 8 197 6 1 81 70 3.12 1.32
2012 WSH 32 32 2 1 0 21 8 0 0 .724 822 199.1 149 9 76 3 5 207 10 1 69 64 2.89 1.13
2013 32 32 1 1 0 11 8 0 0 .579 819 195.2 169 17 76 1 2 192 4 1 79 73 3.36 1.25
2014 27 27 0 0 0 10 10 0 0 .500 653 158.2 134 10 56 0 3 162 2 0 66 63 3.57 1.20
2015 31 31 0 0 0 11 8 0 0 .579 758 175.2 181 8 69 3 4 169 4 0 79 74 3.79 1.42
2016 32 32 0 0 0 11 11 0 0 .500 765 177.1 179 19 59 2 9 171 7 0 98 90 4.57 1.34
2017 32 32 0 0 0 15 9 0 0 .625 827 201.0 158 21 79 5 7 188 7 0 69 66 2.96 1.18
2018 27 27 0 0 0 7 11 0 0 .389 646 145.2 153 15 70 2 2 126 4 0 77 74 4.57 1.53
MIL 5 5 0 0 0 3 0 0 0 1.000 100 25.1 14 2 10 0 0 22 1 0 7 6 2.13 0.95
'18計 32 32 0 0 0 10 11 0 0 .476 746 171.0 167 17 80 2 2 148 5 0 84 80 4.21 1.44
MLB:11年 313 307 4 2 1 127 97 0 0 .567 7723 1814.0 1628 156 759 21 48 1748 52 4 802 744 3.69 1.32
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル[編集]

  • ナショナルリーグ最多勝:1回(2012年)

表彰[編集]

記録[編集]

背番号[編集]

  • 47(2008年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Gio Gonzalez Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年7月8日閲覧。
  2. ^ Explaining Nats Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月22日閲覧
  3. ^ 2004 Draft Picks for Round #1. The Baseball Cube(英語). 2011年12月23日閲覧
  4. ^ White Sox bolster lineup, acquire Swisher MLB.com Scott Merkin 英語 (2008年1月4日) 2015年3月19日閲覧
  5. ^ Ladson, Bill(2011-12-22). Nationals land Gio, send four prospects to A's. MLB.com(英語). 2011年12月23日閲覧
  6. ^ Adams, Luke(2012-01-15). Gonzalez, Nationals Agree To Five-Year Extension. MLBTradeRumors.com(英語). 2012年1月23日閲覧
  7. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、281頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  8. ^ http://washington.nationals.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130209&content_id=41513944&vkey=news_was&c_id=was Gio accepts invite to pitch for Team USA
  9. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、262頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  10. ^ Nationals trade cornerstone Gio to Brewers” (英語). MLB.com (2018年9月1日). 2018年9月2日閲覧。
  11. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2019年3月18日閲覧。
  12. ^ Bryan Hoch (2019年3月20日). “Gonzalez: A 'no-brainer' to sign with Yankees” (英語). MLB.com. 2019年3月22日閲覧。
  13. ^ Sarah Langs (2019年4月28日). “Back with Brewers, Gio to start today” (英語). MLB.com. 2019年4月28日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]