ジョーダン・ジマーマン

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ジョーダン・ジマーマン
Jordan Zimmermann
デトロイト・タイガース #27
Jordan Zimermann.jpg
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ウィスコンシン州オーバーンデール
生年月日 1986年5月23日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 ドラフト2巡目(全体67位)でワシントン・ナショナルズから指名
初出場 2009年4月20日 アトランタ・ブレーブス
年俸 $5,350,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョーダン・ジマーマンJordan M. Zimmermann, 1986年5月23日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州オーバーンデール出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在はMLBデトロイト・タイガース所属。

デビュー当時には、「(チームメイトである)ライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)の弟なのかとよく尋ねられた」とのこと。実際には血縁関係はなく、綴りも異なる[2][3]

経歴[編集]

ナショナルズ時代[編集]

ウィスコンシン大学スティーブンスポイント校から、2007年6月のMLBドラフトワシントン・ナショナルズから2巡目(全体67位)指名を受け、プロ入り。

2008年にはA+級ポトマック・ナショナルズとAA級ハリスバーグ・セネターズで10勝3敗・防御率2.89を記録。7月にはイースタンリーグのオールスターに選出され、オフには「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、球団内トップ、マイナー全体では41位の評価を受けた[4]

2009年はAAA級シラキュース・チーフスからスタート。4月20日アトランタ・ブレーブス戦でメジャー初登板し、6回2失点で初勝利を挙げた。続くニューヨーク・メッツ戦でも勝利投手となり、ナショナルズの投手としてはエクスポズ時代の1988年ランディ・ジョンソンが記録して以来の初先発からの2連勝となった[5]。奇しくも、ジョンソンが通算300勝を達成した6月4日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦では敗戦投手になっている[6]。ルーキーながらイニング数を上回る三振を奪うなど、全球団で最低勝率のナショナルズで奮闘を続けていたが、7月に右肘に痛みを訴え、翌8月にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを終えた[7]

当初は万全な状態に戻るまで18カ月を要すると見られていたが、予想以上に早い回復を見せ、手術から約1年後の2010年8月26日にメジャー復帰を果たした[8]

2011年5月6日フロリダ・マーリンズ戦では、2回裏に対戦した3人の打者から全て三球三振を奪い、MLB史上42人目の「イマキュレイト・イニング」を達成[9]。この年は球団から160イニング前後という投球制限を課されていたため、8月28日の登板を最後にシーズンを終えた[10]。最終的に、ナショナルズがスケジュールの都合で1試合未消化のままシーズンを終了したため、ギリギリで規定投球回数に到達。防御率3.18はチームトップの成績だった。

2012年、開幕から先発ローテーションに入り、前半戦は勝ち運に見放されたものの、防御率2.61という好成績をマーク[11]。後半戦は、やや失速したが、それでもナ・リーグ7位となる防御率2.94をマーク。勝ち星も、やや伸び悩みながら12勝を挙げ、前年のブレイクがまぐれでなく実力である事を示した。しかしながら、ポストシーズンでは先発とリリーフで1試合ずつに投げ、防御率11.25と炎上した。

2013年は、開幕からの10試合で防御率1.71・8勝2敗とロケットスタートを決めた[12]。その後もコンスタントに勝ち星を積み上げ、前半戦だけで前年と同等の12勝[12]を挙げてオール・スターのメンバーに選出された。後半戦に入っても好ペースで勝利を挙げ、最終的にはリーグトップタイの2つの完封勝利を含む19勝を記録。カーディナルスのエースであるアダム・ウェインライトと共に見事、最多勝のタイトルを獲得した。シーズン終了後のサイ・ヤング賞投票では、7位にランクイン[13]し、リーグを代表する投手にのし上がった。

2014年1月17日にナショナルズと2年総額2400万ドルの契約に合意した[14]。この年は、前年とは逆にチームがプレーオフ争いする後半戦に加速し、8月9月の2ヵ月で8勝無敗という圧巻のピッチングを披露[15]。シーズン最終戦の9月28日のマーリンズ戦ではノーヒッターも達成[16]。自身2度目となるポストシーズンでは、サンフランシスコ・ジャイアンツ相手に8.2イニングを1失点に抑えるピッチングを見せ、かつてのリベンジを果たした。レギュラーシーズンでは、3年連続2ケタ勝利となる14勝を挙げたほか、防御率2.66はリーグ7位、奪三振182は自己記録という素晴らしい内容だった。

2015年は、屈指の投球を見せた過去3シーズンと比べると、やや見劣りするシーズンとなった。先発ローテーションを守って33試合に投げ、4年連続2ケタ勝利を挙げたが、防御率3.66は、ここ5シーズンでワーストだった。また、デビュー以来20本未満に収めてきたホームランを24本も打たれた。11月2日FAとなった[17]

タイガース時代[編集]

2015年11月30日にデトロイト・タイガースと5年総額1億1000万ドルの契約を結んだ[18]。トミー・ジョン手術を経験した選手が、1億ドル以上の契約をするのは史上初[19]

投球スタイル[編集]

主な球種はフォーシームツーシームスライダーカーブチェンジアップ。投球全体の約60%をフォーシーム、約20%をスライダー、約15%をカーブが占め、ツーシームとチェンジアップは合わせて約1~2%程度の割合でしか投げない。[20]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 WSH 16 16 0 0 0 3 5 0 0 .375 391 91.1 95 10 29 0 4 92 0 0 51 47 4.63 1.36
2010 7 7 0 0 0 1 2 0 0 .333 135 31.0 31 8 10 1 2 27 0 0 20 17 4.94 1.32
2011 26 26 1 0 0 8 11 0 0 .421 662 161.1 154 12 31 2 7 124 3 1 62 57 3.18 1.15
2012 32 32 0 0 0 12 8 0 0 .600 805 195.2 186 18 43 2 8 153 3 0 69 64 2.94 1.17
2013 32 32 4 2 0 19 9 0 0 .679 865 213.1 192 19 40 0 7 161 3 0 81 77 3.25 1.09
2014 32 32 3 2 0 14 5 0 0 .737 800 199.2 185 13 29 0 6 182 4 0 67 59 2.66 1.07
通算:6年 145 145 8 4 0 57 40 0 0 .588 3658 892.2 843 80 182 5 34 739 13 1 350 321 3.24 1.15
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録[編集]

背番号[編集]

  • 27 (2009年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Jordan Zimmermann Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions” (英語). Spotrac.com. 2014年1月4日閲覧。
  2. ^ ジョーダンは最後にnが2個続く。なお、本項の投手とは別に1999年シアトル・マリナーズJordan Zimmermanという投手が在籍した。
  3. ^ Harry Jaffe (2009年7月1日). “2 Zimms” (英語). Washingtonian. Washington Magazine, Inc.. 2015年12月1日閲覧。
  4. ^ Aaron Fitt (2009年1月7日). “Washington Nationals: Top 10 Prospects” (英語). Baseball America. The Enthusiast Network. 2015年12月1日閲覧。
  5. ^ Bill Ladson (2009年4月26日). “Who's the 'mann? Nats run over Mets” (英語). MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  6. ^ Zimmermann a hard-luck loser to history” (英語). MLB.com (2009年6月4日). 2015年12月1日閲覧。
  7. ^ Adam Kilgore. “Zimmermann Will Miss 18 Months” (英語). Washington Post. 2015年12月1日閲覧。
  8. ^ “Nationals overcome Albert Pujols' 400th career homer, beat Cardinals in 13” (英語). The Associated Press. ESPN. (2010年8月28日). http://espn.go.com/mlb/recap?gameId=300826120 2015年12月1日閲覧。 
  9. ^ Juan C. Rodriguez (2011年5月6日). “Zimmermann hits Marlins with immaculate inning” (英語). Sun Sentinel. 2015年12月1日閲覧。
  10. ^ Bill Ladson (2011年8月31日). “Though done playing, Zimmermann with Nats” (英語). MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  11. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』 廣済堂出版、2013年、260頁。ISBN 978-4-331-51711-6
  12. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』 廣済堂出版、2014年、280頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  13. ^ 2013 Awards Voting - NL Cy Young Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年12月2日閲覧。
  14. ^ Bill Ladson (2014年1月17日). “Zimmermann, Desmond sign two-year deals”. MLB.com. 2015年12月1日閲覧。
  15. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、261頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  16. ^ “ナショナルズのジマーマンが無安打無得点”. 日刊スポーツ. (2014年9月29日). http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20140929-1374542.html 2015年12月1日閲覧。 
  17. ^ Transactions | nationals.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  18. ^ Jason Beck (2015年11月30日). “Tigers ink Zimmermann to five-year deal” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/158390022/tigers-sign-jordan-zimmermann 2015年12月1日閲覧。 
  19. ^ “Jordan Zimmermann five-year deal” (英語). ロイター. (2015年12月1日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151201-00000017-reut-spo 2015年12月6日閲覧。 
  20. ^ Jordan Zimmermann Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2015年12月6日閲覧。

外部リンク[編集]