新富士駅 (静岡県)

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新富士駅
北口駅舎
北口駅舎
しんふじ - Shin-Fuji
三島 (25.5km)
(34.0km) 静岡
所在地 静岡県富士市川成島640
所属事業者 JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 ■東海道新幹線
キロ程 146.2km(東京起点)
電報略号 シフ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
4,802人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1988年(昭和63年)3月13日[1]
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
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南口(2014年8月)
南口(2014年8月)
改札口(2014年8月)
改札口(2014年8月)

新富士駅(しんふじえき)は、静岡県富士市川成島にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線富士山の南正面に位置しているので、駅から富士山の全景を見ることが出来る。

概要[編集]

1988年、地元の請願により設置された請願駅である。総事業費は132億8,652万円であり[2]、富士市が半額程度捻出し、他は県補助金や周辺自治体の負担金により賄われた。中には宗教団体による大型寄附などもあったという[2]

財源内訳[2] 金額
富士市負担金 64億4,835万円
静岡県補助金 30億3,567万円
企業・団体・個人寄付金 29億575万円
関係市町村負担金[4] 7億2,100万円
国庫補助金 1億7,575万円

開業当初から各駅停車の「こだま」のみが停車する。しかし、1993年8月に「のぞみ」号のグリーン車内で殺人事件が発生し、犯人の身柄を確保するために当該ののぞみ号が緊急停車した。

新幹線単独駅で、東海道新幹線の駅では唯一、鉄道路線と接続していない(JR在来線と接続していない東海道新幹線の駅は他に岐阜羽島駅があるが、こちらは隣接する新羽島駅名古屋鉄道羽島線と接続)。近隣の在来線の駅は東海道本線身延線富士駅で、北へ約2km離れている。同駅へは当駅のバス停から富士駅南口バス停へ向かう路線バスがある(所要時間約7分、日中1時間に2 - 3本)。

開業当時は、同駅から当駅の付近まで伸びている大昭和製紙(当時、現・日本製紙)への専用線旭化成貨物引き込み線跡地を利用して身延線を当駅まで延伸する計画もあったようだが、実現には至っていない。また、富士市では専用線とDMVを使う形で当駅と富士駅間および岳南電車岳南線と当駅間との接続を検討し[5]2007年1月には富士市制40周年を記念してデモンストレーション走行が行われたが[6]2014年9月10日、開発元のJR北海道が安全対策と北海道新幹線に経営資源を集中させる事を理由に、DMV導入断念を発表[7]。富士市は2015年12月7日までに、導入を一時断念する方針を固めた。[8]


歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅となっているが、実際には、まず中央に通過線(本線)2線を配し、その両側にプラットホームと接する副本線2線を配する構造となっている。
当駅前後は富士山の眺望が良い区間となっており、それが遮られないようホームの壁面を全てガラス張りにする工夫がされている。

高架下の駅舎内にはみどりの窓口自動改札機自動券売機などが設置されており、改札口は1か所のみとなっている。また、東海道新幹線の駅では唯一、キヨスクが設置されていない。但し、地元駅弁製造業者による構内売店は設置されている[11]

駅長駅員配置駅(直営駅)である。2008年4月1日から、所属エリアを静岡支社から新幹線鉄道事業本部へ変更した。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 ■ 東海道新幹線 上り 新横浜東京方面
2 下り 名古屋新大阪方面

利用状況[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

新富士駅利用状況
一日平均乗車人員 出典
1989年
5,020
1990年
5,880
1991年
4,680
1992年
4,470
1993年
4,400
1994年
4,520
1995年
4,560
1996年
4,660
1997年
4,580
1998年
4,450
1999年
4,510
2000年
4,540
2001年
4,631
2002年
4,615
2003年
4,640
2004年
4,808
2005年
4,901
2006年
4,890
2007年
5,017
2008年
4,854
2009年
4,487
2010年
4,502
2011年
4,548
2012年
4,583
2013年
4,802
2014年
4,720
[12]

当初当駅は大石寺への参拝客を需要に見込み、官民からなる「東海道新幹線富士駅設置促進期成同盟会」(1981年5月発足[13])は繰り返し大石寺および創価学会に協力要請を行なっていた。例えば1983年3月には大石寺に協力を要請し[14] 、続いて同年5月には創価学会に協力を要請している事実などがある[14]。そして無事開業に漕ぎ着けたが、その大石寺を総本山とする日蓮正宗1991年創価学会破門したことにより、団体客層の利用が減少し、当駅の利用者数は1990年と比して1991年で大幅に減少している。

駅周辺[編集]


ホームからは富士山が望める。

バス路線[編集]

一般路線バス等[編集]

一般路線バスは富士山駅行のみ富士急山梨バスが、それ以外は富士急静岡バスがそれぞれ運行している。また、コミュニティバスは石川タクシー富士が運行している。

乗り場

1番乗り場

2番乗り場

  • 富士桜自然墓地公園行き
  • 湖山リハビリテーション病院行き

3番乗り場

  • 吉原中央駅行き
  • ナイトシャトル(吉原中央駅行き)
  • ゆりかご(イオンタウン富士南経由 吉原中央駅行き)

4番乗り場

5番乗り場

6番乗り場

高速バス[編集]

かぐや姫エクスプレスJRバス関東、 新富士・沼津・御殿場 - 成田空港線は京成バス金太郎号近鉄バスが、それぞれ富士急静岡バスとともに運行している。

乗り場

6番乗り場

記念誌[編集]

  • 『新幹線新富士駅設置までの歩み』 富士市役所総務部企画課 1989
  • 新幹線5駅 開業10周年記念誌『夢をはこぶ 夢をつくる』 新幹線5駅市長会・編集発行 1998

その他[編集]

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道
■東海道新幹線
三島駅 - 新富士駅 - 静岡駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b 『静岡年鑑 平成元年版』 静岡新聞社、1989年9月。ISBN 978-4783801252
  2. ^ a b c ピーエーシー編 『新富士駅設置までの歩み』 富士市役所総務部企画課、1989年3月
  3. ^ 南部町誌編纂委員会 編 『南部町誌』下巻、南部町(南巨摩郡)、1999年12月、改訂。全国書誌番号:20031780NCID BA49285270
  4. ^ 改訂「南部町誌」下巻[3]p.847によると内訳は富士宮市が5億8,300万円、山梨の県および1市15町村が2億円、富士郡および庵原郡に属する4町が8,600万、西伊豆の5町村が500万とある。但しこの金額は昭和59年の計画時点であり、事業費145億円とあることから実際はこれより少ない金額を負担している。
  5. ^ 富士市 都市整備部 都市計画課 (平成20年4月). “富士市DMV導入基本計画 (PDF)”. 富士市. 2016年5月10日閲覧。
  6. ^ 富士市制 40 周年記念 DMV デモンストレーション走行 (PDF)”. 富士市. 2016年5月10日閲覧。
  7. ^ “線路・道路両用車の導入を断念 JR北海道”. 朝日新聞(朝日新聞デジタル) (朝日新聞社). (2014年9月11日). オリジナル2014年9月10日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140910204119/http://www.asahi.com/articles/ASG9B5SW1G9BIIPE01H.html 2016年5月3日閲覧。 
  8. ^ “DMV「一時断念」 富士市、公共バス整備へ”. 静岡新聞NEWS (静岡新聞社). (2015年12月8日). http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/190667.html 2016年5月10日閲覧。 
  9. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  10. ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
  11. ^ 会社概要、富陽軒の歴史”. (株)富陽軒. 2015年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月3日閲覧。
  12. ^ 静岡県企画広報部統計利用課統計企画班. “(6)鉄道運輸状況 駅別運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県/統計センターしずおかホームページ. p. 1. 2016年5月10日閲覧。
  13. ^ “【広報ふじ昭和59年】ようこそ!WELCOMEこだま” (PDF). 広報ふじ (富士市): 2-3. (1984-11-05). http://www3.city.fuji.shizuoka.jp/fuji_backnum1/image/pagepdf/0399/0399-02-03.pdf 2016年5月10日閲覧。. 
  14. ^ a b 富士市史「富士市20年史」編集委員会 編 『富士市20年史』 富士市、1986年11月、1279-1280頁。全国書誌番号:87020781

関連項目[編集]

外部リンク[編集]