「静岡空港」の版間の差分
空港公式サイトなどを出典に大幅に整理 出典がない部分の削除、 |
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| 表面 滑走路1 = 舗装 |
| 表面 滑走路1 = 舗装 |
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'''静岡空港'''(しずおかくうこう)は、[[静岡県]][[島田市]]と[[牧之原市]]の境に |
'''静岡空港'''(しずおかくうこう)は、[[静岡県]][[島田市]]と[[牧之原市]]の境に[[2009年]][[6月4日]]に開港予定の[[日本の空港#地方管理空港|地方管理空港]]である。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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=== 空港運営会社 === |
=== 空港運営会社 === |
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;[[富士山静岡空港 (企業)|富士山静岡空港株式会社]] |
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* 静岡県は、[[指定管理者制度]]等の枠組みを用いて空港の運営を「できる限り」民間会社に行わせるという構想を持っている。実現すれば地方管理空港としては国内初となる。受け皿となる空港運営会社として、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[静岡銀行]]、[[時之栖]]、[[ヤマハ]]、[[ハマキョウレックス]]、[[静岡鉄道]]、[[鈴与]]、[[スター精密]]、[[富士テクニカ]]、[[東芝機械]]の合計10社が出資して、[[富士山静岡空港 (企業)|富士山静岡空港株式会社]]が設立された。その後、新たに[[東海パルプ]]と[[静銀リース]]の2社が出資し、現在の株主は12社となっている。 |
* 静岡県は、[[指定管理者制度]]等の枠組みを用いて空港の運営を「できる限り」民間会社に行わせるという構想を持っている。実現すれば地方管理空港としては国内初となる。受け皿となる空港運営会社として、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[静岡銀行]]、[[時之栖]]、[[ヤマハ]]、[[ハマキョウレックス]]、[[静岡鉄道]]、[[鈴与]]、[[スター精密]]、[[富士テクニカ]]、[[東芝機械]]の合計10社が出資して、[[富士山静岡空港 (企業)|富士山静岡空港株式会社]]が設立された。その後、新たに[[東海パルプ]]と[[静銀リース]]の2社が出資し、現在の株主は12社となっている。 |
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* 地元[[牧之原市]]の[[西原茂樹]]市長は、富士山静岡空港株式会社への出資の意向を表明した<ref> 牧之原市長が出資の意向 朝日新聞 2007年12月4日付け</ref>。 |
* 地元[[牧之原市]]の[[西原茂樹]]市長は、富士山静岡空港株式会社への出資の意向を表明した<ref> 牧之原市長が出資の意向 朝日新聞 2007年12月4日付け</ref>。 |
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=== 地上業務会社 === |
=== 地上業務会社 === |
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;[[静岡エアポートサービス|静岡エアポートサービス株式会社]] |
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2008年3月6日、鈴与と静岡鉄道は共同で、空港でのカウンター業務や機体誘導など[[グランドスタッフ|地上業務]]を支援する新会社「[[静岡エアポートサービス]]」([[葵区]])を設立した<ref> けいざい・しずおか:鈴与、静岡空港の地上業務会社設立 静鉄と共同で /静岡 毎日新聞 2008年3月13日付け</ref>。 |
2008年3月6日、鈴与と静岡鉄道は共同で、空港でのカウンター業務や機体誘導など[[グランドスタッフ|地上業務]]を支援する新会社「[[静岡エアポートサービス]]」([[葵区]])を設立した<ref> けいざい・しずおか:鈴与、静岡空港の地上業務会社設立 静鉄と共同で /静岡 毎日新聞 2008年3月13日付け</ref>。 |
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* 2009年6月4日 暫定開港予定。 |
* 2009年6月4日 暫定開港予定。 |
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== 施設 |
== 主な施設 == |
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;住所 :静岡県牧之原市坂口3520 |
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;[[高さ#地理|標高]] :132.0m |
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;[[面積]] :190ha |
;[[面積]] :190ha |
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;[[滑走路]] :長さ2,200m、幅 |
;[[滑走路]] :長さ2,200m、幅60m(2,500mへ延長工事中) |
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;[[着陸帯]] :長さ2,620m、幅300m |
;[[着陸帯]] :長さ2,620m、幅300m |
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;[[エプロン (飛行場)|エプロン]](バース数) :大型ジェット用2、中型ジェット用1、小型ジェット用2 |
;[[エプロン (飛行場)|エプロン]](バース数) :大型ジェット用2、中型ジェット用1、小型ジェット用2 |
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;[[空港ターミナルビル|旅客ターミナル]] :鉄骨3階建て 延べ床面積約1万1400平方メートル |
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;[[駐車場]] :2,000台 |
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;[[ボーディング・ブリッジ]] :2本 |
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;[[駐車場]] :約2,000台(無料) |
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== 就航路線 == |
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== 静岡空港出張所暫定住所 == |
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2009年5月12日現在のフライトスケジュールが静岡県より公式発表されている<ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/flightsch.html 富士山静岡空港のフライトスケジュール]</ref>。 |
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牧之原市坂口字高尾山1250-52 |
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* この住所は、開港までの暫定であり、変更の可能性あり。 |
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== |
===国内線=== |
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* 管制方式:未定 |
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== 航空保安無線施設 == |
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{| class="wikitable" |
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!局名 |
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!種別 |
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!識別信号 |
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!周波数 |
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|- |
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|SHIZUOKA |
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|VOR |
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|SZE |
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|110.65MHz |
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|- |
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|SHIZUOKA |
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|DME |
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|SZE |
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|1130.0MHz |
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|- |
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|SHIZUOKA |
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|ILS |
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|ISZ |
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|109.3MHz |
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|- |
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|SHIZUOKA |
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|LLZ |
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| |
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|332.0MHz |
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|- |
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|SHIZUOKA |
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|T-DME |
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|ISZ |
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|991.0MHz |
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|} |
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試験運用開始: 2008年(平成20年)10月1日 |
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== 路線 == |
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2009年5月12日現在のフライトスケジュールが静岡県より公式発表されている<ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/flightsch.html 富士山静岡空港のフライトスケジュール]</ref>。 |
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===開港時就航予定路線=== |
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====国内線==== |
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* '''[[日本航空インターナショナル|日本航空]] (JAL)'''- <small>[[ジェイエア]]の機材・乗務員で運航する便あり</small> |
* '''[[日本航空インターナショナル|日本航空]] (JAL)'''- <small>[[ジェイエア]]の機材・乗務員で運航する便あり</small> |
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** [[新千歳空港]]、[[福岡空港]] |
** [[新千歳空港]]、[[福岡空港]] |
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151行目: | 114行目: | ||
** [[小松飛行場|小松空港]]、[[熊本空港]]、[[鹿児島空港]] |
** [[小松飛行場|小松空港]]、[[熊本空港]]、[[鹿児島空港]] |
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===国際線=== |
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* '''[[大韓航空]] (KE)''' |
* '''[[大韓航空]] (KE)''' |
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** [[ソウル特別市|ソウル]]([[仁川国際空港]]) |
** [[ソウル特別市|ソウル]]([[仁川国際空港]]) |
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157行目: | 120行目: | ||
** ソウル(仁川国際空港) |
** ソウル(仁川国際空港) |
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* '''[[中国東方航空]](MU)''' |
* '''[[中国東方航空]](MU)''' |
||
** [[上海浦東国際空港]] (週4便 月・水・金・日) - [[2009年新型インフルエンザ|新型インフルエンザ]]のため2009年6月は一部の便を欠航させる<ref>[中国東方航空6便欠航 静岡空港に新型インフル影響 http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090528000000000070.htm] 静岡新聞 2009年5月28日</ref> |
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** [[上海浦東国際空港]] (週4便) |
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=== チャーター便 === |
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開港直後のチャーター便運航予定 |
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* [[香港国際空港|香港]]([[キャセイパシフィック航空]]) |
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* [[台湾桃園国際空港|台北]]、[[高雄国際空港|高雄]]([[チャイナエアライン]]) |
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* [[マカオ国際空港|マカオ]]([[マカオ航空]]) |
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* [[チューリッヒ国際空港|チューリッヒ]]([[エーデルワイス航空]]) - [[新千歳空港]]経由 |
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* [[台中空港|台中]]([[マンダリン航空]])- 2009年6月、7月に運航予定であったが、[[2009年新型インフルエンザ|新型インフルエンザ]]のため延期された<ref>[http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090526ddlk22040235000c.html 新型インフルエンザ:台湾マンダリン航空、静岡空港へのチャーター機運航延期 /静岡] - 毎日新聞</ref>。 |
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===各航空会社の動向=== |
===各航空会社の動向=== |
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===== フジドリームエアラインズ ===== |
===== フジドリームエアラインズ ===== |
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<!--[[フジドリームエアラインズ]]の項目と重複している部分の削除、静岡空港就航路線に直接関連する記述(就航先、機材、便数など)に限定することを提案します--> |
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<!--富士山静岡空港会社の出資者の1社である[[鈴与]]は2004年6月15日に50~70人級のターボプロップ機で成田国際空港線と仙台空港線の2路線を開設し、その後は小型ジェット機による四国・沖縄方面の路線へ参入する事業計画を構想していると発表した<ref> 日本経済新聞静岡版 2004年6月15日付</ref>。--> |
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[[鈴与]]は2008年6月、静岡空港を拠点とする[[コミューター航空会社|地域航空会社]]、'''[[フジドリームエアラインズ]]'''(FDA)を設立した。 |
[[鈴与]]は2008年6月、静岡空港を拠点とする[[コミューター航空会社|地域航空会社]]、'''[[フジドリームエアラインズ]]'''(FDA)を設立した。 |
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201行目: | 170行目: | ||
===== 中国 ===== |
===== 中国 ===== |
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[[中国東方航空]]は |
[[中国東方航空]]は2008年10月、上海から週4便の乗り入れを申請<ref> 静岡―上海に週4便 中国東方航空が申請 静岡新聞 2008年11月1日</ref> |
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、12月に認可されたことが明らかとなった<ref> 開港延期・静岡空港:東方航空、上海便を週4往復就航 訪中の知事に報告 /静岡 毎日新聞</ref>。 |
、12月に認可されたことが明らかとなった<ref> 開港延期・静岡空港:東方航空、上海便を週4往復就航 訪中の知事に報告 /静岡 毎日新聞</ref>。 |
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[[中国南方航空]]は静岡県に対し、静岡-上海-北京と静岡-上海-[[広州白雲国際空港|広州]]の各路線への定期便運航を提案した<ref name = "china" > 北京・広州へ定期運航中国南方航空 静岡発上海経由県に提案 読売新聞静岡版 2008年1月1日付け</ref>。中国東方航空が上海便への就航申請をしたことから、静岡-大連-北京間の路線を検討していることが明らかとなった<ref> 読売新聞 静岡版 2008年11月26日</ref>。 |
[[中国南方航空]]は静岡県に対し、静岡-上海-北京と静岡-上海-[[広州白雲国際空港|広州]]の各路線への定期便運航を提案した<ref name = "china" > 北京・広州へ定期運航中国南方航空 静岡発上海経由県に提案 読売新聞静岡版 2008年1月1日付け</ref>。中国東方航空が上海便への就航申請をしたことから、静岡-大連-北京間の路線を検討していることが明らかとなった<ref> 読売新聞 静岡版 2008年11月26日</ref>。 |
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===== チャーター便 ===== |
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開港直後のチャーター便運航予定 |
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* [[香港国際空港|香港]]([[キャセイパシフィック航空]]) |
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* [[台湾桃園国際空港|台北]]、[[高雄国際空港|高雄]]([[チャイナエアライン]]) |
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* [[マカオ国際空港|マカオ]]([[マカオ航空]]) |
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* [[チューリッヒ国際空港|チューリッヒ]]([[エーデルワイス航空]]) - [[新千歳空港]]経由 |
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* [[台中空港|台中]]([[マンダリン航空]])- 2009年6月、7月に運航予定であったが、[[2009年新型インフルエンザ|新型インフルエンザ]]のため延期された<ref>[http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090526ddlk22040235000c.html 新型インフルエンザ:台湾マンダリン航空、静岡空港へのチャーター機運航延期 /静岡] - 毎日新聞</ref>。 |
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==== 地方空港に対する航空当局等の動向 ==== |
==== 地方空港に対する航空当局等の動向 ==== |
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{{特筆性}} <!--静岡空港に限った内容ではないため。--> |
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2007年(平成19年)6月21日の国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申<ref>[http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koku/07_10/070621.html 国土交通省交通政策審議会第10回航空分科会議事概要]</ref>において了承された航空需要予測の中の前提条件として、2012年当初までに静岡-ソウル線の就航が実現することが盛り込まれている<ref>[http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koku/07_9/01.pdf#page=14 「航空需要予測について」国土交通省交通政策審議会第9回航空分科会資料(pdf)]</ref>。 |
2007年(平成19年)6月21日の国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申<ref>[http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koku/07_10/070621.html 国土交通省交通政策審議会第10回航空分科会議事概要]</ref>において了承された航空需要予測の中の前提条件として、2012年当初までに静岡-ソウル線の就航が実現することが盛り込まれている<ref>[http://www.mlit.go.jp/singikai/koutusin/koku/07_9/01.pdf#page=14 「航空需要予測について」国土交通省交通政策審議会第9回航空分科会資料(pdf)]</ref>。 |
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=== 道路交通 === |
=== 道路交通 === |
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* 無料駐車場(約2,000台収容)が設置される。 |
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* 現在、アクセス道路として[[金谷御前崎連絡道路]]([[地域高規格道路]])、[[静岡県道408号静岡空港線|県道静岡空港線]]を建設中。 |
* 現在、アクセス道路として[[金谷御前崎連絡道路]]([[地域高規格道路]])、[[静岡県道408号静岡空港線|県道静岡空港線]]を建設中。 |
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* 静岡県の試算では、自家用車で静岡市から約40分、浜松市から約50分、[[沼津市]]から約1時間20分で空港に到着するとしてい |
* 静岡県の試算では、自家用車では静岡市から約40分、浜松市から約50分、[[沼津市]]から約1時間20分で空港に到着するとしている。 |
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====バス==== |
====バス==== |
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* 鉄道の最寄駅は[[金谷駅]]である(直線距離で静岡空港から約6km)。 |
* 鉄道の最寄駅は[[金谷駅]]である(直線距離で静岡空港から約6km)。 |
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* 静岡空港直下を[[東海道新幹線]]が通過しているので、新幹線新駅を空港に併設する構想があった<ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/air_mail/news/n_120902.htm 空港だより平成12年9月号(静岡県空港建設局)]</ref>が、これについて[[東海旅客鉄道|JR東海]]の[[須田寛]]相談役は「営業的には(新幹線新駅を)作った方がいいと思うが技術的に難しい」とコメントしている。また[[掛川駅]]と空港の位置が近接しすぎている為、これ以上新幹線の新駅を建設しても、新幹線の[[運行ダイヤ]]が確保しにくくなるなどの点で、JR東海側は依然新幹線の静岡空港新駅の建設に対して消極的である。これらの事から静岡県議会は新駅の建設計画を凍結する形で推移していたが、2009年2月の静岡県議会で[[石川嘉延]]静岡県知事が空港の新幹線新駅に関して答弁するなど、凍結したはずの新駅建設構想を蒸し返す動きを見せている。<ref>[http://www.digisbs.com/tv/news/movie_s/20090224000000000058.htm 静岡県議会2月24日(SBSウェブサイト)]</ref> |
* 静岡空港直下を[[東海道新幹線]]が通過しているので、新幹線新駅を空港に併設する構想があった<ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/air_mail/news/n_120902.htm 空港だより平成12年9月号(静岡県空港建設局)]</ref>が、これについて[[東海旅客鉄道|JR東海]]の[[須田寛]]相談役は「営業的には(新幹線新駅を)作った方がいいと思うが技術的に難しい」とコメントしている。また[[掛川駅]]と空港の位置が近接しすぎている為、これ以上新幹線の新駅を建設しても、新幹線の[[運行ダイヤ]]が確保しにくくなるなどの点で、JR東海側は依然新幹線の静岡空港新駅の建設に対して消極的である。これらの事から静岡県議会は新駅の建設計画を凍結する形で推移していたが、2009年2月の静岡県議会で[[石川嘉延]]静岡県知事が空港の新幹線新駅に関して答弁するなど、凍結したはずの新駅建設構想を蒸し返す動きを見せている。<ref>[http://www.digisbs.com/tv/news/movie_s/20090224000000000058.htm 静岡県議会2月24日(SBSウェブサイト)]</ref> |
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=== 海上交通 === |
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* 近くの[[御前崎港]]、[[大井川港]]と[[伊豆半島]]の[[下田港]]、[[松崎港]]、[[土肥港]]とを[[フェリー|カーフェリー]]で結ぶことが検討されている<ref>[http://doboku.pref.shizuoka.jp/gaiyo/kowan/oldtopics/tiikishinkou-matsuzaki.htm 松崎港港湾振興ビジョン(静岡県港湾企画室)]</ref><ref>[http://www.47news.jp/AI/200706/AI-20070608-0032552.html 「ゆめの航路」参加者を募集 静岡・大井川町 大井川港・土肥港 30日、フェリー運航] 静岡新聞 2007年6月8日付け</ref><ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/ayumi/kaigi/pdf/saihyoka/haifu_6_17_3.pdf#page=05 戦略的政策展開を踏まえた空港施策の推進(静岡県空港建設局)(pdf)]</ref>。実現すれば陸路と比べ距離、時間ともに大幅な短縮になるが、今のところ具体化には至っていない。 |
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== 空港建設推進派と反対派 == |
== 空港建設推進派と反対派 == |
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2007年2月6日未明に、静岡市在住の反対派活動家が、静岡県庁別館前の路上で焼身自殺した。付近には、静岡市内の廃棄物不法投棄に関する静岡市の対応と、静岡空港建設に抗議する内容のビラがあり、また、ビラと同じ内容が焼身自殺の直前に[[mixi]]に書き込まれていた。自殺後、反対派は、追悼集会の開催、追悼VTR・DVDの発売などの活動を行っている<ref>[http://kuukouno.hp.infoseek.co.jp/10.9inoue.dvd.htm 井上さん追悼DVD完成!(空港はいらない静岡県民の会)]</ref>。また、[[週刊ダイヤモンド]]は、静岡空港について、無駄な大型事業の典型例とした特集記事を数多く掲載している。[[岩波書店]]発行の月刊誌[[世界 (雑誌)|「世界」]]は、[[鎌田慧]]の執筆による、静岡空港に批判的な記事を掲載している<ref>[http://www.iwanami.co.jp/sekai/2007/06/directory.html 「世界」2007年6月号目次(岩波書店)]</ref>。 |
2007年2月6日未明に、静岡市在住の反対派活動家が、静岡県庁別館前の路上で焼身自殺した。付近には、静岡市内の廃棄物不法投棄に関する静岡市の対応と、静岡空港建設に抗議する内容のビラがあり、また、ビラと同じ内容が焼身自殺の直前に[[mixi]]に書き込まれていた。自殺後、反対派は、追悼集会の開催、追悼VTR・DVDの発売などの活動を行っている<ref>[http://kuukouno.hp.infoseek.co.jp/10.9inoue.dvd.htm 井上さん追悼DVD完成!(空港はいらない静岡県民の会)]</ref>。また、[[週刊ダイヤモンド]]は、静岡空港について、無駄な大型事業の典型例とした特集記事を数多く掲載している。[[岩波書店]]発行の月刊誌[[世界 (雑誌)|「世界」]]は、[[鎌田慧]]の執筆による、静岡空港に批判的な記事を掲載している<ref>[http://www.iwanami.co.jp/sekai/2007/06/directory.html 「世界」2007年6月号目次(岩波書店)]</ref>。 |
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<!-- 未定なら掲載する必要なし |
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=== 推進派・反対派の両方に対する批判 === |
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== 航空管制 == |
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{{出典の明記S}} |
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* 管制方式:未定--> |
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静岡空港建設予定地に近くにはプロペラ機であれば十分離着陸可能な1,500mの滑走路を持つ[[静浜基地]]が存在する。 |
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しかし、推進派は大型ジェット機が就航可能な2,500mの滑走路を持つ新空港の建設に計画段階から固執し、静浜基地の共用化については それほど検討される事が無かった。 |
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== 航空保安無線施設 == |
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また、反対派最大派閥の1つである「空港はいらない静岡県民の会」は計画段階から静浜基地の共用化にも反対していた。 |
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{| class="wikitable" |
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その為、{{要出典範囲|推進派・反対派の両方を批判する声が存在}}する。 |
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!局名 |
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!種別 |
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!識別信号 |
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!周波数 |
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|SHIZUOKA |
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|VOR |
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|110.65MHz |
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|SHIZUOKA |
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|332.0MHz |
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|SHIZUOKA |
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|T-DME |
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|ISZ |
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|991.0MHz |
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|} |
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試験運用開始: 2008年(平成20年)10月1日 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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* [http://www.fujiair.jp/ 富士山静岡空港株式会社] |
* [http://www.fujiair.jp/ 富士山静岡空港株式会社] |
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* [http://www.shizuoka-airport-svc.jp/ 静岡エアポートサービス株式会社] |
* [http://www.shizuoka-airport-svc.jp/ 静岡エアポートサービス株式会社] |
||
* [http://fs-airport.com/ 富士山静岡空港利用促進協議会] |
|||
* [http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/ 富士山静岡空港] - [[静岡県]] |
* [http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/ 富士山静岡空港] - [[静岡県]] |
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静岡空港 Shizuoka Airport | |||||||||
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![]() | |||||||||
IATA: FSZ - ICAO: RJNS | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 |
![]() | ||||||||
所在地 |
静岡県 島田市・牧之原市 | ||||||||
種類 | 商業 | ||||||||
運営者 | 静岡県 | ||||||||
標高 | 132 m (433 ft) | ||||||||
座標 | 北緯34度47分46秒 東経138度11分22秒 / 北緯34.79611度 東経138.18944度座標: 北緯34度47分46秒 東経138度11分22秒 / 北緯34.79611度 東経138.18944度 | ||||||||
公式サイト | 富士山静岡空港 | ||||||||
滑走路 | |||||||||
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リスト | |||||||||
空港の一覧 |
静岡空港(しずおかくうこう)は、静岡県島田市と牧之原市の境に2009年6月4日に開港予定の地方管理空港である。
概要
- 2009年(平成21年)3月開港予定であったが、空港近隣にある伐採対象外の樹木が航空法の制限(制限表面)に抵触する問題があることが2008年9月に判明し、翌10月、暫定的に滑走路を短くする工事を行うことが決まったため、延期されることが県より公式に発表された[1][2]。2009年(平成21年)6月4日に開港予定[3][4]。
- 総事業費は約1900億円、そのうち空港本体の事業費は約490億円。
- 国が離島以外の地方空港新設を抑制する方針を打ち出していることから、マスコミなどから「最後の地方空港」と呼ばれている[6]。
- ILS(計器着陸装置)が設置されているが、前述の立ち木問題による暫定的な滑走路短縮に伴い、当面、既設のILSは使用されない。航空機が着陸する際は、パイロットによる目視での着陸となり、霧などの悪天候時に航空機の運航に支障が出る恐れがある。
空港運営会社
- 静岡県は、指定管理者制度等の枠組みを用いて空港の運営を「できる限り」民間会社に行わせるという構想を持っている。実現すれば地方管理空港としては国内初となる。受け皿となる空港運営会社として、スズキ、静岡銀行、時之栖、ヤマハ、ハマキョウレックス、静岡鉄道、鈴与、スター精密、富士テクニカ、東芝機械の合計10社が出資して、富士山静岡空港株式会社が設立された。その後、新たに東海パルプと静銀リースの2社が出資し、現在の株主は12社となっている。
- 地元牧之原市の西原茂樹市長は、富士山静岡空港株式会社への出資の意向を表明した[7]。
- その後、富士山静岡空港株式会社側も、経営に関与しないことを条件に牧之原市から出資を受け入れることを表明した[8]。一方、静岡県は出資する意向のないことを改めて表明した[9][10]。
地上業務会社
2008年3月6日、鈴与と静岡鉄道は共同で、空港でのカウンター業務や機体誘導など地上業務を支援する新会社「静岡エアポートサービス」(葵区)を設立した[11]。
歴史
前史
- 昭和30~40年代 地元有志により、「小笠山国際貨物空港構想」が提唱される
- 1981年 浜松商工会議所を中心とした浜松経済界有志が「浜松空港開設推進協議会」を設立し、航空自衛隊浜松北基地(当時)の民間共用化運動を行う
- 1985年 静岡県内の政財界有志が「静岡県民間空港開設研究会」を設立
- 1986年 静岡県民間空港開設研究会が静岡県に対し、「国際的多機能」という位置づけで、空港が静岡県にもたらす社会・経済効果について調査し、航空自衛隊浜松北基地・静浜基地の共用化を含めた空港適地の検討を行い、国に対し空港設置を要望することなどを提言
- 1987年 静岡県の新総合計画に空港整備の推進が盛り込まれる
建設予定地決定以降
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8b/Sizu.jpg/200px-Sizu.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/83/20080515ShizuokaAirport.jpg/200px-20080515ShizuokaAirport.jpg)
- 1987年12月 静岡県、空港建設予定地を榛原・島田に決定。
- 1991年11月 静岡空港が第6次空港整備5ヶ年計画の予定事業となる。
- 1993年8月 静岡空港が第6次空港整備5ヶ年計画の新規事業となる。
- 1995年12月 静岡県、運輸大臣に対し静岡空港の設置許可を申請。
- 1996年7月 運輸大臣、静岡県に対し静岡空港の設置を許可。
- 1996年11月 静岡県、静岡空港の用地買収を開始。
- 1998年10月 静岡県、静岡空港の本体工事に着手。
- 2001年6月 建設反対派、地方自治法の直接請求権に基づき住民投票条例の制定を請求。
- 2001年9月 静岡県議会、住民投票条例案を否決。
- 2002年1月 静岡県、航空自衛隊浜松基地のサッカーワールドカップ開催中の一時的な民間共用化計画を断念。
- 2004年11月 静岡県、国土交通省中部地方整備局長に対し土地収用法に基づく事業認定を申請。
- 2005年7月 国土交通省中部地方整備局長、静岡空港について土地収用法に基づく事業認定を告示。
- 2006年1月 日本語の愛称が「富士山静岡空港」(ふじさんしずおかくうこう)に決定。[13] (英文では使われない[14])
- 2006年2月 静岡県、静岡県収用委員会に対し、空港本体部について土地収用法に基づく権利取得裁決申請、明渡裁決申立を行う。
- 2006年7月 静岡県、静岡県収用委員会に対し、空港周辺部について土地収用法に基づく権利取得裁決申請、明渡裁決申立を行う。
- 2006年10月 静岡県収用委員会、空港本体部の畑部分について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2006年11月 静岡県収用委員会、空港本体部の山林部分について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2006年12月 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港本体部の畑部分について静岡県が権利を取得した。
- 2007年1月 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港本体部の山林部分について静岡県が権利を取得した。
- 2007年1月 静岡県収用委員会、空港周辺部について静岡県の申し立てた権利取得および明渡を認める裁決を行う。
- 2007年1月 建設反対派、静岡県の求めに応じ、空港本体部の元収用地に残る反対派所有物件を自主撤去。
- 2007年2月6日 未明に建設反対派の活動家が静岡県庁別館前の路上で焼身自殺(後述)。
- 2007年2月 静岡県、反対派の自主撤去をうけて、空港本体部における反対派所有物件撤去を目的とする行政代執行手続を中止。
- 2007年3月 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港周辺部について静岡県が権利を取得した。これにより土地収用法に基づき県が申請した全ての権利を取得した。
- 2007年11月16日 建設現場の作業用道路(幅18メートル)で、建設会社員の運転する大型ダンプ(64トン、最大積載量90トン)が、作業用トラック(1.5トン)に乗り上げる死亡事故が発生。
- 2008年1月 浜松市に本社を置くスズキの鈴木修会長は、「業務でもほとんど(空港を)利用しないと思う」と発言[15][16]。
- 2008年3月6日 鈴与と静岡鉄道は、地上業務を行う静岡エアポートサービスを設立した。
- 2008年3月 スリーレターコードを「FSZ」でIATAに申請中であることが報道される[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- 2008年10月22日 静岡県は滑走路近くの航空法に反する立ち木問題(滑走路西の約40本の立ち木が制限表面に抵触)を受け、滑走路を短くすることを正式に決定。これにより、工事完了と開港が遅れる可能性が浮上した。また、誘導灯を少しずらすため、1億円の工事費も必要となった。
- 2008年10月29日 静岡県は立ち木問題により滑走路短縮工事を実施することになり、11月1日に迫っていた工事完成予定期日までに間に合わないため、当初予定していた2009年3月の開港予定を最大4ヶ月延期することを発表した。
- 2008年11月1日 当初の工事完成予定期日
- 2008年11月8-9日 「スカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ 2008 in 静岡」開催
- 2009年2月11日 知事が立ち木の地権者と初の直接面談を行い、地権者が立ち木伐採の条件として知事の辞職を要求。
- 2009年3月 当初の開港予定日(延期が決定)
- 2009年3月25日 知事が、臨時記者会見にて辞職する旨を表明[17]
- 2009年5月11日-18日 知事の辞職表明を受け、地権者が県と分担して立ち木を伐採[18][19]。
- 2009年5月19日 立木が伐採されたことを受け、知事が辞職届を提出。辞職期日を明示しなかったため、地方自治法145条より辞職届提出から30日後に辞職(50日以内に知事選挙)。
- 2009年6月4日 暫定開港予定。
主な施設
- 住所
- 静岡県牧之原市坂口3520
- 面積
- 190ha
- 滑走路
- 長さ2,200m、幅60m(2,500mへ延長工事中)
- 着陸帯
- 長さ2,620m、幅300m
- エプロン(バース数)
- 大型ジェット用2、中型ジェット用1、小型ジェット用2
- 旅客ターミナル
- 鉄骨3階建て 延べ床面積約1万1400平方メートル
- ボーディング・ブリッジ
- 2本
- 駐車場
- 約2,000台(無料)
就航路線
2009年5月12日現在のフライトスケジュールが静岡県より公式発表されている[20]。
国内線
- 日本航空 (JAL)- ジェイエアの機材・乗務員で運航する便あり
- 全日本空輸 (ANA) - エアーニッポンの機材・乗務員で運航する便あり
- 新千歳空港、那覇空港
- フジドリームエアラインズ (FDA)- 2009年7月23日就航予定
国際線
チャーター便
開港直後のチャーター便運航予定
- 香港(キャセイパシフィック航空)
- 台北、高雄(チャイナエアライン)
- マカオ(マカオ航空)
- チューリッヒ(エーデルワイス航空) - 新千歳空港経由
- 台中(マンダリン航空)- 2009年6月、7月に運航予定であったが、新型インフルエンザのため延期された[22]。
各航空会社の動向
国内線
静岡県では新千歳空港(札幌)・福岡空港・鹿児島空港・那覇空港で年間106万人(1日あたり2,904人)の需要を予測している。開港時の路線、便数では、搭乗率100%でも68万人程度であり、このままでは年間に3億円以上の赤字となる[15]。
仙台・成田・羽田・新潟・関空・松山などについて就航が検討されている。
日本航空グループ
日本航空グループは、2005年5月、静岡空港への乗り入れその他静岡空港の整備・利活用について協力することで静岡県と合意した[23][24][25]。
その後、2007年7月の全日空就航表明を受け就航路線便数について再検討した結果、2007年10月31日になって、静岡県と改めて覚書を交わすことで合意したとの発表を行った[26]。この中で、静岡空港開港時から新規乗り入れを行うこと、予定路線および便数は静岡-札幌線1日1往復、静岡-福岡線1日3往復であることを明らかにしている。また、機材はMD-81と新型のエンブラエル170を使用する予定である。
静岡県は開港前の2008年度から運航に対する支援、補助のために6000万円の予算を計上している[15]。開港後も福岡便に対する搭乗率保証と、夜間駐機の費用の一部負担をする[27][28]。
ANAグループ
全日本空輸(ANA)グループは静岡空港への乗り入れに一貫して消極的な姿勢を取り続けていたが、2007年7月に一転して新千歳・那覇線へ各1便の就航を表明した。静岡空港への就航については、発表の数日前にANA内部で意思決定がなされたばかりであり、静岡県側には発表当日の連絡となる程の異例の早さでの発表だったという[29]。このため、ANAの就航表明は静岡県側からも驚きの声で迎えられた[29]。ただし、静岡県幹部は「開港前の就航中止もありえる」と発言している[15]。
山元峯生ANA社長は、2008年1月23日の記者会見で、静岡-成田線の路線展開の可能性があると述べた[30]。
2008年4月22日、札幌、沖縄便の運航計画、ダイヤ、機材が公表された[31]。沖縄、札幌を1往復するスケジュールであり、ボーイング737-500型機(126席)、またはボーイング737-700型機(120席)で、エアーニッポンによる運航で就航する予定である。
日本航空に対する搭乗率保証などについて、全日空は不公平であると主張していた[32]。静岡県は、沖縄便の着陸料を減免することとした[33]
フジドリームエアラインズ
鈴与は2008年6月、静岡空港を拠点とする地域航空会社、フジドリームエアラインズ(FDA)を設立した。
新千歳線と福岡線を各1日3便就航するとしていたが、日航と全日空の同路線への就航表明を受け、競合する路線への就航を回避し仙台・成田・羽田・新潟・小松・松山・熊本・鹿児島など競合しない路線への就航を検討することとした[34][35]。
2008年7月、小松、熊本、鹿児島へ、2009年夏を目処に、エンブラエル 170(76席)で就航させることを発表した[36]。
国際線
韓国の仁川(ソウル)へ週14便、中国の上海へ週4便の定期便就航予定が決まっている。静岡県は、ソウル(仁川)や上海など海外9路線で、年間32万人(1日あたり877人)の需要を予測している。
各航空会社に対し、北京、大連、杭州、広州、香港、台北、バンコク、シンガポール、グアム、ホノルルへの就航を要請している[37]。
韓国
アシアナ航空は2007年8月8日、静岡県庁で静岡-ソウル(仁川)線の1日1便の就航を正式に表明した[38][39]。2008年6月27日、運航スケジュールを発表し、エアバスA321-200(177席)にて定期便を運航することを公式発表した。[40]。2008年12月に静岡支店を開設し、営業・予約・発券業務を行う予定[41]。
大韓航空も就航させる意向を表明し[42]、2008年12月22日、仁川国際空港へ1日1往復、ボーイング737-800(149席)で就航させることを決めた[43][44][45]。
中国
中国東方航空は2008年10月、上海から週4便の乗り入れを申請[46] 、12月に認可されたことが明らかとなった[47]。
中国南方航空は静岡県に対し、静岡-上海-北京と静岡-上海-広州の各路線への定期便運航を提案した[48]。中国東方航空が上海便への就航申請をしたことから、静岡-大連-北京間の路線を検討していることが明らかとなった[49]。
地方空港に対する航空当局等の動向
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2007年(平成19年)6月21日の国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申[50]において了承された航空需要予測の中の前提条件として、2012年当初までに静岡-ソウル線の就航が実現することが盛り込まれている[51]。
内閣官房が2007年5月に発表したアジア・ゲートウェイ構想において、国際航空路線のハブ・アンド・スポーク型からポイント・トゥ・ポイント型への移行を踏まえ、地方空港を利用した航空自由化(「アジア・オープンスカイ」)が示された[52]。2007年8月2日の日韓航空当局間協議で日本の首都圏を除いた乗り入れ地点及び便数の制限の撤廃が合意され、アジア・ゲートウェイ構想による航空自由化が初めて実現した[53]。これを受けて、2007年8月8日にアシアナ航空が静岡空港への乗り入れを表明した。2007年11月26日開催の「平成19年第28回経済財政諮問会議」に国土交通省が提出した「航空自由化工程表について」の中でも、アジア・ゲートウェイ構想による航空自由化の成果の一つとして、この日韓航空協議の合意とアシアナ航空の静岡空港就航表明が挙げられている[54]。
静岡県はタイの航空当局・航空会社に対し、静岡空港への路線誘致活動を行っている[55][56]が、2007年11月28、29日の日本・タイ航空当局間協議で、日本の首都圏を除いた乗り入れ地点及び便数の制限の撤廃が合意され、韓国に続き2か国目となる、日本との航空自由化が実現し[57][58]、静岡空港を含む地方空港への乗り入れの障害がなくなった。
国土交通省航空局は、「アジア・ゲートウェイ構想」に基づき、平成19年11月2日付けの通達で、地方空港について、CIQ・自衛隊などとの調整・安全性などの条件が確保できれば、二国間協定の範囲外でも外国航空会社による地方空港への路線開設・増便などを暫定的に認めることとした[59]が、首都圏-京阪神間でこの通達により国際定期便の就航可能な地方空港は茨城空港(2010年3月開港予定)、静岡空港だけである[60]。地方航空への国際線就航についての自由化は、静岡空港に限ったことではない。
中国民用航空総局副局長の楊国慶は、静岡県知事・石川嘉延との会談で、中国の航空会社の静岡空港への就航を支持することを表明した。また中国側は静岡空港に増便の難しい成田空港の補完としての役割を期待しているという[61][62][63]。
空港へのアクセス
直線距離で、静岡市中心部から約30km、浜松市中心部から約45km。
道路交通
- 無料駐車場(約2,000台収容)が設置される。
- 現在、アクセス道路として金谷御前崎連絡道路(地域高規格道路)、県道静岡空港線を建設中。
- 静岡県の試算では、自家用車では静岡市から約40分、浜松市から約50分、沼津市から約1時間20分で空港に到着するとしている。
バス
下記の5路線が運航される[64]
- 静岡空港 - 島田駅 (約25分、しずてつジャストライン)
- 静岡空港 - 静岡駅(約55分、しずてつジャストライン)
- 静岡空港 - 菊川駅 - 掛川駅(掛川駅まで約42分、しずてつジャストライン)
- 静岡空港 - 掛川駅 - 浜松西インターチェンジ(遠鉄バス) 浜松駅、中部国際空港、奥浜名湖、舘山寺温泉方面への乗り継ぎ可能。浜松駅まで約120分。
- 静岡空港 - 静岡駅南口(空港発は乗車のみ、空港行きは降車のみ) - 新富士駅 - 富士宮駅 - 朝霧高原 - 河口湖駅 - 富士急ハイランドバスターミナル(新富士駅まで約100分、河口湖駅まで約215分、富士急行)
鉄道
- 鉄道の最寄駅は金谷駅である(直線距離で静岡空港から約6km)。
- 静岡空港直下を東海道新幹線が通過しているので、新幹線新駅を空港に併設する構想があった[65]が、これについてJR東海の須田寛相談役は「営業的には(新幹線新駅を)作った方がいいと思うが技術的に難しい」とコメントしている。また掛川駅と空港の位置が近接しすぎている為、これ以上新幹線の新駅を建設しても、新幹線の運行ダイヤが確保しにくくなるなどの点で、JR東海側は依然新幹線の静岡空港新駅の建設に対して消極的である。これらの事から静岡県議会は新駅の建設計画を凍結する形で推移していたが、2009年2月の静岡県議会で石川嘉延静岡県知事が空港の新幹線新駅に関して答弁するなど、凍結したはずの新駅建設構想を蒸し返す動きを見せている。[66]
空港建設推進派と反対派
双方の主張の詳細については、外部リンクにある各団体のウェブサイトやマスコミの報道記事を参照のこと。
推進派
建設推進に関連する運動としては、静岡県内の市町、市町議会、商工団体、業種団体等により「富士山静岡空港就航促進協議会」(旧 静岡空港建設促進協議会)が組織されている。また、静岡県議会の知事与党会派(自由民主党、平成21、公明党)により県議会静岡空港利活用促進議員連盟が作られている。その他空港周辺地域の各種団体や周辺住民を主な構成員とする団体として、「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」、「静岡空港一番機へ乗る会」、「静岡空港の早期開港をめざすはいばら女性の会」、「富士山静岡空港友の会」などがある。推進派の活動の中心は静岡県内の団体や賛成派住民である。
反対派
組織
反対運動は主に「静岡空港・建設中止の会」(共産党系)と「空港はいらない静岡県民の会」(新左翼系や社民党、民主党の一部)の2グループにより行われている。反対派は、推進派に比べ静岡県内の組織基盤に劣るため、劣勢を挽回するため、田中康夫[67]、鳩山由紀夫[68]、菅直人[69]、保坂展人[70]、中村敦夫[71]、川田龍平[72]などの県外政治家の支援を受けたり、県外国会議員に対し反対署名活動を行ったり、県外の各種反対運動の活動家からの支援を受けるなどしている。
反対運動の現状
反対運動は、選挙・議員活動、訴訟、トラスト共有地・立ち木トラストなどの手法で行われており、現状は次のとおりである。
選挙・議員活動
静岡県内選出国会議員12名のうち、反対派は民主党の渡辺周と細野豪志の2名。現在の静岡県議会議員74名のうち反対を表明しているのは共産党系無所属1名。 近年、衆院選・参院選・県議選で反対派の有力議員が相次いで落選しており、反対派の現・元議員で賛成に転じたり、積極的に反対の姿勢を示さなくなった者もいる[73]。 県知事選挙については、毎回反対派は立候補者を擁立するものの、いずれも落選している。 地元市町長選挙については、かつて、反対派のリーダーが立候補したこともあったが、いずれも落選しており、近年は反対派の立候補者擁立は見送られている。 平成19年4月に行われた静岡県議会議員選挙において、共産党の候補者と無所属候補者の一部が空港反対を選挙公約としたが、無投票当選の1名を除いていずれも落選しており、民主党公認・推薦候補者で空港反対を公約とした者はいなかった。
訴訟
反対派は、空港設置許可取り消し、公金支出差し止め、土地収用法に基づく事業認定取り消し、権利取得裁決取り消し等の訴訟を起こしているが、現在審理中のものを除き、いずれの訴訟も反対派の敗訴又は訴えの取り下げなどに終わっており、今のところ反対派の勝訴した訴訟はない。
トラスト共有地・立ち木トラスト
反対派は、反対派の元々の地権者(本来地権者)の所有する空港予定地内の土地の一部を、静岡県内のみならず県外や外国在住者を含んだ反対派数百名に譲渡し共有としたり、山林の立ち木の一本一本を別々の反対派活動家に譲渡するなどの行為を行い、空港予定地の権利関係を複雑化し県の用地取得を妨害しようとした。静岡県が土地収用法に基づく手続きを行った結果、空港建設に必要な土地・立ち木に関するすべての権利について県の権利取得が認められたが、トラスト共有地・立ち木トラストによる権利の細分化による事務の煩雑化のため、用地調査や補償金の支払事務手続に十数億円の経費を要することとなった。
直接請求
2001年に、反対派は静岡空港の是非を問う住民投票条例制定を求めるため、約27万人の署名を集め地方自治法に基づく直接請求を行ったが、住民投票条例案は県議会の反対多数で否決された。
その他
2007年2月6日未明に、静岡市在住の反対派活動家が、静岡県庁別館前の路上で焼身自殺した。付近には、静岡市内の廃棄物不法投棄に関する静岡市の対応と、静岡空港建設に抗議する内容のビラがあり、また、ビラと同じ内容が焼身自殺の直前にmixiに書き込まれていた。自殺後、反対派は、追悼集会の開催、追悼VTR・DVDの発売などの活動を行っている[74]。また、週刊ダイヤモンドは、静岡空港について、無駄な大型事業の典型例とした特集記事を数多く掲載している。岩波書店発行の月刊誌「世界」は、鎌田慧の執筆による、静岡空港に批判的な記事を掲載している[75]。
航空保安無線施設
局名 | 種別 | 識別信号 | 周波数 |
---|---|---|---|
SHIZUOKA | VOR | SZE | 110.65MHz |
SHIZUOKA | DME | SZE | 1130.0MHz |
SHIZUOKA | ILS | ISZ | 109.3MHz |
SHIZUOKA | LLZ | 332.0MHz | |
SHIZUOKA | T-DME | ISZ | 991.0MHz |
試験運用開始: 2008年(平成20年)10月1日
脚注
- ^ 【静岡空港】静岡空港近くに高さ制限超える立ち木 asahi.com(朝日新聞)2008年9月12日
- ^ 【静岡空港】3月開港遅れも/空港滑走路短縮方針 asahi.com(朝日新聞)2008年10月22日
- ^ 富士山静岡空港の開港予定日について 静岡県
- ^ 静岡空港6月4日開港 知事発表 静岡新聞2008年12月25日付け
- ^ 静岡空港への補助金継続 事業再評価で国交省
- ^ 例えば、任意交渉に「区切り」/土地収用手続き着手へ 朝日新聞 2004年11月13日付け など。
- ^ 牧之原市長が出資の意向 朝日新聞 2007年12月4日付け
- ^ 静岡空港:運営会社、第三セクターに 牧之原・島田市の出資了承--株主総会 /静岡 毎日新聞静岡版 2008年6月4日付け
- ^ 県は静岡空港運営会社に出資せず 定例会見で知事があらためて表明 中日新聞 2008年6月10日付け
- ^ 静岡空港:運営会社が出資了承 知事、牧之原市に不快感 /静岡 毎日新聞静岡版 2008年6月10日付け
- ^ けいざい・しずおか:鈴与、静岡空港の地上業務会社設立 静鉄と共同で /静岡 毎日新聞 2008年3月13日付け
- ^ 建設予定地決定前の前史については静岡政治経済特報「富士山静岡空港カウントダウン」1~3[1][2][3]や注1などを参照
- ^ 富士山頂付近は境界未定区域である。山頂からは、静岡空港および羽田空港は、ほぼ等距離である。
- ^ 「富士山静岡空港」英語名称では採用されず
- ^ a b c d 2008年5月2日付 朝日新聞 朝刊経済面「静岡空港 見えぬ成算」
- ^ 札幌や福岡に出張する社員は、その周辺都市にも行くため、往復では利用しない。福岡は新幹線を使えば時間的には大差ない。
- ^ 静岡県知事が辞任表明 立ち木による空港開港遅れ引責 asahi.com・2009年3月25日
- ^ 静岡空港 立ち木伐採始まる 対象20本増の173本 中日新聞・2009年5月12日
- ^ 石川知事あすにも辞表 立ち木除去作業が完了 中日新聞・2009年5月18日
- ^ 富士山静岡空港のフライトスケジュール
- ^ [中国東方航空6便欠航 静岡空港に新型インフル影響 http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090528000000000070.htm] 静岡新聞 2009年5月28日
- ^ 新型インフルエンザ:台湾マンダリン航空、静岡空港へのチャーター機運航延期 /静岡 - 毎日新聞
- ^ 日本航空グループとの連携(静岡県空港部)
- ^ 空港だより平成17年8月号(静岡県空港部)
- ^ [静岡就航計画通り 西松日航社長「路線、県と協議」] 静岡新聞 2007年9月5日付け
- ^ 富士山静岡空港の利活用推進に向けての覚書締結について]
- ^ 静岡空港、福岡便の搭乗率保証へ JAL支援策 静岡新聞
- ^ 静岡-福岡の搭乗率70%割れなら 県が日本航空(JAL)に保証金 中日新聞
- ^ a b [静岡空港:ANA就航 政治主導、県「寝耳に水」 /静岡] 毎日新聞静岡版 2007年7月7日付け
- ^ 静岡―成田に可能性 全日空社長が示唆 静岡新聞 2008年1月24日付け
- ^ 富士山静岡空港における運航計画について(全日空)
- ^ JALの搭乗率保証 ANA幹部「不公平」 静岡 産経新聞
- ^ 沖縄便着陸料の減免盛る 県が空港設置条例規則公布 静岡新聞 2009年4月29日
- ^ [鈴与 就航路線見直し 福岡・新千歳 大手と競合回避静岡空港旅客参入] 読売新聞静岡版 2007年12月6日付け
- ^ 鈴与リージョナル航空事業、須川恒次・執行役員航空事業推進本部長に聞く 静岡新聞 2008年2月16日付け
- ^ FDAが熊本など3路線就航へ 静岡 毎日新聞 2008年7月26日付け
- ^ 静岡県/富士山静岡空港/ 就航要請路線
- ^ 富士山静岡空港運航計画発表(アシアナ航空Webページ)
- ^ アシアナ航空(ソウル1日1便)の就航が決定!(静岡県空港部)
- ^ 静岡-ソウル運航計画及び静岡支店開設準備室について(アシアナ航空)
- ^ 韓国のアシアナ航空、今年静岡支店開設へ 営業、予約、発券業務 静岡新聞 2008年1月3日付け
- ^ 静岡空港、大韓航空が就航を表明/3社目に ソウルデイリーも、JALとコードシェア等協力へ(2006年9月6日付けWING DAILY)
- ^ 大韓航空がソウル(仁川)線の運航を正式表明! 静岡県
- ^ 大韓航空 富士山静岡空港 正式就航表明 ~定期便運航計画書 知事に提出~ 大韓航空 プレスリリース
- ^ 大韓航空、仁川/静岡線の就航を正式に表明-イン・アウト双方の需要に期待 トラベルビジョン
- ^ 静岡―上海に週4便 中国東方航空が申請 静岡新聞 2008年11月1日
- ^ 開港延期・静岡空港:東方航空、上海便を週4往復就航 訪中の知事に報告 /静岡 毎日新聞
- ^ 北京・広州へ定期運航中国南方航空 静岡発上海経由県に提案 読売新聞静岡版 2008年1月1日付け
- ^ 読売新聞 静岡版 2008年11月26日
- ^ 国土交通省交通政策審議会第10回航空分科会議事概要
- ^ 「航空需要予測について」国土交通省交通政策審議会第9回航空分科会資料(pdf)
- ^ 資料:アジア・ゲートウェイ戦略会議のウェブページ(首相官邸)や国土交通省交通政策審議会第6回航空分科会資料 (pdf) など。
- ^ 日本・韓国航空当局間協議の結果について(2007年8月3日付け国土交通省航空局記者発表資料)
- ^ 航空自由化工程表について(国土交通省)3ページ
- ^ ●静岡県公式使節団タイ・シンガポールに訪問 富士山静岡空港に高い評価~今後の就航要請に弾み~(静岡県空港部)
- ^ 微笑みの国・タイ-アジアとの道を拓く!!(牧之原市)
- ^ 日本・タイ航空当局間協議の結果について(国土交通省航空局)
- ^ 日・タイ航空協議、相互乗り入れ原則自由化で合意 日本経済新聞夕刊 2007年11月30日付け
- ^ 外国航空会社による地方空港への路線開設、増便等の自由化について(国土交通省航空局)
- ^ 他の主な地方空港などのうち、名古屋飛行場と神戸空港については近隣に中部国際空港や関西国際空港があるためチャーター便を除き国内線専用とされている。
- ^ 静岡空港へ中国路線を週7便へ 石川知事、航空当局高官に要請 中日新聞 2008年1月15日付け
- ^ 静岡空港「成田」の補完期待 読売新聞静岡版 2008年1月15日付け
- ^ 静岡空港:「週7便、実現を」 中国側に知事要望 毎日新聞静岡版 2008年1月15日付け
- ^ バス・電車をご利用の方へ - 富士山静岡空港
- ^ 空港だより平成12年9月号(静岡県空港建設局)
- ^ 静岡県議会2月24日(SBSウェブサイト)
- ^ 活動例
- ^ 活動例
- ^ 活動例
- ^ 活動例
- ^ 活動例
- ^ 活動例
- ^ 選挙:衆院選 連合静岡、1区の牧野氏を推薦 7区の斉木氏も /静岡 毎日新聞静岡版 2008年2月20日付け
- ^ 井上さん追悼DVD完成!(空港はいらない静岡県民の会)
- ^ 「世界」2007年6月号目次(岩波書店)
関連項目
外部リンク
- 島田市空港振興課 - 島田市
- 牧之原市(静岡空港) - 牧之原市
- 吉田町(富士山静岡空港) - 榛原郡吉田町