ふかわりょう

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ふかわ りょう
本名 府川 亮(読み同じ)
ニックネーム かまくら一番!、りょうパン、ロケ兄
生年月日 (1974-08-19) 1974年8月19日(49歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県横浜市港北区
血液型 O型
身長 177cm
言語 日本語
最終学歴 慶應義塾大学経済学部
出身 現事務所直入
事務所 ワタナベエンターテインメント
活動時期 1994年 -
現在の代表番組 5時に夢中!
life is music
など
過去の代表番組 内村プロデュース
爆笑問題のバク天!
いきなり!黄金伝説。
音楽ば〜か
ROCKETMAN SHOW
など
他の活動 ミュージシャン
DJ
アイスランド総合研究所 名誉教授
親族 原哲夫(従兄)
公式サイト 公式プロフィール
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ふかわ りょう(本名:府川 亮、読み同じ、1974年8月19日 - )は、日本お笑いタレント俳優エッセイスト。また、ryo fukawa及びROCKETMAN名義でミュージシャンDJとしても活動。ワタナベエンターテインメント所属。神奈川県横浜市港北区出身。

略歴

芸風

デビュー当初は、長髪に白いヘアーバンドをトレードマークにした高学歴芸人として「小心者克服講座」「アルトリコーダーの組み立て方」「ピーターパンの血豆占い」等に見られるシュールな一言ネタ、自虐的な笑いで「シュールの貴公子」と称された。「小心者克服講座」ではBGM (DONNA McGHEE『MR.BLINDMAN』) にのせて、腰に手を当てて横揺れしながら「お前ん家の階段、急だな」「お前ん家、天井低くない?」「消しゴムの角使ったぐらいで怒るなよ」「お前何年耳鼻科通ってんだよ?」等、相手にちょっとしたダメージを与えるあるあるネタを発するというスタイルで人気を博した。

バラエティー番組出演の機会が増えるに連れ、当初のイメージとは裏腹に、いわゆる「リアクション系」「いじられ系」のキャラクターが次第に色濃くなっていき、持ちネタも共演者から「すべり芸」扱いされたり、「貴公子」というキャッチフレーズもいつの間にか「ポスト出川哲朗」へと変貌した。すべり芸用の持ちギャグに「ティン!!」「コラー!」「カチーン」「シュワシュワ」「ニー」「ター!」「ニュルン」などがある。

『内村プロデュース DVD』特典映像のインタビューで内村は「(内Pは)ふかわが重要なポイント、皆の「当てどこ・クッション」になることで番組が成立している」と語り、対談相手だった高須光聖からは「ダウンタウン山崎邦正みたいな関係だね」と評している。また、次長課長河本準一は内Pに初出演した際の本番中ふかわに「内P見ていて、ふかわはつまんねぇと思ってたけど、あなた天才です」と語ったという[4]

髪型

デビュー当初は上記の通り、長髪にヘアーバンドをしていたが、後に額と耳を覆い隠すマッシュルームカットになる。当時は、共演者からしばしば「ヘルメットを取れ」と弄られ、『内村プロデュース』(テレビ朝日系、以下『内P』)収録後の打ち上げの飲み会で「かまくら一番!」と命名されてからは、「かまくらカット」として定着していった(たまに「りょうパン」という愛称でも呼ばれていた)。

世界の果てまでイッテQ!』(2009年10月4日放送)の企画『世界の床屋さんでおまかせで頼むとどうなるの!?』でトルコの理髪店にてお任せで散髪し、短髪になった[5]。その後、『イッテQ』(2010年10月10日放送)の企画『世界の床屋さんでおまかせパーマ』で、ベトナムにてパーマをかけてもらった[6]

2012年4月に『5時に夢中!』の新MCとなってからは、スーツに合わせて、ストレートの長髪で真ん中か横分けのヘアスタイルになっている。

音楽活動

ryo fukawa
ROCKETMAN名義でのライヴ(2010年)
基本情報
別名 ROCKETMAN
ロケットマン
ジャンル シンセポップ
エレクトロ・ハウス
クラシカル・クロスオーバー
担当楽器 ピアノ
活動期間 1998年 -
レーベル ********* records,tokyo
SUNSET RECORD
ビクターエンタテインメント
テノヒラレコード
共同作業者 小西康陽
公式サイト www.happynote.jp

ryo fukawa(リョウ・フカワ)は、日本ミュージシャンDJ作曲家1998年よりROCKETMAN名義で活動を開始し、2013年からryo fukawa名義での活動を開始[注 1]。DJとしては、2000年からクラブ三宿Webのイベント「ROCKETMAN DELUXE」に毎月第3金曜日の23:00〜29:00に出演。

来歴

小学3年生の頃からピアノを習い始める[7]。デビュー前は鼓笛隊の中太鼓を経て、慶應義塾大学ラテンアメリカ研究会(南米音楽サークル)に所属。

スネークマンショーのような音楽コントが共存するCDを作る企画として、1998年に小西康陽とユニットROCKETMANを結成し、アルバム『フライング・ロケットマン』を発売。この時点では小西が音楽担当でふかわがコント担当と役割分担されていた[8]

2000年よりROCKETMANはふかわのソロユニットに移行し、アルバム『ロケットマン・デラックス』を発売。前作と同様に「音楽とコント」の路線で制作。この作品を以って「音楽とコント」のスタイルは一旦終了する[8]。この頃からDJとしての活動も開始。日本中のクラブでプレイし、日本中のクラブをほぼ制覇していると思うと述べている[8]

2006年8月2日、3rdアルバム『愛と海と音楽と』を発売。全曲を作詞・作曲し、ジャケット写真やミュージック・ビデオも本人撮影で制作された[9]。2008年にはアイドルユニット・COSMETICSをプロデュース[10]

2007年5月9日、4thアルバム『THE SOUND OF MUSIQUE』を発売。

2010年4月、配信限定シングル「dancemusic」がiTunes Storeのダンスチャートにて1位を獲得し[11]、程なくiTunes Store全体の総合チャート1位を獲得した[12]。同曲は1週間にわたって総合チャート1位を記録した[13]

2010年8月4日、ソロユニット移行10周年を記念したベスト盤「thank you for the music!」を発表。従兄である原が裏ジャケットのイラストを担当した[14]

2012年8月8日、アルバム『恋ロマンティック!!』をビクターエンタテインメントより発売。iTunes総合チャートで1位を獲得した「dancemusic」のリミックスが収録され、配信で発売されたトリンドル玲奈川嶋あいとの楽曲も収録。

2013年7月、名義をROCKETMANからryo fukawaへ変更し、レーベル「テノヒラレコード」を設立。同レーベルからアルバム『Life Is Music』を発売[15]。同年7月24日には、映画『テッド』の発売記念パーティー「ted BAR」にDJとして出演[16]

2014年7月23日、ryo fukawa名義の2枚目のアルバム『Life Is Music 2』を発売。ゲストボーカルに杏子ミズノマリ、Cana(SOTTE BOSSE)が参加。8月17日にはROCKETMAN名義で自主企画イベント「ROCKETMAN SUMMER FES 2014『thank you for the music!』」をLIQUIDROOM ebisuにて開催[17]

ディスコグラフィ

2013年7月24日発売のアルバム『Life Is Music』以降はryo fukawa名義であり、特筆されていないものを除きその他全てROCKETMANもしくはロケットマン名義。

スタジオ・アルバム

  • フライング・ロケットマン(********* records,tokyo1998年11月21日)
  • ロケットマン・デラックス(********* records,tokyo、2000年5月20日)
  • 愛と海と音楽と(SUNSET RECORD、2006年8月2日)
  • THE SOUND OF MUSIQUE(SUNSET RECORD、2007年5月9日)
  • 恋ロマンティック!!(ビクターエンタテインメント、2012年8月8日)
  • Life Is Music(テノヒラレコード、2013年7月24日)
  • Life Is Music 2(テノヒラレコード、2014年7月23日)
  • Life Is Music 3(テノヒラレコード、2015年6月24日)

ベスト・アルバム

  • thank you for the music!(ビクターエンタテインメント、2010年8月4日)

シングル

※全て配信限定

  • LifegoesON 2.0(ビクターエンタテインメント、2009年11月4日)
  • dancemusic(ビクターエンタテインメント、2010年4月7日)
  • LOVE IS ALL II〜これからはじまるstory〜(ビクターエンタテインメント、2010年7月7日、ROCKETMAN feat. COSMETICS名義)
  • HAPPY END OF THE WORLD(ビクターエンタテインメント、2010年10月27日)
  • LOVE DISCO(ビクターエンタテインメント、2011年7月21日、ROCKETMAN feat. トリンドル玲奈名義)
  • それでも僕たちは生きてゆく(ビクターエンタテインメント、2011年10月12日、ROCKETMAN feat. 川嶋あい名義)

ラジオCD

  • ROCKETMAN SHOW!!(CURIOUSCOPE、2010年12月22日)
自身がナビゲーターを務めていたJ-WAVEのラジオ番組「ROCKETMAN SHOW」でのコントやジングル等を収録。番組内で毎回使用されていた楽曲「ロケットマンのテーマ 〜we are rocketman〜」も収録[18]

DVD

  • アーガイルの憂鬱-サービスエリアを愛した男- sunset edition(アスミック、2009年11月6日)
ROCKETMANによる企画・構成・脚本・音楽のドラマ。制作はMUSIC ON! TV[19]

参加作品

出演

テレビ

ラジオ

過去の出演番組

テレビ

バラエティー番組

ドラマ

映画

劇場アニメ

ラジオ

CM

ミュージックビデオ

著書

脚注

注釈

  1. ^ DJとしての出演などにおいては引き続きROCKETMAN名義を使用するケースもある

出典

  1. ^ ふかわ りょう”. タレントデータバンク. 2015年5月13日閲覧。
  2. ^ ふかわりょう BLOG: 第219回 2006年05月07日「偽ふかわにご用心」
  3. ^ アイスランド総研が設立「ブーム起こす」-名誉教授にふかわりょうさん”. トラベルビジョン. 2014年9月21日閲覧。
  4. ^ 『内村プロデュース DVD』特典映像の内村の証言より[出典無効]
  5. ^ 09.10.04OA”. 『世界の果てまでイッテQ!』番組公式サイト (2009年10月4日). 2014年9月16日閲覧。
  6. ^ 10.10.10OA”. 『世界の果てまでイッテQ!』番組公式サイト (2010年10月10日). 2014年9月16日閲覧。
  7. ^ ふかわりょうが、若手チェリストと「愛の挨拶」ピアノで披露”. オリコン. 2015年5月13日閲覧。
  8. ^ a b c ROCKETMAN(ふかわりょう)”. うたまっぷ. 2015年5月24日閲覧。
  9. ^ ロケットマン、6年ぶりのアルバムをリリース!”. BARKS. 2015年5月13日閲覧。
  10. ^ “ふかわプロデュースCOSMETICS、ついに素顔公開”. ナタリー. (2009年3月6日). http://natalie.mu/music/news/14079 2013年7月11日閲覧。 
  11. ^ “ふかわりょう、涙で前が見えません!念願のiTunes1位を記録”. BARKS. (2010年4月10日). http://www.barks.jp/news/?id=1000060075 2011年2月8日閲覧。 
  12. ^ “ふかわりょう、ついに日本一。お次は攻めか、責めか。”. BARKS. (2010年4月13日). http://www.barks.jp/news/?id=1000060149 2011年2月8日閲覧。 
  13. ^ “ROCKETMAN配信曲がiTS総合チャートで1週間1位独走”. ナタリー. (2010年4月18日). http://natalie.mu/music/news/30700 2011年2月8日閲覧。 
  14. ^ ROCKETMAN、原哲夫と奇跡の従兄弟コラボ - ナタリー(2010年8月9日閲覧)
  15. ^ “ふかわりょう自主レーベルから本人名義アルバムリリース”. ナタリー. (2013年5月28日). http://natalie.mu/music/news/91544 2013年7月11日閲覧。 
  16. ^ ““お騒がせテディ・ベア”テッドがパーティーDJにふかわりょうを指名”. ビルボード. (2013年7月10日). http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/13726 2013年7月11日閲覧。 
  17. ^ ふかわりょう8thアルバム、杏子ら女性Vo参加”. ナタリー. 2015年5月13日閲覧。
  18. ^ ROCKETMAN SHOW!! ロケットマン (ラジオ)”. HMV. 2015年5月13日閲覧。
  19. ^ アーガイルの憂鬱-サービスエリアを愛した男 : 角川映画”. 角川映画. 2015年5月13日閲覧。

外部リンク