恋のマイアヒ

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恋のマイアヒ
O-Zoneシングル
初出アルバム『DiscO-ZONE
リリース
規格
録音 2003年 (2003)
ジャンル
時間
レーベル
作詞・作曲
プロデュース ダン・バラン
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位オーストリア[8]イタリア[9]スウェーデン[10]
  • 週間2位ベルギー[11]、ドイツ[12]
  • 週間4位オランダ[13]スペイン[14]
  • O-Zone シングル 年表
    • 君について
    • (2002年 (2002)
    • 恋のマイアヒ
    • (2003年 (2003)
    • 君について
    • (2004年 (2004)
    ミュージックビデオ
    「Dragostea Din Tei」 - YouTube
    テンプレートを表示

    恋のマイアヒ」(こいのマイアヒ、原題はルーマニア語ドラゴスタ・ディン・テイ Dragostea Din Tei)は、モルドバ出身の音楽グループO-Zoneの楽曲。原題は直訳すると「菩提樹の下の恋」である。マイアヒのマイはルーマニア語で5月の意、語尾のアヒ、アフなどは感嘆詞。

    日本語でもFlashムービーが作成され、当時はマイヤヒマイヤヒーと呼ばれた。なお国内ブレイクの発端となった名古屋のZIP-FMによる邦題は「恋の呪文はマイヤヒ・マイヤフ」であった。

    各国での流行[編集]

    2003年にルーマニア国内で初登場、このときから同国内で大ヒットになる。また、この曲を偶然聴いたイタリアのレコード会社TIME RECORDSの社長ジャコモ・マイオリーニが、ルーマニア系の女性歌手ハイドゥッチ英語版にこの曲を歌わせて、こちらもイタリア国内でチャート1位を記録するほどの大ヒットとなった[9]

    しかしO-Zoneによるオリジナルがルーマニア以外で特筆するべきヒットに至ったのはスペインが最初で、他の国ではそれよりもハイドゥッチによるカヴァーの方が知られていたようである。2004年になるとヨーロッパ全体でもO-Zoneによるオリジナル版が認知され、各国でヒットチャート1位を記録する大ヒットとなった。

    2004年12月にはアメリカでゲイリー・ブロルスマ英語版がこの曲に合わせて踊るFlashムービーを公開、こちらもNuma Numa Danceと呼ばれ有名となった。2005年に公開されたアニメーション映画『チキン・リトル』の日本向け宣伝曲としても使用された[15]

    リアーナが「恋のマイアヒ」の原曲に合わせて歌い、その間でT.I.がラップで歌うという構成で制作された「マイアヒ・ライフ」(サンプリング扱い)は、2008年にBillboard Hot 100で1位を獲得した。わずかに歌詞は変えてある。

    日本での流行と余波[編集]

    日本でも2004年の10月頃より流行し始め、名古屋市のFMラジオ局ZIP-FMによるヘヴィー・ローテーションにより、同局のチャートで10月から約2ヶ月間1位を独走する程のヒットとなった。

    また本来のルーマニア語を日本語として聞き取った際に生じた空耳を元にしたFlashムービーが制作され、2ちゃんねるで話題となり音楽業界を中心に社会現象を巻き起こした。

    SMAP×SMAP』のコント「ホストマンブルース」の中で、木村拓哉らのパラパラのテーマ曲として大々的に使用されたことも、日本でのブレイクに大きく貢献していた。

    2006年の8月に発売されたEvery Extend Extraにリミックスされて収録されている。

    2018年10月24日付の「有線 洋楽リクエストランキング」(USEN)で13年ぶりの1位を獲得した[16]

    携帯電話向け配信[編集]

    2005年7月27日、日本における洋楽作品としては史上初の着うた100万ダウンロードを達成し、洋楽の着うたダウンロード数としては初の記録となった[17]日本レコード協会からは着うた4ミリオン、着うたフルでプラチナ認定を受けた[2]

    レーベルモバイル運営の「レコード会社直営♪」の2005年度年間ダウンロードランキングで「着うた」「着うたフル」「着信ムービー」の全ジャンルで年間チャート1位。

    エイベックスの発表によると、日本の携帯電話向け音楽配信におけるダウンロード件数は累計で500万ダウンロードを超える[18]

    日本国内で販売されたCD一覧[編集]

    日本国内で販売されたCDは以下の6種である。

    日本盤CDの最初の2種(後述のリストで廃盤とされているもの)合計の売り上げは80万枚以上。

    単独で収録されているもの[編集]

    DiscO-Zone (AVTCD-95783)
    Avex Asiaが販売しているCDの輸入盤。CD-Extra形式で公式PV収録。
    恋のマイアヒ (AVCD-17626)
    2005年3月2日発売。初の日本盤で現在は廃盤。CD-Extra形式で先述のムービー収録。
    恋のマイアヒ
    2005年6月22日発売。アルバムからのシングルカットで日本独自盤(ジャケットものまネコ仕様)。5000枚限定生産のため現在は廃盤。オリジナルバージョンの他、4曲のリミックスが収録されていた。
    恋のマイアヒ (AVCD-17777/B)
    2005年8月24日発売、現在は廃盤。DVDに先述のムービーの完結編バージョンと公式PVを収録。
    恋のマイアヒ (AVCD-17823)
    2005年10月12日発売。2005年8月発売のアルバムからDVDを除いた再発版。
    DiscO-Zone 〜恋のマイアヒ〜 最強盤 (AVCD-17830/B)
    2005年12月21日発売。着うた配信された2つのリミックスカラオケ版を追加、DVDに3種類のパラパラ振り付けムービーと公式PVを収録。

    オムニバス形式の一曲として収録されているもの[編集]

    SUPER EUROBEAT VOL.154 (AVCD-10154)
    2005年1月15日発売。 「DRAGOSTEA DIN TEI (EUROBEAT REMIX)」がトラック1に収録されている。
    SEBの場合,一定の周期でノンストップリミックスシリーズが制作される。そのため、同曲を収録するSEBシリーズのCDはこれだけではない。

    その他[編集]

    日本のテレビ出演[編集]

    カバー[編集]

    ドイツフランスを中心にカバーソングブームが巻き起こった(下記参考)。

    • Dragostea Din Tei - Haiducii
    • Dragostea Din Tei - DJ Dragostea
    • Dragostea Din Tei - Audiosmog
    • Wenn der Hafer Sticht - Antonia aus Tirol
    • Ra la la - Bangman
    • ItaloBrothers - My Life Is A Party

    Bangmanの「Ra la la」は、インターネットで「ゴリゴリラララ」としてブレイクし、歌詞が「プレパラート」「シーラカンス」など空耳に聞こえることから流行した。

    ブラジルではLatinoが「Festa no Apê」としてポルトガル語でカバーした。「Festa no Apê」は更に在日ブラジル人の歌手DJ Pokemonが「アパートノパーティー」として日本語でカバーした。

    シンガポールでは郭美美が「不怕不怕」としてカバーし、台湾では2moroが「Shabu Shabu」として、韓国ではヒョンヨン朝鮮語版が「누나의 꿈」(お姉さんの夢)としてカバーした。

    日本では、8bit Projectがアルバム『FAMILIAR COMPUTING WORLD』でインストゥルメンタルとして、長谷部優瀧本美織岩崎舞がアルバム『Girl's Box〜Best HitsCompilation Winter〜』で日本語でカバーしている。

    カバーではなくリミックスバージョンではあるが、「Dragostea Din Tei (DJ Ross Radio Mix) 」が、世界中で行われているフィットネスプログラム『ボディコンバット』のリリース41(日本公開は2009年9月予定)で使われる。

    ドイツではO-Zoneのオリジナルが大ヒットしたが、オーストリア人のダンス・ミュージック歌手Antonia aus Tirolが「Wenn der Hafer Sticht」というタイトルでドイツ語でカバーしている。

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    出典[編集]

    1. ^ a b Paoletta, Michael (2012年10月16日). “Music Billboard Picks > Singles > Pop: Dan Balan (of O-Zone) featuring Lucas Prata – Ma Ya Hi”. Billboard (Prometheus Global Media): p. 38. ISSN 0006-2510. https://books.google.com/books?id=sBQEAAAAMBAJ&pg=RA1-PA38&dq=%22dragostea+din+tei%22#v=onepage&q=%22dragostea%20din%20tei%22 
    2. ^ a b c レコード協会調べ 有料音楽配信認定(「着うた(R)」他)公表スタート」『The Record』第563号、日本レコード協会、2006年10月、 5頁。
    3. ^ GOLD & PLATIN”. Verband der österreichischen Musikwirtschaft. IFPI. 2020年7月14日閲覧。
    4. ^ ULTRATOP BELGIAN CHARTS”. BEA. 2020年7月14日閲覧。
    5. ^ Les certifications”. SNEP. 2020年7月14日閲覧。
    6. ^ ULTRATOP BELGIAN CHARTS”. GLF. 2011年6月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年7月14日閲覧。
    7. ^ Gold & Platinum”. ultratop.be. RIAA. 2020年7月14日閲覧。
    8. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. ultratop.be. 2020年7月14日閲覧。
    9. ^ a b Haiducii - Dragostea din tei”. italiancharts.com. 2020年7月14日閲覧。
    10. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. swedishcharts.com. 2020年7月14日閲覧。
    11. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. ultratop.be. 2020年7月14日閲覧。
    12. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. Offizielle Deutsche Charts. 2020年7月14日閲覧。
    13. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. dutchcharts.nl. 2020年7月14日閲覧。
    14. ^ Haiducii - Dragostea din tei”. spanishcharts.com. 2020年7月14日閲覧。
    15. ^ “チキン・リトルも踊る? 恋のマイアヒ??”. ORICON NEWS (オリコン). (2005年9月15日). https://www.oricon.co.jp/news/5622/full/ 2020年7月14日閲覧。 
    16. ^ 13年振りの快挙!平成最大の空耳ソング「恋のマイアヒ」が有線 洋楽リクエストランキング1位に!、avex news、2018年10月26日。
    17. ^ “「恋のマイアヒ」が記録的な大ヒットを更新”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2005年8月5日). https://www.barks.jp/news/?id=1000010349 2020年7月14日閲覧。 
    18. ^ 2010年版インベスターズ・ガイド (PDF) 」、エイベックス・グループ・ホールディングス、2010年、8頁。
    19. ^ アイスブレーカーズ|LOTTE|TVCM&メイキング動画 2012年4月14日閲覧。
    20. ^ ロッテ アイスブレーカーズ CM :: ブレイク・ジ・アイス PGF篇 30秒 - YouTube
    21. ^ キウイブラザーズの部屋&テレビCM – ゼスプリ キウイフルーツ - 2019年5月23日閲覧。
    22. ^ ゼスプリ キウイ TVCM 2019 #01 「アゲリシャスダンス」篇 - YouTube
    23. ^ “「令和」初の流行語を狙う!ゼスプリキウイ新テレビCM公開!キウイは『アゲリシャス』!” (プレスリリース), ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン, (2019年5月10日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000015230.html 2020年7月14日閲覧。 
    24. ^ “キウイ食ってアゲリシャス!キウイブラザーズが歌うCMソング本日配信”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年9月17日). https://natalie.mu/music/news/347876 2020年7月14日閲覧。 
    25. ^ “テレビCMで話題沸騰!リクエストにお応えして、ゼスプリのキウイブラザーズが唄う「恋のマイアヒ〜ゼスプリキウイでアゲリシャス〜」本日から配信開始!” (プレスリリース), ゼスプリ インターナショナル ジャパン, (2019年9月17日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000015230.html 2020年7月14日閲覧。 
    26. ^ 広島野間、12球団新人最速プロ1号”. 日刊スポーツ (2015年4月20日). 2019年1月6日閲覧。
    27. ^ a b “恋のマイアヒが復活!13年ぶりに「Mステ」で披露 パラパラブームの火付け”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年9月12日). https://mdpr.jp/music/detail/1792148役が再び旋風を巻き起こす 2018年9月19日閲覧。 

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]